プチ早期退職者の資産運用+αブログ

世界のお金持ちが実践するお金の増やし方

 投資系YouTuberとしては有名だと思う高橋ダンさんの標記の本をPrime Readingで読んだ。
 かんき出版から2020年9月16日に出版された本なので、一部情報は少し古くなっている。

 出所:Amazon (2022年1月6日時点ではPrime会員は無料)


 年末、久しぶりにPrime Readingに行ったら、もうすぐ読み放題が終了するタイトルの中に本書があった。私は既に多くの投資本や経済本を読み、失敗も含めて長年様々な投資を実践してきた知見もあるので、今更投資本を購読しようとは思わなくなっている。しかし、著者のYouTubeチャンネルは何度か見たことあり、無料の間に読んでみようと思った。

 本書は8つの章/テーマに分けて、お金持ちになるために知っておくべきことを紹介している。投資以外のことも含めて基本的な考え方や行動についても書いてある。初心者向けに網羅的に書かれた投資本で良書だと思う。

 私にとっては目新しい内容はほとんどなく、年末年始の隙間時間ですらすら読めたが、網羅的に書かれている分だけ初心者には説明が足りなと思う部分もあった。ただ、今は何かを調べるのもネットで簡単にできるので、その気があればたいして支障にはならないだろう。この本をきっかけにすればいいだけだ。

 読書メモ代わりにポイントを書いておく。網羅的ではなく、印象に残った点を要約しているので、多少、正確でないかもしれない。

まえがき
・お金持ちになるために必要な要素は、知識、情熱(パッション)、時間。
・たとえ小さな一歩でも、行動を起こせば次の道が見えてくる。

1章 マインド
・強いパッションにしがって努力していれば、自然とお金は付いてくる。
・世界の金持ちの多くの資産を占めるのは株式。
・失敗の仕方をマスターし、失敗を回避していれば、成功は自ずとやってくる。
・仕事でゴールを決め、近付いてないと思ったらパッションをもって転職する。

2章 投資の基本
・投資で利益を出す5つのルール
 1 情報をできるだけ集める
 2 他人の意見だけで決断しない
 3 分散投資をする
 4 買う理由、売る理由を記録する
 5 一度に大きく売買しない

・長期投資に7~9割、短期投資に1~3割。短期投資でハイリターンを狙う。
・長期投資は株式・社債・不動産に4~6割、国債・現金に1~3割、コモディティに2~4割。年齢と性格によってポートフォリオを調整する。
・株式・社債・不動産はETFを買う。国債はアメリカ国債がおすすめ。コモディティもETF。

3章 ポートフォリオ
・投資信託よりも低コストのETFがおすすめで、ETFは純資産総額の大きいものが良い。
・株式は国と通貨を多様化、国債は3つのETFで期間を多様化して保有する。
・ずっと同じ割合で投資して保有し続けるよりも、その月のパフォーマンスがよかったものに翌月は投資を増やす「ローテーション」戦略にした方がリターンは上昇し、リスクは下がる可能性が高い。

 私は逆張りの長期投資が基本なのでこの戦略とは合わないし、アセットアロケーションに基づいてリバランスすることと逆の発想になる。しかし、投資対象にトレンドがでやすいのは事実なので、この戦略が理にかなっている面もある。やり過ぎるとポートフォリオの意味がなくなってしまうと思うが。

・シャープレシオが高い(同じリターンでもリスクが小さい)投資こそ優秀な投資である。

4章 短期投資
・相場の波に乗る「順張り」のほうがリスクリワード(損失と利益の割合)は良くなる。
・大きな波に1回乗るよりも小さな波に10回乗ったほうが利益を確保しやすくなる。
・投資のマスターにはチャートが欠かせない - ローソク足と移動平均線、出来高チェック、チャートパターン、MACD、ストキャスティクス、ボリンジャーバンド、RSI。

5章 コモディティ(貴金属、ビットコイン、原油)
・金はこれから30年で最も有望な資産。金の価格と米ドルの量の関係で見ると金は安い。2~3倍になってもおかしくない。
・プラチナも長期的には金と1:1になるまで上昇する可能性が高い。銀も2倍になる可能性が高い。
・ドルインデックスと原油は逆相関になる場合が多い。

6章 不動産
・価格がさがりにくく、融資が使えるので不動産投資は有望。
・住宅、特に土地の割合が多い戸建てが有利。

7章 経済
・OECDのCLI (Comosite Leading Indicator)をみるとGDPの動きを早めに予測できる可能性がある。
・中国のGDPは信頼できないが、PMIは信頼できる。

8章 習慣
・英語のニュースを読んで情報リテラシーを高める。世界の多くの金融システムが英語で構築されているから。
・一番大きな無駄遣いは投資しないこと。






名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「読書」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事