映画監督の鈴木清順さんがお亡くなりになったというニュースが数日前にありました。
鈴木清順監督といえば、清順美学と言われる独特な作風で知られた監督ですが・・
やはり、「ツィゴイネルワイゼン」ですね。
もう30年以上も前ですね、初めて見た時の衝撃はすごかった(笑)
確か、映画館ではなくて、テント式?ドーム式?の会場での上映で見たと思うけれど、
その色彩の鮮やかさと摩訶不思議な世界、現実なのか幻想なのか、美と醜、生と死、そんなものが入り混じった強烈な映画でした。
何で映画館じゃなくて、テント式だったんだろうとは思ったけれど(笑)
その頃、邦画はほとんど見ていなかったけれど、清順映画の世界観に魅了されてしまい、
鎌倉まで切通しを見に行ったような記憶が・・ロケ地巡りか~
これで、大楠道代さんも好きな女優さんになったし~
今でも覚えてる場面は、大楠さんと桜吹雪だったり・・。
その後の「陽炎座」もすごかったけれど、「ツィゴイネルワイゼン」を超えるものではなく、最高傑作は「ツィゴイネルワイゼン」だと思います。
この後の沢田研二主演の「夢二」と合わせ“大正浪漫三部作”と言われたようですが・・。
ご冥福をお祈りいたします。
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内田百間の「サラサーテの盤」などいくつかの短編小説をもとに、夢と幻が交錯するなかで狂気にとりつかれた男女の愛を描いた幻想譚。大学教授の青地(藤田敏八)と友人の中砂(原田芳雄)は、旅先の宿で小稲(大谷直子)という芸者と出会う。1年後、中砂から結婚の知らせをうけた青地は中砂家を訪れるが、新妻の園は小稲に瓜二つだった……。
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鏡花の同名小説を映像化。劇作家の松崎春弧(松田優作)が、不思議な魅力を持つ女性・品子(大楠道代)と出会い、次第に幻想の世界に引きずり込まれていく……。