プチ早期退職者の資産運用+αブログ

科学的好奇心と読書

 もう内容は記憶にないが、小学校の頃、学研の科学と学習(総称)という雑誌の『○年の科学』が好きでよく買っていた。小学校5年の時、学校の科学クラブでゲルマニウムラジオのキットを組み立て、ラジオに興味をもち、『ラジオの初歩から組立まで』という本を買って読んだ覚えもある。当時は真空管ラジオの話もかなり書いてあった。内容は十分理解できなくても、回路図と部品が分かれば作ることはできた。実際、日本橋(大阪)に通ってラジオの部品を買って作ったりもした。

 科学的好奇心があった方なので中学から高校にかけてブルーバックスをよく読んだ。最後に読んだのは6年前、『大栗先生の超弦理論入門』だった。大学院生の頃、授業や自分の研究とは直接関係なかったが、基礎学力が向上したのでハードカバーの素粒子論場の量子論のような専門書も読んだりした。しかし、内容が分からないほどではなかったが、本当に理解できたという感じもしなかった。凡人の限界だった

 社会人になって以降、仕事で必要なもの以外の科学系専門書を無理して読むのは止めた。電子書籍(KOBO)でも何冊も買ったが一般向けの解説書だけだ。最近は本を読まなくてもYouTubeで科学的な解説を色々視聴できる。昨年も最新宇宙論に関する解説等を幾つか観たが、興味深くてよかった。ただ、ツイートで引用したコンテンツを確認したら、著作権の関係からか削除されてしまっていた。しかし、興味をもったキーワードで検索すると簡単に色々見つかる。便利な時代になったものだ。


【おまけ 子供が作ったゲルマニウムラジオ

 20年近く前、子供が小学校高学年だった時、夏休みの自由工作でゲルマニウムラジオを作るのを手伝った。秋葉原に一緒に部品を買いに行って、名刺のケースに組み込んだ。引き出しの中に眠っていたので、引っ張り出してきて写真を撮った。


 原理は極めて単純で、エナメル線を手巻きしたコイルポリバリコンで特定の周波数の電波をキャッチ(同調)し、ゲルマニウムかシリコンのダイオードで整流(検波)し、クリスタルイヤホンで聞くだけだ。電波の波の強さ(振幅)を捉えてイヤホンに流しているだけなので電源はいらない。黒い1本のプラグはアンテナで、電灯線の片方を利用できるようにしてある。

 出来上がった時、一応聞こえたが、想定していたよりも音がかなり小さかった。手巻きのコイルの性能が低いせいだったと思う。小さいフェライト棒にエナメル線を密に巻けばバーアンテナのように機能したはずだ。最近だと、アマゾンでフェライト棒が売ってたりするので驚いた。回路図とかもネットに簡単に調べられる。

 この経験が子供の役に立ったか分からないが、中学生になったら電子工作の通信教育を受けたり、デアゴスティーニのロボットの分冊百科を買って付録を少しずつ組み立てたりしていた。大学は理系に進み、入学した年にはパソコンを自作し、大学院を経て技術職として某企業に就職し、制御回路の設計等を仕事にしている。
 理系に進んだ子供は一人だけだった。

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