ずっと観察していたらペアではなく単独でいた。移動するかなと見ていたら、ここから動かなかった。
上間の古くからの伝承で「カンクウカンクウ」と呼ばれている。制作者、設置年代は不明。上間村では現在木彫りの獅子1体と石彫の獅子3体が村の守護神として祀られている。石彫りの獅子は5体あったが、先の大戦で2体消失した。この獅子は南山八重瀬グスクへの「返し(ケーシ)」と言われている。村の魔除け(ムンヌキムン)、悪風返し(フーチゲーシ)、災厄を払う村の守り神。琉球の三山紛争時代、上間は南山勢との戦幾度も参戦した。村に置かれた石獅子は敵方からの災いを払うために据えられたもので、全て南山勢を睨んでいる。