本日むかい家の歴史に残るアホが誕生しました
誰って・・それはもちろん↓
一晩あけてちょっと落ち着いておりますが・・・
昨夜満月輝くお外では、夕食も済んだほろ酔いの父がいつものように百吉の鎖をはずしてお庭を駆けさせておりました。
父のダメなところは、放すだけで後は放置・・ってところです。
玄関に詰めをして再び食卓でおつまみを食べながら
をみていますと
どこからか
キャ!
と女性の声がしたらしく
続いて
ギュアンアンアンアンキャン
という百吉の悲鳴が
先の悲鳴を聞いていないむかいは
「ヘビでもでたか?!
」
とおもい
「ももさ~ん」と庭に向かって叫んでみるものの
相変わらず
キャンアンアンアン
と痛そうな百吉の声が聞こえるばかり。
田舎ゆえ窓開け放しているのが功を奏しましたが、いかんせん庭は暗く街灯なんていうものもないので懐中電灯をもってダッシュ
母がまず百吉の声がどこから聞こえているのかをキャッチ
どうやらまた脱走したらしく
「外にいる」
というわけで西の出入り口から外に出ると西隣のオタクの前に車が一台。エンジンかけて待機中。
まさかはねられたか足でも踏まれたか?
母が
「百が来てないかねえ?」と隣のおばあちゃんに声をかけて、今から帰るところの娘さんとなにやら話しながら辺りを見回していると
何かに気づき
「いかんいかん・・むかいさん!お父さんを呼んで来て」
というわけでむかい、うちの中に戻りのんきに寝る構えで歯を磨いている父を呼び
ふと庭を見ると
母が変な格好で何かを一生懸命支えていて
キャイン
と時々百吉の悲鳴が聞こえています。
「お父さん早く来て!」
母が怒鳴るのでむかいもついついいらぬ方向に想像が・・・
1.ヘビにかまれた
2.すごい怪我をしている
3.なんかめちゃくちゃな感じの事態が起こっている(想像不可)
暗闇というのは見えない分いろんな考えが
な方向に行ってしまいます
「むかいさん、向こうに回って」というので庭の囲いの外に出てみると
なななんんと・・・
マキの木の植え込みの中に百吉の尻尾がぶらーんと垂れ下がっているではないですか!!
尻尾はだらしなくたれ、お腹のあたりには太いマキの枝が・・・
ひ~百吉!!!お尻のあたりに後ろ足が変な形で枝に引っかかっているのでそっと上に持ち上げたら
ギャン
となくので
もう・・こりゃ・・むかいの頭の中には百吉血だらけ
→獣医へGO!
←その前に夜間診療はOK?
←お酒
飲んでなくてよかった
しかしながらどっちにしろどうしてよいのかわからないむかい少々プチパニック気味です。
「お父さん呼んで来て」
母に言われ
「父ちゃんっ!早く来て
」
歯磨きを終えてのんきに登場した父は
「どうした?!どうした!」といいながら西側に回り百吉の尻尾を見るや大爆笑
「アホか、お前は
」
「そんなことよりも懐中電灯とハサミを持ってきて
」
笑う父に母の一撃
むかい物置に走り懐中電灯で垣を照らしまずは現場の状態を把握
「刺さってないけどお腹に枝が当たっちゅうき」
父が無理に持ち上げても
アインキャン
と切なく泣き声がひびくばかり
とりあえずネットを切らなくてはということではさみを取りに再び物置にダッシュ
庭側の母の元で百吉にご対面
頭をたれてカラダを支える母のお腹にくてっとよりかかり、むかいを見る目は
「助けて~
」
ネットを切るとどんどんカラダが沈んでいくので父母は百吉のカラダをこれ以上枝に当たらないほうに支えます。
「もう少しではずれるきね・・百ちゃんおねえちゃんが助けてくれるきね」
母の問いかけにハサミを持つむかいの手をなめ、母にカラダを預け上目遣いに神妙な面持ちで尻尾を振る百吉
むかいは爪に絡まったネットをはずしながらもう情けないやら腹が立つやらおかしいやら・・・
「アホか
」
「アホや
」
「アホ過ぎる
」
ネットをはずすと後は母がぐっと持ち上げ庭側におろしてやるととたんに
「このバカたれが!!」
「ダメでしょ、出て行っちゃ」
降参する百吉にゲンコツ2発が飛びました。
西の戸を閉めながら父はまだまだ笑い続けております。
西のおばあちゃんと娘さんに「お騒がせしました
」
とご挨拶をして空を見上げるとなんと満月。
今はこんなに明るいのに、どうしてさっきはあんなに暗かったんだ?
でも絶対懲りてないし、怒られても神妙なのは今日だけだろうなあと思うとなにやら精が出ません。
「写真とっといたらよかったね」
さっきまでの怒りもなんのその、母の一言に思い出し笑いが収まらなくなったむかい家。
そして本日、詳しい現場検証がおこなわれました。
むかい家は西隣のうちとの間に小さな川(用水路)があります。庭の周りをマキの木で垣を作っておりますが先代・五はこの垣の根元からよく間を通って外に脱走しておりました。オデブさんだからと侮っておりましたが、いかんせん、何度も通るとそこはやがてきちんとした抜け道になるのです。
百吉をあらたに飼うにあたり、抜け道をふさぐ形で柵を作りました。
しかしながら、これも大きくなるとその柵を踏み台にして垣の隙間から川を飛び越えて、西隣のおうちの前の道へジャンプ・・・・とまあ、脱走経路は受け継がれておりました
西の境に張り巡らされた金属製の柵・・なんと2○万円。犬はタダでもお金はかかりました。
苦肉の策で支柱を立てゴルフ用ネットで垣を包囲してみました
いかんせん隙間というものはあり、ちょうど築山の小高いところがゆるくなっていたのをいい事に、家人の目を盗み噛み広げていたようで。
ちょうど昨日父母が補強でヒモをかけていたところから脱走。
たぶん車のライトか何かにびっくりして「でたなら入れる
」と思い
西側の↓
でたところから戻ろうとしたところ
垣にはまりネットと枝に引っかかった
とまあそういうことのようです。
やっぱり昨夜の写真があったほうがよかったかなあ・・・と思うむかいですがあんまりドキドキさせないでくださいね、百吉さん