月岡芳年 月百姿
『都幾乃発明』 宝蔵院
明治二十四年印刷
宝蔵院(ほうぞういんいんえい)は安土桃山時代の槍術家。
十文字槍で有名な宝蔵院流槍術の流祖。
大永元年(1521年)~ 慶長十二年(1607年)八月二十六日
国立国会図書館デジタルコレクション 082
胤栄は夜になると寺の庭で槍を使って身を鍛えるのが習慣であった
ある晩槍をしごいていると、ふと池中にゆらめく彼の槍の穂先と
新月の影の交わるのを認めた。 ムムッ、これはなんだ!
この後、槍の穂先に三日月を加えるのを思いついたという。