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ライフワークを見つけよう(2)で、「第4の理由が付け加わり、私は迷わずこれを自分のライフワークと決めました」という意味深なことを書きました。
その「第4の理由」とは、師匠を見つける ことです。
いくら自分で「これこそが自分のライフワークだ」と思うものを見つけても、あなたはなんと言っても世間を知らないひよっこです
。
自分を正しい方向へ導いてくれる師匠は必ず見つけましょう。しかも、師匠の良し悪しで、あなたの人生は天と地ほど変わってしまいますよ。
優れた師匠がいてこそ、オンリーワンやナンバーワンになれるのです。
参考までに、私の場合の師匠は光通信の世界的権威でした。何と、私の母校は世界に4箇所しかない光通信発
祥
の地の一つ だったのです。
中核となる教授を筆頭として、4人のバリバリの助教授がいました。どの先生方も、誰もが参照する伝説的な論文を何本も執筆されており、米国AT&T(現在のルーセントテクノロジー)のベル研究所に留学
もしておられました。
また業界への発言力も大変大きく、どんな大きな電気メーカや電線メーカの役員でも、この先生方の指示には逆らえませんでした。
私はこの中のナンバー2の先生に弟子入りすることが出来ました。
弟子入りの時のエピソードがあります。
その先生と私は所属の学科が違いました。私は理学部の物理系の3年生、先生は大学院の工学部所属の研究所に所属。
ですから、普通ならば卒研では入れてもらえないのですが、私の学科には一度も使われたことはなかったのですが、一応そのルートが年に3名分だけあることがわかりました。
それが分かればしめたもので、その先生が電子工学科の教授会に出席していたところを、不敵にも外に呼び出して直談判
しました。前代未聞だったそうです。
さて、皆さんの場合はどうですか? 何も教授だけが師匠とは限りません。どこかのITベンチャーの社長かもしれません。或いはインターンシップで行った先の部長さんだったりするかもしれません。
もし、学外でいい先生が見つかったのならば、兎に角押しかけていけばいいのです。大学の先生も人の子です。慕われて面倒を見ない人はいません。
弟子になる方法は先生が考えてくれるでしょう。研究生とか聴講生とかね。
また、進学するときには当然その大学院を受験して、その研究室を指名しましょう。
大学側としては、そういう師匠と慕われる先生をどんどん増やして欲しいと思います。師匠と慕われない先生は査定が下がる
仕組みの導入も必要だと思いますが、いかがでしょう
大学も淘汰の時代です。師匠のいない大学からは志の有る学生はどんどん逃げ出すでしょう
。