オオカミになりたい(遺言)

ずっとそばにいるよ

美立七曜星 木・金・土

2018-02-16 | あづまにしきゑ

『美立七曜星』 は明治天皇に仕えた侍女を

七曜に見立てて描いた作品で明治11年に出版された

絵師は月岡芳年

 

「魁木」

      典侍従四位 萬里小路幸子(までのこうじ さちこ)

権掌侍正六位 唐橋貞子(からはし ただこ)

「魁木(かいぼく)」は「梅は百花の魁」を意図しているものと考えられる

 

「化粧の金」

  掌侍正六位 錦織隆子(にしごり たかこ)

権掌侍正六位 唐橋娩子(からはし よしこ)

お歯黒をしている様子

 

「鉢植の土」

 

典侍正四位 高倉壽子(たかくら としこ)

皇后入内の際に一条家から共にした女官長

座れば牡丹

 

同じ叙位でも「正」は「従」の上級で、「権」=「副」の意味となる