月の照る夜に

★コメントは承認制です。承認後に表示されます。
☆転載・無断リンク、twitterへの転記はお止めください。 

Take Me Out 2018

2018-05-18 06:28:18 | 舞台・芸能

これも見てから日にちがたってしまいましたが・・(^^;)行ったのは千穐楽近く。

Take Me Out 2018
2018/3/30(金) ~ 2018/5/1(火)
DDD青山クロスシアター
[作]リチャード・グリーンバーグ [翻訳]小川絵梨子 [演出]藤田俊太郎 
[出演]玉置玲央 / 栗原類 / 浜中文一 / 味方良介 / 小柳心 / 陳内将 / Spi / 章平 / 吉田健悟 / 竪山隼太 / 田中茂弘

初演の評判が良かった舞台で、藤田さん演出で、ネクストの竪山くんが出るというので・・

DDD青山クロスシアター、初めて行きました。長い階段を下りると・・。

キャパは200ないくらい。ロビーもほとんどないので居場所がない感じ(^^;)
中に入ると、中央に細長い舞台。それを挟んで向き合うように客席。最前はベンチシートで、舞台に手が届きそう。
私は端だけど、3列目(笑) 横のカーテンの向こうが楽屋なのか、声が聞こえてくる(笑)


あらすじ
野球チーム・エンパイアーズ。メジャーリーグで活躍するそのチームに、とある出来事から亀裂が走る。黒人の母と白人の父を持つスター選手ダレンの“カミングアウト”でした。自らが同性愛者であることを告白した彼に、アメリカ全土が激震。
差別や中傷の言葉が飛び交う中、チームに波乱と軋轢が巻き起こり、次第にチームは負けが込んでいく……。
そんなときに現れたのが、天才的だがどこか影のある投手シェーン。彼のピッチングは、暗雲立ち込めるエンパイアーズに希望の光をもたらしたのだが、彼のゲイに対する差別的発言でまた波乱が起きる・・。

セクシャリティだけでなく、人種や宗教観などなど人の持つ差別が、ロッカールームという空間でむき出しになっていく。応酬する台詞のやりとりに、目も耳も忙しい(笑)
休憩無しのノンストップで一気に畳み掛けていく。

役者さんは、竪山くんと栗原くんくらいしか知りませんでしたが、皆さん良かった。
ダレン役の章平さんはスター選手の風格を体現していて、唯一野球選手でない玉置さんは小柄で弱々しく見えるけれど、ダレンへ、そして野球への思いが熱く、存在感があった。
語り手のキッピー役の味方さん。キッピーというのは言葉がわからない外国人選手の通訳的なことをしているのだけれど、自分は理解者だといういい人だけれど傲慢さも垣間見られる演技がいい。
栗原くんは、芝居を見るのは初めてだったけれど(去年KAATでやった芝居は好評だったきいて見たかったけど見られなかった)、シェーンの言動は生まれ育った環境からくるもので、そのアンバランスさというか生々しさが出ていて、独特の空気感がよかった。
日本人投手の竪山くんは真面目さと孤独を感じ(ニット帽姿が可愛い)、ほとんど若いキャストだけれど、それぞれキャラがたっていて素晴らしい。

大胆かつ繊細。

ロッカールームのセットは、網のゲージみたいなもので、キャストそれぞれが動かして移動して、場面も変わり、視点も変わる。それが心情にもリンクしていく感じ。
人は無意識に人を傷つけるものであり、人を理解するのは難しいし、理解できると思うのは傲慢なのかもしれない。それでも、心が剥き出しになって、それぞれの道に進んでいくしかないものなのかな~
台詞で何度も「メタファー」が出てきて、その度「海辺のカフカ」が頭をよぎりましたが・・(笑)

若いイケメンキャスト?が多いからかお客さまも若い女性多かったけれど、若い男性も結構多く、劇団員?役者さん?的な人も(笑)
終演後、前を歩いていた2人は関西ジャニーズJrの人だったらしい。

舞台「Take Me Out 2018」オフィシャルスチール映像公開!


フライヤーお持ち帰り。ジハードの本チラシ。これはチケ入手済み。
成河さんのは行きたいけど、まだ予定がたたない(^_^;)

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 訃報 | トップ | EYES更新(昨日) »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

舞台・芸能」カテゴリの最新記事