確か、私が中学生の頃だったと思う。数学の興味深い問題を探していたところ、「コラッツの問題」という数論の未解決問題を知った。問題は次のとおり。
ある自然数nに対して、
・ nが偶数の場合、nを2で割る
・ nが奇数の場合、nを3倍して1を足す
これを繰り返すと、最終的に1になる。
どのような自然数nをとっても、そうなるはずであることが予想されているが、いまだ数学的には証明されていない。
たとえば、n=9のとき、次のようになる。
9, 28, 14, 7, 22, 11, 34, 17, 52, 26, 13, 40, 20, 10, 5, 16, 8, 4, 2, 1
試しに自分の好きな自然数で試してもらえば、やはり1にたどり着くことが確認できるだろう。
人はあるごく限られた現象を、科学的に扱っているに過ぎないと思う。
数学においても、未解決な問題はまだまだたくさんあるし、科学で解明できていない「未科学」の領域は多く存在する。
ときには、まだ科学になっていない、「未科学」の領域を考えることは面白い。
追伸:あの、Googleの入社試験は、ユニークであることが知られている。
たとえば、
「正20面体の各面を3色のいずれかで塗っていくとき、何通りの塗り方が存在するか?」
という問題が出たという。
参考文献
コラッツの問題(ウィキペディア)
竹内薫編(2008)『非公認 Googleの入社試験』徳間書店
ある自然数nに対して、
・ nが偶数の場合、nを2で割る
・ nが奇数の場合、nを3倍して1を足す
これを繰り返すと、最終的に1になる。
どのような自然数nをとっても、そうなるはずであることが予想されているが、いまだ数学的には証明されていない。
たとえば、n=9のとき、次のようになる。
9, 28, 14, 7, 22, 11, 34, 17, 52, 26, 13, 40, 20, 10, 5, 16, 8, 4, 2, 1
試しに自分の好きな自然数で試してもらえば、やはり1にたどり着くことが確認できるだろう。
人はあるごく限られた現象を、科学的に扱っているに過ぎないと思う。
数学においても、未解決な問題はまだまだたくさんあるし、科学で解明できていない「未科学」の領域は多く存在する。
ときには、まだ科学になっていない、「未科学」の領域を考えることは面白い。
追伸:あの、Googleの入社試験は、ユニークであることが知られている。
たとえば、
「正20面体の各面を3色のいずれかで塗っていくとき、何通りの塗り方が存在するか?」
という問題が出たという。
参考文献
コラッツの問題(ウィキペディア)
竹内薫編(2008)『非公認 Googleの入社試験』徳間書店