12月から我が家で育てていた「サケちゃん」
2月11日に入間川に放流してきました。
始めは4個の卵でしたが、生まれたばかりで1匹なくなってしまい、
さらに、放流の4日前に、もう一匹なくなってしまいました。
魚が卵をたくさん産む理由を、改めて実感。
放流会の場所には、水槽にもたくさんの稚魚がいました。
さて、放流会は、会長さんの挨拶とともにはじまりetc、etc・・・・・以下省略
ようやく放流
会長さんの、なぜかカウントアップの「1、2、3 」の掛け声で一斉に放流開始。
(アントニオ猪木か)
2匹のサケちゃんは、始めは寄り添って泳いでいましたが、
やがて、それぞれの方向へ・・・。
サケちゃんたちは、春(3月~5月)頃、海に向かいます。
その時、なんと流れとは「逆の方向」を向いて、
ブレーキをかけながら泳ぎます。
泳ぐというよりも、流れにのっている・・という感じでしょうか。
速いスピードで、岩にぶつかったりしないようにするためなんですって。
そして、4~5年たって、もとの川に戻ってきます。
自分が育った川の「臭い」を憶えているそうですよ~。 すご~い。
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放流には「賛否両論」
この入間川、飲み水にも使われるようですが、かつて汚染がひどく、
魚が死んでしまったことがあったそうです。
そこで、「綺麗な川を取り戻そう!」と、この企画が始まったとのこと。
でも、もともと、入間川は、サケがいる川ではなかったのです。
もしも、サケが戻ってきて、卵を産んで、サケが増えてきたら?
生態系が崩れるのではないか?
そんな意見もあるそうです。
また、サケの回帰率は、北海道でも5%くらい。
この入間川に、サケが戻ってくる可能性は、かなり低いし、
今までも、ほとんど戻ってきていないとのこと。
(1匹が、近くまできていただけとか・・・?)
でも、海まで行ったサケちゃんは、きっと、川へ戻ろうと泳いでいたことは確かですよね。
こうして、帰れる見込みのない稚魚を放流するのはどうなの?
と、そういう意見もあるそうです。
う~ん、ちょっと難しい問題で、私にはどうしたらいいのかわかりませんが・・・。
それでも川は流れている。