しん健堂

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「冷え」による足首の怪我

2024-01-01 08:47:00 | 症例
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《「膀胱」が弱ると前脛骨筋が弱ります。》

膀胱と深く関わる筋肉で、前脛骨筋という筋肉があります。この筋肉はスネの筋肉で、足首を曲げる時に使う筋肉です。決して大きくはない筋肉ですが、全体重を支えているとても力が強い筋肉です。



前脛骨筋はふくらはぎの筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)と表裏の関係にあり、お互いにバランスを取り合っています。これらの筋肉の引き合いで足首の曲げ伸ばしが行われています。いずれの筋肉も陰陽五行思想でいう「水」の季節「冬」には弱りやすい筋肉です。

腓腹筋・ヒラメ筋の弱りがアキレス腱を含む足首の怪我や痛みにつながったように、前脛骨筋の弱りも足首の怪我や痛みにつながります。この筋肉の弱りによる怪我(特に多い捻挫)は、全体重がかかってのことが多いので、損傷度が大きくなることが多いです。

前脛骨筋は膀胱と深く関わるので、冷えると弱くなり怪我を起こしやすくなります。特に冷えないように気をつけなければいけない場所は足元とお腹まわりです。足元は筋肉そのものの場所なので当然ですが、お腹まわりに気をつける理由は前脛骨筋に関わるツボがあるからです。



前脛骨筋のツボ=膀胱のツボ「中極」です。このツボの位置はへそ下(4寸)約12cmの辺りです。ここを刺激すると膀胱が元気になると同時に、前脛骨筋も元気になり、怪我の予防や改善に効果的です。また、この辺りが冷えないようにすることが大切です。

「腫れ」「痛み」「発熱」などがある場合は、急性炎症が起きています。その場合にはオメガ3脂肪酸(DHA・EPA)をしっかり摂ることが大切です。オメガ3脂肪酸は体内で「レゾルビン」や「プロテクチン」という強力な抗炎症物質に変換されて炎症を抑えてくれます。





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