社会に対して愚痴をこぼす部屋

存在意義すら認められない人間が独断的に社会批判。お前さっさと死ねと思われる傍若無人なページ

本屋が潰れた

2011-08-04 00:05:24 | 社会
私の好きな本屋がまた一つ無くなった。

ネットで注文すれば重い荷物を持ち歩く必要もなく、家に居ながらにして楽に本を読むことが出来る。
まだまだ発展途上だが、電子書籍も誕生した。

ただ私個人としては、紙の本が好きである。

一ページ一ページめくるごとに、気持ちが変化していく。
主人公に感情移入したり、その情景を思い描いたり…。
ぱらぱらとめくって、自分の好きな作家を見つけるのもいい。
装丁に魅かれて手に取ったことも一度や二度ではない。

本屋に足を踏み入れた瞬間、今日はどんな本と巡り合えるのか、心が沸き立つ。
平積みされている本をざっと眺めて、最新刊のコーナーへと足を運ぶ。
まず自分の好きな作家の本を手に取り、最初の一ページをめくる。
文庫本の場合は書き出しから数ページ読んだところで、裏表紙のあらすじを見る。
そこで購入するかどうかを悩みながら、本の置き場を考えだす。

もうあそこの棚は入らないから、こっちの棚にある何かを移動して…

そして気が付くとレジに向かって一直線の自分がいるのだ。

一冊の本を巡って、これだけ楽しみながら買うことが出来る。
私にとっては至福の一時である。

この一時を得るために、私は日々本屋を訪ねるのである。

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