ヒーリングっど♡プリキュア 第３０話感想

　今話の名セリフ：「相手がいるからこそ、自分の世界が広がる。友達は良いもんだ。」(円山教生)

　「ヒーリングっど♡プリキュア」第３０話「キャラがバラバラ？ 動物園の休日」の感想です。


～ オープニング前 ～
　ある日、のどか達は、ひなたの誘いで動物園に来ていました。のどか達が先に見た動物はトラ。
「オレの仲間は最高にワイルドだぜ！」
「え？ トラとネコって仲間な訳？」
「っていうか、そもそもニャトランはネコじゃ・・・。」
　　　　
「お姉さん、全然知らないんだな！ トラとネコは、同じネコ科の動物だって。」
　　　　
「へー、そうなんだ！」
「ちなみに、そいつはアムールトラのオス。トラの中では一番デカい種類なんだ！」
　　　　
「ふわあ～、よく知ってるね！」
「あのアムールトラは、体重が２５０キロにもなるのね。」
　　　
「トラがお好きなのですか？」
「ネコと同じって思うと、トラも可愛いよね！」
　　　
「なんかバラバラでウケる。」
「え？」
　　　
「あ・・・。ううん。もしかして、お姉さん達、ここ来るの初めて？」
「うん！ この動物園、すごく広いよね！」
「広過ぎてどこ見たらいいのか、めっちゃ迷う！」
　　　
　　　
「しょうがねーな。だったらオレが、案内してやるよ！」
　　　


～ Ａパート ～
　その後、男の子は、次はどの動物を見たいのか、のどか達に聞きました。
　その直後、男の子を呼ぶ声が聞こえてきました。男の子の名前は「孝太」といい、父親はのどか達の担任の先生。
　　　　本編では明かされていませんでしたが、彼の名前は「円山 教生」。
　のどか達は先生にあいさつし、孝太には動物園を案内してもらって助けられている事を話すと、孝太は改めて、次に行きたい場所を聞きました。
「キリン！ 絶対キリン！」
「私はハシビロコウが見たいわ！」
「動物と触れ合える所に行ってみたいな！」
「私はどこでも構いません。」
　　　
「って、行きたいところバラバラじゃん・・・。」
　　　
　それなら端から順に見ていこうと、教生は提案し、一緒に次の動物を見に行く事になりました。

「にしてもさ、お姉さん達、ホント、キャラバラバラじゃない？」
「キャラ？」
「そ。話す事とか雰囲気とか。なのに、よく仲良くできるよね。」
　　　　
「オレなら絶対無理。」
「こら、孝太！ この子達はバラバラなのがいいんだ。」
　　　　
「そんなの意味分かんねーし・・・。」
「実はアイツ、友達とケンカしてね・・・。今日も本当は、その子の家族と一緒に来るはずだったんだが・・・。」
　　　　
「別にいいよ！ あんなヤツ！」
「あんなヤツというのは、つまり、嫌いなのですか？」
　　　　
「っていうか、めんどくさい・・・。ケンカとかもめんどくさいから、オレ、もう友達いらねー。」
　　　
　　　

　その後、のどか達はキリンを見ました。
「長っ！ やっぱ長っ！」
「ホント、キリンって首長いよね！」
　　　
「首じゃなくて、まつ毛！ めちゃめちゃ長くて、うらやましい！」
「ひなたらしいですね。」
　　　
「キリンは、あのまつ毛で、光やホコリから目を守ってんだぜ！」
「ちゃんと長い理由があるのね。」
　　　
「あ、こっち見た！」
『可愛い！』
　　　　

　次はハシビロコウ。
　　　
　　　
「カッコ良い！」
　　　
　マジかよ・・・。ペギタンのラップが見たいって叫んだ件といい、ここにきて、ちゆが訳の分からんキャラになってきた感がします。(笑)

「分かる！」
「なんか、話しそうな顔してるね！」
「うんうん！ 例えば・・・。」
　　　
「初めまして、お嬢さん。私はお饅頭が食べたいんですよ。」
　　　　
「やだ、ひなたったら！」
「まあ、お饅頭が好きなのですか？」
「マジレスウケる！」
　　　　
　　　
　小学生が「マジレス」なんて言うとは・・・。まあ、ＳＮＳが栄えている今の時代なら知っててもおかしくないですかね。
　それにしても、ひなた、なかなかのイケメンボイスやのう。なのに、「お饅頭が食べたい」は、なんかズッコケちゃいますね。(笑)

　次は、色んな動物達と触れ合える場所に。
　　　　
　　　
　　　　
「結局、４人とも、行く所全部楽しんでんじゃん・・・。」
「だろ？ 孝太の言う通り、あの子達は、雰囲気がバラバラに見えて、でも、なぜだか、とても仲が良くてね・・・。」
　　　　
　　　
「変なの・・・。」
　　　

　一方、ビョーゲンズのアジトでは、キングビョーゲンがダルイゼン達に、メガパーツを使った試みの成果について聞いてきました。
　ダルイゼンとグアイワルは、少しずつ結果が出ていると答えました。それを聞いたキングビョーゲンは、良い感じに知恵がつき始めたと称え、特に、ダルイゼンのテラビョーゲンを増やす計画について興味を示します。
　そんな中、シンドイーネは、自分の事をアピールしますが、他２人のように結果を出していないためか、キングビョーゲンはまったく応えません。ダルイゼンは、キングビョーゲンの期待は意に介さず、メガパーツ採取のために出撃します。

　それからしばらくして、のどか達は、とある親子に会いました。
「どうも、丸山さん。」
「どうもどうも、いつも孝太が仲良くしてもらって。」
　　　
「べ、別に仲良くしてねーし！」
「おい、孝太！」
　　　
「そうですよ！ ボクらは、もう友達やめたんです！」
「こら、秀一！」
　　　
「だって、孝太が絶対トラとか言って！」
「お前こそ、ライオンライオンって！」
　　　
　　　
「絶対ライオンの方が強い！」
「トラの方が強いに決まってる！」
　　　
「ライオンの牙はすごいんだぞ！」
「トラの爪の方がすごい！」
　　　
　　　
「ライオンは頭がいい！」
「トラは力が強い！」
「尻尾が長い！」
「頭が固い！」
「たてがみが大きい！」
「模様が多い！」
　　　
　　　
「やれやれ、ですね・・・。」
「はい・・・。」
　　　
　　　
「やめたやめた！ あー、めんどくせ！」
「ボクだって！」
　　　　
「さー、次行こうぜ！ 次！」
　　　
　　　　
　　　
「ね。そろそろご飯にしない？ 私、お腹空いちゃった。」
「う、うん・・・。」
　　　
　　　
　　　

　という事で、ランチタイムに。
　　　　
「ふわあ～、美味しい！」
　　　
　今回も、のどかは、天使的に可愛いですなあ。しかし、そんな可愛さを見せ過ぎると、感想を書く手が止まっちゃって、少々困るんだぜ。(そんなの知るか(笑))

　　　
「幸せ・・・。」
　　　
「めっちゃ卵フワフワ！」
　　　　
「皆さん、美味しそうですね。」
　　　
　　　
『大きい！』
　　　
　　　
　アスミが、前々作のルールーに次ぐ大食いキャラになってますな。いやー、さすが、地球が生んだ精霊少女はスケールが違うね！(前話感想で書いたコメントをさらっと再利用するな(笑))

「って、やっぱり、お姉さん達、メニューもバラバラだし・・・。」
　　　
「言われてみれば・・・。」
「バラバラね・・・。」
　　　
「ね！ ね！ のどかっちの一口ちょうだい！」
「うん！ 私、ちゆちゃんのピザ食べてみたい！」
　　　　
「ええ、どうぞ！」
「私のポテトも沢山あるので、召し上がって下さい。」
　　　
　　　
「美味しい！」
「バラバラだといいね！」
「そうね！ 色んな料理が楽しめるもの！」
　　　
「バラバラ、だと？」
「キャラが違うからこそ、楽しいって事もある。興味のなかった動物を見たり、いつもなら注文しない料理を美味しいと感じたり。」
　　　
「相手がいるからこそ、自分の世界が広がる。友達は良いもんだ。」
　　　
「オレは別に・・・。」
　　　
　　　

　少しして、この動物園にダルイゼンが来ていました。ダルイゼンはメガビョーゲンを生み出します。
　　　
　メガビョーゲンが現れたのを遠くから見ていたシンドイーネは、ダルイゼンやグアイワルを出し抜けそうなメガパーツの使い方を思い付きました。メガパーツを使ってメガビョーゲンがパワーアップするなら・・・。


～ Ｂパート ～
　のどか達が昼食を終えた時、ラテが体調を崩し、メガビョーゲンの出現を察知。そのため、のどか達は、孝太達と別れる事に。
　そして、のどか達は、メガビョーゲンのいる場所に着き、プリキュアに変身します。

　動物園にいた人達は、メガビョーゲンが出現した事により、動物園から避難していました。
　教生は、孝太に先に動物園を出るよう言って、まだ動物園に残っている人達を助けに行きました。
　その後、孝太は、秀一を見かけます。
「秀一！」
「孝太・・・。」
「秀一、一緒に行くぞ！」
　　　
「いや、ボク、足遅いから・・・。お前は先に・・・。」
「いいから！」
　　　　
「行くぞ！ 立てるか？」
　　　　
「あのさ、オレ達って全然キャラ違うじゃん？ お前はすげー勉強できるし、オレは勉強イマイチだけど、スポーツ得意だし。」
「まあな・・・。」
　　　
「でもさ、キャラが違うと、良いって事もあるのかも・・・。今日見たお姉さん達がさ、キャラバラバラだけど、すげー楽しそうで・・・。」
　　　　
「だから、そういうのもアリかなって・・・。」
「そっか・・・。」
　　　　
「でも、やっぱりトラの方が、ライオンよりぜってー強いけどな！」
「いいや、ライオンだって！」
　　　
　　　　

　一方、バトルの方は、キュアスキャンで、葉っぱのエレメントが捕らわれている事を確認。その後は、プリキュアがいい感じにメガビョーゲンを追い詰めます。
　ダルイゼンは、これではメガビョーゲンが育たず、メガパーツを採取できないと、ダルイゼン自らがプリキュアの相手をする事に。
　ダルイゼンは、フォンテーヌとスパークルを吹き飛ばした後、姿を消します。グレースは、ダルイゼンの気配を読み、肘撃ちを入れました。
　　　　
　　　
　　　
「元気？」
「あなたに、言われたくない・・・！」
　　　　
　　　
　メガビョーゲンがいい感じに育ち、ダルイゼンはメガパーツを採取。
　その頃、少し離れた木陰から、その様子を見ていたシンドイーネは・・・、
「ダルイゼンなんかに負けてたまるもんですか・・・。」
　　　
「何が起こるか分かんないけど、キングビョーゲン様のためなら構わない・・・。アタシが一番になるのよ！」
　　　　
「キングビョーゲン様の一番に！」
　　　　
　　　　
　　　

　そんな事態をよそに、戦闘は進んでいました。時間経過でメガビョーゲンが強くなっているため、最初の優勢が覆っています。
　ですが、アースが音のエレメントを利用した攻撃で、メガビョーゲンの動きを封じ、強力な蹴りを入れました。そこにヒーリングオアシスを放ち、メガビョーゲンを浄化しました。

　一方、秀一は、動物園の入口で父親と合流。孝太は、父が戻ってくるのを待つため、秀一と別れました。
　その直後・・・、
　　　
「アンタで試してあげる。」
「え・・・。」
　　　　
「進化しなさい、ナノビョーゲン。」
　　　　
　　　　
　　　　
　　　
「孝太！」
　　　　
　　　　
　　　　
　　　
「お父さーん！」
　　　　

　今回は、これで終了です。


次回：「ビョーゲンズの進化！ お手当てはヒーリングっど♡アロー！」
　動物園でメガビョーゲンを浄化したすぐ後に、またラテが体調を崩しました。
　急いで駆けつけると、メガパーツで自分を進化させたシンドイーネが、新しいビョーゲンズ「ギガビョーゲン」を作り出していました。しかも、その中には教生が。
　ギガビョーゲンはすごく強く、アースの技も通用しません。一体、どうすれば浄化できるのか？

　なお、次回放映日は１１月８日です。次の日曜日である１１月１日は、大学駅伝放映のため休止ですので、間違えないように！


【まとめ】
　動物園に遊びに来たのどか達は、担任の先生の息子である「丸山 孝太」と出会い、動物園を案内してもらった一方、性格などがバラバラなのに仲良しなのどか達を不思議に思いましたが、メガビョーゲン出現後の避難途中、ケンカした友達の秀一を助けた事を機に、お互いの良いところに気付き合い、仲直りする事ができました。

　今話のポイントは「みんな違って、みんな良い」でしょうか。
　今作が始まってからそう感じたシーンは多くありましたが、今回は、これまでの話と比べると、かなり顕著に描かれていたんじゃないかと思います。
　そうしてきたのは、次回を見据えてですかね。次回のタイトルには「ヒーリングっど♡アロー」とあり、プリキュアの新しい技なのでしょう。それも、４人合体技でしょうね。
　個性はバラバラだが、気持ちを１つにすれば、とてつもない力が生まれる。次回でそう言いたいために、今話は、その下準備的な話を設けたように思いますね。

　「みんな違って、みんな良い」と言っても、ものの考え方や性格とかが違う者達と付き合うと、上手く波長が合わず、思うように物事が進まない事から、面倒で、やってられないと感じたりもするでしょう。
　そして、場合によってはケンカや口論に繋がり、酷い時は、戦争にも発展します。そう思うと、個性がバラバラなのは、あまり良い事ではないのかもしれません。

　じゃあ、全員の個性が統一された、誰が誰でも同じ者達ばかりの世界が良いものなのかと言われれば、そうではないでしょう。誰が誰でも同じなのでは、他人から学べる事は何もなく、成長や進化は望めないのですから。
　その一方、個性が違えば、自分にはない他人の良いところに惹かれ、それをマネしたり吸収したりなどして、人は大きくなれるもの。その連続で世界も進化しているように思います。
　それに、ケンカになっちゃったにしても、仲直りの方法はあるのですから、そんなに大きな問題ではありません。前にのどかが言っていたように。個性がバラバラなこの世界は、デメリットはあれども、総じて見れば、素晴らしいもののように思いますね。

　さて、次回は、これまで戦ってきたメガビョーゲンとは格段に強い「ギガビョーゲン」を相手するとともに、待ちに待った４人合体技もお披露目となるでしょう。
　合体技がどんな華やかにものになるのか楽しみではありますが、それ以上に、どのような行動から技の発動に至るのか、注目したいところ。次の日曜日は放映休止ではありますが、良い骨休みと考え、万全の体調で次回の視聴に臨みたいと思います。


　今話の感想は、これで以上です。
　今週は、いよいよ「ミラクルリープ」の上映開始日となります。本来であれば３月中旬に上映予定でしたが、２度の延期を経て、今月末の上映開始に。私の誕生日を祝ってもらうつもりが半年以上も経っちゃいましたね。(笑)
　ここ何年かは、上映開始日に映画を見ていましたが、今年はどうしたものか・・・。このご時世とはいえ、観客はかなり多いと思いますので、２、３週間後にしようかな・・・。コロナウイルス感染は避けたいですし。
　いつ見に行くかは、まだ決めてませんが、感想は書きたいと思っています。投稿するのは来月下旬になりますかね。もしかしたら、１２月になるかもしれませんが。感想を書き上げたら、直近の感想記事にて告知します。



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