さて話を戻して、ライフワークをどうやって見つけるのかを簡単に説明しましょう。
・・・・・とはいっても、あなたに合っていて、しかもこれから花開く技術分野。そんなものが簡単に見つかるとは思えません。
一つキーワードがあります。 『境界領域』 です。
私も物理と電子工学の境界領域で光通信という境界領域を見つけました。
人間は無から有を作り出すことは出来ません。AとBを足してCという新しい物を作り出します。洗濯機と食器棚を足して食器洗い機ができたように。
これからもきっとそうでしょう。
今をときめくIT長者も、かれらが学生だった頃のIT産業は色々な技術の融合が始まったばかりで、まさに境界領域の分野がゴロゴロしていたと思います。
自分の身の回りを見渡して、境界領域で新しい芽が出始めてないか探してみてください。皆さんの初々しい感性で世間の動きと学問の世界を見比べてみてください。
それと、自分の性格や能力が何に向くかも、早めに考えましょう。
「勉強は人一倍好きだけど、人前で話すのはどうしてもいやだ」という人が、無理してコンサルタントになろうと思わなくてもいいのです。
また、「化学実験よりも、経済や政治の動向を論じる方が好きだ」という人が、無理して母校の教授になろうとしなくてもいいのです。
こういう「自己の気付き」を就職活動が始まってからする人がいますが、理系の場合、それでは手遅れです。
- 自己の適性を理解してこそ、ライフワークを考えることが出来ます。
- ライフワークが決まってこそ、就職先を考えることが出来ます。
この順序は絶対に間違ってはいけませんよ。
だから、「自己の気付き」は大学2年生頃から始めないといけない のです。
遅れると取り返しがつかないので、大学が主体となって、学生全員に適性試験を受験させて、学生の注意を喚起するくらいのことをしないといけません。
それ位重要なことだと思います。
さて、最近このブログに訪問して頂く方が増えてきております。
どういう方に読んでいただいているのか、是非知りたいと思います。学生さん、大学職員の方、企業の方、就職業界の方・・・・ いろいろな方からご要望・ご批評を頂き、より良い内容にしていきたいと思っております。匿名でも大歓迎です。
下のコメント欄
moriume_2005@goo.jp
moriume@dol.hi-ho.ne.jp
のいずれかでお待ちしております。