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スター☆トゥインクルプリキュア 第47話感想

2020年01月13日 | スター☆トゥインクルプリキュア
 今話の名セリフ:「皆さんが、心の底から受け入れているのか、私には分かりません。でも、私は、ただ前を向いて歩いていきたいです。」(香久矢まどか)

 「スター☆トゥインクルプリキュア」第47話「フワを救え! 消えゆく宇宙と大いなる闇!」の感想です。


~ オープニング前 ~

 前話の続きです。ダークネストの正体・へびつかい座のプリンセスによって苦しめられていたノットレイダーの者達は、宇宙星空連合の救護員達の手当てを受けていました。
   
 ガルオウガも手当てを受けており、目を覚ますと、ひかる達が目の前にいました。
 ガルオウガは、自分を助けてくれたアイワーンに礼を言います。テンジョウとカッパードも無事です。

 その直後、プルンスは、フワと12星座のプリンセス達がどこにいるのか、ガルオウガに聞きました。プルンスが守るべき者達が今は無事でないため、気が気でありません。
 ガルオウガは、自分達が行くのは叶わぬ場にいると答えました。


~ Aパート ~
 ガルオウガ達はダークネストのワープにより星を行き来していた上、例の腕輪もないとなれば、へびつかい座のプリンセスがどこにいるのか分からず、フワ達の居場所も特定できません。
 ですが、以前、ノットレイダーがある場所を分析してもらうためにグーテン星に来た件があります。分析の結果、ワープを繰り返せば行けるとの事。
 その直後、テンジョウとカッパードも目覚め、協力を申し出ました。
「行こう、一緒に! 守ろう、みんなの宇宙を!」
    
   
    
    
「信じてよろしいのですか?」
「私は・・・、彼女達を、信じるである。」
    
   
 それに、仲間は多いに越した事はないですし、他の宇宙船はほとんどが大きな被害を受けているとなれば尚更です。という事で、皆で協力してノットレイダーへ向かいます。

 同じ頃、12星座のプリンセス達は、へびつかい座のプリンセスの拘束から抵抗しますが、へびつかい座のプリンセスは、すべての力を放ったから無駄だと言います。
 「力を放った」とは、どういう事か? へびつかい座のプリンセスがスターパレスを襲った時、12星座のプリンセス達は力を奪われまいと、力を宇宙に放ち、散らせました。その力が、プリンセススターカラーペン。
 それらをひかる達がすべて集め、その力をフワに与えました。その結果、フワがユニコーンの姿に成長
 つまり、12星座のプリンセス達の力は、フワに宿っているという事。
「見よ、あれがパレスに収まりし時、我の力が、お前に注がれる・・・。」
    
「さすれば、大いなる闇が広がり、この宇宙をすべて飲み込む・・・。」
   
「そして、我が、新たなる宇宙を創る!」
   
 ですが、12星座のプリンセス達の力は、フワに宿っているものだけではないようです。それは、へびつかい座のプリンセスも分かっているようですが、一体どういう事なのか?

 少しして・・・、
    
「カッパード!」
「何だ、それは?」
「おにぎりだよ!」
「艦内食ルン!」
    
「水でいい!」
    
「そういう事言わずにさ、美味しいよ!」
「グイグイ来るな! いらぬ! そのような得体の知れぬ物体は!」
「決めつけはなしルン!」
    
「さあ!」
   
    
「美味い・・・。」
「ね? キラやば~っ☆でしょ?」
    
   
「ああ・・・。」
   

    
   
「もう大丈夫なの?」
「休んでなどいられないでしょ。」
   
「聞いたわ。あなた達が、みんなの暴走を止めてくれたって・・・。駒ちゃん達を救ってくれた・・・。礼を言う・・・。」
「そんな・・・。お礼だなんて・・・。」
   
「ありがとう・・・。」
「テンジョウ・・・。」
    
   

「相変わらず・・・、開かないっつーの!」
    
「ったく、派手に改造してくれたわね。ホント、センスないニャン・・・。」
    
「うるさいっつーの! めちゃくちゃクセがある宇宙船だっつーの!」
   
    
   
「コツがいるニャン。」
    
   

   
「なぜ受け入れる? 我々の仕打ち、そう簡単に忘れられるものではない。」
    
「皆さんが、心の底から受け入れているのか、私には分かりません。」
   
    
「でも、私は、ただ前を向いて歩いていきたいです。」
    
   

 もうすぐノットレイダーの星に到着します。ひかる達はプリキュアに変身し、他の者達も出撃します。
    
   


~ Bパート ~
 へびつかい座のプリンセスは、プリキュア達がスターパレスに近付いているのを感じ取り、スターパレスに近付けさせまいと、闇を繰り広げていきました。
 ですが、皆、闇を打ち破っていきます。
    
    
    
    
    
   
 しかし、闇の力は強力で、いくら打ち破っても消しきれず、なかなかスターパレスに近付けません。
「ここは任せなさい!」
「テンジョウ・・・。」
   
   
「行け! スターパレスへ!」
「カッパード!」
   
   
「未来を、消させてはならぬ!」
「ガルオウガ・・・。」
   
   
「早く行けっつーの!」
「アイワーン・・・。前にもそう言って、すぐやられたニャン!」
   
   
「今回は違うっつーの!」
   
   
「さあ!」
「行け! プリキュア!」
    
   
「みんな、行こう!」
    
「我らノットレイダーの力、見せてやるぞ!」
   
   

 そして、スター達は、へびつかい座のプリンセスの攻撃を打ち破りつつ、スターパレスへ。
 さらに、サザンクロスショットとレインボースプラッシュで、へびつかい座のプリンセスにダメージを与えました。フワを拘束していた力が弱まり、スターはフワを救出する事に成功。
 ですが、まだ終わりではありません。
「トゥインクルイマジネーションが私達の力だと? 何も知らされていないようだな・・・。」
    
「教えてやろう。この宇宙の命。すべてに宿るイマジネーション。その力は、プリンセスから分け与えられたのだよ。」
   
「分け与えられたって・・・。」
「どういう事?」
   
「我ら13のプリンセスで、宇宙を創った時だ・・・。このスターパレスで・・・。」
   

「イマジネーションを与えるだと?」
「ええ。生まれてくる命に我らの力、イマジネーションの力を。」
「何ゆえに?」
「見てみたいのです。この宇宙に生きる者達が、イマジネーションを、想像力をめぐらして作る世界を・・・。」
   
「与えたイマジネーションが歪めば、どうする? 宇宙の秩序がなくなるぞ?」
「歪みは、人々のイマジネーションが正してくれるでしょう。」
「歪んだイマジネーションを正す。前へと戻すべく浄化する。プリ、キュアの力が。」
    
「プリ、キュア・・・。」
   

「前に戻す・・・。浄化する・・・?」
「プリ、キュアの力・・・。」
    
「我は1人反対し、力でねじ伏せようとした。多勢に無勢。我は追いやられ、大いなる闇を作り、そこで力の回復を待った・・・。」
    
   
「その間、プリンセスは自分達のイマジネーションの力、その半分を命に与えた。」
    
   
「私達のイマジネーションは・・・、」
「元々、プリンセスのもの・・・。」
   
「でたらめでプルンス!」
   
「そうかな? どの星にも、12星座の記憶があろう。」
「12星座の記憶・・・?」
    
「星座・・・。夜空に輝く、12星座・・・。」
「ヤツらのイマジネーションの名残り。」
    
「案の定、イマジネーションは憤り、悲しみ、妬みと、数多の歪みを見せ始めた・・・。よって、我は、この宇宙を消すと決めた!」
    
    
   
 その後、へびつかい座のプリンセスは、星ごと力を蓄えながら、ダークネストと名乗り、歪んだイマジネーションを持つ者達を集め、ノットレイダーとしてスターパレスを襲来。
 宇宙を消すためには、13星座のプリンセスの力と、儀式で使う器、つまり、フワが必要です。スターは、フワは器なんかではないと否定するものの、へびつかい座のプリンセスは、プリンセスの力を入れる場、儀式のスターパレスの一部だと強く言います。
 プルンスはどういう事なのかと12星座のプリンセス達に聞きますが、彼女達は、フワとトゥインクルイマジネーションの力で闇を止めるよう言います。
「プリンセスの力の半分はフワの中。」
「残りの半分は・・・、」
「人々に授けたイマジネーション。その結晶こそがトゥインクルイマジネーション。」
    
   
   
「闇を止めるか・・・。フフ・・・。ヤツらがお前達を動かしていたのは、我を消すため!」
    
「え・・・? 消すって・・・?」
   
「すべては宇宙を守るため・・・。」
「守る・・・。」
    
「フフ・・・。言っておくが、消えるのは我だけではないぞ。」
「え・・・?」
    
「その力を使えば、このパレスに戻る。存在は確実に消える・・・。」
   
「フワが消える・・・?」
   
 直後、へびつかい座のプリンセスは、強力な闇でスター達を消そうとしました。

 ですが・・・、
「大丈夫フワ。」
    
「フワ!」
「フワが・・・、みんなを・・・、守るフワ!」
    
「フワ!」
   
    
    
   
「みんな・・・、今まで・・・、ありがとうフワ!」
    
「フワ! ダメー!」
    
「フワ!」
「駄目ルン!」
「そんな・・・。」
「フワ!」

「フワー!」
    
「想いを重ねるフワ! スタートゥインクル、イマジネーション!」
    
   
「何!?」
   
    
    
    
    
「フワー!」
   

 今回は、これで終了です。


次回:「想いを重ねて! 闇を照らす希望の星☆
 へびつかい座のプリンセスを封じるために、スタートゥインクルイマジネーションを放って消えてしまったフワ。
 ですが、へびつかい座のプリンセスは消滅していない模様。彼女の力により、宇宙は闇に飲み込まれてしまいます。
 そんな中、ひかるが見つけたものは・・・。


    今回のラッキー星座


 今回もラッキー星座公開直後に、次回作「ヒーリングっど♡プリキュア」の番宣がありましたが、今回はこれといってめぼしい映像がなかったため、紹介はカットします。ご了承下さい。


【まとめ】
 ひかる達は、ノットレイダーと協力して、さらわれたフワを助けに来ましたが、フワは、宇宙を守るため、スタートゥインクルイマジネーションを放ち、へびつかい座のプリンセスとともに消えてしまいました。

 今話は、最終決戦2話目。前作もでしたが、これまで敵として戦ってきた者達が味方となって戦ってくれる展開は、やはり熱いですよね。
 また、カッパードは、ひかるやララと良い感じに分かり合えて良かったですね。昨年最後の回で、スターの手を取ろうとした時に邪魔が入れなければ、こんな光景が広がっていたようにも感じます。
 しかも、おにぎりを差し入れにしたのが、またニクいですね。ララの時を思い出して。「決めつけはなし」というララのセリフも、よく分かってる!
 まあ、差し入れするならキュウリの方が良いんじゃないかと思わなくもないですけどね。彼、河童ですし。(笑)
 テンジョウも、手下達を救ってくれた事に礼を言っており、えれなと良い形で分かり合えたでしょう。一緒に笑い合いたい。涙を流してまでそう言っていた事が実現したように見えて、すごく良かったと思います。

 さて、ラスボス・へびつかい座のプリンセスが宇宙を消したい目的については、前話感想で書いた事がだいたい当たっていましたかね。やはり、「多様性」から生じる歪みにより宇宙の平和が崩れる事を怖れており、他のプリンセス達と同じく、宇宙を愛おしく感じている立場だったのでしょうね。
 となれば、へびつかい座のプリンセスは、決して忌み嫌われる存在ではなく、人にイマジネーションを与える事にただ1人反対していたからだとか、宇宙から見捨てられた者達をいいように利用していたなどといった理由で消えていいものではないでしょう。宇宙の平穏を考えているところは尊重すべきであり、和解してほしいと思いますね。
 スターは、「消す」と聞いて戸惑いを感じていたように思え、へびつかい座のプリンセスが宇宙を「大好き」だと思っている事におそらく気付いてるでしょう。ですので、彼女の事も、倒すのではなく、分かり合う方向に進むとは思いますが、そこは、次回を待ちたいですね。

 また、フワの行動は、予想外でした。へびつかい座のプリンセスがフワを利用し、大いなる闇を広げて今話は終わりだと思っていたのですが、自分が消滅しようとも、皆を守るために単独でスタートゥインクルイマジネーションを放つとは・・・。これは、まさかまさかの展開でした。
 ひかる達よりひとまわりも小さいか弱き存在が、ひかる達を守るために、自分の力を振り絞って頑張っていたところには、大きな成長を感じた一方、「自分が消えるくらいなら、成長なんかしなくても良かったのにな・・・」と思ったりもしますね。「フワパニックで周りを騒がせていた方がまだマシだったよ・・・」なんて、冗談抜きで感じてもいます。

 ですが、このアニメは女の子向け作品。フワが消えて終わりなんて事はなく、次回で再会するのでしょう。
 その再会の鍵となるのは、やはり「イマジネーション」ですかね。フワを模したオリジナルの星座を描いていたらフワが出てきたという、あのイマジネーションが求められるのかも?
 次回は、最終回直前の回。ここ近年、最終決戦は最終回前の回で決着しており、おそらく今作も、次回で最終決戦が終わるのでしょう。どのようにしてフワと再会するのか、へびつかい座のプリンセスとどう決着をつけるのか、しっかり見ていきたいと思います。



 今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。

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