アスペルガーを検索していると、よく登場する言葉が二次障害。
長男・次男が通所する児童相談所の優しい先生は教えてくれませんでした。
二次障害、ネットで知り得た情報では、
「様々な発達障害や特性、
もしくは人間関係のトラブルから精神を病んでしまい、
一面的な教育的処置だけでは 改善できなくなってしまった状態」
定型発達で育った子供でも、まわりの環境から影響やストレスを受け、
心を病んでしまうことがありますよね。
ましてや、三つ組の障害を持つアスペルガーくん。
見た目普通なゆえ、
周囲の理解や協力がなければ、かなり苦境に立つことになります。
長男も小学校に上がると、幼稚園の時とは違った難題が浮上しました。
「アイツ人の話、聞いてない。無視した。」
「突然怒り出した。」
「思いやりがない。人が悲しいのに笑ってる。」
ちらほらそんな言葉を耳にしました。
もし学校でこんな言葉をずっと浴びせかけられ、
親にも理解がなく、
「どうしてあなたはできないの?」
「怠け者!」
「情がない!」
なんて言われ続けて育ったら?
心が壊れてしまいますよね。
4年生からの新しい先生は、アスペルガーに理解があります。
養護の先生なんかは一年生の頃から気づいておられた様子。
長男に対しては、たぶん自閉症だろう、と踏まえた上で、
ずっと接してくださったと、今では確信できます。
先生は、いつも自信をつけてくださいますし、
もしできなくても、絶対責めません。
かと言って甘やかして、特別扱いでもなく、
おだててやる気を引き起こしてくれます。
アスペルガーの診断がついてなかった三年生の時みたいに、
シクシク泣いて帰る事がなくなりました。
掃除の時などに何をして良いかわからず、
箒をふりまわしていたら、クラスメイトに
「サボりや!悪い!」という感じでしょっちゅう
なじられたりしてたのです。
現在はまったくそういう事件はありません。
先生がすごく目を配ってくださるのでしょう。
二次障害予防で一番重要なことは自信です。
(先週、児相の先生も自信が大事!!と力説しておられました)
アスペルガーだと気づいてもらえない子供さんは、
絶えず劣等感に悩まされるのではないでしょうか。
すごく不幸なことだと思います。
去年からは我が家でも、おだて作戦でいってます。
もちろん、たまーにですけどね。ぶーぶー言ってるほうが多いです。
「え~問題解くの、めちゃはやっ」
「パパより賢いよ~、天才!」
「そうちゃんがやっぱり一番かわいいよ(こっそり)」
かなり忍耐力必要ですが・・・
次男にも、たま~に、こっそり、
「ともの方が、すぐにママの言う事聞いてくれるから好きやで」
こちらもかなり無理しないと難しい発言ですが・・・
おかげで、
長男「ともはオレに比べたら大分あほや。足し算も知らんしー。漢字も読まれへん」
次男「ちょうちゃん、ばかやな~、ママの言うこときかへんもんな~。ふけちゅやし」
二人とも自分の方がエライ!可愛がられている!と自負しております。
良かったね。二人とも仲良く発達障害があって(^^;)
かなり大変ですが、
男二人、どちらが優れているわけでもなく良かったかもしれません。
多分・・・・・・負け惜しみ