今話の名セリフ:「でも、こうする事が正しいと思ったからです!」
「ひろがるスカイ!プリキュア」第12話「ツエェェェ! キュアスカイ対カバトン!!」の感想です。
~ オープニング前 ~
「ヤバい・・・。ヤバ過ぎるのねん・・・。次にしくじったら、俺は・・・。」
「ランボーグじゃ、プリキュア達には敵わねぇ・・・。もうあの奥の手を、使うしか・・・。」
「お祖母ちゃんのお使いが終わったら、プリホリのカフェでお茶していこうか!」
「はい! あそこのスイーツは絶品です!」
「へー、行きましょう!」
「あいつら・・・。」
「お前は・・・。」
「カバトン!」
「いらつくぜ! いらついて、しょーがねーのねん! こっちは、いよいよヤバい事になってるってのによ!」
「ヤバい? どういう事です?」
「うるせー! そもそも、ぜーんぶ、お前が悪いのねん! プリンセス・エルをさらおうとしたあの時、お前さえ邪魔しなけりゃ・・・。あれから、やる事なす事、まるで上手くいかねぇ!」
「お前は、俺の疫病神だ! お前さえ倒せば、全部上手くいく! 俺と、1対1で勝負しろ!」
「勝負は3日後! 最強につえー奥の手で、お前を倒してやるのねん!」
「逆恨みもいいところです!」
「ソラちゃん! そんな勝負、受ける必要ないよ!」
「嫌とは言わせねぇ! もしお前が勝ったら、もうプリンセス・エルには手は出さねぇと約束してやる!」
「その言葉に嘘はありませんね?」
「ああ!」
〈どうせ負けたら、俺は始末されちまうんだからな・・・。〉
「これは、最終決戦だ! 首を洗って待ってろ!」
~ Aパート ~
それからしばらくして・・・、
「ソラちゃん、本当に大丈夫なの?」
「私が決めた事ですから・・・。」
「この先、エルちゃんをスカイランドに送り届けたとしても、カバトンに狙われている限り、安心できません。これで、決着をつけます!」
「でも、あんなヤツの言葉を信じていいんでしょうか?」
「カバトンの目は、いつになく真剣でした。」
「だったら、奥の手と言ってたのも、ハッタリじゃないって事です。一体どんな手を使ってくるか・・・。」
「どんな手かは分かりませんが、それでも勝つのが・・・、」
「ヒーロー、だよね?」
「ましろさん?」
「ツバサ君、心配なのは私も一緒だけど、こうなったら、ソラちゃんを応援しようよ! 決戦までまだ3日もあるし、良い考えがあるんだ!」
その翌日、ソラ達は、あげはの運転する車でキャンプ場へ向かいました。決戦に向けての特訓をするためです。
「ごめんね! 荷物が多くて! その姿じゃないと乗り切らなくてね・・・。」
「別に・・・。これが本来のボクです・・・。」
「やっぱ可愛いな!」
「で、特訓って何するの? やっぱ滝に打たれたり? 山の主と戦ったり?」
「まさか、山の頂上で必殺技の修行をしたりする感じ!?」
「いやいや・・・。漫画の読み過ぎですよ・・・。そんな訳・・・。」
「そう! まさに、そういう特訓なの!」
「え・・・。」
「はい! それです!」
「よっしゃ! とりあえず、良い滝あるよ!」
「行ってみよー!」
『おー!』
「えー!?」
年上女子3人のマシンガントークに飲まれちゃっとる・・・。ツバサ君、この場にツッコミを入れるのは難しいだろうが、キミにとって良い人生経験になるだろう。せいぜい頑張ってくれたまえ。(笑)
『おー!』
「どう? 私の調べたアゲアゲのパワースポット!」
「ソラちゃん、ここなら良い特訓できそうだね!」
「はい!」
「では、早速滝に打たれて・・・。」
「あれは・・・。」
「ただ者じゃないです・・・。」
「一言で言えば、無の境地・・・。何も雑念がない、自然体です・・・。」
「肩凝り解消!」
「すっかり居眠りしとったが、はー、すっきりした!」
「よく見たら、ここって、肩凝り解消のパワースポットだった!」
『え・・・。』
「まったく、しっかりして下さいよ・・・。」
「ごめん、ごめん・・・。」
「さっきは、超優秀とか言ってたけど、本当は学校が忙しくて、余裕がないんじゃないですか?」
「え・・・。」
「あげはちゃん・・・。」
「そうなんですか?」
「アハハ! 違う違う! それより、次は、山の主だっけ? ちょっと調べて・・・。」
「しょうがない・・・。ボクが、この辺の鳥達に聞いてきます。」
「ツバサ君、鳥と話せるの?」
「そりゃ、まあ、ボクも鳥なので、ここは任せて下さい!」
「じゃあ、その間に私は、キャンプの準備するね! 夕ご飯、期待してて!」
「ありがとうございます! では、私は滝に打たれて精神統一します!」
「えっと・・・、私は?」
『学校のレポート!』
「アハハ・・・。了解!」
「あなたが山の主?」
「え? あっちにいるんですか?」
「綺麗だね・・・。」
「はい・・・。」
「いよいよ明日だね・・・。」
「はい・・・。でも何だか、眠れそうにないです・・・。」
「そっか・・・。私も・・・。」
「ボクもです・・・。」
「ツバサ君!」
「カバトンは、どんな奥の手を使ってくるのか、色々と考えていたら、なかなか寝付けなくて・・・。」
「ボクらがこんなに落ち着かないんだから、ソラさんは、もっとですよね?」
「ツバサ君・・・。」
「私達はこれぐらいの事しかできないけど、でも、だから全力で応援するね!」
「ましろさん!」
「ボクらだけじゃありません。あげはさんも、ヨヨさんも、プリンセスも、応援してるみたいです・・・。」
「うん・・・。」
「とても心強いです!」
「皆さんのおかげで、心の曇りが晴れました!」
そして、決戦の時が来ました。
「来たか! なのねん!」
「ビビって逃げ出したかと思ったのねん!」
「約束は守ります!」
「カバトン! あなたも約束は憶えていますね?」
「ああ! もし俺が負けたら、プリンセスには手は出さねぇ! まあ、負ける訳がねぇがな!」
「これが俺の奥の手だ! この3日で最大限まで高めたアンダーグエナジーを俺自身に注入する!」
「カモン! マックスアンダーグエナジー!」
~ Bパート ~
その後、ソラはプリキュアに変身。そして、決戦開始。
「どうだ! 最強につえーだろ! 1発でも食らえば、お前は終わりなのねん!」
「集中です・・・。」
「今!」
「何!?」
「な、なめるなって・・・。お、俺は最強につえーんだ!」
「力さえあれば、お前なんかに負ける訳ねー!」
「どうだ! もうこれで、ちょこまか逃げられねぇ! このまま潰してやるのねん!」
「な、何だと・・・。パワーじゃ俺が圧倒的に上なのねん! あ、ありえねぇ・・・。こんな事、絶対にありえねぇ!」
「みんなの・・・、みんなの応援が・・・、私に力をくれます!」
「お、応援だ? そんなもん、強さにゃ、関係ねー!」
「ヒーローガールスカイパンチ!」
「俺が・・・、負けた・・・。」
「カバトン。約束通り、もう二度とエルちゃんには・・・。」
「そんな約束、忘れたのねん!」
「どんな手を使っても、最後に勝ったヤツがつえーのねん!」
「プリンセスさえ手に入れられれば、俺の勝ちだ!」
その直後、ましろとツバサもプリキュアに変身。
カバトンが放った闇の力は、ヒーローガールプリズムショットで消し去りました。ウィングは、エルとあげはを抱えます。
その後、アップドラフト・シャイニング。技を受けたカバトンは、アンダーグエナジーが消失し、元のサイズに戻りました。
「カバトン。あなたの負けです・・・。」
「嫌だ! 負けるなんて、ぜってー嫌なのねん!」
「アンダーグ帝国じゃ、よえーヤツに価値はねぇ・・・。だから、俺は必死に、つえーヤツになろうと・・・!」
「アンダーグ・・・。」
「帝国?」
「や、やめて・・・。俺は、まだ、役に立ちます・・・。どうか、どうかお許しを!」
「まさか・・・。」
「スカイ!」
「カバトン! 今助けます!」
「俺は、お前の敵なのねん! な、なぜ・・・。」
「分かりません!」
「でも、こうする事が正しいと思ったからです!」
「これが、本当の強さ・・・。」
「俺の負けだ・・・。お前はつえー・・・。俺なんかより、ずっとな・・・。あばよ・・・。」
「・・・って、えー!? 下、川なの!?」
その後日・・・、
「カバトンの言っていたアンダーグ帝国って一体・・・。」
「お祖母ちゃんも知らない国みたい・・・。」
「カバトンに聞いてみるのが一番ですが、きっともう、会う事もないですよね・・・。」
「リストラされた上に、川に落ちるなんて、災難でしたね・・・。」
「オヤジ・・・。俺は、過去は振り返らねぇ・・・。」
「この街で再出発なのねん!」
「ソラちゃん、ツバサ君。まだ色々と心配だけど、こんな時こそ、元気出していかないと!」
「ですね! 気持ちをチェンジです!」
「どんな相手が来ても、エルちゃんを守り抜くだけです!」
今回は、これで終了です。
今回のエンディングは、「キラキラ☆プリキュアアラモード」の主人公プリキュア「キュアホイップ」が登場。
「今日は私! キュアホイップだよ! みんなと一緒にレッツラまぜまぜ!」
「レッツラまぜまぜ」は、「アラモード」の変身シーンに必ず出てきた言葉ですね。いやー、懐かしい!
次回:「届けて! はじめてのおくりもの」
エルのためにファーストシューズを買いに来たソラ達は、1人の女性から靴を譲ってもらいました。
そんな中、ましろの祖母・ヨヨは、スカイランドへのトンネルの開通に成功し・・・。
【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
スカイとカバトンのタイマンバトルが、すごく迫力あって、見応えあり過ぎた! カバトンが救われる展開も素晴らしかった!
熱い神回をありがとう! ソラ! カバトン! そして、スタッフ様!
今話の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね。カバトンは前話ラストで最後通告をされただけに、パンチ一撃に気合いが込められていたように感じましたし、スカイも、巨大化したカバトンの強大なパワーを真っ向から跳ね返したりと、見ていて心震えました。
カバトンが救われたのも本当に良かったです。救われてほしいと願ってはいたものの、これまでの言動を考えると、ここで退場も仕方ないかな、と思っていたところもありましたので、この粋な展開には感謝しています。
ソラについては、決戦に入ってから、カッコ良いとこづくしでしたね。間違いなく、ソラ親衛隊の入隊希望者数を急増させたでしょう。(笑)
特に、カバトンとのパンチ勝負に打ち勝ってからのヒーローガールスカイパンチは「すげー・・・」の一言でした。これぞ、直に食らってあの世に行っても本望なヒーローガールスカイパンチだったと思いますね。(過去作感想と同じような言い回しすんな(笑))
とは言っても、スカイ1人だけの力では、巨大化したカバトンに力負けしてたでしょう。やはり、ましろ達がいたから打ち勝てたと思いますね。
決戦に向けての特訓をサポートしたり、決戦本番も精一杯ソラを応援したりと、ソラにとっては、すごく心強かったでしょう。決戦に挑む前は、緊張や恐怖感はあったのかもしれませんが、それでも、ましろ達のおかげで、だいぶ緩和されていたと思いますね。応援で強くなるというのも、ベタですけど良いですよね。
そして、カバトンを救ったのも見事でした。カバトンを助けたいと思ったのは、ヒーロー気質の強さゆえでしょうね。
これまでのカバトンのソラに対する言動を考えると、ソラがカバトンを救う義理はないでしょう。ヒーローになる夢をバカにされたり、姑息な手で変身アイテムを奪われたり(見え見えな罠でしたけど(笑))、今回も、タイマン勝負で勝ったのに、エルに手は出さないという約束を反故にされたのですから。
でも、ソラは、そんな事を考えないんでしょうね。
目の前に弱い人、困っている人がいたら、そういった人達を放っておく事はせず、絶対に助けようと行動するのでしょう。それが、嫌がらせをしてきたヤツであろうと、敵対関係であろうと。
どんな立場にあろうと、弱い立場にある者達を全力で助ける。それがヒーローだと、ソラは思っているんでしょうね。
素晴らしいヒーロー魂だと感じました。今話の出来事で、過去に自分を助けてくれた憧れのヒーローに、また一歩近付けたでしょう。
一方、カバトンも、負けはしたものの、熱い戦いを演じていたと思います。一発も当たらなかったものの、ヤツが繰り出したパンチには、絶対に負けたくない必死さが込められていたように見えました。
プリキュアシリーズでは、最後の戦いに挑む敵の多くは意地を見せ、感動的な戦いを展開してくれましたが、カバトンも、その例を辿ってくれて、本当に良かったと感じています。
エルに手を出さないという約束を反故にした事については、まあ仕方のない事でしょう。
処刑が目前となれば、頭は恐怖心でいっぱいになってしまうもの。卑怯な手を使ってでも成果を残して処刑を免れたいと考えても、おかしくないでしょうね。
ですので、この件については、カバトンが悪い訳ではなく、熱いタイマン勝負に水を差した、アンダーグ帝国の親玉が悪いと考えています。
処刑の危機にあったカバトンは、自分を助けようと動いたソラを見て、本当の強さに気付いて、負けを認めました。
腕っぷしの強さだけが、真の強さじゃないんですよね。大切なものを守りたい気持ちとか、相手が誰であっても自分の信念を曲げない強い気持ちとか、諦めない気持ちとか、総合的な強さで決まるもの。
因縁の相手に負けて、それに気付けたのは良かったでしょう。ソラと出会ってからは、やる事なす事上手くいかず、失敗続きではありましたが、大きな財産を得られたあたり、運命的な出会いだったと思いますね。
アンダーグ帝国から追放されたカバトンは、ソラシド市で再出発する事に。
正直、前作の舞台・おいしーなタウンでやり直した方が良さそうな気がするのですが(まだ言うか(笑))、ソラシド市で再出発という事は、今後どこかの回でソラ達を支援する事があるのかも? その時が楽しみですね。
さて、次回は、歩けるようになったエルのために靴を買う話。また、ヨヨは、スカイランドへのトンネル開通に成功したようで、スカイランドに行くのは、数話後になりそうですね。
だが、それよりも!
この2人、一緒のベッドで寝てますよね? という事は、次回、ソラまし添い寝シーンがあるって事!?
うおおお! オラ、ワクワクしてきたぞ! よし! となれば、全裸待機で次回視聴に臨まねば!(笑)
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「ひろがるスカイ!プリキュア」第12話「ツエェェェ! キュアスカイ対カバトン!!」の感想です。
~ オープニング前 ~
「ヤバい・・・。ヤバ過ぎるのねん・・・。次にしくじったら、俺は・・・。」
「ランボーグじゃ、プリキュア達には敵わねぇ・・・。もうあの奥の手を、使うしか・・・。」
「お祖母ちゃんのお使いが終わったら、プリホリのカフェでお茶していこうか!」
「はい! あそこのスイーツは絶品です!」
「へー、行きましょう!」
「あいつら・・・。」
「お前は・・・。」
「カバトン!」
「いらつくぜ! いらついて、しょーがねーのねん! こっちは、いよいよヤバい事になってるってのによ!」
「ヤバい? どういう事です?」
「うるせー! そもそも、ぜーんぶ、お前が悪いのねん! プリンセス・エルをさらおうとしたあの時、お前さえ邪魔しなけりゃ・・・。あれから、やる事なす事、まるで上手くいかねぇ!」
「お前は、俺の疫病神だ! お前さえ倒せば、全部上手くいく! 俺と、1対1で勝負しろ!」
「勝負は3日後! 最強につえー奥の手で、お前を倒してやるのねん!」
「逆恨みもいいところです!」
「ソラちゃん! そんな勝負、受ける必要ないよ!」
「嫌とは言わせねぇ! もしお前が勝ったら、もうプリンセス・エルには手は出さねぇと約束してやる!」
「その言葉に嘘はありませんね?」
「ああ!」
〈どうせ負けたら、俺は始末されちまうんだからな・・・。〉
「これは、最終決戦だ! 首を洗って待ってろ!」
~ Aパート ~
それからしばらくして・・・、
「ソラちゃん、本当に大丈夫なの?」
「私が決めた事ですから・・・。」
「この先、エルちゃんをスカイランドに送り届けたとしても、カバトンに狙われている限り、安心できません。これで、決着をつけます!」
「でも、あんなヤツの言葉を信じていいんでしょうか?」
「カバトンの目は、いつになく真剣でした。」
「だったら、奥の手と言ってたのも、ハッタリじゃないって事です。一体どんな手を使ってくるか・・・。」
「どんな手かは分かりませんが、それでも勝つのが・・・、」
「ヒーロー、だよね?」
「ましろさん?」
「ツバサ君、心配なのは私も一緒だけど、こうなったら、ソラちゃんを応援しようよ! 決戦までまだ3日もあるし、良い考えがあるんだ!」
その翌日、ソラ達は、あげはの運転する車でキャンプ場へ向かいました。決戦に向けての特訓をするためです。
「ごめんね! 荷物が多くて! その姿じゃないと乗り切らなくてね・・・。」
「別に・・・。これが本来のボクです・・・。」
「やっぱ可愛いな!」
「で、特訓って何するの? やっぱ滝に打たれたり? 山の主と戦ったり?」
「まさか、山の頂上で必殺技の修行をしたりする感じ!?」
「いやいや・・・。漫画の読み過ぎですよ・・・。そんな訳・・・。」
「そう! まさに、そういう特訓なの!」
「え・・・。」
「はい! それです!」
「よっしゃ! とりあえず、良い滝あるよ!」
「行ってみよー!」
『おー!』
「えー!?」
年上女子3人のマシンガントークに飲まれちゃっとる・・・。ツバサ君、この場にツッコミを入れるのは難しいだろうが、キミにとって良い人生経験になるだろう。せいぜい頑張ってくれたまえ。(笑)
『おー!』
「どう? 私の調べたアゲアゲのパワースポット!」
「ソラちゃん、ここなら良い特訓できそうだね!」
「はい!」
「では、早速滝に打たれて・・・。」
「あれは・・・。」
「ただ者じゃないです・・・。」
「一言で言えば、無の境地・・・。何も雑念がない、自然体です・・・。」
「肩凝り解消!」
「すっかり居眠りしとったが、はー、すっきりした!」
「よく見たら、ここって、肩凝り解消のパワースポットだった!」
『え・・・。』
「まったく、しっかりして下さいよ・・・。」
「ごめん、ごめん・・・。」
「さっきは、超優秀とか言ってたけど、本当は学校が忙しくて、余裕がないんじゃないですか?」
「え・・・。」
「あげはちゃん・・・。」
「そうなんですか?」
「アハハ! 違う違う! それより、次は、山の主だっけ? ちょっと調べて・・・。」
「しょうがない・・・。ボクが、この辺の鳥達に聞いてきます。」
「ツバサ君、鳥と話せるの?」
「そりゃ、まあ、ボクも鳥なので、ここは任せて下さい!」
「じゃあ、その間に私は、キャンプの準備するね! 夕ご飯、期待してて!」
「ありがとうございます! では、私は滝に打たれて精神統一します!」
「えっと・・・、私は?」
『学校のレポート!』
「アハハ・・・。了解!」
「あなたが山の主?」
「え? あっちにいるんですか?」
「綺麗だね・・・。」
「はい・・・。」
「いよいよ明日だね・・・。」
「はい・・・。でも何だか、眠れそうにないです・・・。」
「そっか・・・。私も・・・。」
「ボクもです・・・。」
「ツバサ君!」
「カバトンは、どんな奥の手を使ってくるのか、色々と考えていたら、なかなか寝付けなくて・・・。」
「ボクらがこんなに落ち着かないんだから、ソラさんは、もっとですよね?」
「ツバサ君・・・。」
「私達はこれぐらいの事しかできないけど、でも、だから全力で応援するね!」
「ましろさん!」
「ボクらだけじゃありません。あげはさんも、ヨヨさんも、プリンセスも、応援してるみたいです・・・。」
「うん・・・。」
「とても心強いです!」
「皆さんのおかげで、心の曇りが晴れました!」
そして、決戦の時が来ました。
「来たか! なのねん!」
「ビビって逃げ出したかと思ったのねん!」
「約束は守ります!」
「カバトン! あなたも約束は憶えていますね?」
「ああ! もし俺が負けたら、プリンセスには手は出さねぇ! まあ、負ける訳がねぇがな!」
「これが俺の奥の手だ! この3日で最大限まで高めたアンダーグエナジーを俺自身に注入する!」
「カモン! マックスアンダーグエナジー!」
~ Bパート ~
その後、ソラはプリキュアに変身。そして、決戦開始。
「どうだ! 最強につえーだろ! 1発でも食らえば、お前は終わりなのねん!」
「集中です・・・。」
「今!」
「何!?」
「な、なめるなって・・・。お、俺は最強につえーんだ!」
「力さえあれば、お前なんかに負ける訳ねー!」
「どうだ! もうこれで、ちょこまか逃げられねぇ! このまま潰してやるのねん!」
「な、何だと・・・。パワーじゃ俺が圧倒的に上なのねん! あ、ありえねぇ・・・。こんな事、絶対にありえねぇ!」
「みんなの・・・、みんなの応援が・・・、私に力をくれます!」
「お、応援だ? そんなもん、強さにゃ、関係ねー!」
「ヒーローガールスカイパンチ!」
「俺が・・・、負けた・・・。」
「カバトン。約束通り、もう二度とエルちゃんには・・・。」
「そんな約束、忘れたのねん!」
「どんな手を使っても、最後に勝ったヤツがつえーのねん!」
「プリンセスさえ手に入れられれば、俺の勝ちだ!」
その直後、ましろとツバサもプリキュアに変身。
カバトンが放った闇の力は、ヒーローガールプリズムショットで消し去りました。ウィングは、エルとあげはを抱えます。
その後、アップドラフト・シャイニング。技を受けたカバトンは、アンダーグエナジーが消失し、元のサイズに戻りました。
「カバトン。あなたの負けです・・・。」
「嫌だ! 負けるなんて、ぜってー嫌なのねん!」
「アンダーグ帝国じゃ、よえーヤツに価値はねぇ・・・。だから、俺は必死に、つえーヤツになろうと・・・!」
「アンダーグ・・・。」
「帝国?」
「や、やめて・・・。俺は、まだ、役に立ちます・・・。どうか、どうかお許しを!」
「まさか・・・。」
「スカイ!」
「カバトン! 今助けます!」
「俺は、お前の敵なのねん! な、なぜ・・・。」
「分かりません!」
「でも、こうする事が正しいと思ったからです!」
「これが、本当の強さ・・・。」
「俺の負けだ・・・。お前はつえー・・・。俺なんかより、ずっとな・・・。あばよ・・・。」
「・・・って、えー!? 下、川なの!?」
その後日・・・、
「カバトンの言っていたアンダーグ帝国って一体・・・。」
「お祖母ちゃんも知らない国みたい・・・。」
「カバトンに聞いてみるのが一番ですが、きっともう、会う事もないですよね・・・。」
「リストラされた上に、川に落ちるなんて、災難でしたね・・・。」
「オヤジ・・・。俺は、過去は振り返らねぇ・・・。」
「この街で再出発なのねん!」
「ソラちゃん、ツバサ君。まだ色々と心配だけど、こんな時こそ、元気出していかないと!」
「ですね! 気持ちをチェンジです!」
「どんな相手が来ても、エルちゃんを守り抜くだけです!」
今回は、これで終了です。
今回のエンディングは、「キラキラ☆プリキュアアラモード」の主人公プリキュア「キュアホイップ」が登場。
「今日は私! キュアホイップだよ! みんなと一緒にレッツラまぜまぜ!」
「レッツラまぜまぜ」は、「アラモード」の変身シーンに必ず出てきた言葉ですね。いやー、懐かしい!
次回:「届けて! はじめてのおくりもの」
エルのためにファーストシューズを買いに来たソラ達は、1人の女性から靴を譲ってもらいました。
そんな中、ましろの祖母・ヨヨは、スカイランドへのトンネルの開通に成功し・・・。
【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
スカイとカバトンのタイマンバトルが、すごく迫力あって、見応えあり過ぎた! カバトンが救われる展開も素晴らしかった!
熱い神回をありがとう! ソラ! カバトン! そして、スタッフ様!
今話の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね。カバトンは前話ラストで最後通告をされただけに、パンチ一撃に気合いが込められていたように感じましたし、スカイも、巨大化したカバトンの強大なパワーを真っ向から跳ね返したりと、見ていて心震えました。
カバトンが救われたのも本当に良かったです。救われてほしいと願ってはいたものの、これまでの言動を考えると、ここで退場も仕方ないかな、と思っていたところもありましたので、この粋な展開には感謝しています。
ソラについては、決戦に入ってから、カッコ良いとこづくしでしたね。間違いなく、ソラ親衛隊の入隊希望者数を急増させたでしょう。(笑)
特に、カバトンとのパンチ勝負に打ち勝ってからのヒーローガールスカイパンチは「すげー・・・」の一言でした。これぞ、直に食らってあの世に行っても本望なヒーローガールスカイパンチだったと思いますね。(過去作感想と同じような言い回しすんな(笑))
とは言っても、スカイ1人だけの力では、巨大化したカバトンに力負けしてたでしょう。やはり、ましろ達がいたから打ち勝てたと思いますね。
決戦に向けての特訓をサポートしたり、決戦本番も精一杯ソラを応援したりと、ソラにとっては、すごく心強かったでしょう。決戦に挑む前は、緊張や恐怖感はあったのかもしれませんが、それでも、ましろ達のおかげで、だいぶ緩和されていたと思いますね。応援で強くなるというのも、ベタですけど良いですよね。
そして、カバトンを救ったのも見事でした。カバトンを助けたいと思ったのは、ヒーロー気質の強さゆえでしょうね。
これまでのカバトンのソラに対する言動を考えると、ソラがカバトンを救う義理はないでしょう。ヒーローになる夢をバカにされたり、姑息な手で変身アイテムを奪われたり(見え見えな罠でしたけど(笑))、今回も、タイマン勝負で勝ったのに、エルに手は出さないという約束を反故にされたのですから。
でも、ソラは、そんな事を考えないんでしょうね。
目の前に弱い人、困っている人がいたら、そういった人達を放っておく事はせず、絶対に助けようと行動するのでしょう。それが、嫌がらせをしてきたヤツであろうと、敵対関係であろうと。
どんな立場にあろうと、弱い立場にある者達を全力で助ける。それがヒーローだと、ソラは思っているんでしょうね。
素晴らしいヒーロー魂だと感じました。今話の出来事で、過去に自分を助けてくれた憧れのヒーローに、また一歩近付けたでしょう。
一方、カバトンも、負けはしたものの、熱い戦いを演じていたと思います。一発も当たらなかったものの、ヤツが繰り出したパンチには、絶対に負けたくない必死さが込められていたように見えました。
プリキュアシリーズでは、最後の戦いに挑む敵の多くは意地を見せ、感動的な戦いを展開してくれましたが、カバトンも、その例を辿ってくれて、本当に良かったと感じています。
エルに手を出さないという約束を反故にした事については、まあ仕方のない事でしょう。
処刑が目前となれば、頭は恐怖心でいっぱいになってしまうもの。卑怯な手を使ってでも成果を残して処刑を免れたいと考えても、おかしくないでしょうね。
ですので、この件については、カバトンが悪い訳ではなく、熱いタイマン勝負に水を差した、アンダーグ帝国の親玉が悪いと考えています。
処刑の危機にあったカバトンは、自分を助けようと動いたソラを見て、本当の強さに気付いて、負けを認めました。
腕っぷしの強さだけが、真の強さじゃないんですよね。大切なものを守りたい気持ちとか、相手が誰であっても自分の信念を曲げない強い気持ちとか、諦めない気持ちとか、総合的な強さで決まるもの。
因縁の相手に負けて、それに気付けたのは良かったでしょう。ソラと出会ってからは、やる事なす事上手くいかず、失敗続きではありましたが、大きな財産を得られたあたり、運命的な出会いだったと思いますね。
アンダーグ帝国から追放されたカバトンは、ソラシド市で再出発する事に。
正直、前作の舞台・おいしーなタウンでやり直した方が良さそうな気がするのですが(まだ言うか(笑))、ソラシド市で再出発という事は、今後どこかの回でソラ達を支援する事があるのかも? その時が楽しみですね。
さて、次回は、歩けるようになったエルのために靴を買う話。また、ヨヨは、スカイランドへのトンネル開通に成功したようで、スカイランドに行くのは、数話後になりそうですね。
だが、それよりも!
この2人、一緒のベッドで寝てますよね? という事は、次回、ソラまし添い寝シーンがあるって事!?
うおおお! オラ、ワクワクしてきたぞ! よし! となれば、全裸待機で次回視聴に臨まねば!(笑)
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。