月の照る夜に

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ヘンリー五世

2019-02-24 20:09:01 | 舞台・芸能

彩の国シェイクスピアシリーズ第34弾「ヘンリー五世」
今日さい芸で千穐楽だったようですが・・。
10日ほど前に観てきました。

彩の国シェイクスピアシリーズを蜷川さんから受け継いだ吉田鋼太郎さん演出二作目。
前作「アテネのタイモン」は蜷川さん継承という感じが強かったけど、これはまた違う感じで、これが鋼太郎さんらしさ? どちらが好きかは、好みかな?(笑)
面白かったけど、もう少し歴史的背景を予習して行けばよかった(^^;)
でも、「リチャード二世」は予習なしでも引き込まれたけど…

鋼太郎さんのコーラス(説明役)はさすがでした。芝居の世界へと誘う(笑)  「想像してください」がちょっと多いような気もしたけど、観客をスムーズに入り込ませてくれる。
照明と衣装が素晴らしく、ギターとパーカッション?の生演奏がとてもよかった。
さい芸の舞台の奥行きを活かした演出がいい。特にラストシーン。

台詞をがなる人がわりと多いような気がしました。それはあまり好きじゃない。
そんな中、横田さんの口跡はさすが! 松坂くんの台詞回しも聞きやすい。
主演の松坂くん、若き王姿は衣装映えもするし、カッコいい! 「ヘンリー四世」は見ていないけれど、成長してるんだろうな~ 苦悩する王を熱演!
溝端くんは、自信過剰なフランス皇太子の雰囲気が出ていた。
フランス王横田さんは出番が少ないのがもったいないけど、出てくるだけで締まりますね~柔らかいけど。
フルエリン河内さんも、さすが! 口跡も確かだし、実直な軍人、でも笑わせる。ウェールズ弁が癖になりそう(笑) そして、ねぎ~~ねぎ(笑)  
河内さん、好き! 次のカクシンハンの舞台が楽しみ!
ネクストのアッキー、隼太くん、堀くん、よかった!
アッキーと隼太くんは、ヘンリー五世の弟。常に兄を想う気持ちが・・。

戦闘場面が多かったのですが、重く、迫力があり…
カッコイイというより、重量感があって。

最後の求婚とフランス王の場面は、いきなり皆さん柔らかくなりすぎて、ちょっと戸惑ってしまったけれど… ヘンリー五世が別人のようにも・・。
演出がそうなのかな~ まあ、戯曲自体がそうなのかもしれない。

真ん中列あたりの通路近くの席だったので、通路を役者が行ったり来たり(笑)
後ろが開く度に、お花の香りが漂ってくる。初日から一週間たっていないので、ロビーにはお花がいっぱいで華やか。
まあ、終盤はネギの匂いが充満してる感じだけれど(笑)  フライヤーの束に、深谷ネギのチラシも入っていたのには笑いました。

途中、かなり集中が途切れる状況になったのは残念でした。騒いで連れ出された人がいて・・。

さいたま芸術劇場
「ヘンリー五世」
演出:吉田鋼太郎
翻訳:松岡和子
出演:松坂桃李 溝端淳平 横田栄司 河内大和
中河内雅貴 間宮啓行 廣田高志 原慎一郎
(さいたまネクストシアター)鈴木彰紀 竪山隼太 堀源起 

ロビーにお花がいっぱいなのは華やかでいいですね~
 
    

第35弾は来年2月に阿部ちゃん主演で「ヘンリー八世」

グッズにアクリルジオラマがあるけれど、最近の流行りなのかな~
「スリル・ミー」でもあったし。
いいなあ、こういうの(笑) ライブグッズにならないかな~

 

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