岡山県議会議員 森脇ひさき

2023年の岡山県議選で5期目当選させていただきました。
「命と暮らし、環境が最優先」の県政へがんばります。

米軍訓練はやっぱり危険(大分県の演習場にて)

2017-02-16 | 憲法・平和を守るとりくみ
 岡山県の陸上自衛隊日本原演習場で米軍が単独訓練をおこないたいと、中国四国防衛局から日本原演習場がある津山市と奈義町に要請がありました。私たちは、この訓練を受け入れないよう知事や津山市長、奈義町長らに求めてとりくんできました。今日、すでに12回も訓練がおこなわれている大分県の日出生台演習でも中止を求める申し入れをおこなっている記事が「しんぶん赤旗」にありました。

 <トップの写真は2006年2月に日本原演習場でおこなわれた日米共同訓練の一場面>

 岩国に駐留する海兵隊は現在、陸上自衛隊原村演習場(広島県)にて訓練するとともに、そこでできない訓練は東富士演習場(静岡県)でおこなっているとのことで、今回の要請は、東富士でおこなっていた訓練を、岩国基地から近距離にある日本原演習場にておこないたいとのことでした。
 訓練期間は、年14日で毎年。内容は一般射撃訓練(実弾使用あり)、爆破訓練やヘリパッド敷設訓練など。米軍岩国基地に駐留する海兵隊第171航空支援師団中隊と第36戦闘補給部隊で、総勢300人規模とのことです。

 岩国基地には今年1月から16機のF35戦闘機が配備されるとともに、空母艦載機も約60機移駐され、所属機は約130機となり、東アジア最大の航空基地にされることになっています。在日米軍基地は、海兵隊と空母打撃群の両面で、世界への「殴り込み」の一大根拠地として強化されようとしています。また、沖縄に配備されているオスプレイは、岩国基地にも飛来し訓練を繰り返しています。日本原演習場における米軍単独訓練の実施は、全国各地の基地強化と一体のものと言えるのではないでしょうか。
 在日米軍は全国で低空飛行訓練を繰り広げ、爆音で多くの住民を苦しめています。津山市では6年前、低空被告の衝撃波で民家の土蔵が崩壊する事件がありましたが、米軍から損害賠償もなければ謝罪もありません。米軍基地がある沖縄などでは、暴行など凶悪犯罪も後を絶ちません。
 このような米軍に、美しい郷土を荒らさせ、平穏な暮らしを脅かされることを許してはならないと、日本共産党岡山県委員会や県議団、県平和委員会、津山平和委員会、安保破棄実行委員会は共同して、これまで県知事、津山市長、奈義町長に、訓練を受け入れないよう申し入れをおこなってきました。 

   (知事への要望/2月9日)

 さて、今日(2月16日)の「しんぶん赤旗」地方のページには、「戦場さながら 日出生台演習 中止求め大分知事に要請」として、27日から10日間おこなわれる、大分県にある陸上自衛隊日出生台演習場での米海兵隊実弾演習の中止、情報公開などを国に求めるよう知事に申し入れをおこなった記事が掲載されていました。
 申し入れに参加した住民らは、「白リン弾や照明弾の使用など訓練がまるで戦場さながらの様相を示している」「これまで開かれていた米軍指揮官の説明が中止され、公開訓練も制限されて情報開示が後退しつつある」「見たこともない白煙が上がり、夜空がぱっと明るくなったり、とても不安」「米兵が場外でランニングしている。住民の安全が守れるのか」など、不安や怒りの声が出されたとのことです。
 日出生台演習場での訓練は1999年に1回目がおこなわれて以来、通算12回目だそうです。訓練を繰り返す中で、当初の約束が守られない事態が広がっているようにみてとれます。日本原演習場での訓練も、「日米共同訓練の際に交わした地元との協定を遵守する」などとしていますが、守り続ける保障はまったくありません。やっぱり訓練を認めるべきでないということを強く感じました。

 
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