森のパン屋さんとサルーキの自然浴生活

自作の石窯で自家製酵母パンを焼きながら自然に囲まれサルーキと暮らしています。

森のパン屋さんの窯作り完成

2011年12月26日 | 日記
今日も厳しい寒さでした!

森のパン屋さんの完成した窯をご紹介します。




白く化粧をした完成した窯です。




窯正面、左部分です。




正面右です、ふくろうをホワイトセメントで盛り上げました。




窯横部分です。

これは、お窯軍団のメンバー3人で、やたらめったらペタペタビー玉やおはじきを貼り付けました。




ドアを開くと真っ白な大きな窯が堂々お出迎い!




これは今日作りました。

重りのレンガのお人形さんを作りぶら下げました。

娘に怖いと言われました。



初窯パンです。

パリッともっちり!焼けました。



10日振りの営業なので、この日は大忙しでした。

このお客様は開店当初からのお客様で桐生と伊勢崎から来てくださいました。

右側のお客様は、自転車で1時半もかけて来てくださるんですよ!

窯から出たアッアッをたちまち3個ずつ食べていかれました。

あ~幸せ!と言いながら食べている姿を見て胸が詰りました。




この窯になってから釜場は釜場喫茶になりました。

この方は今日3人に目釜場喫茶のお客様、窯の前でコーヒーとパンでおしゃべりして行くのが楽しみみたいで暖炉のように暖かな窯の前に座ってジョーク連発

まあ~和やかな雰囲気で営業しています。

窯作りの後ですので、まだまだすること満載ですが来ると薪運びや、やり残した所のお手伝いをして下さるので本当に助かっています!




パンが焼き上がった後は暖炉になります。

パチパチと薪のはねる音を聞きながら炎を見ていると幼い頃を思い出します。

まあ~そんな訳で窯作りは無事に終わりました。

以前の窯が老朽化していたので窯が崩れてしまったら、もう私一人の力では積み上げられないとパンやさんは断念せざるを得なかったのに思いがけなく、お窯軍団の皆さんにこんな立派な窯を作って頂けた事に心より感謝申し上げます。

いつまで出来るかわかりませんが、私が焼き続けられる限り頑張ってパン屋さんを続けたいと思っています。

これからも森のパン屋さんを宜しくお願い致します。

より多くの方に安全で美味しいパンを召し上がって頂きたいと願っております。


この窯の為にカンパして下さった方々に何とお礼を申し上げたらよいか言葉で言い尽くせぬ思い出いっぱいです。

ありがとうございました!


話題変わって我が家の看板犬メイベルと千鳥久振りの登場です!

窯作りの間、庭に一歩も出られずストレスが溜り溜り私が家に入ると私の、ひざを取りっこでトイレに入っても離れずトイレまで入ってくるんですよ!

おりこうさんで?いたね!




メイベルは今年の冬はコタツに入るのが、とても上手になりました!

去年は身体ごと入ってヘロヘロ

千鳥は、おデブなのにとても寒がりでコタツから出ている事はありません!

おかげ千鳥のに肉きゅうは、いつもガサガサで足が触れると痛いんですよ~

クリームつけてあげるんですがペロペロ舐めてしまい、いつもガザガザです。

今年もわずかブログが後一回位出来るかな~?/font>

心温かく

2011年12月21日 | 日記


窯作りの続きの前に今日はこんな事をお話しますね!


今回の窯作りで私は、沢山の事を得ました。

それは、やさしい心です。

女一人身で、ずーと必死になって黙々と働いて生きるのは並たいていの事ではありませんでしたが、そこには周りの人達が私をサポートして下さった事は忘れてはなりません!!

今回の窯作りは私にとって一生忘れられないでしょう!
前の窯作りは陶芸の仲間がお手伝いしてくれました、たった二人で作りました。

震災後、窯が崩れてしまい一人で積みあげました、一人で重い耐火レンガを積み上げるのは容易ではありませんでした!
積みあげては崩れ、積み上げては崩れ、の繰り返し最後はレンガを持ち上げる力も無くなってしまい涙ボロボロで必死で積みました。

そんな辛さを経験しているので今回は有り難味も倍増でした。

自己中心的になってしまった今の社会に 思うことは、まだまだ、こんな豊かな心をもっている人達がいるんだな~と安堵しました。


私はパン屋さんを始めて四年になりますが森のパン屋さんに来て下さるお客様が大好きです!!
だって!皆、素朴で心の温かい人ばかりが、集まってくるんです、毎日、今日は誰が来るんだろう~楽しみなんですよ~

明日はどんな人に出会えるんだろうとワクワクしています。

クリスマスピザ予約受付中

大1、575円

中1、365円


次回は森パン窯の完成をご紹介しま~す

森のパン屋さんの窯作り

2011年12月19日 | 日記


お待たせいたしました、パン窯が完成しました。


12月4日~13日に森のパン屋さんは新しい窯積みをしました。
4日の予定が大幅に伸びて10日間もかかりやっと完成しました。


この製作にあたって森パン、ファンのお客様が協力してくださいました。

お窯軍団の皆さん本当に!本当に!ありがとうございました。
感謝でいっぱいです。








四年間パンを焼き続けてくれたボロボロになった、この窯も今日で、お役目を終え
取り壊す日がきました。
愛着のこもった窯に今までの感謝とお疲れ様と労いを語りかけて手を合わせました。




この窯で焼いた最後のパンです。




土台は以前の土台も利用して足して面積を広げました。





立ち上げ部分の寸法を測ります、今度の窯は耐火レンガの窯のまわりに、さらに赤レンガと二重構造の蓄熱バッチリの窯です。

以前の窯の二倍焼ける大きな窯です、ネット販売も始めるので一度に沢山焼けるようにと窯の構造も変えました。






外側の赤レンガから積んでいきました。

ガヤガヤと賑やかにジョーク連発の楽しい、お窯軍団です。




この彼は窯を壊す前日に初めてパン屋に来て、これから田舎ぐらしを始めるそうで
ぶらっと知らない土地に行き移り住んで、またまた違う土地に行きと行くところ、
行くところ、人の為に労を惜しまず、お手伝いをしたりリャカーで空き缶集めを
して車椅子に取替えて寄付したりとお釈迦様のような人で全国に沢山のお友達をもって
いるとても不思議な人です、私もお友達になりました。

彼の働き振りは皆で感心してしまいました、とにかく素晴らしい子です。




人数が多いので食事の量もタライ程大きい鍋を外の薪ストーブにかけて炊き出しも
女性軍にお手伝いしてもらい楽しく頂きました。





一日目は外側の赤レンガ積みをして二日目から内側の耐火レンガ積みです。







二日目は耐火レンガ積みです。

前の窯は地震のときに半分崩れてしまいましたので今回は全て横積みでお城の石垣の
ようにガッチリ組み込んで積み上げました。

レンガの数は倍使いますが、まず相当大きな地震が来ても崩れることは無いでしょう!





さあ~一番難しいアーチの部分です。

この窯作りの主になって下さった方Kさんが私にとって神様のような存在で誠心誠意最後の最後まで本当に頑張ってくださいました。

毎晩遅くまで冷えあがる釜場で10日間真剣になってやってくださいました。
煤だらけになって冷え込むなかの辛い作業でした、胸が詰まる思い出いっぱいでした。
この方に足を向けて寝られない思いです。
言葉で言い尽くせぬ程の感謝でいっぱいです!

アーチ部分で手こずり大幅に予定より伸びて焦りでストレスが溜りに溜り半年間
やっと止めていたタバコを吸っちゃいました~

お釜軍団のメンバー(ママその口に咥えている棒は何だ?タバコに見えるんだけど!)

(これ?割り箸だ~よ!へへへ・・・・)どうしましょう~不良になっちやった!





まだ完成ではありませんがとりあえず少し火入れて耐火モルタルを固めました。

火入れ式です、これから美味しいパンを焼いてもらう大切な窯に手を合わせました。




森パン窯は以前と同じく連続窯なので下の置き火の部分に軽く火を入れました。
冷えあがる釜場に暖かい空気と薪の癒される香り完成まで、もうひと息安堵感と溜まった疲れが一揆に出て身体の力が抜けていきます。

来年還暦を迎える私ですが生き抜いて行くために、まだまだパンを焼き続けなければ
なりません!

この窯は私にとって命をつなぐ為の大切な窯と言っても過言ではありません!
さあ~気合を入れてもうひと踏ん張りです。

つづく



群馬高崎少林山森のパン屋さん

森パンホームページ