乗ってない間にキャブのジェット類が
詰まり気味になったTMR
ジェットの詰まり
加速ポンプノズルの詰まり(1気筒)
ジェットの洗浄
加速ポンプノズルの開通式
フロート洗浄
フロートチャンバーの洗浄
通路のエアブロー
ボディ洗浄が出来ないところが
苦しいところですが、Vシールは
大丈夫でした。
(アイドル不調が無い為)
アイドリングの燃料調整をして。
完調になりました。
ギアチェンジの際、チェンジペダルがやたら
重い(スムーズにチェンジ出来ない)
V-MAX1200、クラッチハウジングの段付き
でしょう。
はい、ビンゴ。
22年前なら¥20,000程だったので
迷わず交換ですが、新品ナッシングに付き
修正します。
ダイヤモンドヤスリ片手に3時間程掛けて
全部で24面、削って段差を無くした結果。
結果は普通のミッションタッチになりました。
玄人様がオーナーのクラッチは段付き起こしたり
しないのですが、入門編の方がオーナーの場合
半クラッチの時間が長い為、段付きが起きやすいです。
段付きが起きると、クラッチ版がスムーズにスライド
しない為、半クラで変速しているのに等しいので
ギアの入りが重くなります。
気温が下がるとエンジンが掛からなく
なる、マジェスティS。
氷点下にでもなれば、掛からなくなるのかと
思いしや、7度で掛からず。
なんだそれ。
ヤマハサービスにお尋ねしても、これをやれば
治るというのはないそうで、まっ始めますか。
作業&検証モード。
いったん外装剥がして、エラーが出ないように
ヘッドライト、ウインカー、メーターを取付
します。
プラグ、エアクリーナーは問題無しでした。
電装トラブルはまず
これから始めます、電装トラブルは圧倒的に
接触不良が多いので、電気の通りを良くする
事から始めます。
右は防水カプラー用、WAKO`S接点復活剤
ウエット、左は解放式カプラー、バッテリー
端子、ヒューズホルダー、ボディアース等
防水カプラー以外に使用するコネクタグリース。
(MONOTARO)
併せてスロットルボディが真っ黒だったので
清掃と毎日エンジンの掛かり具合を確認して
ましたので、WAKO`S フューエルワンを添加
して、燃焼室とピストンヘッドの洗浄。
結果は、マイナス1.3度でも一発始動に
なりました。
セルボタンを押した時に
グッ、キュルと少し間を置いてセルが
回るのは治らずで、セルモーターしか
ないでしょう。
セルモーターのオーバーホールで治りました。
さて、あと発進の時にガッガッガッとクラッチが
繋がり、スムーズに発進出来ずで、放置すると
クラッチ痛めますので、クラッチのオーバーホール。
ウエイトローラーの摩耗はそれ程でも無かったので
再使用、プーリーのスプリングとクラッチスプリング
のみ交換、グリス洗浄、グリス詰め直しは、手が
汚かったので、画像無しです。
調子良くなりました。
排ガス車は車もバイクも、排ガスを計るところは
空燃比14.7とか少ないガソリンで燃焼させて
ますが、一番濃い全開域では12とかで燃焼させて
います。そうでないと車もバイクも走らない。
濃すぎる燃焼領域でカーボンが発生しますので
車もバイクもカーボンに悩まされます。
ほぼ全開で走るスクーターはなおさらです。
フロートチャンバー(キャブのガソリンが溜まるところ)
年季の入った、腐ったガソリンです。
キャブレタークリーナーでも落ちなくはないですが
とっても時間が掛かります。
こちらは手っ取り早くガラスビーズでブラストしました。
1分程で綺麗に落ちます。
キャブレターのボディ側。
左端の穴がスローのエアジェット。
アイドリングと少しアクセルを開けたところの
スロー系というところにここを通ったエアを
吹き付けてガソリンを噴出します。
真ん中の穴がメインエアジェット。
アクセルの中間領域で主に働くニードル、
アクセル全開域で主に働くメインジェットに
メインノズルという部品を介して、エアーを
吹き付けてガソリンを吹き出します。
キャブレタークリーナーでどちらも抜けて
いたので、完全に穴は通ったと思っていたのですが
メインエアジェットの通路は細くなっているようで
ガソリンを吹き出すのに十分な空気が通らずでした。
一酸化炭素濃度
アイドリング 4% ニードルの領域 0.2%
メインジェットの領域 0.2%
この場合、スローのエア通路、メインのエア通路
共にガラスビーズでブラストを吹くしかないのですが
250以上のキャブでは通路が広がったりはしなかったの
ですが、ボディの柔い50ccのキャブはどうかなと
恐る恐るブラストの結果
一酸化炭素濃度
アイドリング 0.2% ニードルの領域 4%
メインジェットの領域 4%
メインの通路は開通しましたが、スローの通路は
広がった。 泣き)
細長いのがスロージェット、丸いのがメインジェット
スロージェットは純正が12.5番。
オーバーサイズがあれば15番、17.5番と穴径を
大きくしていって欲しいガソリン量に調整すれば
良いのですが、純正は12.5番一択。 泣き)
さて、作りましょう。 笑)
一個¥800ぐらいなので精度は悪い。
精度が悪い故に同じ物を7個も買うと
欲しいサイズがあったりします。
ノーマルがだいたい0.35mm
0.37mm 0.39mm 0.41mm
最後0.425mmのドリルでドンピシャでした。
切削スプレーを吹きながら一つのサイズで
30分程掛けてゆっくり掘ります。(ハンドドリル)
急いで掘ろうとするとドリルが細いので簡単に
ドリルが折れます。
ドリルが折れるとごみになるのでゆっくりです。
過去3度折りました。
一回削ってはエンジン掛けて、一酸化炭素濃度を
確認。ガソリン量が足りなければ次のサイズに。
4回目でたどり着きました。
一酸化炭素濃度
アイドリング 4.0% 二ードルの領域 4.5%
メインジェットの領域 5%
完璧。
今の気温でドンピシャなので、夏は少しかぶる
かもしれない。暑くなってから再調整ですね。
ここまでくると後は、エアスクリューの微調整
だけで済みますので、楽チンです。
バイクに乗るのを楽しみにしておられるところ
時間掛かりまして、大変恐縮です。
日曜日晴れますので、最後試乗して完了予定
です。
0.425mmはKEIHINだと42.5番
KEIHINは穴径
MIKUNI YAMAHA SUZUKI系
は流量になりますので、KEIHIN
とは表示が違います。