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Codec(コーデック)ってなに?

2013-10-10 00:53:06 | 日記

Codec(コーデック)ってなに?

CodecとはEncode(エンコード)とDecode(デコード)をくっつけた言葉で、 映像ファイルの圧縮・解凍形式を示す言葉です。例え話として、1秒に30枚のセル画をもつアニメーションがあるとします。これが10秒の作品ならセル画は 3000枚あるということになりますね。これをパソコンの世界におきかえると、10秒長の動画ファイルには、3000枚分の静止画情報をもつ必要があるこ とになりますよね。そのまんま3000枚分の静止画情報が格納された動画ファイルを「無圧縮」形式と呼びます。ところがそんな形で動画ファイルを作ってい ては、もの凄く巨大なサイズのファイルになることは想像がつきますよね。これは問題です。というわけで動画ファイルにするときは、「圧縮(エンコード)」 をかけることになります。これは一枚一枚の絵に対して行うものもあれば、コマ(フレーム)の進行に伴って、変化した部分の差分だけを情報としてもたせる (フレーム間圧縮)などという色んな方式があるのです。更に再生するときには、当然、圧縮された方式に従って、解凍(デコード)しながら映像を出していく 必要があります。このエンコード・デコードのやり方を「Codec」といいます。Codecによっては、複雑な圧縮方法を用いてファイルサイズを相当小さ くできるけど、解凍するときにCPUに大きな負荷がかかり、低スペックのマシンではコマオチしちゃうもの、とか、あまりファイルサイズは小さくならない が、解凍時のCPU負荷が軽いのでスペックの低いマシンでもコマ落ちせず、再生の立ち上がりも反応がよいもの、など沢山の種類があります。 蛇足ですが、もしあなたが友人から動画ファイルをもらったときに再生できないものがあったとします。それはもしかしたらあなたのパソコンがもっていない Codecで作成されたものである可能性が高いです。解凍方法がわからなければ、当然、再生できないからです。同様にVJソフトに読みこませても、再生さ れないファイルがあったときは、その動画ファイルのCodecに、そのVJソフトが対応しているかどうかチェックすべきでしょう。

VJ映像に最も適したコーデック設定はどんなもの?

ま ずCodecの種類ですが、.mov形式のPhotoJPEG(Motion JPEG)がもっとも一般的です。ファイルサイズが大きくなりますが、とにかく再生レ スポンスに優れ、殆どのVJソフトが対応しているものだからです。映像フォーマットは720pが一番よく使われます。これは設定自体が規格で定められており、ピクセルサイズ 1280*720で一般的なプロジェクターでドットバイドットで表示され表示品質と処理データ量のバランスが一番優れています。