※ネタバレ注意
今日は「チャイルド・プレイ」を鑑賞。
この作品は1988年に製作された人気ホラーのリメイク作品。
監督はラース・クレヴバーグ。
出演はオーブリー・プラザ、ガブリエル・ベイトマン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、マーク・ハミル他。
全7作品製作された人気ホラーですが、正直全部観てません…(3作くらいしか鑑賞してない。)
先週は「トイ・ストーリー4」を鑑賞してからの~「チャイルド・プレイ」…オモチャ系作品が続きます。
そういえばこの「チャイルド・プレイ」のャXターも「トイ・ストーリー」のキャラクターたちを次々に襲っていく秀逸なデザインとなっていました。(このデザイン好き。ちなみに「トイ・ストーリー」1~3作までのオモチャの持ち主はアンディ。本作の主人公もアンディ。)
今回のリメイクは1作目を基本に作られていますが、1988年版をかなり現代風にアレンジ。
リメイクというよりはリブートと言った方が正解かも。
その変更点の一番大きな要素となるのがチャッキーにAI機能が付いてること!
スマホに接続し、アプリをダウンロード。
チャッキーに話しかけることでスピーカーを鳴らしたり、テレビを付けたり出来るようになっていてチャッキーが多機能に!
チャッキーも時代の流れで変わっていくのですね~(笑)
冒頭、過酷な労働を虐げられたある一人の労働者が怨みを持ち人形に設定された様々な制御装置を解除させて人形を出荷したのがきっかけ。
そもそもこの部分でもうツッコミ所満載なのですが…(数ある制御装置の中の一つでもある"暴力機能"って何!?)( *´艸`)
かと言って、決してつまらなかった訳ではなく、リブートとしてはなかなか面白かった本作。
但し1988年版みたいな恐賦エは無く、微妙に笑えるギャグ(!?)らしきシーンとグロ描写が半々といった内容で変に和みました。
特に冒頭、バディ人形を手に入れたアンディが名前を決める際に「ハン・ソロ!」と名付けようとするシーン。(もちろん却下。すぐにチャッキー決定。)
これはもちろんチャッキーの声をマーク・ハミルが担当したから。
その他にもアンディたちがテレビで「悪魔のいけにえ2」を観て笑っているのをチャッキーのAIが学習するシーン。(このシーンも80年代の古典的なホラー作品を現代のホラー作品がディスっているようにも見えた。)
シェーン(アンディの母親の彼氏)を殺し、レザー・フェイスのようにシェーンの顔の皮を剥がしたチャッキーはスイカに顔の皮を貼り付けてアンディにプレゼント。
それをにバレないように同じ階に住むドリーン(マイクの母親)にプレゼントするシーンなど恐浮ニいうよりは笑えるシーンがかなり多かった。(あとドリーンが殺されるシーンも恐浮ニいうよりはギャグに近い。)
1988年版はチャールズ・レイという殺人鬼の魂が宿った人形が人間を襲います。
チャッキーの見た目の可愛さと主人公アンディの年齢(1988年版は6歳。2019年版は13歳くらい。)からの視点、そして直接的ではない心理描写もあり、かなり恐賦エを感じた作品だったのに対し、2019年版は心理描写など一切無く、グロいシーンが多かったのが特徴。
1988年版は動力が電池。
なので電池が入ってないのに動くチャッキーが不気味でしたが、本作では胸の中にあるバッテリーで動きます。
しかもアークリアクターみたいに光っていて「アイアンマンかよ!?」とツッコミたくなります。(リアクターを取り付けるシーンも有り!)
この最新機能が付いたチャッキーは元々1988年版の最初の設定だったらしく、子供の成長につれて、相手にされなくなった人形が怨みから暴走をはじめるという初期設定が殺人鬼のチャールズ・レイがブードゥ教の呪術により魂を人形に込めた設定に変更されたんだとか。
1988年版より不細工になったチャッキー。
実はCGではなく、アニマトロクスによるもの。
全部で7体作られたらしく、CGかと思うほどよく動きます。
登場人物が少なかった1988年版に比べ、アンディをはじめ、アンディの悪友たちが居るのも「IT/イット"それ"が見えたら終わり。」を彷彿とさせますが、スタッフがどうやら同じなんですね~。
便利機能が搭載している最新オモチャの暴走。
アンディや悪友たちの行動や言葉を学習し、凶暴化していくチャッキーは今の時代の人間を風刺しているよう。
本作や「トイ・ストーリー」の"物を大事にしない人間"というテーマなのも両極端に描いてはいるものの、"共通"なんですね。
ラストでマーク・ハミルが歌う「バディ・ソング」も不気味…( *´艸`)