うまうまとらとら

むかいと愛犬百吉のお気楽な日々・・何とかなるさ、なるようになるさ(笑)

高知市民映画祭「インポッシブル」&「ヒッチコック」

2014-02-07 | うまとら見聞録
急に行けなくなったということで券をいただいてみてきました。

それにしてもなかなかギリギリでした。
平日なんだからもう少し時間を考えてほしいなあ・・・(といってもかるぽーとだからそのあたりの融通はきかんだろうなあ)

まずはヒッチコック

むかい実はこの人の映画一本も見たことないです。
ごめんなさい
なんか怖そうっていうのが一番の理由なんですけど。

この映画は「ミステリーの神」、巨匠とよばれながらもアカデミー賞監督賞を一回も取れなかった無冠の帝王。
誰もがその才能を認めながらも、公に認められない心の葛藤を抱える監督を叱咤激励する妻、アルマ。
彼女は優れた映画の編集者で脚本家で、監督がアドバイスを求める信頼できるパートナー。

ヒッチコック監督を支えながらも、けして表に出ることはないその献身さが監督と女優との関係や自分を認めてくれるプロデューサー達を巻き込み同じような葛藤を抱える2人。
「サイコ」という映画に取りつかれ、私財を投じてまで入れ込む夫とすれ違いながらも映画の作成を通じで再び心を一つにする妻の話。

まずは何がびっくりしたかといえば、普段よくきくホラー映画などの効果音はこの映画からきているんだなあ・・と。
そして、むかしから猟奇殺人は身近にあったのねってこと。

映画を盛り上げるためにいろんな宣伝や企画を仕掛けたりというのも多分この映画が最初だったんだろうなあ・・とか。

一人の人間の才能を信じて、そのために自分の才能を名前にして表に出さず支え続けるというのは夫婦でないとやっぱりできないのかしらね。

映画の作成の舞台裏としても、夫婦の話としてもとても面白い映画でした。

インポッシブルは2004年のスマトラ島沖の津波の奇跡の実話。
ホントに、東北の震災のこともあるけど、画面を見ていてこれほどまでにしんどい映画はなかったです。
痛い・・・スクリーンいっぱいに濁流が流れるのを見ると「どうやって撮ったんだ?」ということも思うし「本当はこんなもんじゃないだろ」とも思うし、
流れてぶつけて心も体も痛いです。

手をつなごうとして離れて行ったときに見ている私たちでも絶望的になります。

離れ離れになって、家族が分散してもちょっとのすれ違いと気が付くタイミングで全員が無事に再会できたというめでたしめでたしなお話でしたが・・・
この家族はそれでよかったんですが、やはりそれは本当に不可能に近いような確率の出来事だったわけです。

でも人はどんな状況でも相手を思いやったり、困っている人を助けようとしたり、お互いに助け合うことができるんだなあという希望の持てる話でした。

2本ともよかったので今度は自分で券を買っていきたいなあと思います


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