『美立七曜星』 は明治天皇に仕えた侍女を
七曜に見立てて描いた作品で明治11年に出版された
絵師は月岡芳年
「魁木」
典侍従四位 萬里小路幸子(までのこうじ さちこ)
権掌侍正六位 唐橋貞子(からはし ただこ)
「魁木(かいぼく)」は「梅は百花の魁」を意図しているものと考えられる
「化粧の金」
掌侍正六位 錦織隆子(にしごり たかこ)
権掌侍正六位 唐橋娩子(からはし よしこ)
お歯黒をしている様子
「鉢植の土」
典侍正四位 高倉壽子(たかくら としこ)
皇后入内の際に一条家から共にした女官長
座れば牡丹
同じ叙位でも「正」は「従」の上級で、「権」=「副」の意味となる