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映画『ジーン・ワルツ』

2011-02-17 22:22:48 | あんなキモチ
『ジーン・ワルツ』を観て来ました。
「医療ミステリー大作」と言われていましたが
ミステリーとは違うよなぁ

■注意■以下ネタバレあります■

ストーリー>
帝華大学病院の医師であり、
小さな産婦人科医院の院長代理も務める理恵。
その産婦人科医院には 4名の妊婦が通っていた。
自分の胎児が「体外に出てしまうと生きられない」と言う
障害を持っている事が判明した 甘利みね子(27歳)・
未婚で妊娠し 中絶を望む 青井ユミ(20歳)・
長年の不妊治療の末 子供を授かった 荒木浩子(39歳)・
顕微受精で双子を妊娠した 山咲みどり(55歳)。
ある時 理恵が「代理母出産に手を出した」と言う噂が…。


理恵を含め それぞれの 妊娠出産に対する想い
(理恵は かつて妊娠時 子宮頸ガンのため
胎児ごと子宮摘出を 余儀なくされていた)
そして 産婦人科の現状が よく描かれていました。
ただ…みんなのお産が重なり
台風で停電している中 帝王切開2件と、
医院の待合室のソファーの上で 自然分娩…と言うのは
ちょっと 非現実的すぎたかな?
映画『BABY BABY BABY』も 同じシチュエーションでしたが
あちらは コメディでしたからね~

実は…うちのダンナが「観たい!」と言って
映画館へ付いて来たのですが…
ダンナは 映画中ボロボロ泣いてました。
観終えた感想も
「みんな無事に生まれて良かった!ハッピーエンドで良かった!」と。
私は、と言えば 泣けませんでした。
生命の誕生は 奇跡であると同時に、女の戦いだと 思ったから。
自分の母親に 代理出産を頼んで 双子の母親となった理恵には
この先 たくさんの試練が待ち受けているでしょう。
だからこそ どっしりと構えて
そして 愛情をもって子供を守り 育てていかなければなりません。
踏ん張るのは これから。
そんな理恵に 励ましの拍手を 送りたくはなりましたけど
「ハッピーエンドで良かったね」とは
簡単に思えなかった。
それは 男と女の 感じ方の違いかな。

いろいろ疑問は 残りましたが
(理恵はどうやって精子を手に入れたのか、とか)
なかなか面白い映画ではありました。

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