月の照る夜に

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「さよなら私」4話

2014-11-11 09:33:04 | さよなら私

今日は5話だけど、何とか間に合った4話の感想(^^;)

「別れの予感」

<あらすじ>
心が入れ替わった友美(永作博美)と薫(石田ゆり子)は、ホームパーティーでぶつかり合ったことで、お互いに見ない約束をしていた秘密の隠し場所を開け、相手の秘密を知って動揺する。
そんな中、友美として病院から呼び出しを受けた薫は、友美の体が乳がんを患っていると告知され、この体のまま死ぬかもしれないという事実に混乱。
一方、春子(佐藤仁美)は光雄(尾美としのり)と冬子(谷村美月)の不倫を突き止め、光雄は洋介(藤木直人)に相談する。

事態は大きく動き始めているのに、あまりそう感じさせない回だったような・・。
でも、その、静かに静かに揺れ動く様々な感情が切なく、怖い。
冒頭の、これまでの話。いいんだけど、あのナレーションの声が違和感。

友美の体が乳がん
あれだけロケ地とかにこだわるなら、この告知をロビー?でやるような、見ていて違和感を覚える場面にはしてほしくなかったなあ。
レスというのにも絡んでくるか~。乳がんのしこりは、ダンナさんが気がつくことも多いらしいし。
友美の乳がんがどこまで進行しているのかはわからないから、「さよなら私」というタイトルだからって、必ずしも死ぬとは限らないけど、
乳がんは生存率の高いがんだけど、がんと言われれば、「死」というものを考えてしまうのはよくわかる。
それが、自分の体ではないという複雑さ。
1人で葛藤する薫は、友美の体に自分の心を持ったまま死んでもいい、友美を死なせるわけにはいかないと思うようですが・・。
回想の高校時代の文化祭の演劇。薫が書いた脚本。
「私は、彼女を必ず守る。たとえ、この身を犠牲にしても。あなたのためなら死んでもいい」
王子様とお姫様が心の底から愛し合うために、入れ替わるという神の試練を与えられたお話?
そこまでの強い思いを抱くようなkとが、この前の登山以外にも何かあったのか?
(高校時代の2人は、ちょっとわかりにくくなる時がある。背の高いほうが薫、で判断・笑)

薫の仕事と、友美の主婦&母業。
本当なら、入れ替わったら、どちらも一朝一夕にはこなせないことだけれど(特に、薫の仕事かな~)、その辺のことはさらりと描いてるだけで、
それが、現実的じゃないという人もいるけれど、
そこを描きたいわけじゃないし、そこを面白く描いていたのが、今までの入れ替わりものだから(笑)
そこはさらりと描いて、友美と薫の心の方を深く見せているわけで・・。
でも、2人で会って、仕事のことを相談したり、友美に、母親には自然になるわけじゃなくて、なろうと努力していたといわせてみたり・・。
入れ替わり後の2人の演技が絶妙で、時々入れ替わってるのを忘れてしまいそうな・・(笑)
とすると、入れ替わりをさせなくても、描けなかったかな~とちょっと思ったりして(笑)

光雄が洋介に相談に来る。あのエスカレーターのすれ違いのシーン。
上がったり下りたり、どうする光雄(笑)
春子が感づいてるらしい、どうすれば?という光雄に、
「冬子さんと別れて春子さんと生きる」か、
「春子さんと離婚して冬子さんを取る」か、
「どちらも失うか」

光雄としては、どちらともうまくいく方法を教えてほしかった?
洋介は、自分だからどちらともうまくいってると思っているのか(笑)
でも、あなたならどうすると聞かれて、
「ボクは覚悟を決めてます、どうするか」と。
(どうするかは答えてくれなかったけど)

「そんなに割り切れないじゃないですか、だからジタバタするわけで、人間は」
はい、光雄は本当に普通の人間というキャラ。

「そういうの嫌いなんです、ジタバタって」
洋介はカッコつけてるだけなのか、それとも・・・。
光雄のいうように、不思議な人だと思う。

薫の回想シーンの1年前の洋介と薫。
友美としない理由をベッドで話す洋介。
「似合わないんだ、友美には。S○Xって恥ずかしいもんでしょ。人も恥ずかしい姿をさらすし、そういう友美を見るの、好きじゃないんだよね。家ではちゃんとしてたいんだ、俺。自分の中のみっともない部分やいやらしい部分、そういうの家に持ち込みたくないんだ」

これを聞いて「嫌な女だな、私。勝ったような気でいる」と思う薫も不思議だけど・・。
友美に見せない部分を自分に見せてくれているから?
いや、自分の弱い部分をもさらけ出す、本当の自分を見せてくれるのなら嬉しいけれど、
洋介にとって、みっともない部分というのは、性であって・・。
それを恥ずかしいものとしているのは、洋介の生い立ちに何かあるのか?
洋介の考え方はわからないし、客観的に見れば、ひどいんだろうけど・・。

洋介は友美のことを愛しているんでしょうね。そして、薫も。
愛していると自分では思っている。自分が思う愛。
洋介にとってはそれが真実だから、悪びれてるところがない。
何だろう、西行さんを思い出す(笑)
「人を愛するということ」を教えようと思って初めて人が人を愛しく思うことの罪深さを知った義清。美しく生きるためにすべてを捨てた。
洋介の愛は、きれいなだけのもので、ジタバタするような業はないのかな~。
これから、友美の病気とか、否応なく「愛」というものを見つめなおさなくちゃいけなくなるはずだけど・・。
洋介は誰も愛していないというのはカンタンだけど、
じゃあ、「真実の愛」って何だろう?

友美の(薫も)健人への愛は、無償の愛ですよね。
友美と薫の間の愛は?
そして、ある意味謎なのが、友美の洋介への愛、薫の洋介への愛。
この2人の洋介への気持ちも不思議(笑)
友美は、なんで、不倫すると、ダンナではなく相手の女に向かうんだろう・・と以前言っていたけれど。
薫として抱かれているのは、洋介が好きだからよね。
そこは女の性なのかもしれないけど、本当なら憎んでもいいのに、それよりも愛されたいという気持ちが勝っているのか。
薫も、妻を愛していると言われてはいたけれど、家庭での洋介を見て思うところはあるのか。
まあ、今は女2人の関係と、健人のことだけで、洋介との関係がイマイチ見えてこないけれど・・・(^^;)

ホームパーティでの薫の様子を心配してか、訪ねてきた洋介。
早川薫のことが何もわかっていない!とぶちまける薫の中の友美。
強がってるだけなのはわかっている、そうありたいんでしょと見透かしたようなことをいう洋介。
「俺は、あそこで取り乱した君をますます好きになった」とかいうし~勝てないよね~(笑)
「別れたいの?」なんて・・・確信犯!

友美の中の薫は、もし自分がいなくなったら・・という話を洋介にする。
あれだけ、妻のちょっとした変化に気がつく洋介が、
夜中起こされて、突然そんな話をされて、戸惑いながらも、そのまま寝るっていうのもよくわからないなあ。
1話の時みたいに、頭ポンポンくらいはしそうなのに。
抱きしめるくらいしても、それは恥ずかしいことではないと思うけどね~
でも、どうなるんだろうね、洋介。友美がいなくなるなんてことは、まったくの想定外なんだろうし・・。

一方の春子と光雄。
光雄はふつ~の人キャラだから、逆にのめりこんだら怖い。
冬子を愛してるとは思えないけど、若い子に好かれて舞い上がってる。
そのまま突っ走ってしまう可能性もあるよね。
自分が選ばれる自信がないという春子の気持ちが痛い。
お墓の話とか旅行の話をした後に、キッチンで泣く後姿が切ないです。
ここは、光雄に早く目をさましてもらって・・。
戻ってきたら、春子は許せそうな気もするし・・。

元に戻りたいと思う友美は、あの階段からまた落ちれば戻れるかも・・と。
2人でお互いの秘密を見た話を・・。
あのスカーフと一緒に入っていたのは、友美は下着、
薫は・・・かつて子供を流産していた。
誰の子という話をしないから、洋介の子だと思ってる人もいる(^^;)
薫だって、あの年だから、付き合ってた人もいただろうし、その後の友美の話聞いても、洋介の子じゃない(笑)
それが原因で子供が産めなくなった・・から避妊しなくていいっていうことなのかな。
友美は、そんな時期に自分は健人を産んで、幸せそうな写真とかメールとかを送って、無神経だったねというけれど・・知らなかったからね~。
親友だから、逆に言えないことっていうのもあるのかも。

薫は、元に戻るわけにはいかない、友美を死なせるわけにはいかないと、
友美の体は乳がんだということを告げる。

さあ、どうなるんでしょうね~。
薫は友美の体とともに死ぬ覚悟みたいだし、
そして、すべてを話して(入れ替わってるってこと?)、洋介さんの奥さんになってと。
結局2人の中で、洋介と別れるという選択肢はないのかな?戻っても戻れなくても。
いろいろあっても洋介を愛しているということ?
洋介さんが「ありえないだろ、そんなこと!」と声を荒げているのは、友美の病気を知ったからか。
洋介にとって、自分の前から友美がいなくなるなんてことはありえないことなんだと思う。
まだまだ間に合う・・で流れてる最後の方(お見舞いとか海辺とか)は、6話の予告みたいだけど、
「それが君たちが幸せになる道なんだよね」という洋介の言葉が、意味深。
話すの入れ替わりを?

もうラブシーンはないかな~?
ステキなんだけど・・・暗い(^^;) 
ラブシーンじゃないけど、友美の中の薫との、寝室での会話のシーンも、暗い。
もっと光を~

 

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