愛国日報

不動産屋・電気制御システム屋の思いつき・出来事。

想いではグラスの中に_11

2007-10-02 22:43:01 | Weblog
「ん?。何?。日本、はなし、分からない。」

「よく、お客さん、外、会う?。」

「おかくさん?。外?。」

「そう、そう。」

「ううん。会う・・・。無い。」

『気を遣っているのか。』

「そう。」

「そうそう。おかくさん、店~だけ。外、会う~、無い。」

「Mako~初めて。」

「そうなの。」

「私~、日本人、みんな~、あ~、口だけ。優しいじゃない。・・・いつも~口・・・だけ。私~好きない。日本人、ぜ~んぜん好きない。」

『俺も日本人だが。』

「お店~しょうがない。外~。要らない。ぜ~んぜん要らない。」

「ああ、そうなんだ。じゃ、何で俺と会った。」

「私~、今から~用事。友達~、会う。」

『なんだ、ついでかよ。』

「Mako~、ここ、分かる?。」

小田急って書いてある。

小田急線のどこかの駅に行くのか。

「小田急の何処?。」

「分かんない。」

『分かんなくてどうやって行くんだ?。』

「分からない。友達、紹介・・・・・・新しいお店・・・・・・仕事ない・・・・・・ダメ。」

「後~友達~電話する。」

「そう、何時に友達と会うの?。」

「ん?。」

「何時。友達、会う?。」

「そうそう、う~ん。まだ~大丈夫。」

『いや、だから何時に会うんだ!?。』

「友達~、知ってる。私~Mako~会う~言った。友達~言う~。リリ~、おーわったら~電話~する。」

「でも、あんまり待たせたらまずいんじゃ。」

「大丈夫。大丈夫よ。私~今日~。あ~嬉しい。」

「なんで?。」

「Mako~来た。」

『あんたも来たじゃねえか。』

それにしても言葉が通じねえな。まあ、それもいいか。

仕事でもプライベートでも、生意気な女に言質をとられるよりも、かえって俺も気を遣わねえ。

そうこうしているうちに2時間程経ったろうか。

流石に今日は休日だ。

携帯がうるさくない。

「時間、大丈夫?。」

「あい。」

そろそろ別れよう。あんまり友達を待たせても可愛そうか。

そうだ。言ってみよう。

「君、かわいいね。俺と付き合う?」