愛国日報

不動産屋・電気制御システム屋の思いつき・出来事。

想いではグラスの中に_14

2007-10-23 23:34:41 | Weblog
3月の終わり。

事務所で報告書を書いていた。

電話が鳴る?。見ると彼女。

今仕事中なんだけどなあ。まあいい。客のふりして出るか。

「もし、もし。」

廊下に出た。

「Mako~。私~遠い、・・・行く。東京、仕事ない。」

「ああ、そう・・・・・・。」

「・・・・・・今度~日曜、休み?」

「まだ、分からない。」

「・・・・・・月曜、休み?。」

「いや、(自分は外回りが多いからある程度は都合つくよ、なんて絶対理解できないだろうから)まだ分からない。」

「そう。」

「じゃ。また。」

「バイバイ。」

「ああ、バイバイ。」

この子は唐突だなあ。いつも自分のペースだけで話している。まあいい。知っている、限られた日本語でしか会話が出来ないのだ。

何時間かして。

日曜日の仕事が土曜日になった。

俺の部署で花見をやるので土曜日で切り上げようと。

なるほど。いいねえ。こいつは、ラッキー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

チョット待てよ、さっき彼女から電話があったな。

いいよ。せっかくの花見だ。来週に延ばして貰おう。

・・・・・・ただ、どう言えばいいんだ?。

なんだか遠くへ行くとか言ってたな。

と、言うことは・・・。今度が最後か!?。

でもなあ、花見だからなあ。

う~ん。でも・・・これも何かの縁か。

電話してみよう。

彼女、すぐに出た。

「何?。東京を離れるって?。」

「何?。」

「いや、だから・・・。どこへ行く?。」

「妹、お店。」

「(分かんねえ!!)そうか。・・・何時?。」

「今度~日曜日。ん?。」

「じゃ、すぐに行くんだ?。」

「もし~、Mako~月曜日~あ~休み。朝~行く。」

「日曜から月曜まで一緒にいるってこと?。」

「何?。」

『いや、だから・・・。ホント通じねえな。』

「日曜日。月曜日。私。あなた。一緒。・・・・・・?。」

「Mako~。大丈夫?。」

う~ん。どうしようか。