岡山県議会議員 森脇ひさき

2023年の岡山県議選で5期目当選させていただきました。
「命と暮らし、環境が最優先」の県政へがんばります。

正規教員比率89.0%  代替教員の未配置76校で86人(今年度)

2016-12-08 | 教育・子育て充実のとりくみ
6日の県議会一般質問。89.0%(マイナス約1100人)まで少なくされている正規教員を拡大するよう求めました。(要旨は以下の通りです)

【森脇】 正規教員の増員について、教員定数の標準に占める正規教員の割合は、全体として5年前と比べ、減少している(下のグラフ)。



 知事は9月議会の私の質問に、「いい非正規の方がいて、その方を配属された学校は助かることになるので、非正規比率が上がることイコール悪だといえない」と答弁。これだけ大きく正規教員が減っているもとでも、「非正規でも良い」と言うのか。予算をつけて正規で採用するべきではないか。

【知事】 少しでも教員を増やしたいとの思いから、私自ら国へ教員加配を働きかけてきた。非正規教員を正規として採用することも含め、教育委員会が責任を持って対応しているが、現在の志願状況から、採用数を増やすことは教員の質の確保面かも難しいと聞いている。学校の教育力を向上させるため、正規教員の確保も含め、教師業務アシスタント等の多様な人材を活用し、子どもたちの学ぶ環境を整備することが重要と考えている。

(結局、「質」の確保などを理由に、正規での採用数を増やすことに消極姿勢。業務アシスタントの配置など安上がりの対策ですませようとしています。そこで、現に経験を積んだ非正規教員を別枠で採用するよう求めました。)

【森脇】 標準定数と実際の正規教員数の差は小中学校あわせて1100人くらいと聞いている。この不足数を通常の採用試験だけで補うのはなかなか難しい。そこで、通常の採用とは別に、これまで常勤講師などとして現場で経験を積まれている方については、一定の条件があれば正規教員として採用することを検討するべきではないか。

【教育長】 これまでも教員採用試験において、年齢制限撤廃や地域枠設定など、正規教員の確保に向け、様々な見直しを行ってきた。講師経験者に対する別枠での採用は、大学新卒者等との公平性の観点から困難。

(「大学新卒者との平等」などと言っていますが、退職や児童生徒の増加など通常の必要数は通常通り採用すれば、新卒者に不利にはならないはずです。結局、正規採用割合を大きく改善するつもりがないと言うことでしょうか。代員教員の未配置も深刻です)

【森脇】 産休、育休、病休等の代員教員確保について、今年度未配置となっていた学校数や人数、現時点(12月1日時点)で解消されていない学校数や人数とその期間について。

【教育長】 今年度、未配置となっていた学校は76校で86人であった。そのうち、12月1日時点で未配置なのは13校13人。期間としては、10日以内が5人、10日程度2人、50日程度3人、90日程度3人である。

 先生方の多忙化の解消とともに、教員配置の抜本的な改善が必要です。
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