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Moon Dogs Blog

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トイ・ストーリー4

2019-07-18 22:00:00 | 映画


※ネタバレ注意

今日は「トイ・ストーリー4」を鑑賞。

この作品は1995年に公開された大ヒットアニメの9年ぶりとなるシリーズ第4弾。

監督はジョシュ・クーリー。
声の出演はトム・ハンクス、ティム・アレン、アニー・ャbツ、トニー・ヘイル、キアヌ・リーヴス、キーガン・マイケル・キー他。

大好きなシリーズですが、3作目の内容が素晴らしかっただけにわざわざ続編を作る理由が謎。(そのくらい3作目は完璧なプロットだった)

これまで共通していたのはオモチャたちの存在意義。

ウッディは"オモチャは持ち主を幸せにするために存在する"ということをずっと言い続けてきました。(自己犠牲)
しかし本作では自身の存在意義へシフト。(自身の幸せを求める)

それを導くのが2作目以来の登場となるボーの存在。
ウッディはボーが迷子でありながらも自由に生きている姿を見て、セカンドライフを考えるようになる訳です。(ちなみに劇中登場するアンティーク・ショップの名前が"SECOND CHANCE ANTIQUE"。まさにオモチャたちにとっての第二の人生。)

ウッディはボニーに必要とされなくなり、ボニーのお気に入り"フォーキー"へバトンを渡します。
自分の役目を終えた後、どのように生きていくかを描いた本作はこれまでの「トイ・ストーリー」ではなく、ウッディのストーリーのよう。

当然ウッディとボーに焦点が当てられているため、バズやジェシー、ャeトヘッドやレックス等のキャラクターたちの存在が薄く、セリフがほとんど無いキャラクターまでいる結果に。

ボニーのお気に入りになれないウッディの葛藤がラストの決断に繋がるのですが、アンディの想いを考えると…。
結局ボニーはアンディの大切にしていたウッディを大事にしなかった訳で…。(あの涙を返してほしい)

まぁ、スタッフたちがやりたいこと(やろうとしてること)は分かるんですけどね…ラストで"あの決断"をしてしまったことによって「トイ・ストーリー3」の感動的なラストが無かったことになってしまったのには納得出来ない…。

ちなみに劇中でよく"迷子"というセリフが登場しますが、この"迷子"は持ち主のいないオモチャのこと。
アンティーク・ショップでギャビー・ギャビーやボーに散々"迷子?"と言われるウッディはボニーの持ち物だったにも関わらず、持ち主を持たないオモチャ同様に(心に)迷いを持っています。
劇中、フォーキーと話しているウッディがボニーのことを"アンディ"と間違えるシーンがあり、ウッディにとってもボニーの持ち物でありながらもどこかでアンディを求めていることがこのシーンでわかります。

ギャビー・ギャビーをはじめ、デューク・カブーンやダッキー&バニー等これらの新しいキャラクターは全て第二の人生を求めているキャラクターたち。
特にギャビー・ギャビーは前作のヴィランでもあるロッツォと重なる部分も。

自由への選択は「シュガー・ラッシュ オンライン」でも描かれていて、この作品でもヴァネロペとラルフの"別れ"を描いてましたが、迷子のオモチャとなる道を選んだウッディがバズたちと別れるシーンはこれまでシリーズをずっと観てきた人たちには複雑だったのでは!?(トム・ハンクスも収録中、泣いたらしい…)

そして本作では"決してやってはいけないこと"をしてしまいます。
オモチャはこれまで人間に悟られないように行動してきましたが、本作では何とオモチャたちが人間を誘導してしまうという"禁断の行為"をしてしまいます。
バズやハムがわざと人間に分かるように声を出して誘導するのです。

おまけにボーの衣装が2作目と違うということ!
陶器で出来たボーは衣装が変えることが出来ないはず!?
これらのシーンには愕然…。

こういうことも昨年ピクサーを退社したジョン・ラセターが居ない影響のような気が…。

劇中に一瞬登場する隠れキャラ(ネタ)探しもピクサー作品を楽しむ要素の一つ。
毎回登場するピザ・プラネットは見つけられませんでしが、「トイ・ストーリー」の前に作られた短編作品の「Tin Toy」のティニーや「スター・ウォーズ」の人形などが登場しているのにも注目!
特に「スター・ウォーズ」の人形の場面はモズ・アイズリー港にあるカンティーナ酒場でオビ・ワンがライト・セイバーでャ塔_・バーバの腕を切り落とすシーンが再現されていてテンションが上がりました。

その他にもホラー要素が強いこのシリーズですが、ギャビー・ギャビーの登場するシーンで流れる音楽が「シャイニング」!

本作はこれまで"子供へ向けたメッセージ"から"大人向けのストーリー"にシフト変更したことが最大のャCントであり、「このラストはアリ?ナシ?」で様々な意見が分かれそう。(ちなみに自分はナシ。自由への選択はこの作品で描く必要がない。他の作品でやればいいこと。)

決して悪くはないけど、物語の背景に大人の事情(ディズニーという会社の)が見え隠れしてしまった作品でした。
まさかとは思うけど、続編はもう無いでしょう…。(ディズニーだから分からないけど)

クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅

2019-07-12 22:00:00 | 映画


※ネタバレ注意

今日は「クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅」を鑑賞。

この作品はインド人の青年がハプニングだらけの世界旅行の中で新しい自分を発見していくロード・ムービー。

監督はケン・スコット。
出演はダヌーシュ、ベレニス・ベジョ他。

ロマン・プエルトラスの小説「IKEAのタンスに閉じこめられたサドゥーの奇想天外な旅」を映画化。
貧困や難民といった問題を作品に取り入れながらも軽快に進むストーリーは入り込みやすく、上映時間96分というコンパクトさも素晴らしかった。

冒頭は警察に捕まってしまった3人の少年の前に主人公アジャが現れ、3人に自分の体験談を語るとこから物語が始まります。

全ての話を終え、警察署を出るアジャに同じく話を聞いていた警察官が「本当の話か?」と尋ねるのですが、この作品のミソは最後にアジャが言った「重要な部分だけは…」というセリフ。

観客に委ねられているこのラスト。
発想が奇抜でロード・ムービーでありながらもヒューマン・ドラマとしても見ごたえのある作品でしたが、移民局の人間がいい加減だったり、設定が甘かったりとご都合主義な部分が多々あります。
しかしこのラストの言葉で全てが納得。

観客に自身のイマジネーションを問う形になっていて、作り方が上手い。
但し、アジャの冒険って一応人を騙して成り立っていることが微妙な気持ちになりますが…(^^;

ボリウッド映画かと思っていたら、そんなにボリウッド感もなく、歌や踊りも一部シーンのみ。
鑑賞後に調べたら、インドの他にフランスやアメリカ、ベルギー、シンガメ[ルの合作映画ということでした。

ヒロインのマリーを演じたエリン・モリアーティがとにかく可愛すぎ!
おまけに「アーティスト」のベレニス・ベジョも安定した演技で好演、「キャプテン・フィリップス」でめちゃくちゃリアルな海賊の演技で注目を浴びたバーカッド・アブディが出演していたりとミニ・シアター系だけど豪華なキャスト陣も魅力。
カメオ出演で原作者のロマン・プエルトラスも出演していて、ほっこりする作品でした。

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム

2019-07-04 22:00:00 | 映画


※ネタバレ注意

今日は「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」を鑑賞。

この作品は「アベンジャーズ:エンド・ゲーム」のその後を描いたシリーズ第2弾。

監督はジョン・ワッツ。
出演はトム・ホランド、ゼンデイヤ、ジェイコブ・バタロン、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・ファブロー、ジェイク・ギレンホール他。

2年ぶりとなるソロ作品第2弾。
「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」から始まったフェーズ3が本作で終了します。
予告ではエレメンタルズやミステリオが登場しており、特にミステリオがヒーローぽく描かれていたのがずっと気になっておりました。(ミステリオは原作ではヴィラン。)

「アベンジャーズ:エンド・ゲーム」が予想を上回るほどの傑作だったので、これをどう展開させるのか正直不安でした。

しかし!

そんな心配は必要なかったほど本作はもう色んな場面で驚きの連続。
「アベンジャーズ:エンド・ゲーム」の余韻を見事にぶっ飛ばしてくれた良作でした。

原作でヴィランだったミステリオは本作でやはりヴィランでしたが、ヴィランになる伏線が「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」でトニーが発表した過去の記憶を映像化するシステムBARF(冒頭でトニーが両親の思い出を映像化)まで遡って描かれていたことに驚き。

原作とは少し違う設定のミステリオでしたが、まさかここでその伏線を持ち出し、本作に絡めたプロットが凄い。

元スターク・インダストリーの社員でトニーに恨みも持っていたベック。
本来ならトニーへの復讐に執念を燃やすだろうが、このプロットにした為にスパイダーマンへの敵意は少しズレてる気がしたのが残念だが、"トニーの死"や"ヒーローか親愛なる隣人か"で悩むピーターをより成長させる為には文句無しのヴィランでした。(原作のミステリオはデイリー・ビューグル社がスパイダーマンを悪と報道したのを見て、自分がスパイダーマンを捕らえヒーローになろうとした)

それにしても「アイアンマン」のアイアンモンガーや「アイアンマン2」のウィップラッシュ、「アイアンマン3」のキリアン等トニーって他のヒーローたちと違い、ヴィランを次々新しく生み出してしまう人物やん…。(DCの「バットマン」のセリフを思い出します…バットマンがいるから必ず悪が生まれるという…)

そして謎だったサノスの指パッチンで消された人と生き残った人との5年間の時間差は冒頭できちんと説明されていて、すんなりと物語に入っていけました。(ってかMJをはじめ、ネッドやフラッシュ、ロジャー先生等の前作キャラクターたちは全員消されてたってことか…)

本作は"ピーターがトニー・スタークの死を乗り越え成長する"ということが基本プロット。
まずピーターは過去にベン叔父さんを亡くしていて、父親のような存在だったトニーの死を受け入れずにいます。
そして自分がトニーのようなヒーローとしてやっていけるのかという責任に悩みます。(前作では若さ故にヒーローになりたがって行動していたのに対し、本作ではヒーローとして活動をしたくない)

この葛藤が上手く描かれていて、特に冒頭で荷造りしているピーターにメイおばさんがバナナを投げ、それを避けきれない描写に現れています。
これはピーターが様々な葛藤によりスパイダー・センスを失った為の描写で、この他にも色んなシーンでスパイダー・センスを無くしたピーターが見られます。

トニーから託されたサングラスをベックに渡してしまった後悔や自分の行動への自信を無くしたピーターはハッピーに諭され決意。
新しくスパイダー・スーツを作るピーターはまさにアイアンマンの後継者のように見え、何ともいえない気持ちに。(その姿を見て、我々観客もトニーの死を引きずっていたんだと実感。ヒーローとして覚悟を決めた迷いの無いピーターがたくましく見えた。)

そのスパイダー・スーツを作る際、ハッピーがBGMを流します。(「BGMは任せとけ!」と言いながら。トニーも音楽を流しながらスーツを開発していた。)
そして流れたのがAC/DCの"Back In Black"!
そのハッピーに対し、ピーターが「ツェッペリン最高!」と言ったのが最高でした。(世代のギャップ。ピーターはAC/DCも知らない。つまりハッピーに気を使い、とりあえず昔のバンド名を言ってみせた。)

本作で疑問だった点が一つ。
ミステリオがピーターに自己紹介した際に「アース833から来た」と言ってました。(ピーターたちがいる地球がアース616)
原作でもこのアース833は登場しており、ベックはマルチバースの世界を知っていたのか!?
結局噂されていたマルチバースの世界は本作では描かれていませんでしたが、フェーズ4からの展開に期待。(当然、X-MENシリーズもこのアベンジャーズに絡んでくるようになる!?)

恒例のエンドクレジットの映像でもまた更に驚きの伏線が!

まず一つ目の映像はデイリー・ビューグル社がスパイダーマンの正体はピーター・パーカーであるということを明かしてしまう映像。
画面にはデイリー・ビューグル社のJ・ジョナ・ジェイムソンを演じたJ・K・シモンズの姿が!
J・K・シモンズはサム・ライミ版でも同役を演じていて、SONY版とMCU版2作品で同じ役を演じるというファン感涙のサプライズ演出となりました。(ある意味マルチバースだわ)

もう一つはニック・フューリーの正体が実はスクラル人のタロス、マリア・ヒルの正体が妻のソレンだったという事実!
本作で登場したニック・フューリーとマリア・ヒルは全て彼らが演じていたということか!(なので劇中、エレメンタルズと戦いたくないピーターが次々にヒーローたちの名前を言う中、キャプテン・マーベルの名前を出した瞬間ニック・フューリーは「言うな!」と言ったのか…。スゲー伏線だな。)

本物のニック・フューリーは休暇を取っていたと思わせといて、スクラル人たちの宇宙船にいた描写が。
では何故ニックがスクラル人たちと宇宙にいたのか?
これが今後の作品への伏線となりそうです。(MCU作品の過去作でもまだまだ残されている伏線は存在。例えば「ガーディアン・オブ・ギャラクシー:リミックス」のオマケ映像に登場したアダム・ウォーロックの存在や「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」で一瞬登場したセレスティアルズやそこからのエターナルズ等。)

前作「スパイダーマン:ホームカミング」のラストで出たスコーピオンが本作で登場か?と思っていたら登場せず。
これも含めて3作目以降に期待です。

スタン・リーの出演は残念ながら無かったものの(見逃したかも!?)、見事に「アベンジャーズ:エンド・ゲーム」を越える作品を作ったジョン・ワッツ監督。
サプライズ感でいえば「アベンジャーズ:エンド・ゲーム」を軽く凌駕し、"スパイダーマン"シリーズでは「スパイダーマン:スパイダーバース」と並ぶほど素晴らしい作品でした。

X-MEN:ダーク・フェニックス

2019-06-27 22:41:00 | 映画


※ネタバレ注意

今日は「X-MEN:ダーク・フェニックス」を鑑賞。

この作品は80年代の名作として有名なエピソード「ダーク・フェニックス・サーガ」を映画化したシリーズ最新作。

監督&製作&脚本はサイモン・キンバーグ。
出演はジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンス、ニコラス・フォルト、ソフィー・ターナー、ジェシカ・チャステイン他。

2000年から続いた「X-MEN」シリーズもついに本作でフィナーレを迎えます!

今年はアベンジャーズも来週公開の「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」でフェーズ3が一旦終了し、12月には「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」の公開で一応スカイウォーカー家の物語が終了。
で、大好きな「X-MEN」シリーズもとうとう終わりを迎え、大作の終了が目立つ一年となりました。

前作「X-MEN:アャJリプス」では古代エジプトを支配した世界最初のミュータント"アャJリプス"と戦いましたが、今回X-MENたちの脅威となるのは仲間であるジーン・グレイ。

X-MENたちは宇宙で事故にあったNASAの乗組員の救出に向かいます。
救出ミッション中にジーンは太陽フレアを浴びてしまい能力が覚醒。
自分でも制御出来ないほどのパワーを得てしまいます。

…これってもろに「キャプテン・マーベル」のまんまなんですよね~。
当然ながら昔からこの二人はよく比較されます。

まぁそれはさておき、本作で一応シリーズが終了ということですが……

これで終わりにするには…実に惜しい作品でした。

というのも全ての原因はディズニーによる20世紀FOXの買収とブライアン・シンガー監督が"新旧のキャストを登場させたい"ということで製作された「X-MEN:フューチャー&パスト」によるもの。

買収については会社の都合もありやむを得ないですが、問題作「X-MEN:フューチャー&パスト」のせいで新たな時間軸が生まれてしまい、これまでのX-MEN作品の時系列が狂ってしまったことが失敗の原因か。
この作品でそれまでの"X-MEN"作品が"無かったこと"になってしまい、新しいパラレルワールドの誕生となってしまいました。
そんな中、また"一から作り直さなければいけなくなった作品"が「X-MEN:アャJリプス」。
当然これはファンの期待も虚しくコケてしまいました。

そんな迷走の中作られたのが本作。

監督はサイモン・キンバーグ。
彼は過去作にずっと脚本で関わってきた人物で、本作で監督デビュー。

この"ダーク・フェニックス・サーガ"の物語は今回初めて語られたものではなくて、実は「X-MEN:ファイナル・ディシジョン」で少し触れられています。
しかしブライアン・シンガー監督が降板し(代わりにブレット・ラトナー監督)、おまけに役者同士のエゴなどの問題で"ダーク・フェニックス"は映画化出来ずにいました。

一番の見所はラストのバトル…と言いたいところですが、中盤でのマグニートとジーンによるヘリコプターを落とすシーン。
「X-MEN:アャJリプス」のラストでマグニートとジーンは超能力で学校を建てていて、そのシーンとの対比になっていたのが見ていて切ない…。(再生&破壊の対比)

ジーンの存在感がありすぎたせいに加え、序盤で主要メンバーだったミスティーク(ジェニファー・ローレンス)がいきなり戦線離脱したせいで今回ヴィランであるヴーク(ジェシカ・チャステイン)の印象が薄くなってしまい、本作はほぼジーンの作品になってしまいました。
まさにジェニファー・ローレンスとジェシカ・チャステインというオスカー女優たち(ジェシカ・チャステインはアカデミー2度ノミネート)の無駄遣い…。
実にもったいない…。

ちなみにラストのフェニックスはもちろん「X-MEN2」のオマージュ。

軍隊の腕章には"MCU"の文字があり、今後ディズニー主導でX-MENシリーズはアベンジャーズに組み込まれそうな予感…。(原作ではX-MENのハンクやウルヴァリンもアベンジャーズの一員)
「デッドプール2」で本作のワンシーンが登場していて、本作でのリンクネタを期待していたけど披露されず…。

アベンジャーズ・シリーズの成功もX-MENがヒットしたおかげだし、その後のヒーロー映画を復活させたのはX-MENがあったからこそ。(「ファンタスティック・フォー」は大コケしましたが。)
それだけにこのシリーズには思い入れもあり、これが最後だと思うと何か消化不良気味に。

ホントにこれが最後でいいの??

メン・イン・ブラック:インターナショナル

2019-06-20 22:39:00 | 映画


※ネタバレ注意

今日は「メン・イン・ブラック:インターナショナル」を鑑賞。

この作品は、地球に潜伏するエイリアンを取り締まる秘密組織MIB(メン・イン・ブラック)の新人エージェントの姿を描いたSF作品。

監督はF・ゲイリー・グレイ。
出演はクリス・ヘムズワース、テッサ・トンプソン、リーアム・ニーソン、エマ・トンプソン他。

7年ぶりとなった大人気シリーズの続編。
今回は「マイティ・ソー/バトルロイヤル」で共演したクリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソンの"ソー&ヴァルキリー"コンビの新生MIB。

しかし…

これはもう「メン・イン・ブラック」ではない!
しかもわざわざこれ(続編)を今作る必要があったのか疑問。

3作目「メン・イン・ブラック3」でさえ10年ぶりの続編ながらも続編の必要性をあまり感じなかったけど、タイムスリップものにし、ジョシュ・ブローリンの起用も功を奏し、何とか"MIBらしさ"を保てました。
が、この4作目は全くの別物。

シリーズ一番の"売り"だったK(ウィル・スミス)とJ(トミー・リー・ジョーンズ)の鰍ッ合いも絶妙で、"バディ・ムービー"としても最高の作品(特に堅物のJが見せる天然のギャップがたまらない!)でしたが、本作は"バディ・ムービー"としても全く成立してない。

当然、"J"や"M"は登場せず、前作から続投となったのはエマ・トンプソン演じる"O"のみ。
"MIB"の名前を冠しているものの別作品のようでした。

過去にリック・ベイカーが作った個性的なエイリアンたちも今回はあまり魅力を感じず、何もかもが残念な作品。(本作はリック・ベイカーは担当せず)

今年ワーストNO.1決定!

劇中登場するハミルトンの時計やレクサスRCFはめちゃくちゃカッコ良かった…(^^;