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https://www.instagram.com/p/C0xhyZnv_u2/?igshid=MzRlODBiNWFlZA==《人工的に作られた油 トランス脂肪酸》
不飽和脂肪酸は二重結合の在り方で単価不飽和脂肪酸・オメガ３脂肪酸・オメガ６脂肪酸という分類がなされますが、水素の付いている位置によってシス型とトランス型にというふうに分けられます。（シスとは同じ側という意味があります。）
不飽和脂肪酸におけるシス型とは、炭素の二重結合を挟んで水素が同じ側に付いていることを表します。一方、トランス（横切るという意味）型は、炭素の二重結合を挟んで水素がそれぞれ反対側に付いていることを表します。
自然に存在するのはシス型で、トランス型はほとんど存在しません。トランス脂肪酸は工業的に作られたものです。常温で液体の植物油（不飽和脂肪酸）から、「水素添加」という技術で、半固体又は固体の油脂を製造していく過程で生まれるのがトランス脂肪酸です。
「水素添加」の技術によって作られるものは「マーガリン」「ショートニング」「ファットスプレッド」などがあります。それらを原材料に使ったパン、ケーキ、ドーナツなどの洋菓子や揚げ物などにトランス脂肪酸は含まれています。
また，植物油を精製する工程で高温処理による脱臭を行う際に、植物に含まれているシス型の不飽和脂肪酸からトランス脂肪酸が出来ます。そのためサラダ油などにも微量のトランス脂肪酸が含まれています。
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