プチ早期退職者の資産運用+αブログ

IPOはめったに当たらない

 多くの証券会社に口座を持ち、新規公開株(IPO)を専門に頑張っている人もいるようだが、そもそもめったに当たるものではないので、私はあまりやっていない。ただ、当たった経験もあるので、そのことについて書く。


証券会社によってルールが違う

 メイン口座にしているマネックス証券は完全抽選制だが、申し込んだ時点で購入資金の確保が必要で、外れるまで拘束されてしまう。メイン口座への追加入金は基本的にしないし、大抵フルインベストメントにしているので口座に余裕資金があることは少ない。そのため、IPOを申し込む機会も多くない。

 サブ口座にしている野村ネット&コールは、抽選に当たる前に購入資金は必要ないが、抽選はごく一部みたいだ。大手証券で競争相手も多いこともあり、あまり申込もしない。

 それでも過去2回ほど抽選に当たったことはある。


日本郵政

 この株は当選者が多いので、かなり当たり易かっただろう。郵便事業は重荷だし、傘下の簡保や郵貯は競合相手に勝てる要素も乏しいので、将来性はあまりない株だとは分かっていた。しかし、地方の地域にとっては郵便局の必要性はあるし、配当利回りがよいので申し込んだ。

 100株だけ当たり、一時は多少上がっていたが、上場前の下手な巨額買収で特損を出したり(老人会のような大企業の取締役会。特にひどい日本郵政)、かんぽ生命の不適切販売が起きたりして(生保のセールスレディは結構大変)、株価は低迷している。最近は特に。

 増配してきた他の株の配当利回りが上がっているし、将来性も考えると今後追加売却があっても申し込む気がしない銘柄だ。


メルカリ

 公開前からユニコーンと言われてかなり話題になっていたので、資金を用意して申し込んでみたら、運よく当たった。既に退職していて時間があったので、公開日は値動きを見ていた。公開価格から5割ほど高く寄り付いて、丁度2倍を付けたタイミングで、この価格ならと思って指値したが、二度とその価格を付けることはなかった。今や公開価格を大きく割り込んでいる。ただ、元々大きく下げていたので、最近の相場環境にしては底堅い。

 優秀な人材を多く抱え、国内のメルカリ事業はユーザも増えて割とうまくいっているが、米国事業の赤字が足を引っ張り続け、決済事業のメルペイも競争が激しくて還元競争で赤字が続いている

 決済事業では、大赤字のOrigamiを買収して集約は進んでいる。幾らで買ったのかと思っていたら、メルペイのOrigami買収額は0円だった。


 どちらの銘柄も利益が出る時期は十分にあったのだが、ずるずると見切れずにきて、結局、含み損となっている。企業規模にかかわらず、公開/上場後間もない企業は業績や株価の推移の情報が足りないので、どうも判断しづらい。IPOの投資経験が少ないというのもあるが、どうやら、IPOとは相性が悪いようだ。


 おまけ。IPOをイメージして土筆(つくし)の写真。今年3月19日に近所の駐車場で撮影


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