
今話の名セリフ:「出会いに偶然はない。人と人が巡り合う事。それは、いつだって必然。運命。物語の始まり。」
「ひろがるスカイ!プリキュア」第2話「ヒーローがおうちにやってきた!?」の感想です。
~ オープニング前 ~
前話の続きです。スカイランドの王女・エルを悪者の手から救ったソラですが、周りから注目を浴びてしまいます。
この状況をよく分かっていないソラは、もう安心だと声をかけますが、パトカーのサイレンの音が。大事になりそうだと感じたましろは、ソラをこの場から遠ざけます。
~ Aパート ~
それからしばらくして・・・、

「ここが、ましろさんのお家!?」

「もしかして、ましろさんって、この世界のプリンセス!? ましろ姫ですか!?」
「え・・・。そんなんじゃないよ・・・。」

そういう事にさせて下さい。ソラのイケメンっぷりを考えると、ましろはプリンセスに位置付けさせた方が、今後の様々なシーンでおいしく感じる事ができそうですので。(笑)
〈ついお家まで連れてきちゃったけど、これからどうすればいいのかな?〉


「ましろさん、お帰りなさい。」
「お祖母ちゃん・・・。」
本編では明かされていませんでしたが、彼女の名は「虹ヶ丘 ヨヨ」。

「こ、これ、絶対信じてもらえないと思うけど、聞いて!」

「この子達が、空の上からピューって! それから、モンスターがバーって! それから、それから、キラキラってなって、フワーって!」


「大変だったわね・・・。さ、おあがりなさい。」
「え・・・。」

「え・・・。自分でも言うのもなんだけど、今の説明でOKなの、おかしくない?」

キミの説明じゃ分からんでしょ。色々と知ってるから、OKを出したんだと思うよ。
まあ、私だったら、事情を聞かずにキミ達を迎え入れると思うな。1時間くらい膝枕してもらう事を条件としますが。(新シリーズでも、お前の変態っぷりは変わんねーな(笑))
ましろは、スカイランドという別の世界がある事が、ソラは、自分が別の世界にいる事、そして、プリキュアに変身した事が、それぞれ信じられず、不思議な思いを抱いていました。
ましろはヨヨに、プリキュアの事を調べてほしいとお願いしますが、ソラは、エルを家に帰す事が先決だと主張します。
「約束したんです! パパとママのところに、帰してあげるって・・・。」

「ヒーローは、泣いている子供を、絶対に見捨てません!」


ソラは、お腹が空いてるんじゃないかと察し、ましろは、ミルクを用意しようとしますが、コンビニで買えるのか、味の種類があるのかが分からず、戸惑います。
そんなましろに、ヨヨは、キッチンの棚の一番下に、粉ミルクとマグがあると言いました。
という事で、ミルクを用意する事ができ、ミルクを飲んだエルは落ち着きました。


「すごい!」
「家に歳の離れた弟がいるので、慣れてるんです。」
「そうなの? でも、やっぱり、すごいよ!」

「お祖母ちゃん、どうして家に粉ミルクとマグなんてあるの?」
「おむつだってあるのよ。」

「ええ・・・。」

「出会いに偶然はない。人と人が巡り合う事。それは、いつだって必然。運命。物語の始まり。」


「分かる? あなたの世界に戻る方法が見つかるまで、2階の空いている部屋を好きにお使いなさい。」
「お祖母ちゃん!?」


「お家からさらわれて、別の世界に放り出されて、モンスターに狙われて、大変な1日だったね・・・。」


「あの、ましろさん。この部屋、本当に使わせてもらっていいんでしょうか?」
「いいんじゃないかな? たぶん。」

「ごめんなさい・・・。私、できるだけ早く出ていきます!」
「ええ・・・。」

「家のお手伝いも・・・。だから・・・。」
「大丈夫だよ・・・。」

「ましろさん。」
「はい?」


「今日の御恩は、決して忘れません。今より私、ソラ・ハレワタールは、ましろさんを守る騎士となり、全身全霊、忠義を尽くし、あなたを守ります。」
「時代劇かな?」


「騎士とかいらないよ・・・。」
「じゃあ、どうすれば?」

「えっと・・・。そうだ! お友達から、お願いします!」


「はい!」

「そうだ! 着替えは、とりあえず私のジャージでいいから、ちゃんとしたのは、明日買いに行こう!」

「もし足りないものがあったら、私、隣の部屋にいるから、何でも・・・。って、あれ?」

「秒速過ぎるよね・・・。」

「でも、無理ないよ・・・。お休み、ソラちゃん・・・。」


その翌朝・・・、

「いっぱい飲むね! このミルク、買い足しておいた方が良さそう。」

「えっと・・・。こんな感じかな・・・。」



「美味っ! 何ですか!? この魚!」

「臭みがなくて、歯ごたえプリプリ・・・。甘味がブワーって口の中で広がって、目の前に大海原が広がるようです!」


「グルメレポーターかな?」

いや、実は、ソラの前方にカンペがあって、それを読んでるだけだったりして。(笑)
「どんどん食べてね。」
「はい! いただきます!」

「あ・・・。それは・・・。」


「あー・・・、梅干しは、ハードル高めだったかな・・・。」


~ Bパート ~
それからしばらくして、ソラとましろは、買い物に出かける事に。その間、エルの面倒はヨヨが見る事になりました。
「いい子でお留守番できますか? エルちゃん?」


「エルちゃん? そっか、本当の名前が分からないからね。」


「何か?」
「いいえ。素敵な名前だって思っただけ。」

その後、2人は家を出ました。
「昨日襲ってきたヤツ、えーと・・・、ザブトンだっけ? カツドンだっけ?」
「だいたい、そんな名前だったと思います!」

おいおい、どっちも違ってるぞ。バカトンだよ、バカトン。「プリキュア」を17年近くも見てきた、この私が言うんだから、間違いない!(便乗して間違えてんじゃねーよ(笑))
「まだその辺にいたりするのかな? バッタリ出くわしたら、どうしよう・・・。」
「私が追い払います! 安心して私に任せて・・・。」

「うわっ!?」
「ああ、ごめん。今、駅の近く。」

「任せちゃって大丈夫かな?」
「取り乱しました・・・。」

「たとえ火の中、水の中、どこにいても、ヒーローは、冷静沈着でなければなりません!」

「この世界の機械に驚くのは、これが最後です!」



「た、建物の中に市場が!」
「おーい、行くよ?」

「か、階段が動いてる!?」
「おーい?」


「に、人形がしゃべってる!?」

この世界の機械に驚くのはこれが最後だと言っていたのは、どこの誰でしたっけ? たった20秒でフラグを回収するとか、ヒーロー、すげーな。(笑)
「ましろさん、離れて下さい! これは何だか怪しげです!」
「どっちかというと、私達の方が怪しげかな・・・。」

確かに、そうだね(笑)。つーか、さっきから、ましろがツッコんでばかりで大変やのう。「ヒーリングっど」で、アスミが登場したばかりののどかも、こんな感じだったな、と懐かしく感じます。
「どっちのジャージにするべきでしょうか?」
「ジャージ以外の選択肢があってもいいんじゃないかな?」

「はっ・・・。その考えはありませんでした!」
「なかったんだ・・・。」

ジャージ以外興味がないとかマジかよ・・・(笑)。まあ、確かに、ジャージだったら、いざという時に機敏に動けて良いですよね。見た目の可愛さを考えたら、もったいなさ過ぎますけど。
「ましろさん、お願いがあります。私の服を選んでもらえませんか? どんな服がいいのか分からなくて・・・。」

「うん! 任せて!」

「ヒーローになるには、どうすればいいんだろう・・・。小さい頃から、その事ばかり考えてきて、服の事まで気が回らなくて・・・。」




「似合ってますか?」
「似合ってる!」

「本当ですか!?」
「本当だよ!」



「ねえ、聞いてもいい? ソラちゃんは、どうして、そんなにまでして、ヒーローになりたいって思ったの?」

「本物のヒーローを見てしまったから、でしょうか・・・。」

「小さい頃、行ってはいけないと言われていた森に、迷い込んでしまった事があって・・・。」



「あの日、私は、本物の私のヒーローと出会ったんです!」

「あの人みたいになりたい・・・。そのために毎日トレーニングをして、ヒーロー手帳をつけて・・・。」
「ヒーロー手帳?」



「あの手帳、そんなに大切なものだったんだね・・・。」


「助けてくれ!」


「うめー! パワーがみなぎってくるのねん! これだけ食べれば・・・。」


「お、お前ら!」
「ザブトン!」

「ザブトンじゃないのねん! カ、バ、ト、ン!」

こいつの名前が「ザブトン」だったら、大相撲で金星が起きると、こいつが宙に舞う事になるのか。なんか嫌だな、それ。(笑)
「性懲りもなく、また悪い事を! 許しませんよ! カツドン!」
「カバトンだって言ってんだろ! わざとか!」

正しい名前を言ったのに「カツドン」って間違われたんだから、わざとかもね。(笑)
まあ、前話のお前の非道の数々を考えると、カツ丼にして食っちまいたいと思うし、「カツドン」って呼ばれても仕方ないんじゃないかな。という事で、今日から、お前の名前は「カツドン」な。(笑)
「ええい! あのガキンチョは、どこだ!」
「まだエルちゃんの事を諦めていないんですか!?」



その後、カバトンは、ランボーグを生み出しました。

ランボーグは街中を暴れ回ります。ソラは、ましろの手を取って、ランボーグの攻撃をかわし続けますが・・・、

〈ソラちゃん・・・。〉

「なぜ、あの子を選んだのです? プリンセス・エル。いいえ、今はエルちゃんでしたね。」


「未熟です・・・。憧れのあの人の背中は、遥かに遠い・・・。」

「でも!」
「ソラちゃん・・・。」


「でも、今は、ヒーローの出番です!」

そして、ソラはプリキュアに変身。ましろを抱えながら、ランボーグの攻撃をかわしました。


「出たな、プリキュア!」

「ソラちゃん! 気を付けて・・・。」


「はい!」

その後、スカイは、ランボーグのミサイル攻撃をすべて叩き落とし、ランボーグに連続パンチ。ランボーグは、間合いをとって攻撃するも、回避され、強烈なキックを見舞われます。
その後のランボーグの攻撃も通用せず、特大ミサイルを発射しましたが、スカイは受け止めて、回転をつけて返しました。
そして、ヒーローガールスカイパンチ。ランボーグをやっつけました。
〈キュアスカイ・・・。すごい!〉

カバトン撤退後、ましろはソラを、ある場所に連れて行きました。それは・・・、

「良かった! まだ売り切れてなかった!」

「えっと?」
「どうかな?」
「どうかなって?」

「これ、ヒーロー手帳の代わりにならないかな?」
「え?」
「可愛いでしょ? 発売前から情報をチェックして、おこづかい貯めてたんだ!」


「でも、今これが必要なのは、私じゃなくて、ソラちゃんって気がするから、ね! プレゼントさせて!」
「駄目です! もらえません!」


「どうして?」
「本物のヒーローを見ちゃったから! かな?」




「物語の始まりね・・・。」


今回は、これで終了です。
今回は、エンディングの映像が一部変わりました。「いつもの街 いつもの毎日」の歌詞の部分では鏡が描かれていますが、鏡にスカイの変身シーンが映されました。
前話は、こうだったのが・・・、
今話は、こうなりました。
エンディング開始時に、スカイが「来週からエンディングのどこかに他のプリキュアの仲間が登場するかも」と言ってましたが、次回以降、過去作のプリキュアが、この鏡に映されるのかも? 次回の視聴の際、注視しておきたいですね。
次回:「シクシクホームシック! 泣かないでエルちゃん!」
なにやらエルの機嫌が悪い様子。
その理由がパパとママに会えない事だと分かったソラ達は、「ミラーパッド」を使って、スカイランドと交信する事に。
次回予告直後の提供画像
【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
ソラのカッコ良さと可愛さを存分に味わう事ができ、素晴らしい第2話だった!
いやー、これは、バレンタインデーで、ソラにチョコをあげたいと思う親衛隊が沢山出てくるだろうな! 間違いなく!
今話の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね(笑)。2人目のプリキュア登場は先延ばしとなったものの、ソラのキャラ掘り下げが良い感じになされ、すごく見応えのある一話に仕上がっていたと思います。
人間離れした運動神経を見せたり、不屈の精神で立ち上がった前話ほどではありませんでしたが、今話もソラはカッコ良かったですね。バトルは、プリキュアの強大な力に振り回される事もなければ、ダメージもまったく受けずの、圧倒的勝利でした。
そして、なんといっても、お姫様抱っこ! やっぱり、女の子が女の子をお姫様抱っこするのは良いぞ・・・。これは、ましろが「本物のヒーローを見ちゃった」と言うのも納得ですね。
他にも、「ましろさんを守る騎士となり、全身全霊、忠義を尽くし、あなたを守ります」というのもカッコ良いんですが、発言ぶっ飛び過ぎぃ!
ヒーロー思考のこの子にとっては、自然なセリフなんでしょうけど、こちらからすれば、ドキドキもんだよ! 「ソラまし」熱をめちゃくちゃ上げてくれました。(「ソラまし」というのは、ソラとましろのカップリングの事です)
あと、「どこにいても、ヒーローは、冷静沈着でなければなりません!」というのも、なかなかカッコ良かったですね。まあ、その後の驚きっぷりで、「どこかズレてるんだよなあ」という感は否めなかったですが。(笑)
今話は、カッコ良さよりも可愛さを多大に感じたところがあり、「ヒーローになりたいと思っていても、やっぱり年頃の女の子なんだよな」と、微笑ましい気持ちになりました。
そう感じたところは、2つあり、まずは、Aパートで、ましろから、お友達になろうと言われたところから。その後に、目を輝かせ、嬉しさを噛みしめてからの「はい!」とか、めちゃくちゃ可愛過ぎでしょ!
この表情変化を見た感じでは、ソラシド市に来る前は、あまり友達がいなかったのかもしれませんね。誰かと一緒に遊ぶよりも、ヒーローを目指して、1人で厳しいトレーニングを積む事を優先してきたのでしょう。
でも、心のどこかには、友達と仲良く遊びたい気持ちがあったのでしょうね。あの嬉しい返事は、それを物語っているように感じました。
立派なヒーローになるために鍛錬を積むのは大事ですが、友達付き合いも大事な事。友達との交流を通じて、前話で破られたヒーロー手帳には書かなかった事を、ましろからもらった手帳に沢山書けたらいいな、と思いますね。
もう1つは、私服が決まってウキウキしていたところですね。
ヒーローになりたい気持ちが強いゆえに服装には無頓着といっても、やっぱり女の子。可愛い服を着たら気分はアガりますよね。
私服が決まる前に色々と試着していたのも、すごく見応えがあって良かったです。今後も、ましろと一緒にオシャレで楽しむシーンが多くあったらいいな、と楽しみにしています。
また、ソラがヒーローを目指そうと思った理由も明らかに。幼い頃に、森に迷い込んで悪霊に襲われたところを、誰かに助けられたのが、きっかけでした。
自身の大きな危機に誰かが助けてくれたとなれば、その人が忘れられない存在になるのは当然の事。その人のようになりたいと思うのも納得ですね。
その者がソラを助けたのは偶然でしょうけど、人と人が巡り合う事は、いつだって必然であり、運命。もしかしたら、ソラがその者に会えた事は偶然ではなく、誰かによって作られた必然なのかもしれません。
その必然が、今後の物語で2人が再会する展開に導いてくれると信じたいですね。物語が後半に入ってからになると思いますが、その時を楽しみにしています。
あと、ましろの祖母・ヨヨも、すごく気になる人物だったでしょう。彼女は、すべてを知ってそうな雰囲気でしたね。
ソラとエルを知ってるかのように2人を家に入れた事。エルのために用意していたかのように、粉ミルクやおむつが家にあった事。鏡を通じてソラ達の様子を見ていた事。エルがプリンセスだと知っている事。これには、「何者だ!?」と思っちゃいますよね。
ヨヨは、スカイランドの関係者でしょうか。私は、王族に仕えていたんじゃないかと思いますね。
ヨヨが何者なのかは、7月までには明かされますかね。ソラやましろを温かく支えるものと信じて、彼女の行動にも注目していきたいと思います。
さて、次回は、まだ2人目のプリキュアは登場しないようです。前作と同じく、4話目になりそうですね。
しかし・・・、

まさかの、ましろのギャグ顔連発。え? キミって、そんなキャラだったの?
おしとやかなキャラだから、ギャグ顔はあまり出ないんだろうな、と思っていましたので、これは嬉しいですね。よし! 次回も全裸待機だな!(笑)
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「ひろがるスカイ!プリキュア」第2話「ヒーローがおうちにやってきた!?」の感想です。
~ オープニング前 ~
前話の続きです。スカイランドの王女・エルを悪者の手から救ったソラですが、周りから注目を浴びてしまいます。
この状況をよく分かっていないソラは、もう安心だと声をかけますが、パトカーのサイレンの音が。大事になりそうだと感じたましろは、ソラをこの場から遠ざけます。
~ Aパート ~
それからしばらくして・・・、

「ここが、ましろさんのお家!?」

「もしかして、ましろさんって、この世界のプリンセス!? ましろ姫ですか!?」
「え・・・。そんなんじゃないよ・・・。」


そういう事にさせて下さい。ソラのイケメンっぷりを考えると、ましろはプリンセスに位置付けさせた方が、今後の様々なシーンでおいしく感じる事ができそうですので。(笑)
〈ついお家まで連れてきちゃったけど、これからどうすればいいのかな?〉


「ましろさん、お帰りなさい。」
「お祖母ちゃん・・・。」


「こ、これ、絶対信じてもらえないと思うけど、聞いて!」

「この子達が、空の上からピューって! それから、モンスターがバーって! それから、それから、キラキラってなって、フワーって!」



「大変だったわね・・・。さ、おあがりなさい。」
「え・・・。」


「え・・・。自分でも言うのもなんだけど、今の説明でOKなの、おかしくない?」

キミの説明じゃ分からんでしょ。色々と知ってるから、OKを出したんだと思うよ。
まあ、私だったら、事情を聞かずにキミ達を迎え入れると思うな。1時間くらい膝枕してもらう事を条件としますが。(新シリーズでも、お前の変態っぷりは変わんねーな(笑))
ましろは、スカイランドという別の世界がある事が、ソラは、自分が別の世界にいる事、そして、プリキュアに変身した事が、それぞれ信じられず、不思議な思いを抱いていました。
ましろはヨヨに、プリキュアの事を調べてほしいとお願いしますが、ソラは、エルを家に帰す事が先決だと主張します。
「約束したんです! パパとママのところに、帰してあげるって・・・。」


「ヒーローは、泣いている子供を、絶対に見捨てません!」


ソラは、お腹が空いてるんじゃないかと察し、ましろは、ミルクを用意しようとしますが、コンビニで買えるのか、味の種類があるのかが分からず、戸惑います。
そんなましろに、ヨヨは、キッチンの棚の一番下に、粉ミルクとマグがあると言いました。
という事で、ミルクを用意する事ができ、ミルクを飲んだエルは落ち着きました。



「すごい!」
「家に歳の離れた弟がいるので、慣れてるんです。」
「そうなの? でも、やっぱり、すごいよ!」


「お祖母ちゃん、どうして家に粉ミルクとマグなんてあるの?」
「おむつだってあるのよ。」


「ええ・・・。」

「出会いに偶然はない。人と人が巡り合う事。それは、いつだって必然。運命。物語の始まり。」


「分かる? あなたの世界に戻る方法が見つかるまで、2階の空いている部屋を好きにお使いなさい。」
「お祖母ちゃん!?」



「お家からさらわれて、別の世界に放り出されて、モンスターに狙われて、大変な1日だったね・・・。」



「あの、ましろさん。この部屋、本当に使わせてもらっていいんでしょうか?」
「いいんじゃないかな? たぶん。」


「ごめんなさい・・・。私、できるだけ早く出ていきます!」
「ええ・・・。」

「家のお手伝いも・・・。だから・・・。」
「大丈夫だよ・・・。」


「ましろさん。」
「はい?」


「今日の御恩は、決して忘れません。今より私、ソラ・ハレワタールは、ましろさんを守る騎士となり、全身全霊、忠義を尽くし、あなたを守ります。」
「時代劇かな?」



「騎士とかいらないよ・・・。」
「じゃあ、どうすれば?」


「えっと・・・。そうだ! お友達から、お願いします!」



「はい!」

「そうだ! 着替えは、とりあえず私のジャージでいいから、ちゃんとしたのは、明日買いに行こう!」

「もし足りないものがあったら、私、隣の部屋にいるから、何でも・・・。って、あれ?」

「秒速過ぎるよね・・・。」

「でも、無理ないよ・・・。お休み、ソラちゃん・・・。」


その翌朝・・・、

「いっぱい飲むね! このミルク、買い足しておいた方が良さそう。」

「えっと・・・。こんな感じかな・・・。」





「美味っ! 何ですか!? この魚!」

「臭みがなくて、歯ごたえプリプリ・・・。甘味がブワーって口の中で広がって、目の前に大海原が広がるようです!」



「グルメレポーターかな?」

いや、実は、ソラの前方にカンペがあって、それを読んでるだけだったりして。(笑)
「どんどん食べてね。」
「はい! いただきます!」

「あ・・・。それは・・・。」


「あー・・・、梅干しは、ハードル高めだったかな・・・。」


~ Bパート ~
それからしばらくして、ソラとましろは、買い物に出かける事に。その間、エルの面倒はヨヨが見る事になりました。
「いい子でお留守番できますか? エルちゃん?」


「エルちゃん? そっか、本当の名前が分からないからね。」


「何か?」
「いいえ。素敵な名前だって思っただけ。」

その後、2人は家を出ました。
「昨日襲ってきたヤツ、えーと・・・、ザブトンだっけ? カツドンだっけ?」
「だいたい、そんな名前だったと思います!」


おいおい、どっちも違ってるぞ。バカトンだよ、バカトン。「プリキュア」を17年近くも見てきた、この私が言うんだから、間違いない!(便乗して間違えてんじゃねーよ(笑))
「まだその辺にいたりするのかな? バッタリ出くわしたら、どうしよう・・・。」
「私が追い払います! 安心して私に任せて・・・。」

「うわっ!?」
「ああ、ごめん。今、駅の近く。」


「任せちゃって大丈夫かな?」
「取り乱しました・・・。」


「たとえ火の中、水の中、どこにいても、ヒーローは、冷静沈着でなければなりません!」


「この世界の機械に驚くのは、これが最後です!」



「た、建物の中に市場が!」
「おーい、行くよ?」

「か、階段が動いてる!?」
「おーい?」


「に、人形がしゃべってる!?」

この世界の機械に驚くのはこれが最後だと言っていたのは、どこの誰でしたっけ? たった20秒でフラグを回収するとか、ヒーロー、すげーな。(笑)
「ましろさん、離れて下さい! これは何だか怪しげです!」
「どっちかというと、私達の方が怪しげかな・・・。」

確かに、そうだね(笑)。つーか、さっきから、ましろがツッコんでばかりで大変やのう。「ヒーリングっど」で、アスミが登場したばかりののどかも、こんな感じだったな、と懐かしく感じます。
「どっちのジャージにするべきでしょうか?」
「ジャージ以外の選択肢があってもいいんじゃないかな?」

「はっ・・・。その考えはありませんでした!」
「なかったんだ・・・。」

ジャージ以外興味がないとかマジかよ・・・(笑)。まあ、確かに、ジャージだったら、いざという時に機敏に動けて良いですよね。見た目の可愛さを考えたら、もったいなさ過ぎますけど。
「ましろさん、お願いがあります。私の服を選んでもらえませんか? どんな服がいいのか分からなくて・・・。」


「うん! 任せて!」

「ヒーローになるには、どうすればいいんだろう・・・。小さい頃から、その事ばかり考えてきて、服の事まで気が回らなくて・・・。」







「似合ってますか?」
「似合ってる!」


「本当ですか!?」
「本当だよ!」





「ねえ、聞いてもいい? ソラちゃんは、どうして、そんなにまでして、ヒーローになりたいって思ったの?」

「本物のヒーローを見てしまったから、でしょうか・・・。」

「小さい頃、行ってはいけないと言われていた森に、迷い込んでしまった事があって・・・。」





「あの日、私は、本物の私のヒーローと出会ったんです!」

「あの人みたいになりたい・・・。そのために毎日トレーニングをして、ヒーロー手帳をつけて・・・。」
「ヒーロー手帳?」





「あの手帳、そんなに大切なものだったんだね・・・。」


「助けてくれ!」


「うめー! パワーがみなぎってくるのねん! これだけ食べれば・・・。」


「お、お前ら!」
「ザブトン!」


「ザブトンじゃないのねん! カ、バ、ト、ン!」

こいつの名前が「ザブトン」だったら、大相撲で金星が起きると、こいつが宙に舞う事になるのか。なんか嫌だな、それ。(笑)
「性懲りもなく、また悪い事を! 許しませんよ! カツドン!」
「カバトンだって言ってんだろ! わざとか!」


正しい名前を言ったのに「カツドン」って間違われたんだから、わざとかもね。(笑)
まあ、前話のお前の非道の数々を考えると、カツ丼にして食っちまいたいと思うし、「カツドン」って呼ばれても仕方ないんじゃないかな。という事で、今日から、お前の名前は「カツドン」な。(笑)
「ええい! あのガキンチョは、どこだ!」
「まだエルちゃんの事を諦めていないんですか!?」




その後、カバトンは、ランボーグを生み出しました。

ランボーグは街中を暴れ回ります。ソラは、ましろの手を取って、ランボーグの攻撃をかわし続けますが・・・、

〈ソラちゃん・・・。〉

「なぜ、あの子を選んだのです? プリンセス・エル。いいえ、今はエルちゃんでしたね。」



「未熟です・・・。憧れのあの人の背中は、遥かに遠い・・・。」


「でも!」
「ソラちゃん・・・。」



「でも、今は、ヒーローの出番です!」

そして、ソラはプリキュアに変身。ましろを抱えながら、ランボーグの攻撃をかわしました。



「出たな、プリキュア!」

「ソラちゃん! 気を付けて・・・。」



「はい!」

その後、スカイは、ランボーグのミサイル攻撃をすべて叩き落とし、ランボーグに連続パンチ。ランボーグは、間合いをとって攻撃するも、回避され、強烈なキックを見舞われます。
その後のランボーグの攻撃も通用せず、特大ミサイルを発射しましたが、スカイは受け止めて、回転をつけて返しました。
そして、ヒーローガールスカイパンチ。ランボーグをやっつけました。
〈キュアスカイ・・・。すごい!〉


カバトン撤退後、ましろはソラを、ある場所に連れて行きました。それは・・・、

「良かった! まだ売り切れてなかった!」


「えっと?」
「どうかな?」
「どうかなって?」


「これ、ヒーロー手帳の代わりにならないかな?」
「え?」
「可愛いでしょ? 発売前から情報をチェックして、おこづかい貯めてたんだ!」



「でも、今これが必要なのは、私じゃなくて、ソラちゃんって気がするから、ね! プレゼントさせて!」
「駄目です! もらえません!」




「どうして?」
「本物のヒーローを見ちゃったから! かな?」






「物語の始まりね・・・。」



今回は、これで終了です。
今回は、エンディングの映像が一部変わりました。「いつもの街 いつもの毎日」の歌詞の部分では鏡が描かれていますが、鏡にスカイの変身シーンが映されました。


エンディング開始時に、スカイが「来週からエンディングのどこかに他のプリキュアの仲間が登場するかも」と言ってましたが、次回以降、過去作のプリキュアが、この鏡に映されるのかも? 次回の視聴の際、注視しておきたいですね。
次回:「シクシクホームシック! 泣かないでエルちゃん!」
なにやらエルの機嫌が悪い様子。
その理由がパパとママに会えない事だと分かったソラ達は、「ミラーパッド」を使って、スカイランドと交信する事に。

【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
ソラのカッコ良さと可愛さを存分に味わう事ができ、素晴らしい第2話だった!
いやー、これは、バレンタインデーで、ソラにチョコをあげたいと思う親衛隊が沢山出てくるだろうな! 間違いなく!
今話の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね(笑)。2人目のプリキュア登場は先延ばしとなったものの、ソラのキャラ掘り下げが良い感じになされ、すごく見応えのある一話に仕上がっていたと思います。
人間離れした運動神経を見せたり、不屈の精神で立ち上がった前話ほどではありませんでしたが、今話もソラはカッコ良かったですね。バトルは、プリキュアの強大な力に振り回される事もなければ、ダメージもまったく受けずの、圧倒的勝利でした。
そして、なんといっても、お姫様抱っこ! やっぱり、女の子が女の子をお姫様抱っこするのは良いぞ・・・。これは、ましろが「本物のヒーローを見ちゃった」と言うのも納得ですね。
他にも、「ましろさんを守る騎士となり、全身全霊、忠義を尽くし、あなたを守ります」というのもカッコ良いんですが、発言ぶっ飛び過ぎぃ!
ヒーロー思考のこの子にとっては、自然なセリフなんでしょうけど、こちらからすれば、ドキドキもんだよ! 「ソラまし」熱をめちゃくちゃ上げてくれました。(「ソラまし」というのは、ソラとましろのカップリングの事です)
あと、「どこにいても、ヒーローは、冷静沈着でなければなりません!」というのも、なかなかカッコ良かったですね。まあ、その後の驚きっぷりで、「どこかズレてるんだよなあ」という感は否めなかったですが。(笑)
今話は、カッコ良さよりも可愛さを多大に感じたところがあり、「ヒーローになりたいと思っていても、やっぱり年頃の女の子なんだよな」と、微笑ましい気持ちになりました。
そう感じたところは、2つあり、まずは、Aパートで、ましろから、お友達になろうと言われたところから。その後に、目を輝かせ、嬉しさを噛みしめてからの「はい!」とか、めちゃくちゃ可愛過ぎでしょ!
この表情変化を見た感じでは、ソラシド市に来る前は、あまり友達がいなかったのかもしれませんね。誰かと一緒に遊ぶよりも、ヒーローを目指して、1人で厳しいトレーニングを積む事を優先してきたのでしょう。
でも、心のどこかには、友達と仲良く遊びたい気持ちがあったのでしょうね。あの嬉しい返事は、それを物語っているように感じました。
立派なヒーローになるために鍛錬を積むのは大事ですが、友達付き合いも大事な事。友達との交流を通じて、前話で破られたヒーロー手帳には書かなかった事を、ましろからもらった手帳に沢山書けたらいいな、と思いますね。
もう1つは、私服が決まってウキウキしていたところですね。
ヒーローになりたい気持ちが強いゆえに服装には無頓着といっても、やっぱり女の子。可愛い服を着たら気分はアガりますよね。
私服が決まる前に色々と試着していたのも、すごく見応えがあって良かったです。今後も、ましろと一緒にオシャレで楽しむシーンが多くあったらいいな、と楽しみにしています。
また、ソラがヒーローを目指そうと思った理由も明らかに。幼い頃に、森に迷い込んで悪霊に襲われたところを、誰かに助けられたのが、きっかけでした。
自身の大きな危機に誰かが助けてくれたとなれば、その人が忘れられない存在になるのは当然の事。その人のようになりたいと思うのも納得ですね。
その者がソラを助けたのは偶然でしょうけど、人と人が巡り合う事は、いつだって必然であり、運命。もしかしたら、ソラがその者に会えた事は偶然ではなく、誰かによって作られた必然なのかもしれません。
その必然が、今後の物語で2人が再会する展開に導いてくれると信じたいですね。物語が後半に入ってからになると思いますが、その時を楽しみにしています。
あと、ましろの祖母・ヨヨも、すごく気になる人物だったでしょう。彼女は、すべてを知ってそうな雰囲気でしたね。
ソラとエルを知ってるかのように2人を家に入れた事。エルのために用意していたかのように、粉ミルクやおむつが家にあった事。鏡を通じてソラ達の様子を見ていた事。エルがプリンセスだと知っている事。これには、「何者だ!?」と思っちゃいますよね。
ヨヨは、スカイランドの関係者でしょうか。私は、王族に仕えていたんじゃないかと思いますね。
ヨヨが何者なのかは、7月までには明かされますかね。ソラやましろを温かく支えるものと信じて、彼女の行動にも注目していきたいと思います。
さて、次回は、まだ2人目のプリキュアは登場しないようです。前作と同じく、4話目になりそうですね。
しかし・・・、


まさかの、ましろのギャグ顔連発。え? キミって、そんなキャラだったの?
おしとやかなキャラだから、ギャグ顔はあまり出ないんだろうな、と思っていましたので、これは嬉しいですね。よし! 次回も全裸待機だな!(笑)
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。