月の照る夜に

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岡田さんのラジオ②

2014-12-09 21:53:03 | さよなら私

「岡田惠和 今宵、ロックバーで ~ドラマな人々の音楽談議~」

①(こちら)の続きというか、ドラマについての部分。

岡:今回台本を読んで、どうだったですか?
直:うーん・・・・・・
難しい役というわけではないんですけど、難しいですよね
(直人が言ってるコレ、わかるような気がする)
岡:一般的にわかりやすく、共感されやすい生き方をしている男ではないという感じで、
でも、脚本家としてみると、こういう人物を書くときの方が、ある意味モチベーションは上がるんですよね。
その人なりの生き方があって、考え方があって、それは世の中から見たら「なんだそれ!!」っていうことかもしれないけど、彼の中の正義があって・・。
その人を誰にやってもらうのかっていうのは、すごい気になって・・。
キャスティング会議で藤木さんに・・といった時に、それだったら、この洋介という、そうとう身勝手な理屈が中和されると思った。

第6話の長台詞の場面
直:友美と薫を呼んで、ここに至るまでの思いだったり、いきさつを話すという長台詞で、4ページくらいありませんでした?
それまで、洋介、出ずっぱりじゃないじゃなかったから、突然、「どうした、洋介!」って思いました(笑)
岡:しかも、2人を前にして、どちらも幸せにしたい・・みたいな・・。
直:うーーん・・
岡:本当にピュアにそう思う人はいるという前提で考えると、僕はいる気がするんですよ。
本気で両方とも好きだし・・。
直:僕もそう思って、まあ、誠実にというか忠実に演じたつもりですけど・・。
でも、出会ったタイミングを考えると、その時点で幸せにしてないじゃないですか。
岡:幸せって何かって話になっちゃうけど・・。
直:友美の本当の幸せって何?
他に幸せにしたい女性がいるっていうことが幸せでは絶対ないはずだし、
1話でいうと、セックスレスという状態になっているわけじゃないですか。
その時点で友美は幸せじゃないじゃないですか。幸せにできてないと思ったし、
うーん、だから、それが洋介のある種の幼さだったり、理想論とか、まあ理系っぽい、理屈では通るんじゃないかと思っているところなのかなあと思ったし・・。
岡:自分の中ではね。
直:で、結局2人にばれた時に選んだ答えが、2人から逃げるというのを選ぼうとした時に、引き止められるわけじゃないですか(収録は6話前で、この場面(7話かな?)カットされてたみたい)。
そこで現実と立ち向かうというあ、友美の病気とも向き合って、いろんなことで、洋介も成長していくんだな~って。
岡:たぶん、このドラマが始まるくらいまでの段階では、ある種想定内で処理できていて・・。
直:カッコイイね(笑) エリートでクールな俺だぜ!みたいな・・、2人とも幸せにできてるって思ってるんだろうけど・・。
岡:それが、想定外なことによって、どうなっていくか、書いてておもしろかったですよ。
なかなか書けるタイプの男性像ではないので、6話でそれを言っている藤木さんを見て、僕としてはすごい達成感はあったんだけど、
藤木さんファンのことが少し気になりました(笑)
直:そこは全然、あの・・・。
全然って言ったらアレだけど、僕・・作品のためとしか・・・思ってないし。
人間としてみて洋介がどうかってことと・・・・・
僕の中でも、2人を前にしていう長台詞っていうのが肝だなって思ってたし、
でも演じ終わって、チェックのモニター見てて、女性スタッフが「いや、許せない」って普通に言ってて・・。だいたいまず、謝ってないじゃんって。
「やっぱり普通の人はこう見るか」って。
あと。視聴者の女性がどの立場かにもよるだろうな立場、年齢とかによって、思うことはいろいろ違うんだろうなとも思ったし・・。

岡田さんは、直人ファンのことが気になったというけれど(笑)、
直人は、そこは全然と言いながら、ファンのことを思って(笑)、全然というのはアレだけどと柔らかく・・。でも、自分的には、どう思われるかは、いいんでしょうね。
ひどい、悪いと思われる役をやって、そういわれるのは、役者だから、全然構わないと思う。
(多田先生みたいに、何も悪くないのにいろいろ言われるのは凹むし腹がたつけど)
ただ、私は、岡田さんが、洋介をどうしてああいう風な生き方、考え方の人にしたのかが、よくわからなくて・・。
確かにそういう考えの人はいるだろうし、洋介は自分なりの考えでは、2人対して誠実であるけれど、やっぱり共感はされにくい(^^;)
薫は、わかって付き合っていたわけだけど、友美は、知らないころはまあ、幸せだったんだろうけど(セックスレスで悩んでいたんを洋介は知らないし)、
でもやっぱり直人が言うように、幸せにはできていない。
だから、2人が入れ替わって、絆を再確認して、洋介と別れるというのならわかるけど、
友美も薫も何となく納得してるし、むしろ友美は女として受け入れている。
そうすると、そういう友美と薫へも共感しにくなるんじゃないのかな~と思う。
直人がやることによって中和させると思ったということは、
そういう、理解しにくい、共感されない人物として描いているけど、悪くはしたくない、それもありかも・・と思わせたいということなんじゃないのかな~
それは、とても難しい役だわ(^^;)
悪いなら、悪いほうが難しくないよね。直人がいう、難しくないけど、難しいっていうのがわかる。
直人が熱く語るのもわかる(笑)
岡田さん、共感されない人物として書いてるんだもの、それは難しいよ(^^;)
2人に捨てられちゃうならそれでもいいんだろうけど・・。

8話の癌が転移のことを友美から聞いた洋介は、
私は、その表情はとても辛そうで、友美のことを思っているように思えたけれど、
明確な言葉を言わせたり、態度をさせたりしたわけではないから・・。
感想見てたら、直ファンでも、気持ちが伝わってこないとか書いてるし・・(^^;)
洋介のハッキリとした言葉って、「え!?」っていうものが多いのに、
心情を伝えてほしい時は、言葉にさせないしね~(^^;)
ほんと、お疲れ様です!

それにしても、女性スタッフ・・・女子会の時のWEB?の女子スタッフもそうだったけど、
視聴者目線もいいけれど、あなたたちは作る側なのに・・・って、ちょっと思った(^^;)
そこで、それはないんじゃないって(^^;)
直人は、いつも自分の演じる役どころも、フラットに見てるなあと思います。
洋介は、誠実に忠実に演じつつ、自分でも共感できなかっただろうから、
大変だったでしょうね~。
だから、父親役が楽しかったという方向の答えになったのか?(笑)
最終回、どんな風になるかわからないけど・・。

岡:最後までやられてみて、どんなでした?
直:たぶん本格的な父親役っていうのが初めてだと思うんですけど、
そこが楽しみでもあったし、子どもってすごく自由だし、ピュアだし、思ってもないことをすることもあるし、
そこに助けられた部分もあるし、惑わされた部分もあるし・・。
健人くんのパパになれて、僕としてはすごく楽しかった気がします。
岡:キツイ話の中でも空気として出ますね。
印象的だったのは、1話の完成披露試写の時、來くんが来ていて、
たぶん、そこで初めて見たんでしょうね、ドラマ。
現場では楽しい仲のいいパパしか見ていなかったのに、パパが知らない間にこんなことしてたていう現実に戸惑ったような顔をしていて、不思議な感じでした。
客席にいたんですよね、途中で気がついて、わー、見てんだーって、ビックリした(笑)
直:どうりでね、その後会ったら、よそよそしかったんですよね、僕に対して・・。

見たんだ、來くん・・(^^;)
会見の時に記者側の席にいて、気がついた直人が手を振っていたけれど・・。
そう、こういう場合、自分の出てるドラマを見せるのかな~って思ってたんです。
ちょっと子供には見せられない場面もあるし・・。
來くんが出てるとこだけお母さんとかが編集して見せるのかと思っていたけど、
そうか、完成披露試写会ね~(^^;)
それは、戸惑ったでしょうね、來くん。
撮影が全部終わっていて、よかったね(笑) 撮影途中だったら、影響が出たかしら?(^^;)
藤木パパのこと、好きでいてあげてね(笑)

直:8話で入れ替わっていた2人が元に戻って、そこで嬉しくもあるだろうけど、
今度は戻った友美が自分の命に対して見つめなおすというのを受け入れなくちゃいけない。
本当に、この本を読んだ時に、永作さんと石田さん、大変だろうな~と他人事のように思って。
入れ替わって2人のキャラクターを演じ分けなくちゃいけないし、それが同い年の微妙な差を演じなくちゃいけなくて、本当に大変だな~と思いました。
岡:でも、ステキでしたよね、2人とも。
直:すごかったですね。

この後はEXTREMEの話です。

永作さん、石田さんをはじめ、仁美さん、尾美さん、谷村さん、そして直人、
ステキな演者さんばかりで、見応えのありましたよね。
洋介さんは、髪型はちょっと・・な時もあったけど、
理解し難い人だけど、私は嫌いじゃない(笑)
独特な考え方だけど、基本、優しいんだと思う(笑)
もうすぐ終わっちゃうの、寂しいな~ 

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