今日、日立の「世界不思議発見」を見ていたら、こんな宣伝がありました。
「つくろう」というシンプルなタイトルでしたが、「いいものを作り続けます」という、技術の日立らしいメッセージでした。
ちょうど今日「日本は技術者で支えている」という記事を投稿したところだったので、なかなか感じるところがありました。
我々エンジニアの醍醐味はなんと言っても、苦労に苦労を重ねてやり遂げたときの感激です。理系を志した自分がこの世に生きた証です。
私も、DVD用の半導体レーザを実用化し、製品として出荷されたとき、凄く嬉しかったです。今はLSI開発の仕事に移りましたが、あと暫くすると、久々に感激の瞬間がやってきそうです。会社あげて新聞発表したり、記者取材を受けたりして、お祭り騒ぎになると思います。
日立のお話をしたところで、松下のお話もちょっとだけしましょうか。
この会社は3年ほど前、相当危なかっです。何がって、経営の神様といわれる松下幸之助さんが、右肩上がりで大きくしてきた会社だったのですが、創業以来80年も経つと制度疲労が起きますよね。
それを見事に再生させたのが今の社長の中村さんです。文系の営業出身の方のようですが、日本における製造業の重要さを説いておられます。
その『松下再生』の生々しい記録を綴ったのが、この本です。一読をお勧めします。
冒頭の木は誰もが知っている「この木何の木、気になる木」です。日立製作所のHPの壁紙サイトから頂きました。