空に問う。

空に問うても果てがない

不思議なご縁

2014-11-09 13:22:11 | 日記
日曜日なんで、三宮さんと社家地八幡宮にお参りに行く。

本当なら退社後に30日参りをする予定を繰り上げて8月と9月に行ったから、今は1日と15日と日曜日にお参りしてる。遠いご先祖が少しだけ奉仕させていただいた神社さんなのである。いろいろあって今年のお盆に知ることになったのだ。それだけでも不思議なご縁だけど、実はこの古社二社を無意識に避けていたムキがある。神社フリークのくせにこの二社にはあまり良い印象がなかった。どちらかと言えば同じ市内ならば大麻山神社のほうはよく伺っていたのに。

とくに三宮さんは今年に入ってから、これまた江津にある石見二宮の宮司さんに勧められて顔を出すようになったくらい。ないがしろにしていたつもりはないけど、故郷の神様をずっとないがしろにして、ずっと忘れていた。不思議なくらいに・・・・。一宮は農耕の神、二宮は海の神、三宮は商売の神を祀るという。今の三宮には宮司はいない。三宮でこういう状況なんで浜田市に「神不在」としても、これまた不思議はない。

だから、おいら一人でも「神の復活」を信じてお参りしてる。神も人と同じで、人間に忘れられると居なくなってしまうそうだ。信じる者がいて、はじめて神と成すのだ。

いつも先に三宮さんに行って、社家地さんに行く。今日は雨でどうしようかと思ったけど、またいつもの「呼ばれた気」がして行ってみた。

不謹慎に思われるけど社家地さんの駐車場は急こう配の坂の上にあるから、いつも鳥居の下に車を停める。一応、社家地八幡の宮司さんに教えてもらった停め方です笑。

お参りがすんで階段を下る途中、明らかに社家地さんにお参りにきたなと思う、ゆっくりしたスピードで向かってくる車がいた。ちょうど手前の民家の前で停まり、車を降りてこられたから次にお参りする人かと思って車のドアに手をかけたときに

「大祭天岩門・・・・はどこですか?」と60半ばのあごひげぼうぼうのおじさんに尋ねられた。

間違って、ここに迷い込んで来られたんだと思ったので、行き方を教えてあげた。大祭天岩門彦神社とは石見三宮の正式な名前だ。正式名称って訊かれたので、このあたりの人じゃないなと思ったら、広島ナンバーの車だった笑。

小さな出会いだったけど、おいらにしたらとても意味を持つ出会いだ。二度と会うことはないだろうが、神様と神様が結んだ出会いだ。

もちろん、そこにも意味があって、社家地の分家が大昔に三宮さんをお祀りしていたそうなのだ。どちらとも社伝は古い。1300年前には浜田市に鎮座していた。当時は今の浜田市よりも金城町の方が栄えていた。だって農耕民族だから、漁業よりは農業が優先される。砂浜近くに田んぼが作られたことに所以する浜田市。農地は少なかっただろう。だから、この古社二社は浜田市の奥深い山沿いに鎮座している。そ近くには浜田川が流れ、きれいな水も沸いている恵まれた土地だったんだろう。

でも1300年とした時間の重さがあろうとも、現在の浜田市の人は神を忘れている。神事である伝統芸能の「石見神楽」のほうが神よりも勝ってる。神社があって神事としての神楽があるんだけど神楽を舞う場所が神社になってしまったいる。それは何だか悲しいことだと思う。

今日は、そのおじさんというよりも、神様と神様との繋がりを強く感じた。出会いがあってこそ、の人生なんだなぁ、きっと。なんか「ガンバロウ」と素直に思えた。

たまには浜田市の神様の要である三宮に参りましょうね。

ひげおじさんもこう言われました。

「三宮って訊いたもんで、訪ねてきました」と。

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