Alpine Style Mountaineering Team「MOVE」

福岡市在住の会員を中心に、九州全域の岩、沢、氷のクライミング活動をしています。現在会員募集中(初心者大歓迎)

日向神 2014.11.16

2014年11月18日 | 活動報告
2014年11月16日(日)
天気 / 晴れ
メンバー / 楠、間野、今村
エリア / 日向神
 
ムーブの今村です。ムーブ山の会に入会して7ヶ月。ついに会長とシロクマ改さん抜きで日向神へ入りました。
気温は低いが風は弱く、岩と青空と紅葉のコントラストが最高。紅葉に見とれながら登攀の準備をする。
 
 
エリアは最近登った田川ルートを選択、心地よい緊張感のなか今村のリードで登攀開始。
 
取付きからスラブの凸部を少し登り込み、その後は垂壁との勝負です。出だしはフレークにレイバックが決まるので安心感がある。
1ピッチ目の核心部に到着する頃にはリードの緊張感もあり腕が少しパンプ状態。先週はセカンドで登ったがリードとなると景色が違う!いけると信じて一歩を踏み出そうと試みるが恐怖心に勝てず核心部からアブミを使ってしまいました。一度アブミの安定感に身を任せてしまうとフリーに移る時の緊張感は半端ないですね。
覚悟してたんですがロープ2本引っ張っての登攀とクリップはやはり体力を奪われる。
このピッチをフリーで抜けるくらいの技術と経験、余裕をはやく身に付けたいです!
 
 
二番手は間野さん。
やはり核心部を抜けるあたりでかなり体力を奪われたようである。だが年齢を感じさせない素晴らしい登りっぷりである!
 
 
三番手は楠さん。
核心部を抜ける手前までフリーで登ってきたがやはり腕力が保たず抜けの箇所だけアブミで越える。まだまだ余裕の表情!
 
 
2ピッチ目フレーク
セカンドならフレーク下部をアンダーで取り左上するのだが、リードで墜落すると皆を巻き込むのでカムを決めて更にアブミをかけての左上となる。
先週はセカンドで快適なフレークだったが今日は違う!難しくないのに身体が思うように動かない。この緊張感と恐怖心に打ち勝っていかないとリードは務まらないので良い経験が出来ました。
 
 
間野さんと楠さんは快適にフレークを登ってくる。ここまでは取付きからほぼ真っ直ぐに登ってきてるが3ピッチ目から少し右上する事になる。もう少しで4ピッチ目のハング下だが思ったより時間がかかってしまったのと他のルートを登るパーティーに落石の危険もあったので次回の課題と言うことで懸垂下降で下りました。
 
三回目の田川ルートでしたが、まだまだ簡単には落とせないです…
 
昼食を済ませ午後からはハナタテ岩へ移動。
ビューティーフルサンデー(土村ルート)を上部の取付きから楠さんのリードで開始。
1ピッチ目はスラブの凸部から右へトラバース、そして垂壁をジワジワと上がりこむ。一度左の隙間に入り垂壁へ移り込むのだが、右足のスタンスは結構使えるがホールドが少ないので楠さんもかなり緊張して登っていた。
 
 
 
2ピッチ目の出だしはランナーを豊富に取れるが上部は快適スラブのためランナーはほとんどない。
 
 
3ピッチ目は終了点の立木まで数メートル。スメアを効かせてペタペタと登り終了。
自分はセカンドでしたがリードを意識してすべてフリーで登攀しました!
 
達成感を噛みしめ夕暮れが迫るなか懸垂下降のセットを急ぎ、三回の懸垂で無事に取付きへ到着。
 
 
 
本日、三人で登った経験はかなり大きなものであり、今後のマルチピッチに活かせるいい経験を得ることが出来ました!
リードは怖いけどやっぱり楽しい、天気もよくて最高の秋晴れのなか抜けるような青空へ向かって登っていく秋の紅葉クライミングでした^ ^
 


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