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プリパラ 第84話感想

2016年02月23日 | プリパラ2期
 「プリパラ」第84話「ポップ・ステップ・ぷりぷりぷり!」の感想です。


~ オープニング前 ~

 前話の続きです。ひびきは、愛馬・マキシに乗った怪盗ジーニアスを目にしました。
「空かける翼、ひるがえる時、闇に現れし、一輪のマーガレット!」
 このジーニアスの正体は、ふわりでした。
「今宵、一幕のマ・・・、マ・・・、えーっと、何だったっけ? マスタード? マスコットナイト? ああ・・・、一生懸命暗記したのに・・・!」
 「マスカラ」っすよ、ふわり。マスカラって、オシャレの必需品ですし、結構分かりやすいんじゃないかと。(わざと間違えてんじゃねーよ(笑))

 その後、ふわりは、怪盗ナチュラルと言い残して、ひびきの元を離れます。
 ひびきは、走ってふわりを追いかけます。マキシに戻ってくるよう命令しますが、マキシは聞き入れずに、ふわりを乗せたまま走ります。
 ひびきは走り続けるものの、馬と人間では走力が違うため、離されてしまいます。そこで、ひびきは指笛を鳴らし、強制的にマキシをひびきの元に戻らせました。

 そして、ひびきはふわりに、これは何のマネなのかと問います。
「あなたの悲しみを盗みに来ました。」
 


~ Aパート ~
 しかし、ひびきは、ふわりの言葉を聞き流し、自分の計画を最初に台無しにしたと返します。56話で、ふわりがプリンセスになる事を辞退してから、理想の5人チームを作る事に苦しまされているとも言います。
 その上何がしたいんだと聞くひびきに、ふわりは1枚のトモチケを差し出します。
「はい、盗みましたよ。私と、友達になって下さい!」
 
 しかし、ひびきは、下らないと、川に投げ捨てます。
「それは、不滅のトモチケです。雨にも風にも雪にも、滅ぼされません。」
 しかし、ひびきは、川に流された薄っぺらなガラクタで、ふわりそのものだと一蹴します。
 その直後、トリコが、ふわりと同じ怪盗姿で登場。ふわりのトモチケが捨てられた事に嘆きます。
 
 ひびきはふわりに、不愉快なパクリ怪盗と吐き捨てて、マキシに乗って城へ戻ります。
 残されたふわりに、トリコは、自分はやっぱり不幸の鳥で、ふわりが傷付いてばかりだと嘆きますが、ふわりは、そんな事はないとトリコを抱き締めます。
「私はもう傷付かない。きっと、みんなで、幸せになれるわ。」

 後日、あじみが、ひびきと友達になりたいと、いつものテンションで城に向かっていきました。
 しかし、前話オープニング前の戒厳令で、1歩たりとも城の中に入れさせません。
 しかし、あじみは、これしきで諦めません。投石器を作り、それを利用して、城の上階から入りこもうとします。
 

 

 
 いちいち、美術ネタ入れて、おふざけ感演出すんな。そうでもしないと死んじゃうのか、アンタは。(笑)

 この事態に、めが姉ぇは、ホログラメーションシステムで大雨を降らせ、あじみを滑り落とさせます。

 この大雨により、地下パラには雨漏りが発生。その地下パラには、らぁら達もいました。
 そふぃは、この雨漏りを見て、ひびきの涙みたいだと言います。前話明かされたひびきの悲しい過去を聞いただけに、皆、ひびきに同情します。
 らぁらは、73話で、ファルルがひびきの味方をしていた事に納得します。「ウィンタードリームアイドルグランプリ」で同じチームだった、そふぃ、シオン、みかんは、77話で、ひびきが自分達の好みのものを用意してくれた気遣いにも感心しました。
 これまで対立してばかりだったみれぃも、ひびきの事を放っておけないと感じます。

 ちょうどその時、誰かが部屋のドアを強くノックしてきました。
 やって来たのは安藤。どうしてもお話ししたい事があると、ひびきには知らせる事なく、ここに来たようです。
 その後、安藤はらぁら達に、ひびきがボーカルドールになろうとしている事を話しました。これを聞いたらぁら達は驚きます。

 少しして、ひびきは、城の外で安藤を探していました。
 そこに、らぁら達が、話があると駆けつけました。ただ、みれぃの語尾の「ぷり」で、ひびきは倒れますが。
 体調を崩したひびきは離れようとしますが、らぁらは、ボーカルドールになろうとしている事が本当かどうかを聞きます。他の子達も、なってはダメだと話しました。

 ひびきは、誰から聞いたのかを考えると、物陰に隠れている安藤を目にし、安藤から聞いた事を察します。
 そして、ひびきは、安藤は自分を裏切ったと解釈し、安藤を即刻クビにしました。安藤は、その事に文句は言わず、受け入れます。
 みれぃは、この事に怒りますが、ひびきは、安藤は雇い人だから問題ないと気にしていません。
「ひびきさん! あたし・・・、あたし、ひびきさんがどんな気持ちなのか分かってない・・・。でも・・・、でも、あたしなら! 同じような事があっても・・・、あたしなら信じる! 裏切られても、何度でも友達を信じます!」
 しかし、ひびきは、自分は信じないと冷たく返し、場を離れようとします。
 その時、みれぃが、待ったをかけます。みれぃは、前々話取り決めた、地下パラのアイドルの誰かのアイドルランクが「トップ」になったら「スプリングドリームアイドルグランプリ」に出場させてくれる事を切り出しました。
「できるものならね。」
 


~ Bパート ~
 後日、みれぃは、らぁら、ドロシー、レオナ、あろま、みかんと一緒に練習。しかし、ドロシーは、地下パラでは「いいね♡」が集まりにくいから、簡単にトップアイドルにはなれないと指摘します。
「301%の努力でダメなら、55,301%ぷり!」
 「55301」とは、「ゴーゴーみれぃ」の事。
「そして、スプドリで私達が勝てば、ひびきさんはボーカルドールになれないぷり!」
 
 相手は強敵ですが、他に方法はありません。マスコット達は、みれぃ達を応援します。
 

 そして、その後も、みれぃ達は、ひたすら努力し続けます。

 

 

 

 一方、ひびきも負けじと、アイドルランクが上がり、「マジアイドル」になりました。
 
 ひびきのライブを見ていた子達は皆、「スプリングドリームアイドルグランプリ」もひびき達が勝つと考えますが、そんな中、みれぃは1人で黙々と努力を重ねます。
 

 しばらくして、みれぃは単独ライブに臨みます。
「ありがとうぷり。ガァルルも、みんなにも、ありがとうぷり。私は幸せぷり!」
 
 そして、コーデチェンジ。今回のコーデは「あおぞらマーチコーデ」。
「みんながいるから、みれぃは、いくらでも輝ける。みんなが応援してくれるから、みれぃはもっと、もーっとキラキラなアイドルになれちゃうぷり!」
 
 曲は「ぷりっとぱ~ふぇくと」。
 

 

 
 メイキングドラマは「もぎたてスイーツパーク」。
 

 この後は、サイリウムチェンジではなく、エアリーチェンジ。みれぃも、ゴールドエアリーを出す事ができました。

 

 

 ライブが終わって、みれぃのアイドルランクは「こくみんてきアイドル」となり、ついに「トップ」ランクになりました。
 すぐに、らぁらが駆けつけ、みれぃを抱き締めました。
 
 そふぃ達やマスコット達も、みれぃがトップアイドルになれた事を祝福します。
 
 その一方、このライブを見ていたひびきは、「ぷり」だらけの歌を聴いて轟沈。
 雨宮も、みれぃがトップアイドルになれた事に喜んでいました。
「見えます・・・! 僕の心の目には、くっきりはっきり見えます・・・! 素晴らしいライブを成功させた、委員長の姿が・・・!」
 おい、雨宮。お前、プリズムストーンの前で何やってんだよ。感激するのは大いに結構だが、盗撮容疑で逮捕されないよう気を付けろよ?(笑)

 後日、みれぃは、トップアイドルになった報告をしに、学園長室に来ました。すると、ひびきは、花を差し出します。
「ポップなポピーは、君にピッタリだ。」
「私の好きな花・・・。」
 
「まさか本当にランクアップするとはな。あの地下パラで、なかなかできる事じゃない。僕は、実力は実力として評価する主義だ。」
「聞いていただけたんですね・・・。」
「あ、ああ・・・。」
 
 という事で、約束どおり、地下パラアイドルの出場が認められました。その後、ひびきはサイリウムミラクルパクトを取り出し、セレパラニュースを見せます。

 ニュースの内容は、「スプリングドリームアイドルグランプリ」は、セレパラ歌劇団とふれんど~るの一騎打ちとなった事、および、ルール変更についてです。
 ルール変更の内容は、「スプリングドリームアイドルグランプリ」で鐘を鳴らす事ができた者をそのまま四季のプリンセスにする事。そして、四季のプリンセスの属するメンバーが自動的にプリンセスチームとなり、「ドリームパレード」の主役になる事。さらに、四季のプリンセスが「始まりのチャームベル」を鳴らし、願いを叶える奇跡を起こせる事です。
 すなわち、「スプリングドリームアイドルグランプリ」は、チーム戦であると同時に、プリパラの頂点に立つ者を決める個人戦でもあります。

 それを聞いた、レオナ、みれぃ、ドロシー、あろま、みかんは、自分が四季のプリンセスになると意気込みますが、らぁらだけは、不安を感じていました。
「どうしよう・・・。大好きなプリパラで、悲しい事は絶対・・・、絶対、起きてほしくないよ・・・。」

 めが兄ぃも、このニュースを聞き、また無理のあるルール変更をしてシステムに負荷がかかるんじゃないかと懸念します。実際、その言葉通り、システムに何か異常が起きていました。

 その夜、らぁらはファルルと、サイリウムミラクルパクトで話していました。ファルルは、ひびきがボーカルドールになる事に嬉しく感じています。
「だって、夜はいつも1人ぼっちで、寂しいもの。まほちゃんがずっと一緒なら、楽しくなるわ。らぁらは、夜はいないもの。」
 

 後日、そふぃとシオンはセレパラで一緒にいました。
 シオンは、みれぃが不利な地下パラで独力でゴールドエアリーを出した事に、敗北感を感じています。そふぃは、みれぃが辛い時に傍にいられなかった事を後悔していました。

 同じ頃、レオナが、南パルプスの天然水を購入すると、ひびきが声をかけてきました。ひびきは、レオナをセレパラ歌劇団の新メンバーに迎え入れたいと言います。

 今回は、これで終了です。


次回:「逆襲のセレブリティ4
 レオナはひびきから、セレパラ歌劇団のメンバーになってほしいと言われましたが、ひびきを嫌うドロシーは、これに猛反対します。
 そんな中、56話に出てきたセレブリティ4が再びパラジュクにやって来ました。彼女達は、セレパラ歌劇団のメンバー候補に名乗りをあげます。
 果たして、セレパラ歌劇団の残り1人は誰になるのか?


【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
 みれぃのアイドルランクが「トップ」ランクになった事で、らぁら達の努力チームは、「スプリングドリームアイドルグランプリ」への出場権を得ました。

 まずは、今回のライブ曲である「ぷりっとぱ~ふぇくと」についてですが、いやー、ぷりぷりうるさかったですねー。(笑)
 とはいえ、可愛さにあふれていて、すごく見応えがあったと思います。1期前半でよく歌われていた「ま~ぶるMake up a-ha-ha!」並みだったと思いますね。みれぃのソロライブといえば、41話で「ドリームパレード」を歌っていましたが、あの回よりも素晴らしいライブだったと感じました。
 「ぷりっとぱ~ふぇくと」は、現在ゲームにはない曲ですが、これも、62話のシオンのソロライブ曲「絶対生命 final show女」と同じように、ゲームには出す予定はなく、1話限りになっちゃうのかも? 女の子に受けやすいキュートでポップな曲だけに、今回の曲はぜひ出していただきたいものですが・・・。
 もしいつかゲームに出る事になったら、その時は、心ゆくまで遊んで、ぷりぷり漬けにされたいと思います!(笑)

 さて、ストーリーについては、「スプリングドリームアイドルグランプリ」も、「ウィンタードリームアイドルグランプリ」と同じく、天才チーム・セレパラ歌劇団と努力チーム・ふれんど~るの一騎打ちとなりました。
 ふれんど~るについては、77話の時よりも歌やダンスのレベルが上がり、その時以上のパフォーマンスが期待できるでしょう。それに、「ウィンターアイドルドリームグランプリ」で勝てば、ボーカルドールになろうと考えているひびきを「救う」事にも繋がるために、俄然やる気が増すかと思います。

 その一方で、セレパラ歌劇団については、やりにくくなっているでしょう。今回もセレパラ歌劇団が勝ったら、ひびきが四季のプリンセスとなるため、そのまま「ドリームパレード」の主役となり、「始まりのチャームベル」を鳴らして、ボーカルドールになる事ができます。
 ひびき以外のセレパラ歌劇団のメンバーで、ファルルは、ひびきがボーカルドールになる事に賛成していますが、そふぃとシオンは望んでいないでしょう。自分達が勝ったら、ひびきを救えなくなる事に戸惑いを感じて、このままいけば、パフォーマンスが中途半端になりかねません。そうなっては、再びの大勝負が興ざめしてしまいます。

 もっとも、それ以前に、「何でボーカルドールになるのはダメなの?」というのが大きな問題だと思うんですよね。もし、ダメじゃないのであれば、その戸惑いはなくなる事でしょう。
 まず、ボーカルドールの存在は、決して悪い事ではないですよね。これまで、皆、ファルルやガァルル達と親しい時間を過ごしており、誰一人として、その存在を嫌っていない訳ですし。
 ただ、ボーカルドールになると、プリパラからは出れず、夜や学校の時間など友達に会えない時間も多くあるために、寂しく感じる時もあります。しかし、ファルルもガァルルも、友達との触れ合いから得られる喜び、満足、温かさが好きであり、友達がいるからこそ、そんな寂しさを乗り越えられていると思うんですよね。
 ボーカルドールは人間ではないものの、しかし、色んな女の子達と出会っては親しい関係になれる「子供の純粋性」が備わっています。だからこそ、ボーカルドールもまた、人間達と同じように素晴らしい存在といえるでしょう。

 ただ、それでも、人間である事を捨てる、という問題が残ります。それはすなわち、自殺であり、問題点と捉えるのは当然の事でしょう。
 しかし、ひびきにとっては、幼少時のあの悲劇で、この世はウソ偽りだらけと悟っており、そんな世界で生きるのは苦痛だと感じています。しかも、平均年齢を考えれば、今後70年近くもその苦痛と向き合う訳であり、それは地獄でしょう。
 だからこそ、この世で生きる事を捨てて、プリパラ内でのみ生きたいと考えた訳なんですよね。「最高のプリンス」という栄誉も、ウソ偽りだらけの世界で得たものに価値はないと感じていると思われ、どうでもいいと思っているでしょう。

 確かに、らぁらがAパート言っていた、「裏切られても、何度でも友達を信じます!」というのは、至極正論で素晴らしい意見だと思います。
 しかし、それが「素晴らしい」と思うのは、純粋な子供時代を過ごし、「子供の純粋性」を大事にし続けたからこそなんですよね。その一方で、ひびきは、幼少時のあの悲劇で「子供の純粋性」をズタズタに踏みつけられ、そのまま「大人」になってしまったのです。
 「子供」は成長して「大人」になりますが、「大人」が「子供」になる事は金輪際ありえません。ですので、「大人」が、失われた「子供の純粋性」を手に入れるのは無理な話であり、それは大金を積んだとしても変わりません。まあ、もっとも、大金を積んだ時点で「汚い『大人』」丸出しなんですけどね。
 ですので、「大人」なひびきが、失われた「子供の純粋性」を手に入れるのは到底難しい事であり、今回、ふわりの純粋な心や、らぁらの主張が響かなかったのは、仕方のない事だと思います。

 しかし、ボーカルドールになれれば、望みはあるのかもしれません。1期のファルルもでしたが、生まれたばかりのボーカルドールは、幼児的な存在であり、「子供の純粋性」が備わっています。
 そうなれば、環境次第で、友情を素晴らしいものと感じるようになれるでしょう。らぁらのような熱い友達思いな子と出会って親しい時間を過ごしたり、ファルルがお母さんとして接したりなどすれば、今のファルルのように、歌やダンスの素質の高さを持ちながらも友達を大事にするという二面性を持つ可能性もあります。そして、沢山の人気を得られる事でしょう。
 ひびきは、そこまで考えてはいないと思いますが、しかし、新たに生まれ変わって、失われた「子供の純粋性」が得られると思うと、ひびきがボーカルドールになる事は、良い事だと思っており、それが、ひびきが幸せになるための最善策なのかもしれません。もっと高尚に「夢」と言ってもいいくらいだと、私は思っています。

 ですので、らぁら達も、ひびきがボーカルドールになる事は決して悪い事ではないと考えてほしいと思いますね。そして、セレパラ歌劇団の面々は、ひびきの「夢」を叶えるために本気を出してほしいですし、ふれんど~るの方も、ひびきに勝つ = ひびきを救う、と誤解せず、「始まりのチャームベル」を鳴らす事になったら、ひびきが幸せになるための何かを願ってほしいもの。
 「スプリングドリームアイドルグランプリ」は2、3話後に行われると思われ、それまでにやれる事は限られます。その時まで、らぁら達はどう頑張るのか、熱く注目したいと思います。
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