月の照る夜に

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カクシンハン「ハムレット」

2018-05-11 10:01:03 | 舞台・芸能

カクシンハン第12回公演「ハムレット」(こちら
2018年4月14日(土)〜22日(日)
シアターグリーン BIG TREE THEATER(池袋)にて(初めて行った劇場。160席くらい?)




パイプ椅子三部作?(笑)
前の「マクベス」「タイタス&アンドロニクス」も見ましたが、今回も熱い! でも、ちょっとだけ最初入り込みにくかった・・なんでだろう?


冒頭のスクランブル交差点を思わせる場面。交差して行き交う人々の中で倒れている人を見下ろしている男(ハムレット@河内さん)。映像のように、雑踏の中に浮かび上がるその姿がとても印象的でした。
パイプ椅子は、セットにも墓にも闘う剣にもなる。

オフィーリアはクラブに出入りし、ラップが流れ、日米韓の首脳が握手し、叔父クローディアスの言葉はTV中継され、殺人劇の反応はビデオカメラで映される。

シェイクスピアは常に新しく、今現代にいたらこういうものを書いていた?という考えなのでしょうか、斬新で刺激的で、でも台詞はシェイクスピアそのまま。
今回は猥雑さは少し薄めで、その分台詞が際立って感じたような・・。

(写真、公式ツイからお借りしました)
河内さんは圧倒的でした。オフィーリアも、ガートルートも、鈴木くんのホレイショーも良かった。皆さん良かった。熱かった!
アフタートークで王子に見せるのが・・と河内さんは仰っていたけれど、まあ、見た目は一見・・・(笑) でも、演じている姿は悩める王子でした。愛らしく感じることも。
そして、全ての台詞がスッと入ってくる。この方のシェイクスピアは最高です!
演じるのではなく・・というのを聞きながら、仁左衛門さんの言葉を思い出していました。

アフタートークの木村さんのお話も、お客様の質問も興味深いものでした(皆さん、するどい)
木村さんのアフタートークを聞くのはタイタスに次いで2度目でしたが・・(ん?前回は司会だったかな?でも一番喋られていたので)蜷川さんのお名前は必ず出ますね。
今回、稽古場にも松岡先生来られたそうで・・。

そうそう、オフィーリアが本を読んでいる場面があるけれど、それが「海辺のカフカ」だったのは何故か?聞きたかったけれど聞けず・・(笑)蜷川さん?(笑)


(写真、公式ツイからお借りしました)

今井翼くんが舞台降板というニュースを見ていたら(代役はジャニーズWESTの神山智洋くん)、演舞場でやる「オセロー」で、演出は尊晶さんなのね。音楽が松任谷正隆さんというのは蜷川さんの「靑い種子は太陽のなかにある」繋がりか?
キャスト(こちら)を見ていたら、河内さんの名前も・・。主演は芝翫さんでディデモーナが檀れいさんだけど、蜷川組の方々のお名前も・・(笑)辻さんに大石さん、塚本さんなど。
河内さんは何の役だろう?
鈴木くんの舞台は、来月さい芸の「ジハード」を観に行く予定。


カクシンハン「ハムレット」
作:ウィリアム・シェイクスピア
翻訳:松岡和子
演出:木村龍之介

出演:河内大和、真以美、岩崎MARK雄大、のぐち和美
(以下五十音順)有田杏子、伊藤壮太郎、大洞雄真、兼本得義、小林春世、里村孝雄、鈴木彰紀、島田惇平、高橋克明、高橋司、竹本優介、多田慶子、寺田みなみ、遠山悠介、西島大輔、西村蒼、二ノ戸新太、宮田幸輝、吉村健洋

劇場近くにあった公園。池袋駅からも近いところに、こんなくつろぎ空間が・・
後ろに見えるのはサンシャインだし~ 卓球台があった(笑)




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