my daily life

日常なことも、非日常なことも・・・

いわさきちひろと国語の教科書

2006年01月26日 | Weblog
いわさきちひろの絵、大好きなんです。
と言うのも、小学校の国語の教科書の表紙は、いわさきちひろでしたから。
子ども心ながら、それが当然と感じてました。

学生のころ、東京の美術館にも行ったくらいです。
今春、山形美術館にも展覧会が開催されるとのことで、とっても楽しみにしてます。
数年前にも開催されたんですが、絵葉書をたくさん買いました。

なんともいえないあの透明感と、子ども、もしくは母子の絵。
その中に、暖かさがありますよね。

国語は好きだったんで、教科書に載ってた文章も結構覚えてますよ。

きつねの窓
はまひるがおと小さな海
ろくべえ待ってろよ
ふき子の父
サロマ湖の謎
かわいそうな象
ごんぎつね
川とノリオ
ひとつの花
母さんの木・・・

大体最後の文章は戦争の話なんですよね。

私は「きつねの窓」が好きでしたね。小学校4年くらいのときかな。

きつねが、命を救ってくれた恩返しにと、
紫色に手を染めてくれるんです。
それで、両の手で三角形をつくってそこをのぞくと、
お母さんの顔や、初恋の人の顔が見える。
つまり、彼にとって今会いたい人の顔が出てくるんですよ。
これはいい・・・と思って、
彼は自宅に帰るんですが、
いつもの習慣で、外出から帰ったあとに、手を洗ってしまうんですね。
かなしいかな、それからは何度手をかざしても、もう見えない・・・という話。
とっても切なくて、けれども大好きでした。
作者は誰だったかな・・・

国語の教科書は、忘れられない思い出です。
手元には一冊も残ってないけれど。

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