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夢みるpocoの昼と夜☆

不惑を過ぎても煩悩だらけ。
映画に音楽♪ドラマに舞台にスポーツetc...
自由気ままに感じた事を綴ったブログです。

ドラマ:『Outlander ~アウトランダー~』season3:#5話

2017-11-13 | Outlander season3/story


今回もギリギリにUPする事が出来た

つい本編をじっくり観ちゃうので、進まない(笑)
繰り返し観る事で、じわじわと感動が染み渡る。
病みつきになるんですよねぇ。

今回は、やっと2週間ぶりに0時に視聴出来ました!
次の日が仕事休みだったら良かったのにと毎週思う。



特に今週は!
ーーーーと、いうか明日は!!!!



















* ネタばれ注意 *


<誤字脱字、ご了承下さいませ









episode305
FREEDOM&WHISKY
自由とウィスキー




”1948年ブリアナの初めてのクリスマス”
ハートのオーナメントに書く。







1968年12月ボストン。
手術を行っているクレア&ジョー。

クレアは、強い意志、的確な判断と手際の良さで
ジョーを感心させる。


<画像(以下全て)出典元:http://www.farfarawaysite.com/





ハーバード大学
歴史の授業を受けるブリアナ。
ロングフェロー『ポール・リビアの騎行』の詩を引用していた。

授業は上の空で、ノートに建築物を描いている。

ふと先生の語っている言葉に手を止める。
「歴史の英雄の話は偽り。
 真の英雄が歴史から姿を消したのは、ロングフェローのせい。』

クルスマス休暇の後は、
『創作物がいかに歴史を書き換えるか検証する』
と授業を終わらせる。

生徒たちが教室を出て行くがブリアナは先生に呼び止められる。




『落第するぞ』
全学期は優秀だった成績が今や他の教科も全て同じ状態。
何があったのか?と
フランクの友人だった先生は、彼女を心配する。
『自分の能力のせい、ご心配なく』とブリアナ。






家に帰ると、そこは静まり返っていて。
居間のクリスマスツリーの飾り付けに
”1948年ブリアナの初めてのクリスマス”と書かれた
ハートのオーナメントを手に微笑む。
ふと振り返ると、いつも父フランクが座っていたソファー。

父を懐かしむように背もたれに手を滑らせ座り、
サイドテーブルに置かれた箱を開く。
彼が愛用していたパイプを取り出して、香りを嗅ぐ。

思い出の写真を手にして1枚ずつめくって行く。
父フランクの姿に涙がこみ上げる。








病院では、
クレアはデスクにあるブリアナの写真を見つめている。
『同じ表情だ』
ジョーは、クレアがスコットランドから戻った時と同じと
何があった?出会いでもあった?と聞く彼に
クレアは、かわそうとするが鋭いジョーに問い詰められる。
『男絡みだだけど、過去の人』

真剣なのかと問われ、
『この上なくね。』
ジョーが肝心な所を聞き出そうとすると
そこへ看護婦が現れ、話は遮断される。
家に帰ろうとするクレアに『続きが楽しみだ』とジョー。









ボストンの家の前にタクシーが止まる。

降りて来たのは、ロジャーだった。





玄関のベルと鳴らすと家の中からは喧嘩する声が
2度押すと
『何よ!』と勢いよくブリアナが出て来る。

ーーー見つめ合う2人

『ハッピークリスマス』とロジャー。


『お客さんよ』と家の中へ。
『ロジャー!』クレアが驚く、ケンカ中でぎこちない雰囲気。

驚いたけれど嬉しいわとクレアは、なぜこの町へ?と
急に悪い時に来たと謝るロジャー。
そんなことはないと彼と挨拶の抱擁を交わす。

2人の喧嘩の原因は、
ブリアナがハーバードを辞める、家を出ると
言い出したことだった。

『時間が必要なの!』
何も知らなかった頃には戻れない、
努力したけど無理だったと
迎えが来たブリアナは、家を出て行ってしまう。








ホテルに泊まると言うロジャーをクレアは引き止め、
夕飯を共にして、クリスマスについて語る。

牧師の義父が亡くなり、
グレアムさんのプティングもなく
独りだけのクリスマス。
新しいクルスマスの習慣を作るためアメリカへ来たのかもと
ロジャー。

ランダル家の習慣は、『クリスマス・キャロル』
毎年ブリアナが飽きるまで読み聞かせていたとクレア。

来たのはクリスマスのためだけ?
バレてます?とロジャー。

ブリアナがあの夏のことを話せるのはロジャーだけと
感謝する。






良いニュースがあるとロジャー。
『自分は、歴史家だから歴史を追う、しつこくね。』
と前置きをして…

『彼がいた』

1765年の雑誌にハイランドの酒の輸入自由化を訴えていると
その雑誌のコピーをクレアに見せる。

”自由とウィスキーは共に手を取って進む”

ジェイミーに教えたと言ったでしょう?

まだあると、記事の冒頭でも詩を引用していると

”騎士や名士たち 我らが町の代表者よ”

ロバート・バーンズの詩だった。
クレアは誰でも引用出来ると言うが、

1765年は、バーンズはまだ6歳。
この詩が書かれるのは21年後、
未来を知っている者しか引用出来ないとロジャー。

著者の名がないとまだ疑うクレアだったが、
『マルコムは彼のミドルネームでは?』
発行者に”アレグザンダー・マルコム”とあった。

『彼が本を?』
頷くロジャー。
1765年にエジンバラにいた。
時間が並行して流れてるのならば、ほんの1年前だ。

動揺を隠せない様子のクレア。

『なぜ勝手に調べたの?!』
『知りたいかと』
『いいえ!』がっかりするロジャー。

クレアは、『知らずにいたかった…』
20年前に過去への扉を閉ざした。
人生で最も辛い出来事だった。
彼がカローデンで死ななかったことで希望を持った。
けれどまた打ちのめされる。

ただの希望じゃない、彼の元へ行けるとロジャーは
クレアに歩み寄るが、

『ブリアナを残して?』
苦しんでいる娘を残しては行けない。見捨てて行けないと。
ロジャーにジェイミーのことを秘密にしてと言う。




夜、スコットランドの真珠を手にして思いに耽るクレア。







病院では、テーブルの上に骨が置かれていた。
ジョーの友人が意見を聞きたいと送って来たものだ。

彼は、『綺麗な女性だ』と箱から頭蓋骨を出して置く。
中年の成人女性、40代後半くらい。

クレアは、そっとその頭蓋骨を手して
『150年前の殺人事件の被害者?』

50年ずれているが鋭いなと驚くジョー。

友人は、人類学者で死因を尋ねて来たが
なぜ殺人だと?

わからないとクレア。

彼女は、カリブの洞窟で遺物と共に発見された。

首の骨を見たジョーは、
誰かが切れ味の悪い剣で首をはねようとした
彼女は、骨の特徴から白人だと判明する。

クレアは首筋に手をやりゾッとした様子。
奇妙な感じに骨に魅せられる。

骨は全てを語る。

『君もスコットランド人のことを語ったら?』と
以前の話を蒸し返すジョー。

『彼は…』
ゆっくりと戸惑いながら話し始める

『ブリーの父親よ』
スコットランドで娘に打ち明けた
そのせいで、彼女が苦しんでいると。

『それで腑に落ちた』とジョー。
頷くクレア。

『今でも彼を?』
『ネバーストップ:愛してる』

15年間クレアを見て来た彼は、
冷え切った夫婦生活、今の彼女の様子を見て、
『やり直せるなら、踏み出せばいい、ブリアナも理解してくれる』
と助言をしてくれる。







ロジャーが居間のTVで『Dark Shadow』を観ていると
ブリーが帰ってくる。

物語に夢中の彼に
『昼ドラなんて高尚な同僚にバカにされるわよ』と
昨日はごめんと謝るブリー。

急に来た自分が悪いとロジャー。
嬉しかったとブリー。

明るい声でロジャーは、
『アメリカのクリスマスとボストンクリームパイに
興味があって来たんだ』

『ちょうどよかった、
父を記念した奨学金制度が出来て、今日、式があるの』
ブリーはロジャーを誘う。












ここはロビンソン回廊。ゴシック・リバイバル様式
ブリアナが構内を案内する。

どれだけの人が行き交い
秘密の会話や秘密が建物の隅々に刻まれているのだろう?
歴史の人物たちがここに立っていたかもしれない。
とロジャーは言うが

ブリアナは小さな頃から父に連れられて来たいたが、
そんな想像をしたこともなかった。

彼女が魅せられるのは、建物だと
全てにおいて計算し尽くされた配置の石のピース成り立つ、
そこには真実しかない。

歴史家の娘とは思えないとロジャー。
『違うもの、私は、18世紀のハイランド人の娘。』

それを聞いて、ロジャーは自分は父のことを覚えていないと
だが、牧師が父の話をしてくれたことで身近に感じ、
父を知ることで自分が分かったと言う。

誰にでも歴史が必要

偽りの歴史でも?とブリー。
それでも構わないとロジャー。

歴史って何?ただの物語。
語り手によって変わってしまう。
信用出来ないと

答えに困惑するロジャー。






共にランダル教授の功績をたたえよう
フランクの業績を労い学部長が語る。

クレアが学部長と話していると
通りかかる女性に彼が声を掛ける。

サンディ・トラヴァース
フランクの教え子で、植民地の英語に関する研究をしている。
フランクが家に連れて来た恋人だ。


彼女は目に涙をためながら、クレアに訴える。
『彼など望んでいなかったのに別れなかった』
彼は、娘のためと言っていたが、あなたを愛していた。
彼を欲しかった。独り占めで出来なくても。』


心配そうにその様子を遠くから見守るブリー。









ブリアナがサンディのことを聞いてくる。
彼女を見る父の眼差しが母を見る時と同じだったと。

『これからは、2人の間では、真実だけだって
石の前言ったでしょ』とクレアに真実を求める。

そして、
クレアは、フランクとサンディのことを告げる。
それを聞いて、ブリーは、
『ジェイミーに似ている自分を父は憎んだはず』と
クレアは強く否定して、
『彼はあなたを一番大切にしていた。
ブリーを育てるのが彼の生きがいであり、
最大の喜びだった』と伝える。
『ママは?
ジェイミーと離れ離れになって自分を憎んだでしょ?』
『決して』
『確かに彼との別れに腹を立てた
でもあなたが産まれた日、
あなたを腕に抱いてお乳をあげたら
あなたは私を見た あんな気持ちは初めてだった
あなたを愛している ジェイミーは関係ない』
どれだけブリアナを愛しているか伝えようとする。

『今でも彼を思うのね?』
頷いて『ええ』と

そして、話があるのとバッグからロジャーが持って来てくれた
コピーをブリーに渡す。
”アレグザンダー・マルコム”

『ジェイミーを見つけたの?』

行くのねと言うブリーの言葉を否定し、
『ここであなたと生きる』とクレア。
『自分は、大人で自立できると
ママを愛しているけど一人でも大丈夫
子供じゃない。』とブリー。

『知ってるわ』とクレア。












アポロ8号より中継のテレビを見る
病院のスタッフ達。

『こんな旅をして元の暮らしに戻れるのか?』
ジョーが呟く。

ある意味
私は、月よりも遠くへ行った
もっと信じ難い旅をした
確かに元の暮らしには戻れるが 元どおりではない
だが恐らく1度で十分だ
特別な旅なのだから



窓の外の月を見て感慨深けなクレア。









家では、ブリーと向き合い話をするクレア。
過去への旅の危険性
戻れない可能性、2度と会えないかもしれない。

ブリーの花嫁姿、教会を歩く姿、母になる姿
孫も抱けないかも

それを承知で、ブリーは、
自分は、フレイザーでもランダルどちらの父でもなく
母に似ていると気づいた
母のようになれるなら大丈夫と

ブリーは、
『ジェイミーに自分のことを伝えて欲しい』と伝える。

まだ不安そうなクレアにブリーが尋ねると
『彼が私のことを忘れてたら?もう愛してないかも』

『ジェイミーへの愛は人生で一番激しかったんでしょ?
それは変わった?』

『いいえ』

『じゃぁ、彼も同じだと信じて』

『自分のことはいい、彼の元へ帰って』

抱きしめ合う母娘。










ジョーを呼び止めるクレア。
2人のオフィスへ入って、友達として正直にと意見を求めるクレア。

『私は、女性として魅力的?』『男性の意見が知りたいの。』

『例の男の話か?』

『会いに行こうかと』

20年ぶりで不安になったクレア
『初対面の時と比べて私は老けた?』

笑ってジョーは
『君は痩せていて いい尻をしてる 
 彼は幸せ者だ レディー・ジェーン』

『まさに求めていた答えよ』

帰ろうとするジョーに
『ありがとう、ジョー』

『いいんだ、メリークリスマス』





クリスマスツリーの前で
プレゼント交換をするクレア達。

ブリーが骨董品屋で見つけた昔のコインを手に
エジンバラで役立つと喜ぶクレア。
ロジャーからは、スコットランドの歴史の本。
最初の時の欲しかったとクレア。

自分も色々考えて、
病院からメスと抗生物質を拝借したと
今より1766年のエジンバラで必要かなと思ってと。
賢いとロジャー。
2人にお礼を言うとブリーがもう一つと
プレゼントを差し出す。
箱を開けるとトパーズのペンダントが。
ブリーの誕生石だ。

石を通る時に宝石が必要だとジリアンの本に書いてあった
前に2回ともなくしたと
宝石付きの時計とジェイミーのお父さんの指輪



全て持って行ける?
何か作らなきゃ

『何か作れるの?』

15年も娘の衣装を作って来た
お陰でミシンの扱いはお手の物よと得意げなクレア。

じゃぁ、バットマンがしてる万能ベルトを作ったら?
とロジャー。






クレアは過去へ行くための衣装を作る。






出来上がって、鏡に向かい自分をチェックするクレア。
顔のラインを撫でシワがないか?
束ねていた髪をほどき白髪を手にする。







朝、クレアが旅の支度をしていると
『ママ、髪を染めたのね』
とブリーとロジャーがやって来る。
『白髪の所を染めただけよ』

昨晩作った”バットスーツ”をお披露目。
持って行くものが全て入るような隠しポケットを作った
と2人に見せる。

元はレインコート。
雨の多い土地ように工夫したけれど裾の仕上げは悪いし
説明する母を遮りブリーは
そんなの『ジェイミーは気にしない。』
スーツケースの中の白いブラウスが目に止まる。
『借りていい?』とクレア。ブリーのブラウスだ。
『完璧』とブリー。

ちょっと失礼、最後の仕上げをとロジャーが席を外す。


『いい人よ』とロジャーのことをクレアは言う。
『知ってる』とブリアナ。

辞職願をジョーに渡してと
家の譲渡証書、銀行口座もブリーの名義にしたと渡す。

『スコットランドまで一緒に行く』と言うブリーに
『ここで別れたいの』とクレア。
『1度目は、怖かった、2度目は悲しかった
3度目は心穏やかで行きたいの。
あなたがそばにいたら、行けなくなる』

『私の美しい子』
『ママが恋しくなる。でも大丈夫、パパを見つけて、これを届けて』
そう言って、クレアの頬にキスをする。

渡したいものがあるのとクレアは
スコットランドの真珠のネックレスをブリーの首にかける。
『結婚した日の夜にジェイミーがくれた
元はジェイミーの母、エレンの物よ。おばあちゃんね。』
『結婚式でつけて』
『綺麗だわ』
しっかりと抱き合う母と娘。


ロジャーがウィスキーを持って戻って来る。




『ありがとうロジャーあなたがしつこくて。感謝してる。』

クレアとロジャーの抱擁。『寂しいわ』




最後に一つ、旅の前にそ言って、
ロジャーは、ウィスキーを注ぐ、
『自由とウィスキーに』
3人は、グラスを片手に乾杯をする。

『自由とウィスキーに』




クレアが家を出て、振り返る窓辺にはブリーとロジャーの姿が
頷くブリー。
クレアは、キスを送りタクシーへ。



堪えていた涙が一気にこぼれ落ちるブリー
振り向いてロジャーな肩口に顔を埋める。








走り去るタクシー。







ブリーは気丈に振る舞い。
『ちょっと待ってて』と台所へ。

涙を拭い、クリスマスの帽子を被り、息を整える。

そして、
ボストンクリームパイを乗せたトレイを手に戻る。
喜ぶロジャーに
『スヌーピーのクリスマス』も観る?
新しいクリスマスの習慣よ。





『僕も贈り物がある』とロジャー
包みを開けるとクリスマス・キャロルの本が。

見つめ合う2人。
そっとブリーからロジャーに口付ける。
そして、ブリーが朗読を始める。

”マーレイは死んでいる 疑いの余地はない”










タクシーの中のクレア


子供の頃、水たまりが怖かった
完璧で滑らかな水面の下には ただの池面ではなく
底なしの空間があると思っていた
足を踏み入れたら 落ちて行く気がし


タクシーが止まり、ドアが開く
足元には水たまりが

今でも水たまりを見ると 心はひるむ
でも足は勝手に動き 先を急ぐ





タクシーから降りる、一歩…


思いだけを残して


一歩が水たまりへ…靴が水をはじく

そこには、
馬車から降りたクレアの姿が。





エジンバラの石畳と街の喧噪。

クレアは、じっくりとあたりを見回し、街中へ歩き出す。







『すみません、印刷屋を探しているの。
 アレグザンダー・マルコム』
少年に声をかける。

『ここを行って左だ。
カーファックスの小路にある。』


あぁ、本当にここに…
導かれるように人混みを歩んで行く。






小路を抜けるとクレアの目に飛び込んで来た
”A・マルコム”の看板。

信じられない嬉しさに笑みがこぼれる。


看板に近づき、愛おしげにそっと手に触れる。








ゆっくりとした足取りで階段を上ると
扉の前でしばし止まり、意を決して、開く。

ドアベルがリンリン、リンリンと鳴る。


『ジョーディか?』

ハッとして彼の声がする方へ顔を向ける。

『遅かったな』

声がする方へ一歩ずつ進んで行くクレア。


『ソーダ灰を買いにグラスゴーへ?』


眼下に彼の後ろ姿が見えた。

自然と笑みがこぼれる。
緊張のせいか声が発せられない
まごつきながらも必死に発するクレア。

『ジョーディじゃない』

その声に彼の背中が硬直する。

『私よ』

『クレア』

ゆっくりと彼がこちらに体を動かす。

静かに目線を上げ、彼女の姿を見つめ息を飲む
体がふらりと後ろへ


クレアは口角が上がり震える。


ジェイミーは、驚きのあまり、よろめき床に倒れた。


はっっ!はっっ!!!

ーーーーー驚くクレア。

















次回予告
↓↓↓
Outlander | Season 3, Episode 6 Preview | STARZ

<STARZさんよりお借りしました>






ひゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっ

FINALLLLLLLLLLLLLLLLLLLY!!!!











*****************





すごくスマートにまとまっていた回でした。
原作をいい方向へ軌道修正させていて、
よりすんなり世界観へ導いてくれました。

このシーズンは、本当に原作をより良く描いてくれてます。
スタッフ、センスいいですよね〜。

今回、今までの中で一番、原作を変えてありましたが
どれも納得の変更だったのがさすが!です。

原作では、
一度ボストンに戻ったクレアを
ロジャーが『ジェイミーを見つけた』と彼女をスコットランドへ呼ぶ。
18世紀の服は、古風なガウンを扱うブティックで購入する。
ブリーは、ロジャーと共にスタンディグストーンへ母を見送りに行く。
過去へ戻るのがクリスマスではなくハロウィーンだった。
などなど。

原作よりももっと慎重に過去へ向かったクレア。
彼を見つけたロジャーに当たったり、
ブリーのことをすごく心配し、留まると言ったり、
希望と苦悩に満ちた複雑なクレアが描かれていて良かったです。

映像にするとより分かりやすくその心情が伝わって来ますね。


ロジャーのスコットランド訛りも素敵
ブリーの気丈な態度も。




過去へのタクシーから馬車、水たまりのくだんも
新たな演出に驚かされました。
原作で水たまりの文章は印象に残っていたので、
視聴しながら、おぉ!とここで!とびっくり。
後に、解説を見て、事情を知り、
<重なる事情でスタンディングストーンが使用出来ない>
よくまぁ、アイデアが浮かんだなぁと
原作を読み込んでいるからなんだなぁ〜と
改めてライターさん達に感服です。


服を作りシーンもそう来たか〜って。
原作では、
クレアが編み物が下手みたいに書かれていませんでしたけっけ?
でも彼女は、
外科医だから手先が器用じゃないと勤まりませんよね?
まぁ、編み物や洋裁とは手の使い方が違うだろうけど(笑)
しかし、
あんな服作れちゃうなんて、凄いぞ、クレア!!!
パターンがあったとしても
私は、作れませ〜〜〜〜ん




伏線もはりめぐらされていて、
ブリーとの約束、これからは真実だけとか
過去へ行くのに宝石が必要とか
クリスマスのプレゼントとか
色々と細かい所も練るに練られていますね。

どうなったか気になっていた
サンティが再びの登場でより物語に深みを増し…
宙ぶらりんにしないで、
きちんと着地させていますよね、凄い!!!


冒頭のアメリカの歴史も
ロングフェロー『ポール・リビアの騎行』引用するあたり
後のシーズン4、さらに先へと続く物語の伏線ともとれる。
<ポール・リビアの騎行>
1775年イギリスの植民地だった当時のアメリカ。
ボストンに住むリビアがイギリス軍の動きを察知して
仲間へ知らせに真夜中、馬を走らせる。
そのおかげで、イギリス軍の奇襲に備えることができ、
その後、レキシントン・コンコードの戦いが始まる。
<独立戦争が始まる契機となる米英間の戦い>

知らないので調べましたよ。
日本の歴史も詳しくないのにアメリカの歴史なんて
アウトランダー読んでなかったら、知らないことばかり。






そして、クレア、こんなに可愛かったっけ?!って、
キャットの演技に脱帽。

ブリーの前ではちゃんと母なんですが、
ジェイミーを前にしてなんですか!!!
あのキュートさ
可愛いクレア

ブリーを見つめる母の眼差し…
看板を見つけた時の表情や
彼の声を聞いた時、彼の姿を見た時、
振り返って、彼の顔を見れた時、
ぜ〜〜〜〜んぶ違う表情で
嬉しさと緊張とが綯い交ぜになった複雑な表情。


ひきつるような笑顔とか巧過ぎ!


もうそれだけでも興奮

ジェイミーが最後倒れるシーンのBGMコミカルな曲調も
最高です

その時のクレアのどうしようって表情もまた

優雅な倒れ方でしたよね
ドサっっ!!!って大きな音もしなくて(笑)

もう、何度も観ちゃいましたよ。
このシーン。
何回見るんだって、自分にツッコミ入れるくらい。
で毎回、クレアになったみたくドキドキしちゃって(笑)



兎にも角にも今回は、
このジェイミーの失神するシーンが見れただけでも
クレアの可愛い表情を見れただけで
お腹いっぱいです!!!












5話解説です!!!
↓↓↓
Outlander | Inside the World of Outlander: Season 3, Episode 5 | STARZ

<STARZさんよりお借りしました>


バットスーツ?の愛称となったクレアお手製の洋服にまつわる話。
デザイン&コンセプトがマッチングしていて、ロン氏はお気にりのようですね。

2度目の過去への演出は大変だったみたいですね。
スタンディングストーンではない方法を模索、
結局、原作の冒頭のクレアのセリフ<水たまり>を使用したみたいですね。
クラシックのタクシーを南アフリカで探して撮影したとか。







今回の注目のひとつ
ボストンの家のクリスマスバージョン
小さな所まで気を使って飾られているのが分かります。
このこだわりようがリアル感を出しているのでしょうね。


















今晩は、ついについに再会!!!!
2人が同じ画面に!!!!


興奮して来る〜〜〜〜〜〜





落ち着かないよぉぉぉぉぉぉぉ(笑)






ドラマ:『Outlander ~アウトランダー~』season3:#4話

2017-11-06 | Outlander season3/story



今晩は5話目が配信!!!!
なんとか5話目を見る前に4話感想がUP出来ました〜!!!
良かった良かった



今回は、眠くならず、集中して打刻出来ました!
って言っておきながら、
その後が続かないパターンが続きましたが、
大丈夫でした

何せヘルウォーターだし!

ジェイミーが色々と巻き込まれて
今後の人生においても重要な回。


またまた泣かせられました


先週は、舞台から帰って来てから観たので
休みの日に見返してみると
細かい所を見逃していてた〜〜〜〜
あの時は、酒も入っていたせいか
集中していなかったのだなぁ〜と。


やはり、ちゃんと集中して観たい!
思いましたよ。はい。


これからは、月曜日は予定なしで!












* ネタばれ注意 *


<誤字脱字、ご了承下さいませ









episode304
OF LOST THINGS
遠い人々












1968年 スコットランド

ウェイクフィールド牧師館。

壁には、あらゆる資料&情報の紙がピンで止められていた。
ロジャーがそれらを見ながら仮説を語る。

過去と現代では時間の経過が同じ。
そうすると20年後のジェイミーの消息は?
カローデン後の20年後は1766年。

ロジャー、クレア、ブリアナでジェイミーの足跡を追う。

フィオーナがお茶を運んできて、
祖母から聞いた話では、
赤毛のジェイミーは無法者で
ダンボネットと言われていたらしい。

フィオーナの祖母グレアムはクレアの大切な友人だ。

フィオーナは、
『スコーンにクリームをつけたら?』と
痩せすぎのロジャーに気を使う。
それを聞いて、ブリアナはロジャーに意味深に微笑む。


ダンボネットは伝説でしょう?とブリアナが話していると

…見つけたわ

クレアが資料を見つめている。

ロジャーとブリアナは、クレアに駆け寄る。



<画像(以下全て)出典元:http://www.farfarawaysite.com/



『アーツミュア刑務所よ。』

2人が覗くと
そこには”ジェイムズ・フレイザー”と名前が

1753年
そこから毎年名前があったが、刑務所が1756年に閉鎖。
その後の囚人の消息は不明だった。

が、とりあえずはウィスキーでお祝いしようとロジャー。


クレアは、その資料の名前を見つめ、思いを巡らせる。








*****************




1756年 イングランド ヘルウォーター






連なる馬車がやって来て
荘厳な屋敷の前に整列する使用人の前で止まる。

屋敷の主人ダンセーニ、その夫人と
2人の令嬢、ジェニーヴァ&イゾベルがイタリア旅行から帰って来た。

ダンセーニは、
新しい馬丁を屋敷に連れてくるよう執事に命ずる。


マッケンジー=ジェイミーがダンセーニに挨拶する。

ロード・ダンセーニは、
グレイ少佐からマッケンジー=ジェイミーが
スコットランドの囚人であり、反乱に参加したこと
グレストンパンズで彼の命を助けた事を聞いていた。

彼は、戦いで息子ゴードンを亡くした。
大義のために戦う者は尊いと
決着は付き、争いは過去だと彼は持論を述べるが
妻は息子を失ったことで、
ジャゴバイドを今でも深く憎んでいると。

『よく分かります』『私も子供を2人失いました』
そのジェイミーの表情と言葉に思慮深くダンセーニは頷く。

そして、彼は、
囚人とは言わずに少佐の口利きで雇ったと妻に伝える、
賃金も与えると約束するが
囚人であることを忘れずにと釘をさす。





*****************




『スコーンにクリームを…彼女、あなたに気がある』
とブリアナはロジャーをからかう。



道端で車を止めて、エンジンの状態を見るロジャー。
世話好きなだけだと否定する。

最初は、ロジャーの恋人だと思ったとブリー。

それを聞いて、『フィオーナが!?』動揺して
ボンネットに頭をぶつける。
女友達はいるけど、恋人と呼べる人はいないと
必死に否定するロジャー。

それを聞いて笑顔のブリー。
『どいて』と言って、代わってエンジンの様子を見る。

瞬時になおし、
ロジャーがキーを回すとエンジンがかかり…
驚くロジャーに部品が緩んでいたと得意げなブリー。






*****************




馬の手入れをしていると
『マッケンジー、くじを引くぞ』と一人の馬丁が
理由を聞くが、『まぁ、来い』と笑う。

くじを当てた馬丁の一人が『参ったな』と苦渋の表情。
そこへ『遠出をする早く馬を』と
屋敷の令嬢ジェニーヴァがやって来る。

高飛車なその態度にマッケンジーは、
『1発蹴りを入れたほうがいい』と仲間にぼやく。

妹のイゾベルがそれを聞いていて
『馬にそれとも姉に?』
無礼を誤るマッケンジーに
『蹴りを入れても姉には効かないわ』とイゾベル。

ジョン・グレイ少佐と幼馴染のイゾベルは、
彼のことを類い稀で興味をそそられる人、
いい夫になると思うと言う。
彼の性癖を知っているマッケンジーは、
軍人は結婚い向いていないと否定する。
が、彼女は
『王と国に身を捧げているそれも尊敬出来る』
とそれを聞いて微笑むマッケンジー。







*****************




ウェイクフィールド牧師館。

クレアにボストンのジョーから電話がある。
『レディー・ジェーン』親愛の情のこもった声に笑顔になる。

彼が電話したのは、患者のハリーが腹痛を訴えて
病院に来たからだった。

次の週に手術の予約を入れたと言う。
クレアは、彼に任せると
ジョーは、驚き声で、彼女が執刀すると言うと思ったのだ。
『経過を知らせて』と電話を切る。




*****************






1757年

客のエルズミア伯爵を見送りにダンセーニ家の面々が
屋敷から歩いてくる。

ダンセーニ夫妻は
『ジェニーヴァは閣下の花嫁にふさわしい娘です。』
『両家にとってふさわしい縁談です。』
とエルズミア伯爵に媚びを売る。

エルズミア伯爵は、
『気難しい娘と家族に反対されたが私はそこが気に入った』
と意気揚々。

馬車の馬の蹄鉄の様子をチェックしているマッケンジーの姿を見た
伯爵は、
『あんな髪の子を授かったら殺したくなる。』と言う。

ーーーそして、
『2週間後には夫婦だ』
伯爵はジェニーヴァの手の甲に口付ける。


閣下を馬車に乗せ、見送るマッケンジーの姿を
ジェニーヴァはじっと見つめる。

お辞儀して立ち去る彼の姿を目で追い彼女は何かを決意したようだった。












厩では、馬丁達がまたくじ引きをしている。
『遠乗りに行く』
そこへジェニーヴァが現れる。

くじ引きを当てた馬丁が馬を引こうとすると
彼女は、
『マッケンジー、今日はあなたがお供して!』と
驚く彼に周りは気の毒にと笑いが起こる。






馬を並べジェニーヴァは、
『私の婚約者をどう思う?エルズミア伯爵よ』
唐突に尋ねて来る。
マッケンジーは、意見できないと言うと
命令だと言う彼女。
仕方なく『伯爵は喜んでいます』と。

『伯爵の最大の魅力は財産、相手に求める魅力は?』
『考えたこともない』と言うマッケンジー。
『嘘つきね』とジェニーヴァ。

マッケンジーは、暗くなる前に帰ろうと言うが
拒む彼女は『召使いはご主人様に従うものよ』
と先へと馬を走らせて行ってしまう。

後を追いかけるマッケンジー。


彼女の叫び声が聞こえた。

ーーーその先には地面に横たわる彼女の姿が

抱き上げると笑いと共に『やっぱり従ったわね』
怒りにマッケンジーは、彼女をぬかるみに落とす。

高らかな笑い声がし
『次の遠乗りが楽しみよ』と

呆れたマッケンジーは、彼女を置いて馬を走らせる。










林の中でチェスをするグレイ少佐とジェイミー。

『ジョニー!』
そこへ令嬢2人を両腕に兄のメルトン卿が現れる。

ジェニーヴァがメルトン卿にマッケンジー=ジェイミーを紹介する。
驚く彼に更にイゾルベが弟の口添えでここで働いていると告げる。

弟を見つめるメルトン卿、おし黙るマッケンジー。
気まずい雰囲気。
それを察したジェニーヴァがメルトン卿をクリベッチ(ゲーム)に誘う。













厩のジェイミーが働いている所へ
ジェニーヴァがやって来て、絡んで来る。

3日後に結婚する彼女。新郎は、祖父ほどの年の男。
結婚について根掘り葉掘り聞いて来る。

そして、
『寝室に来てと言う。』

その衝撃な一言に彼は驚き
『気は確かか?何て女だ。』

失礼な言葉で彼女を非難するがマッケンジーを無礼なと
詰るジェニーヴァだったが、彼も負けじと
『良家の娘がそんなみだらな申し出を!』

だが彼女は、
『処女をエルズミアのような汚れた男に捧げる気はない!!!』
挑むように彼を睨む。

なかなかうんと言わない彼に彼女は脅しにかかる。

グレイ少佐がマッケンジーと知り合いなのを疑問に思っていた彼女は、
口の堅いメルトン卿を酔わせて、彼の話を聞き出したのだった。

彼の正体が悪名高いジェコバイトで、兄の兄が死んだ戦場にもいたと
母が知ったら、仮釈放も取り消せる牢に逆戻りよと。

『このクソ女め』悪態をつくマッケンジー。
『本性を見せたわね、赤毛のジェイミー。』
ジェニーヴァの口角がいやらしく上がる。


『兄上の死は残念だ。心から思う。だが牢に戻る気はない。』
『ラリーブロッホへ?そこへも兵は行く。』




『私の部屋へ来て。今夜よ。』

マッケンジーの眉間に深いシワが寄せられ、仕方なく頷く。
立ち去る彼女の姿を拳を強く握り、睨み続ける。









夜の屋敷。
マッケンジーは、足を忍ばせながら、ジェニーヴァの部屋へ。


ベットにナイトガウン姿で待つ彼女。
部屋へ入って来る彼の姿を見て立ち上がる。
『来てくれたのね。ジェイミー。』

『家族をだしに俺を脅しておいて、その名で呼ぶな』
『ではなんて呼べば?』
『アレックスと。それも俺の名だ』


『では、脱いで』とジェニーヴァ。

脱ぎ始めるジェイミー。
ジェニーヴァは、その姿を好奇心旺盛に見ようとするが、
マッケンジーの目が気になり目を外らす。
そんな彼女に『見てもいい』と彼。
ーーー凝視する彼女。

そして、マッケンジーの背中の傷が露わになると
はっっ!と小さく声を上げた。
『平気だ。痛くない。』
彼はそう言って、彼女に向き合う。
彼女の目線が下へ移動する。

『早く済ませよう』

彼女へ近づいて行き…
彼女は、怖がっているのを見せまいと顎を上げる。
『触っても?お嬢様』
頷く彼女のガウンに手をかけると
『どうすればいいの?』震える声で尋ねる。
『やめてもいい、気が変わったなら』
『いいえ』
『初めての相手はあなたみたいな人がいい』
『そうか、、、初めての場合は大抵厄介だ』
リードして
彼女の両手を自分の胸へ導き触れさせ
『痛くないの』『ゆっくりやる』口づけをする。

そのままベットへ倒れむ…







『痛たかったか?』
『最初は痛かったけどよくなった。
 愛してる アレックス』



『これは愛じゃない』
悲しげな顔で否定するマッケンジー。

何が違うのか問うジェニーヴァの



『この感情は誰にでも抱ける。特別じゃない。
 愛とは心と魂を捧げること捧げ合うことだ。』













ーーー月日が経ち。


ヘルウォーターの屋敷に馬車が到着する。
馬丁が走り寄る。
マッケンジーが馬車の扉を開くと
ジェニーヴァとエルズミア伯爵が出て来る。
迎えるダンセーニと妻と妹。

ジェニーヴァがイゾベルと挨拶を交わす。

そのお腹が膨らんでいた。

振り返ってマッケンジーを見つめるジェニーヴァ。
立ちすくむジェイミー。







*****************







これは、元々ランダル先生のものですよね?

そう言ってフィオーナが手渡したものは、
グレアムさんにあげた真珠の首飾りだった。

特別な友人だったあなたに返すのがいいと
祖母もそれを望んでいるとフィオーナ。


スコットランド産の白真珠。
ジェイミーから貰った、彼の母の形見。


自然と目に涙が浮かぶ。
クレアは彼女にお礼を言うとそれを握りしめる。







書斎に戻るとブリアナがジェイミーにまつわる情報を入手していた。
はしゃぐ娘だったが、冷静なクレアの様子に訝しげに
『ママ、大丈夫?』
『ママと呼ぶなんて久しぶりね。』娘を抱きしめるクレア。








暖炉の前のソファーに座るロジャーとブリアナ。
『私って最低ね』
その言葉に笑い出すロジャー。
『それは同感だな』

『ジェイミーの話を聞いてから母との壁が崩れ始めた気がする。
でもジェイミーを見つけたら母を失うかも』
ロジャーは彼女に向き合い『娘が母を思うのは当然だ』

『母が過去へ行って、戻れなくなったら?戻りたくなくなったら?』
深刻そうなブリアナ。
そんな彼女に
『それじゃ、僕も最低かも
ジェイミーを見つけたくない。見つけたら君は帰国する』
ブリアナは突然、ロジャーに口付ける。

『今のは?』ロジャーが驚いたような嬉しいような
微笑み合う2人。
『予想外?』とブリー。
『あぁ予想外だ』とロジャー。



Outlander | Season 3, Episode 4 Clip: Brianna and Roger | STARZ

<STARZさんにお借りしました>





*****************







『マッケンジーさん開けて!』
姉のいるエルズミアまで馬を用意してと
イゾルベがマッケンジーの所へ慌ててやって来る。

姉のお産がよくないらしい。

ダンセーニ卿の家族共々急いで馬車を走らせる。

エルズミアへ着くと皆駆け足で城の中へ。
使用人に状況を伺うマッケンジーに
『出血が続いて。赤ん坊は、元気な坊やよ。』
彼は、複雑な表情。



イゾルベが泣いている。
『姉が死んだの。
回復したのに体を起こして赤ちゃんを抱いたのよ
でもまた出血が 医者も救えなかった。』

近づいて来たマッケンジーに
いきなり彼女は彼の頬を打つ。
『エルズミアの子じゃない!!!』
姉が伯爵とは寝ていないと聞いていた
マッケンジーとのことを妹には打ち明けていたのだ。


そこへ使用人が大変だと慌てて呼びに来る。





『処女と聞いていたのに娼婦だった!
赤ん坊は私の子じゃない
他の男と寝た女の死など嘆くに値しない!』

赤ん坊を抱くエルズミアが怒りをあらわにする。
手にはナイフが。


ダンセーニは、娘を屈辱され、拳銃を伯爵に向ける。
マッケンジーが間に立ち止めに入る。
『旦那様!銃をこちらへ』
『2人とも武器を置いてください』

『どうか、赤ん坊のために』

ダンセーニは、赤ん坊を見つめ、拳銃をマッケンジーに渡す。

エルズミアへジリジリと寄るマッケンジー。
ダンセーニ夫人が赤ん坊を渡してと。
我々が連れて帰るとダンセーニ卿。

『赤ん坊を渡すぐらいなら殺してやる!!!』
赤ん坊へナイフが突き刺さる!!!

ーーー銃声が鳴り響く。


マッケンジーが受け取った銃でエルズミアを撃ったのだ。



倒れるエルズミアに駆け寄り、
赤ん坊を抱き上げるマッケンジー。

それを見守るダンセーニ卿、夫人、イゾベル。














庭先で乳母車を押すイゾベル。
マッケンジーの所へやって来る。
彼は、馬から降りて、挨拶をすると
乳母車の中の赤ん坊を見つめる。

赤ん坊は、ダンセーニ卿と同じウィリアムと名付けられ、
「ウィリー」と呼ばれることに。

いい名前だと嬉しそうなマッケンジー。

イゾベルは、泣き出したウィリアムを抱き上げて
ジェイミーに謝る。
姉の死が悲しすぎて、つらく当たってしまったことを。
そして、気難しかった姉に優しくしてくれたと。

乳母車にウィリーを戻して、立ち去るイゾルベ。

マッケンジーはそっと乳母車に近づいて、
ウィリアムに向かって声をかける
『お前は立派だぞ、ウィリー。とても小さい。』

ーーーゲール語で『心配するな』と

『俺が付いている』





イゾベルに代わって、ダンセーニ夫人が現れる。

2人で話がしたかったと夫人。
静かに話し始める。
検視陪審法廷でエルズミア伯爵の死因が事故死と決定し、
妻の急死による乱心。

あなたには感謝している。

そして、正体は知っている。
あなたはジャコバイトの囚人なのねと。

『隠していたことをお許しください』とマッケンジー。

夫人は、さらに夫がロンドンで顔が効くので、
口添えすれば、仮釈放から自由の身に出来るはず。
彼にスコットランドへ帰りたいか?と

ーーースコットランド

その言葉に喜びで顔がほころぶマッケンジー。

『感謝します。奥様。』

そう言って、ウィリーを見る。
赤ん坊を見て、顔が引き締まる。


『だが帰れません。今はまだ。』

『なぜ?』

『故郷の家族に仕送りを続けたいからです。
このままお仕えしたい。許されるのなら。』

好きにしていいわとでも帰りたくなったら
いつでも言ってと夫人は言ってくれた。


笑顔の中にも固い決意の表情を見せるマッケンジー。









1764年

『ウィリー!背筋を伸ばして』

マッケンジーの手綱で馬に乗り、
乗馬の手ほどきを受けているウィリアム。


それを見守る2人の女性。
若きエルズミア伯爵は可愛らしい騎手ね。
ウィリーはポニーが好きなのとダンセーニ夫人。
孫を見る顔がほころぶ。

マッケンジーといつも一緒だから似て来たみたい。
本当に似てる。不思議だわ。


それを聞いてマッケンジーが神妙な顔つきになる。


馬車にウィリアムを乗せ、窓拭きを手伝わせる
マッケンジー。
彼の顔と馬車の窓に映る自分の姿が重なる。
ショックを受けるマッケンジー。

2人はよく似ているのだ。









*****************





国立公文書館


刑務所が閉鎖された後のジェイミーの足取りを追い
アメリカの植民地へ渡ったと考えた彼らは、
乗船客名簿の資料がある国立公文書館へ来ていた。


『これで最後だ』
ロジャーがそう言って、
資料をめくるがクレアがすぐに年代が違うと気づく。

年代には、100年以上の開きがあった。
誤りだとロジャーが係員へ確認しに行くと
『1757年からの乗船客名簿が見たかったんですが』
他にはありませんの返答が。

『ここにはもうない』

ジェイミーの足取りが途絶えた。

『クライスト!』本を机に叩きつけるクレア。





パブへ行くと
バーンズの詩を朗読する声が

バーの皆がブリーとクレアを見ている。
女性に寛大ではないパブらしい。
『今は1968年よ。女もここにいる権利がある!』
ジェイミーのこと思うようにならなく
気が立っているクレアにロジャーは
『気を落とさないで』他の記録を探そうと慰めの声をかける。
ブリアナも「彼は見つかる』と。

自由とウィスキーは共に手を取って進む!


バーンズのその詩は、ジェイミーに話したとクレア。

『また話せるわママ』
『諦めないで』と言うブリアナだったが、

『グレアムさんに警告されたの亡霊を追うなって。』
クレアは言う。

無理矢理に吹っ切らせるように
『乾杯しましょ』とクレア。

『遠い人々に』

クレアは、ウィスキーを飲み干すと
『家に帰りましょ』そう言うのだった。

静かに頷くブリアナ。





*****************





『家に帰ります』

ウィリアムにラリーブロッホへ帰りことを説明するマッケンジー。

自分もロジーに乗って行くと言う彼。
ロジーはウィリアムまだ大きすぎる。
無理だと言うマッケンジーに
『ご主人様の言うことを聞け』とウィリアム。

それを叱咤するジェイミー。
「世間に出たら、わがままは通りませんよ』

駄々をこねてバケツや物にあたるウィリー。
NO!
彼を止めるジェイミー。

『大嫌い!』
『私もバスタード(クソガキ)は嫌いです』
『僕は、バスタード(父なし子)じゃない!』

それを聞いて『取り消します』
『ひどい言葉だった』と謝るジェイミー。

かがみこんで更に謝るとウィリアムが尋ねる。
『本当に行っちゃうの?マック?』
ジェイミーが静かに頷くと彼は、
ひっしと抱きついて来る。
ジェイミーは、
ウィリーの小さな肩を撫でながら、ゲール語で囁く。
涙をこらえながら。








『君が去るから、ウィリーが怒っている』
ロード・ジョン・グレイがジェイミーにそう言う。

『誰とチェスをすれば?』
微笑みを交わす2人。

だが賢明だよと
『誰にでも秘密はあるが、君のは危険だ。
もう隠せない。
あの子はよく似ている。』

首のかしげ方、肩の格好に目もそっくりだと。




ジェイミーはグレイに
ウィリーの父親代わりとして一緒に過して欲しいと頼む。
引き受けてくれるのなら、何でもすると言う。
望むものを。
唖然として片眉を上げるグレイ。
『私に身を捧げると言っているのか?』

そんな言葉を聞く日が来るとはと感激しつつも
自分がそんな申し出を受けるとでもと
誠意は分かるが屈辱された気分だと目を潤ませる。
そして、自分も話があると
レディー・イゾルベと結婚すると言い出す。

できっこないと言うジェイミーに
ロンドンで試して立派な夫になれる
『結婚は体だけじゃやない、彼女が好きだ』と
そして、ウィリーのそばにいられる。

それを聞いて、今度は、ジェイミーが
目を潤ませる。

『感謝する。』

そう言って、ジェイミーは、握手を求め
グレイはそれに答え硬くにぎり合う。

『友情を捧げる。絶えぬ友情を』



夜、部屋で蝋燭を灯し、祈りを捧げようとしていた所へ
ウィリーがやって来る。

『マックに会いたくて、少しいても?』と。

『祖母が異教の像に祈るのは、卑しいカトリック教徒だって』
自分は卑しいカトリック教徒だが、これは異教の像じゃないと
なくしたものを探してくれる聖アントニオだ。

火を灯して祈りを捧げる。
遠い者を思って。
『誰のこと?』

『兄だ』
あなたと同じで名はウィリー
それから姉
名付け親
妻も

『奥さんがいるの?』
『今はいない。だが覚えてる。いつでも』



ジェイミーはウィリーに洗礼を施す。
ウィリアム・ジェイムズと言う洗礼名を名付ける。







そして、兄に貰った、蛇の木彫りに似た
ウィリーの名が刻まれた蛇を彼に贈る。















*****************





壁のスクラップを次々と外していくクレア。





*****************





お別れの日。

イゾルベとグレイと間にウィリーが。
ウィリーの頭にそっと手を置く。




イゾルベがジェイミーを抱きしめ
『ウィリーは任せて』と耳打ちする。




馬に跨り歩き始める。






*****************






両手にスーツケースを持って、
牧師館の2階から降りて来るブリアナ。

ふと足を止めて、あたりを眺めるブリアナ。



ーーー意を決して、玄関に向かう。






*****************






『マ〜〜〜〜〜〜クッ!!!』


ウィリーが駆け出す。グレイがイゾルベが彼を追う。



『お願い、行かないで!マック!!!』

止めるグレイとイゾルベ。



振り向かず馬の足も止めずに進むジェイミー。





*****************





おもちゃの飛行機を手にソファーに座るロジャー。
感慨深げな表情。




ーーー旅立つ飛行機。

クレアとブリアナを乗せて、アメリカへと。







*****************







歯を食いしばり、ウィリーへの思いを断ち切るかのごとく

涙をこらえ、馬を進めるジェイミー。

















次回予告!!!
↓↓↓
Outlander | Season 3, Episode 5 Preview | STARZ

<STARZさんにお借りしました>







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いつも思うのだが
シーズン一の1話からサブタイトルのセンスが素晴らしい

原作へのオマージュやドラマでは描ききれていない部分の補足的な
映像のセンスも良くていつもスゲェ唸ってしまう。
そして、次はどうくるかと毎回の楽しみでもある。


今回も後々に出てくるエピへと繋がるのだが、
ジェイミーが息子のウィリーに渡す蛇の木彫り。

そう、ジェイミーが亡き兄から貰い
大切にしていた蛇の木彫り。
自分の相性<サニー>と彫ってった。
それを今度は、自ら息子に彫って渡す。
泣ける

原作では、馬の木彫りって出て来たような?
木製のロザリオをあげていましたよね。
後々にも出て来る。

どうやら、刑務所で異教徒のロザリオが没収されるだろうって
ことで蛇の木彫りになったみたいだが
私は、こっちの方がグッと来た



サブタイトル映像からやられたもん!





ううううううう
もう、なんだってこう毎回、泣かせられる〜〜〜〜


やっと我が子をジェイミーは抱きしめることが出来たのだが、
きっとフェイスを未来に送ったブリーのことも思っているのだわと
もう胸が痛くなる。


原作でジェイミーは、クレアのことをトラブルメーカーみたく
言ってましたが、自分も相当だと思います。
巻き込まれ体質


ジェイミー=サムさんの一つ一つ表情が素晴らしい!
言葉少ない中に深〜〜〜〜い心情が隠されていて、
なんとも心を打たれる。

息子ウィリーを愛おしげに見る表情。
他にはバレないように嬉しさを隠すような歯がゆい表情。


ロード・ジョンとのやりとりもやはりいいですねぇ〜




今回は、かなり好きな回となりました。

なんかいいですよね、ダンセーニ夫妻。
大きな心を持っていて。
ジェイミーと彼ら家族の関係が原作でも好きで、
グレイがダンセーニ家と繋がることによって、
ジェイミーは良い人たちとご縁が出来たなぁと
しみじみ。


ダンセーニと初めて挨拶する時とか
レディ・ダンセーニが孫を助けてくれた
マッケンジーと話すシーンとか好きです



ジェニーヴァは、
高飛車な態度や仕草、表情全て美しく
巧い女優さんだなぁ〜と。

原作よりもドラマのジェニーヴァの方が断然にいい!
上品で、不器用で、高潔で美しい。

マッケンジーを挑発するあの表情!!!
憎たらしいほどゾクっとします。


イゾベルも素敵でした。
魅力的な感じの方ですね!!!
好感が持てるキャラクターですね。



ジェニーヴァの
ナイトガウンがレースひらひらでさすが良家のお嬢様、
クレアの時とは大違い(笑)
ちょっとしたことでもなんだかツボる。



原作では、かなり衝撃的だったエピソードですが、
ドラマでは、分かっていただけに冷静に見れました。
原作知らなかったら衝撃だったろうなぁ。
ーーー子供まで息子まで授かっちゃうし。

原作で初めて読んだ時は、
私は、なんでだ〜〜〜〜!!!って
激しく嫌悪したのですが、
(オヤジのロマンチズムみたいな所があるので。笑。)

でも少し経って見ると、ジェイミーがフェイスやブリーとは
一緒にいられなかったけれど、
ウィリーとか少しの間、一緒にいれて成長も見守ることが出来て
幸せな時を過ごせて良かったなぁ〜と思うようになった。

それまでは、失うものばかりだったから。
息子ウィリーとロード・ジョンとの友情を得られて本当に良かった

しかし、
強制的に関係をもたれ、1度で授かっちゃう、凄いぜ。
その確率半端ない!!!(笑)

ウィリーも可愛かったですね。
ちびちびジェイミー。似てませんが(笑)

父息子に弱い私は、今回、その絡みに胸が熱くなりました。
ウィリーを見つめる優しい温かな眼差しがたまりません。





クレアの方は、
ジェイミーが見つからずもどかしいですねぇ。

クレアの苛立ちが切ない。

もうジェイミーまっしぐら!!!


ロジャーとブリアナもいい雰囲気になって来て…

ブリアナがエンジニアに向いていることをチラッと見せたり
原作を意識しているなぁ〜と。

ロジャーが飛行機の模型手にしてる所とか、
シーズン2の#1だっけか???
サブタイトルで幼少のロジャーが手に同じ飛行機の模型持って
寝ている映像が使われていたのは???
ネタばれになりますが、
原作のスピンオフで明らかにされていますが、
ロジャーの父親がパイロットだったのです。
どうやら、父親が乗っていた飛行機らしいのです。

これもファン心をくすぐる演出だなぁ〜と
本当に随所にそういう所が見られて嬉しくなっちゃいます。


メルトン卿もいいなぁ〜。
もっと出て欲しいけれど…
やっぱり、スピンオフもドラマ化して欲しいっっっ!!!






今回も原作にほぼ忠実により洗練されコンパクトで
分かり易く、より感情移入しやすく仕上がっていましたね〜。

素晴らしいです









今回の4話解説!
↓↓↓
Outlander | Inside the World of Outlander: Season 3, Episode 4 | STARZ

<STARZさんにお借りしました>


ヘルウォーターの屋敷の前の使用人が並んでいるシーンを
『ダウントン・アビー』ショットって言っていて、ドラマを参考にしたみたいですね。

プロダクトデザイン、パリの通りを今度は厩の外観で使い。
アパートメントを厩の内装で再利用?

ジェイミーがジェニーヴァをぬかるみに落とすシーン。
(原作では、川に落としたのを変えて、寒い為?)
衣装を泥でダメにしちゃうから、
何着4〜5着?用意したようで、大変だったみたいですね。
いろんなアングルから撮影する為。

サブタイトル、蛇の木彫りのことも説明してくれています。

間違えていたらすみません











さぁ、今晩は、もう5話!!!

どんどんと再会に近づいて来ました〜〜〜〜!!!!

ドキドキですねっっっ














ドラマ:『Outlander ~アウトランダー~』season3:#3話

2017-11-03 | Outlander season3/story


はぁ〜〜〜〜、遅くなりました〜。
ついに4話までに間に合わなかった
1週遅れになりそうな予感。
楽しみにしてた方、ごめんなさい

早くUPしたいのにどうしても打刻していると睡魔に襲われて
負けて、ついつい寝てしまう。
ううう。
それでもUP出来ただけ自分を褒めてあげよう(笑)
超前向き





ーーーさてさて、
先週の月曜日は、無事にBECKのコンサートを楽しんで来ました!
最高でした
ヒット曲のオンパレード!!!

その後、帰って来てから、3話目を観ました。
いや〜〜〜〜充実した1日でした。


そして、今週は、シェイクスピアの舞台を観に行って来たのですが
<佐々木蔵之介さん出演の『リチャード三世』
途中寝てしまって、トホホです。

この所、眠くて眠くてどこでも寝れる。
でもこの日も帰ってからちゃんと視聴!


コンサートも舞台も余韻が続いていたので、
視聴は、次の日にしようか?とも思ったのですが、
やっぱり観たい!!!!
と我慢出来ずに2周とも夜更かし。
ダメな大人です。



先週は、頭の中はず〜〜〜とBECKのWOWが
頭の中に鳴り響いていていたのが、
ドラマのOPが始まると
す〜〜〜〜と自然にドラマの世界へ。
凄いなぁ〜アウトランダー(笑





ーーーそして、
ついについにロード・ジョンが!!!!!

















* ネタばれ注意 *



<誤字脱字、ご了承下さいませ









episode303
ALL DEBTS PAID
アーツミュア刑務所










1956年 ボストン

フランクが英國風の朝食を作る。
市販のワッフルを欲しがる娘に対して。
ブリアナにイギリス風を教え込むつもりだ。


クレアは、そんなフランクに微笑む。
十分に勉強もして、夜の授業もないのでと映画に誘う。
しかし、
彼女が提案のした映画をすでに鑑賞済みだと言う。
戸惑うクレアに
お互い自由にと、慎重にやっているとフランク。
不審に思うクレア。



<画像(以下全て)出典元:http://www.farfarawaysite.com/




*****************




1755年 アーツミュア刑務所

刑務所長が新任に引き継ぎをしている。

反乱軍が隠したと噂されているルイ王の金の探し
それを探しだけば、王の目に留まるとアドバイス。
囚人は、カローデンで敗れたジャコバイト。

任期を終えて文明社会へ帰れると喜ぶ大佐。


庭で作業をする囚人たち

『ここで話せるのは、部下と赤毛のジェイミーだけだ』
それを聞いて、驚く新任のグレイ少佐。

赤毛のジェイミーがそこに居た。
彼を凝視するグレイ。

ジェイミーは、
唯一のジャコバイト将校で手かせをしている。
通称:マック・デュー。
6年の逃亡生活をしたことで囚人たちに尊敬されている。





悪魔と怖がられる彼を味方につけるために
大佐は週に1回食事を共にしてたと言う。

『後はまかせたぞ』と大佐は、去っていった。


ジェイミーが牢屋に戻ると、『新しい所長を見たのか?』
とマータフが尋ねて来る。
『見覚えがあるが、思い出せない』
マータフは、青白い顔と咳をしている。
手には、タータンの端切れが。
『隠しておけ、罰せられるぞ』
丁寧にたたみ、岩の間に押し込む。

新任の所長の話をしていると
ジェイミーは、マータフの腕にネズミの噛み跡を見つける。
化膿に効くものと風邪用にオオアザミを。
オオアザミをどうして使うか説明していて
す〜と香りを鼻に吸い込む。

『教わったんだ、彼女に』
『いろんなことを教わったんだ、癒す術を』



ジェイミーは、新任の所長の部屋へ呼ばれる。
『私は、ジョン・グレイ。新任の所長だ』

今まで通り、囚人の取りまとめを命じられる。

そこへマッカイが所長の食事を持って来る。
食事を机に置こうとすると
どこからともなくネズミが現れる
驚いた、グレイは、悪態をついて追い払う。

部屋に1匹の猫を連れて来るように
牢屋に沢山いることを知ると全ての牢にも配るよう命じる。

物言いたげな様子のジェイミーとマッカイ。
それを食事をしようとしたグレイが気づき尋ねる。

ネズミが消えたら囚人が悲しむとジェイミー。
『食うとでも言うのか?』
『運よく捕まえられたら』
息を飲みショックを受けるグレイ。

ジェイミーは、1、2歩み寄り
『なぜこんな所の所長に?きっと何かの報いでしょうね。』
グレイをきつい眼差しで見つめる。


ジェイミーがが去ってから、
深く椅子に身を沈めため息をつくグレイ。








*****************






1958年 ボストン

家では、クレアとジョー・アバナシーの医大卒業を祝っていた。
2人の記念撮影をするブリアナ。

フランクは、そわそわした様子で
『店に行くんだろう予約に遅れるぞ』と
ブリアナが一緒に行くよね?と
行きたいが、仕事だと言う。

予約時間を確認するフランク。
6時と思っていたらしい。


クレアがジョーからマティーニで乾杯した所に
玄関のベルが鳴る。






クレアが玄関の扉を開けると
そこには、一人の女性が…
笑顔から一瞬にして固まった表情に変わった。

背後からフランクが
彼女とフランクの目線が重なる。

それを見て悟るクレア。

『あれが仕事?』
フランクに嫌味を投げつけ
集まった友人たちに早めに店に行きましょうと
ブリーの手を引き出て行く。







*****************






荒野を杖をついて歩く男。

そこへ前方から赤軍服の連中が現れる。


男は、何やら話しかけて来るが、
赤軍服達は、何語なのか?聞き取ることが出来ない。
『どこから来た?なぜここにいる?』
男は英語で『金の呪いが』
金と聞こえた将校が老人は刑務所へ連れて行くと
荷台に乗せる。
『金は呪われている』




再びグレイ大佐に呼ばれたジェイミー。

荒野から連れて来たカーという男、
重病で死が近く、話すことも支離滅裂。

だが、金という王の利益につながる言語が出たことで、
彼の話すゲール語とフランス語を聞き取れる
語学に堪能なジェイミーに通訳を頼んで来たのだ。

断るジェイミーに理由を聞こうとするグレイ。
『囚人であって、通訳じゃない』
するとグレイは、彼に手かせを外そうと言って来る。

3年つけたままの手かせが外された。
手首をさするジェイミー。

グレイからは、2つの条件が示された
男の話を偽りなく伝えること得た情報を誰にも漏らさないこと。

ジェイミーも1つ望みを言う
病気の囚人に毛布と薬を
『大それた望みだな』と受け入れられない様子。
それに対して、では手かせを元にと
グレイは、可能であればジィイミーの望みを尊重したいが
出来ないと断るが
『では、1人分でいい』とマータフにと。
ーーー交渉は成立した。






*****************





酔って帰って来たフランク。

クレアが居間の暖炉の前でソファーに座ってタバコを片手に
彼の帰りを待っていた。

娘がいるのに彼女を読んだの?と非難する。

言い訳をするフランクに
クレアは、そんなに自分が嫌いなのか?
卒業を祝う会なのに同僚の前で恥をかいたと怒りをあらわにする。

それをお互い様だとフランク。
どう言う意味?!クレアの声が大くなる。

自分達の不仲なのは皆にバレている、
お互いに自由に生きようと言ったのは君だ。
とフランク。
慎重にやるって約束は?
彼の彼女を侮辱する言い方をしたクレアに
フランクが声を荒げる。
サンディは、研究員だ。売春婦じゃない。

自分の大切な日だったのにわざとやったんでしょう?
とクレア。
仕返ししたかったのかもとフランク。

寝室で彼女とヤッたの?答えないフランク。

クレアの隣のソファーに座って、
寝室は前から混み合ってる、そうだろ?
今度は、クレアが答えられない。

『もうやめましょう、離婚するの。自由になれる』
『あぁ、そうだな。』
だが、フランクの顔には不安がよぎる。
ミリー達が離婚して夫のジュリーは子供を失ったこと
を引き合いに出し、ブリアナとは離れないと言う。
離したりしない、歩み寄ればと言うクレアの言葉を遮り、
経験上、君の言葉は信じられないと。

こうなるのも仕方ない。
ソファーに沈み込み天を仰ぎ、ネクタイを緩めとる。
『お互い芝居が下手だな』フランク。
クレアは、必死に涙を堪えながら、ウィスキーを飲む。




*****************





寝床のカーに話しかけるジェイミー。
ゲール語で『知っているのか?フランス人の金を?』


それを部屋の外でそっと監視するグレイ。


金は、呪われている
用心するのだ 彼女が隠している
彼女は言う 死んだ者のために
彼女の兄弟 彼女の家 彼女は死だ
彼は死んだ マッケンジーは死んだ

『金の話だ 金はどこにある?』

みんな…みんな死んだコラム、ドゥーガル エレンも
皆 知っている
なぜエレン・マッケンジーが去ったか
なぜ海から来たシルキーに嫁いだか


そこへグレイが待ちきれずに部屋へ入って来る。

彼女は言う

『金だ 金はどこにある?』

用心するのだ
与えたのは バーン・トゥルイー 
白い魔女だ

白い魔女…

ジェイミーの顔つきが変わる。

カーの手に手を重ね 
『彼女とは誰だ?白い魔女とは?』

彼女は勇敢な男を求める マッケンジーを

『教えてくれ もう一度』

彼女はお前の元に来る
そう、言い残してカーは息を引き取った。

彼は何を話した?グレイが聞く。

白い魔女とアザラシの話を
眉をひそめるグレイ。

それだけか?何か隠しているな?
約束は守ります、所長。とジェイミー。

納得のいかないグレイは吐かせてみせると立ち去る。








*****************



ハッピ♪バースデイ♪ トゥ〜♪ユ〜♪♪♪
ブリアナの16歳の誕生日を祝うクレアとフランク。

願い事は決めたとブリアナ。
車なら願うだけムダよとクレア。
願ってみろ かなうかもとフランク。


ケーキのろうそくを吹き消すブリアナ。





*****************




牢屋でカーのことを話すマータフとジェイミー。
話の内容をおまかにマータフに伝える
そして白い魔女が金に関係していると言ってた。
白い魔女が?
マータフは、ジェイミーの腕を掴み
まだ考えるのか?と。
石を通った後、彼女がどうなったか知りたい。
今でも彼女のことを思い出す。
お腹にいた赤ん坊のことも
微笑みながらクレアのことを語るマータフ。

考えるな 辛くなるだけだとジェイミー。

無事を祈るのは自由か?

あぁ、祈るのは自由だ




ーーー兵士がジェイミーを呼びに来た。


連れ去られた先は、グレイの部屋で
大佐と食事を共にしていたと同様に自分も招待すると
テーブルには2人分の食器がセッティングされていた。

もてなせば口が軽くなると?
そう言うジェイミーに
より良い関係を築きたいだけだとグレイ。

食事が運ばれて来て、並べ始めるマッカイ

『分かりました』とジェイミー
代わりに食料が足りてないので狩りをさせてくれとお願いする。
囚人に銃を持たせ荒野へ?!呆れるグレイ。
銃はいらない
ピート掘りの時にワナを仕掛けさせて欲しいと言う。
獲物は囚人が頂く、
クレソンも積みたい。
何のために?
壊血病の予防になるから食べたいと
驚くグレイは誰に聞いたか尋ねる。
妻からとジェイミー。

申し出は検討しておくとグレイ。


食事の席につく2人
キジはワインソースがよく合うとグレイは取り分けてくれる。
ジェイミーが一口噛み締めると
自然と口角が上がり『ブルゴーニュ産だ』と頷ずく。
キョトンとしたグレイ。
『ソースです』とジェイミー。
『私には…分からない』とグレイ。







牢屋に戻るとジェイミーは
所長室で食べたものを周りの囚人たちに話して聞かせていた。
…付け合わせはニンジンにカブ…
その後、サーモンを…






荒野を歩く囚人と兵士たち。
囚人が仲間同士で合図を交わす。

一人がワナを確認する!とかけだす。
『所長が許可した』と銃を構える兵士に伝える。
目を離すな、ついていけ!
と彼を追って兵士が列から離れていく。

その隙をみてジェイミーが仲間の2人と共に反対方向へかけ出す。
草の茂みのくぼみにジェイミーが入り、
2人が彼の上に草をかけて姿を隠す。

ワナを確認しに行った仲間が
『あったぞ〜!』とウサギを掴んで掲げる。





ジェイミーが姿を消した。

『逃げただと?』グレイ大佐は怒りに戦慄く。



海辺の断崖に立って、指揮をするグレイ。
そこから見える小島。

偵察兵がジェイミーがその島へ泳いで渡った姿を見たと言うのだ。
ジェイミーが逃げたから3日も経っていた。
日暮れまで探して戻ろうとグレイ。




グレイが小島の城跡で小便をしていると背後から口を塞がれる。

『こうやって襲われた。
 メルトン子爵の次男、ウィリアム・グレイに』

彼の腰の剣を抜き取る。

『覚えていたか』
『部屋に呼ばれて気づいた』

剣を顎に持って行き、
『殺されかけたら忘れない』




『なぜ黙ってた?』とグレイ。
『時を待ってた』

『我が一族の借りは返した』
『だが誓いは?別れ際に誓っただろう?』とジェイミー。

<借りを返した暁にはあんたを殺す>

そうだ、そう言って、剣を地面に突き刺す。
『今 果たせ』膝をつく。

剣を手に取りジェイミーの顎に剣を向けるグレイ。
覚悟を決め目を瞑るジェイミー。

『丸腰の囚人は殺せない』剣を鞘に収めるグレイ。



ーーー荒野に立つ2人。

ジェイミーは
カーの話は正直に伝えたが話の中で自分には意味のあることがあったと
妻は死んだのではなくいないと言った
治療師だった 白い婦人、
ゲール語でバーン・トゥルイー 魔女の意味もある。
…白い魔女
妻に関係がると思い事実を確かめねばとジェイミーは逃亡した。
だが妻とは関係がなかった、本当に消えた
で、金は?


ルイ王は金を送ってない
宝石が1つだけ入った箱があっただけだったと
ジェイミーは、懐から青い宝石を取り出して見せる。





*****************


ブリアナの卒業式。

『ブリアナ・ランダル』娘の名前が呼ばれる。

卒業証書を手に得意げなブリアナ。
誇らしげに拍手するクレアとフランク。






後ろを振り返り、両親を見つけて微笑む。








*****************



牢屋に兵士が入って来て
マータフを連れて行こうとする。
慌てて、ジェイミーが尋ねると
所長の指示でマータフを診てくれるというのだ。
頷くジェイミー。






暖炉の前でチェスをするジェイミーとグレイ。
マータフが3ヶ月診てもらいすっかり本調子に戻ったと
2人で話題にしている。


すると狡い手を使ってチェックメイト。
兄のメルトン卿に教わったと言う。

メルトン卿が自分を撃たなかったことを恨んだことを
伝えるとグレイは、
自分もかつて同じ思いをしたと身の上話をし始める。
グレイはカローデンで特別な友を失った。
共に軍隊に入り、自分の光だったが
瀕死の彼を見つけたが、別れも言えなかった
兄に引き離され 兄は恥じていた
乗り越えられると兄は言った いずれは
兄は大抵は正しいが 常にではい 永遠に嘆く者もいる。

君の人生は辛く耐え難いものか?とジェイミーに問う。

おそらくそうでもない
最も耐え難いこととは届かぬ相手を思うこと
思う相手がいないことじゃない
それは 空しいが 耐え難くない

それを聞いて微笑むグレイ。

奥さんは治療師だと言ったな?
彼女は…クレア 名前はクレア

深く愛してたんだな

感謝しなければ
気まずそうにワイングレスを口にするジェイミー

初めてコリヤラックで出会った夜
妻を守ろうとしてくれた

『あの女性が?!』

あなたは好敵手だった

あんたは自分の命より
彼女を守ろうとした感心した


命も顧みず彼女の貞操を守ろうとしてくれた
そのことをよく考える。
妻を失ってから…



グレイは、ジェイミーの手に手を重ねて
『奥さんのことは残念だ』
そう言って、ジェイミーのことを見つめる。
手が甲をなでる。

ジェイミーが硬直する。
『手をどけろ』
なお見つめ続けるグレイに
『殺されたいか』
ジェイミーの殺気を察したグレイはそっと手を離す。
立ち上がり、部屋を去るジェイミー。

グレイの頬には一筋の涙が溢れる。




*****************




居間のソファーで、考え事をするクレア。
そこへフランクがやって来て手術のことを考えているのかと
クレアは、難しい手術ばかりでと。


フランクは話を切り出す。
ケンブリッジに条件のいい仕事の口があるので、
ブリーをイギリスへ連れていきたいと言う。

クレアは仕事が患者さんを置いていけないと
言うと
『君は残ればいい。離婚しよう。』

『ブリアナも18歳だ
クレアは大学と病院で忙しく家にいない。
サンディと結婚するつもりだ。』
とフランク。

時間稼ぎをして待っていたのね?
ブリアナは私の娘よ あなたには渡さない
とクレア。

ブリアナは自分を選ぶと自信満々のフランク。

『離婚したいならしてあげる
不貞だけは理由に出来ない 絶対に証明出来ないもの
ブリアナを奪う気なら 私があなたの不貞をバラす!』
と怒りを露わにするクレア。





『ブリアナは大人だ自分で決められる
残りの人生は愛されて生きたい』とフランク。


『君はブリアナに彼を重ね合わせてる
あの子がいなければ 彼を忘れられたのでは?時と共に』

『時間は関係ないの』そうクレア言った。


車のキーを取り家を出て行くフランク。

ーーーそこへ電話が鳴る。
病院からの呼び出しだった。




*****************





雪の降る刑務所、整列した囚人たち。

刑務所は閉鎖され囚人たちは植民地へ移送されることになった。





フレイザー!
ジェイミーを呼ぶ兵士の声、列から一人、連れ出される。
戸惑うジェイミー。

ジェイミーを気遣うマータフ、彼を追うとするが兵士に阻まれる。

グレイ大佐がジェイミーを縛る腕の縄を馬で引き
どこかへ向かう。



離れ離れにされ、心配そうにお互いの顔を確認する
ジェイミーとマータフ。







ジェイミーが『グレイ』声を掛けても黙々と馬を歩かせるグレイ。





ーーー3日が経ち
『これでは奴隷だ』と言うジェイミー。
グレイが『年期奉公だ』と
囚人は、14年働くと釈放される。

なぜ自分は植民地送りじゃないのか?と問いかける。
馬を降りて、
『君は国王下の命で投獄された反逆者だ
陛下の承認がなかれば減刑は認められない
自由にはなれないが手は尽くした。』

『ヘルウォーターのダンセーニ卿の屋敷だ。』

目の前に広がる景色、
ーーー大地に堂々と大きな屋敷が建っている。

『折にふり暮らしぶりを見に行く』

『ダンセーニ卿は反乱軍に好感を抱いていない。
君がハイランド人なのは隠せないが
身元が分かるような名前は使わない方がいい。』
そう言って、手かせを外す。

なぜ?なぜ俺を気遣う?
あんたを拒んだのに。

あれは自分の弱さ、愚かだった。
かつて君は私の命を救った次は自分の番だ
借りは清算済みだというジェイミーだが
あれは兄がしたことで自分が返したいと言うグレイ。


『ではフレイザー君、行こうか』






*****************





手術が無事に終わり、患者の家族に術後の説明をしているクレア。

そこへ神妙な顔をしたジョーがやって来る。
普段と違う彼の様子に訝しげる
『フランクが車で事故に遭った』息を飲むクレア。

彼女は走り出しフランクの元へ。

霊安室で横たわるフランクの亡骸。
呆然と彼を見つめるクレアは。
『あぁ、フランク』
まだ言葉は届くかしら?愛してたのよ。心から。』
涙が溢れ出す。
『初めて愛した人』そう言って口付ける。












次回予告
↓↓↓
Outlander | Season 3, Episode 4 Preview | STARZ

<STARZさんよりお借りしました>





**************









毎回泣かされています
ティッシュが手放せません。



今回も見所満載で、
またもやヤラれた〜〜〜って印象



ーーーそして、そして、
大注目していたキャラが登場!


いや〜〜〜〜〜凄くイイ!!!
ロード・ジョン!!!
イイですヨォ!!

これは、新たなドラマの人気キャラになりそうな予感。


ロン氏が彼が良いと言っていたのですが、
配役が決まった時のお顔を拝見して、
私の原作のロード・ジョンのイメージと違い過ぎていたので、
正直、あまり期待していなかったんですよ。

申し訳ございませんでした


なんですかねぇ〜
結構ガタイいがよくて、背も高そうにお見受けしたのですが、
実際にもそうだと思うのですが…
それを感じさせない、繊細さというか気品がありますよね?
持って生まれた上品さでしょうか?

いつも目が潤んでるんですよね〜。
キラキラキラ
優しさ、弱さも全面に出ていますねぇ。


そして、1人よりも
サムさんと並ぶとよりそれが際立ち、画面がスパークする
相性がいい!!!



2人の佇まいや会話の間とか相手が居る事で
相乗効果が生まれる。
そう、キャット=クレアとサムさん=ジェイミーみたいな。

いや〜〜〜ドラマのキャスティングに脱帽です。

イメージと全然違うのにイイと思わせるなんて驚きです。
今までになかった感覚です。


過小評価していたデイビットさん、本当に申し訳ございませんっっ
良い役者さんがいるものですね。

オーストラリア俳優は、侮れん。

ケイト・ブランシェットも今は亡きヒース・レンジャー
もオーストラリアだもんな〜。






物語の方はと言うと、
アーツミュア刑務所のエピソードは、超短縮されちゃってましたね。
ちょとずつ形を変えて原作のエピは散りばめられていましたが、
やはり尺の問題ですね。

ジェイミーの鞭打ちのエピはなかったですね。
その理由が知りたい。



ロード・ジョンとジェイミーが再会して、いずれは、友情を育むまでになる。
長〜〜〜いエピを1話、2話でまとめるのは、難しいです。

彼らの心の移り変わりは、原作を読めばより分かりますが、
それでもドラマでキャストさん達が繊細な演技で表現していて
素晴らしく感動しました。

最初にロード・ジョンがジェイミーを見つけた時の表情。
関わるようになり、彼の知識や人柄の良さを見出し、
驚きからどんどんと柔らかな眼差しになって行き次第に惹かれていく様。

ジェイミーがロード・ジョンを警戒して、
そして、彼の人なりを知りっていくうちに
妻の”クレア”と名前まで教えるようなるまでに至る過程。

デイビットさんもサムさんも巧いなぁ〜と

2人のシーンは好きなシーンばかりです。

食事をするシーン、
ジェイミーが雉料理の味わいながら、美味しそうに
『ブルゴーニュ産だ』と口にする
それを聞いてきょとんとするグレイ大佐。
ワインソースのことなのだが、
そんなの分かるんかいっっっ!!!って。
そりゃ〜驚くさ。
これで、ジェイミーが只者じゃない!って思っただろうね。

語学堪能、舌は肥えている。

2人のシーンは、正直もっと見たかったなぁ〜。



ーーーそして、
何と言ってもマータフが生きていた!!!!!



こんな嬉しいことはありません。
因みに原作では、カローデンでお亡くなりになります。

ドラマのマータフファンは世界中にいますからねぇ。
スタッフも死なせたくなかったのかなぁ〜

病気も治って、元気になった様ですしね。
顔色が異常に白いし、咳が酷かったし
死んじゃうんじゃないかとハラハラしたので良かった!


嬉しい反面、ちょっと危惧していた事が
原作のダンカンというキャラクラーが出て来ない!<好きなキャラ>
(獄中でマック・デューの仲間になり、後々も出て来る原作の主要キャラ)
もしかしたら、マータフが彼の代わりになるかも?!
な〜〜〜んて思っていたのですが。
予想が当たってしまうかもしれません。

マータフとジェイミーはまた離れ離れになってしまいました
マータフは植民地へ連れて行かれたようですし、
シーズン4で再会する可能性が出て来ました。

一体、どうなるんでしょうかねぇ。





クレアの方は、また一段と仮面夫婦に

クレアが医学の道を切り開いて行く程、
フランクとの溝が広がってしまってた感じがします。


フランクの恋人に嫉妬するクレア。
自分は、過去の人に縛られているのに
そのクレアの女の部分を原作同様に
いやらしいくらいしっかりと描いていますねぇ。
欲張りな女性クレア。

フランクとは年が離れている分、甘えていたのか?
父や叔父に甘える様に?
肉親の家族の愛に近かったのかなぁ〜。

残りの人生愛されたいっていうフランクの言葉に涙。

クレアは、過去の亡霊にとらわれ、しかも自分の道を歩んでしまった。
自分を見てくれず…
でも、クレアは彼女なりに愛していたと思いますが、
でもフランクは、足りなかったのでしょうね。
愛してくれる人を見つけ、第二の人生を歩もうとしていた。

彼がブリアナをあそこまで愛するのは、
他人のしかも恋敵の子供を
正直な所、全く分からないのですが、
しかも実の母親から奪うような行為までしようとする
その感情は、狂気にも近いような…
フランクの何がそうさせているのか???
過去のブラック・ジャックの
弟への愛とジェイミーへの異常なまでの執着ににも似た。
激しい感情。
脈々とDNAに刻まれているのか???
ジェイミーの血の流れているブリアナに対して感じるのか?
色々と考えさせられます。



最後のクレアの言葉が胸に突き刺さります。
『愛していた』


そう、それでも愛していたんですもの。
あの別れは、酷だなぁ


ーーーそして、
驚くことに原作を読んだ時には気にも留めていなかったのに
フランクの恋人が気の毒に思えたこと。
それは、実像を見たからかしら???
視覚の力なのかな???















Outlander | Inside the World of Outlander: Season 3, Episode 3 | STARZ



脚本家のお2人もグレイ役のデイヴィット氏を褒めていますね〜。
良い俳優だ!ってべた褒めの様子。

トバイアス氏の最後のショットはツインベットのシーンだった?
撮影後?
リビングルームのエリアでLEDで飾り付けて彼をサプライズして、
パジャマ姿のままスタッフとハグしたらしい?
みたいなことを語っています。
間違えていたら、ごめんなさい









次の月曜日は、ちゃんと0時ジャストに観れるぞ〜〜〜〜!!!












ドラマ:『Outlander ~アウトランダー~』season3:#2話

2017-10-23 | Outlander season3/story


忙しくて、2話目を視聴してから日が経ってしまった
直後に打刻した文やら、後で追加した文とか
ちょこちょこ時間を見つけては、打刻していたのですが、
昨晩、仕上げるつもりが、眠気に負けてしまい

今日は、仕事で遅くなったのと
選挙&台風のニュースが気になって、
珍しく夕食後もTVに釘付けになってしまった!!!

明日は、休みだけど出掛けるし、
帰って来たら、もう3話目配信済みだし…
今晩仕上げると決めた





以下のあらすじに入る前の文章は、
観終えた後の水曜日に打刻したものです
あらすじは、金曜日。
感想は、観終えた直後と金曜日に。
&今晩と。






**************



あぁ〜〜〜、
もう2話目が終わってしまった!!!

1話目を観た時も思ったのですが、
あっという間で、
え?!もう終わり?!
もっと観たいのにぃぃぃぃぃ!!!
って、50数分をこんなに短く感じられるなんて!

ドラマの世界へどっぷり入り込んでしまっていて、
ものすごく集中しているせいかもしれませんが。
それだけ内容が濃いし、完成度が高いということか。



ーーー3話目は、
早く観たいけれど、BECKの武道館LIVEへ行くので
0時には間に合わないな〜。
帰って来てから観れるかなぁ〜。
って、台風は大丈夫なのかしらん???













* ネタばれ注意 *



<誤字脱字、ご了承下さいませ








episode302
SURRENDER
面影











1752年スコットランド。

鳩小屋に向かうファーガズとアビー&ヤング・ジェイミー
アビーが巣に拳銃を見つけたと言うのだ。

見つけた拳銃を手に
ミロードが帰さなければ一緒にカローデンで戦っていた…
そうファーガスは言う。

蹄の音が聞こえ、外は赤軍服が通り過ぎる。
慌てて巣に拳銃を戻すファーガス。
敗戦したスコットランドでは、重機所持を禁止されていた。


新しく赴任した竜騎兵隊のルイス大尉は、
お尋ね者のダンボネットの捜査でラリーブロッホまで来た。

ダンボネットは赤毛で帽子をかぶっている。
ラリーブロッホ周辺の村に出没していると言う。

そして、ダンボネット=赤毛のジェイミーと確信している彼は、
義兄のイアンが彼の居所を知っていると睨み尋問するために
逮捕にやって来たのだ。


6年前反乱に加わって以来、弟は帰って来ていないとジェニー。
しかし、大尉は強く出る。
ジェコバイトをかくまい、逃亡に加担した者は、
老若男女問わず、縛り首になる。
赤毛のジェイミーには、懸賞金が掛かっていると告げる。

イアンを連れて行こうとするマクレガー伍長に対し、
『スコットランド人のくせに裏切り者め』
彼に向かって唾を吐くファーガス。



<画像(以下全て)出典元:http://www.farfarawaysite.com/


赤軍服がイアンを連行する馬車を森の奥から見つめる人影。


ーーー森深く鹿の糞をたどり、仕留めようとする男。
帽子を被る長髪の大男、ジェイミー=ダンボネットだった。






仕留めた鹿を担いでラリーブロッホへ。

門をくぐるとそこには、草花を積む妻クレアの姿が…
以前暮らした時に見た光景が目の前に
足を止めて目を見張るジェイミー。
彼に微笑むクレア。

ーーー幻は、姉のジェニーに変わる…


ファーガスは、赤軍服を追って行ってノドをかき切ろうと言うが
守備隊がやって来て皆殺しにされるとジェニー。
押し黙って鹿を裁くジェイミー。

イアンが帳簿付けを始めたので頼めないかしら?頷く弟。
言葉を発しない弟に対して、
『赤軍服にあなたはいないと言った。本当のことよ。
 だって長い間いないも当然だから』

ジェイミーは、なおも押し黙り、
歯痒さを表すかのように鹿へ向ける刃を力強く振るう。




**************



…息遣いが漏れる。
ベットに横たわるクレア。
静かに…だが激しく胸が上下し、喘ぐ。

ジェイミーの姿が誘う。
ラリーブロッホの寝室で暖炉に向かう裸のジェイミー。
横で自分を見て微笑む彼。
彼の気配、感触に焦がれる。


ーーーでもここには居ない。



1949年ボストン。
鼻歌でブリーをあやしながら、彼女をゲージに寝かす。
そうして、グローブ紙を読む。

アイルランドが独立国家へ
声を上げなら記事を読んでいると
いつの間にやら、ブリーが寝返りを打っていた。



喜んでいると
ボイラーが故障したとタオルを腰に巻いた上半身裸のフランクがやって来る。



クレアに独りで寝返りを打ったと知らされ、2人揃って喜び合う。
ブリーを抱いて、娘を可愛がるフランク。
クレアは、急にフランクの裸を意識してしまう。




**************


森を歩き隠れている洞窟で魚を捌くジェイミー。



物音がして警戒するがそこには、ファーガスの姿が。

怒ったように強引に洞窟へ引っ張り込むジェイミー。
バレないように習ったように用心して来た。
そして、懐から拳銃を出して撃ち方を教えてくれと言う。

次の反乱のためにみんなを守りたいからとファーガスは言うが、
『次はない、もう戦わない』頑ななジェイミー。

ファーガスは、ミロードは臆病者だ!俺は違う!と反論する。
そんな彼に
『銃の所持は法に触れる戻しておけ、2度と触れるな』
ジェイミーは諌める。

ジェイミーを睨み黙って出て行くファーガス。









『帳簿を見たい』
ジェイミーがラリーブロッホに現れる。
その時、ジェニーの苦しむ声が…お産が早まったのだ。

庭で作業するファーガス、アビー、ヤング・ジェイミー。
そこで彼らはカラスの鳴き声を聞く。
門に止まったカラスにアビーは
『カラスは死の使い、近づけたら、赤ん坊が死ぬ』と。

ファーガスは、鳩小屋に行き、
手慣れた風に銃に弾を込める。
かつてマータフが扱っていたの見ていたからだ。

カラスに向かって銃口を向けるファーガス。
周辺に響き渡る銃声。
ーーー馬の足を止める赤軍服。

カラスの死骸。


ジェイミーがやって来て、ファーガスの胸ぐらを掴み銃を取り上げる。
『2度と触れるなと言っただろ』

『カラスがいた』『赤ん坊を守ろうと』

メアリーが来て、無事に元気な男の子が産まれたと告げ、
ジェイミーの拳銃を受け取る。
息子のアビーを問題を起こすなと叱咤する。


赤ん坊を抱くジェイミー。
『名前はイアンよ』
赤ん坊を抱く姿が似合うとジェニーが弟の姿を見て言う。
そして、最後の女性と寝たのはいつ?と問う。
やめろと制するジェイミー。



反乱からすでに6年も経つ。
クレアは死んだと言うだけそれ以上語らない弟に
心配する姉は、メアリーをすすめる。
そんな姉の思いをよそに
2度と結婚はしないとジェイミー。

『自分の子供が欲しいでしょ?』と畳み掛ける姉に
話をはぐらかそうとする弟。
幸せになって欲しい姉は必死に説得する。


玄関の開く音と共に『銃を捜せ!』
赤軍服が押し寄せて来た。

赤ん坊を抱いたまま急いで物陰に隠れるジェイミー。

階段を駆け上がり、寝室へ容赦なく入って来る。
『銃はどこだ?偵察兵がこの辺りで銃声を聞いた』

しらを切り通すジェニーだが、
『武装禁止令を犯している疑いがあれば調べねばならない。』と
他の兵士が調度品をひっくり返し探している。
兵士の一人が彼女のかけ布団を引っ張り凹んだお腹があらわになる。

ジェニーの体の変化に気づいた大尉は、
『子供を産んだのか?どこだ?』と部屋を見渡す。

ジェイミーの腕の中の赤ん坊が今にでも泣き出しそうだ。

難産で死産したと咄嗟に口にするジェニー。
執拗な大尉は、『遺体をここへ』と言い兵士が外へ行こうとすると
ーーーメアリーが
『銃はここです。大尉。私のです。』
『死んだ主人の唯一の形見で慰めに持っていた。それを夫人は知らなかった。
お産の最中にカラスが屋敷の上を飛んでいたので撃ちました。』と告げる。

マクレガー伍長は、大尉にカラスが不幸を呼ぶと言う迷信を伝える。

だが、すでに遅く、効果はなかく死産したと
『お気の毒にジェニー様』とメアリー。

メアリーを連行しようとするマクレガーを制して
次に何かあれば容赦はしないと捨て台詞を残して去って行く。



ジェニーは、赤ん坊にお乳をあげなから、ジェイミーに
彼らがいつ来てもいいよに赤ん坊の墓を掘っておいてと言う。

その言葉、姉の姿を見て、ジェイミーは神妙な顔つき。





**************






眠るフランクを横で見つめるクレア。

彼にそっと手を伸ばし、肩を頬に触れる。
『クレア?』
フランクに寄り添うと
『夫が恋しくて』そう言って、口づける。


裸になりフランクに覆い被さり、身を委ねる。
目をつぶって、快感に意識を飛ばすクレア。








**************








ラリーブロッホに
逮捕されていたイアンが帰って来た。

『観念しろ、守備隊が総出で捜索している
赤毛のジェイミーが見つかったらまた牢屋行きだ。
家族ともど。』
脅すマクレガー伍長。

陽気に対応するイアン。
そんな彼を睨みつけるマクレガー。

去り際にもファーガスをいやらしい目つきで見つめる。








ファーガスは、人目を避けるようにラリーブロッホから出て来る。

それをそっと見つめる赤軍服2人、マクレガーと仲間。
森の中を歩くファーガスを尾行する2人。

同じ所を歩かされているのに気づき息を上がらせる2人。

そんな彼らをからかい挑発するファーガス。
『ラリーブロッホから出て行け!
同胞のスコットランド人を裏切ったお前に帰る場所はない!』

逃げるファーガスを追いかける2人
その間にも減らず口を叩くファーガス。




そんな姿を獲物を取りに来たジェイミーが気づき遠くから見守る。







逃げるファーガスの前に
馬に乗った赤軍服が現れ、はさみうちにされてしまう。
ついに捕まってしまったファーガス。

怒りに我を忘れたマクレガーは、剣を抜くと仲間が止めるにも関わらず、
彼の手首に刃を下ろした。







手首から血が噴き出す。
『このままでは死んでしまう』と仲間が諌めるのも聞かず、
フォーガスを置き去りにするマクレガー。

物陰に隠れていたジェイミーは急いで駆け寄り、
ファーガスの切り口を布で覆い、
クレアがやっていたように応急処置をする。






ラリーブロッホの暖炉の前で心配そうに行ったり来たりするジェイミー。
手当が早くてよかったとジェニーが階段を降りて来る。

『止められたのに』と震え泣き崩れるジェイミー。
それを抱きしめる姉。


ファーガスを見舞うジェイミー。
謝る彼を謝るのは自分の方だ、戦う理由があるのを思い出したと。
それを聞き誇らしげなファーガス。
『俺は、運が良かった』
フランスでジェイミーが彼を雇った時の約束、
仕えている時に手や耳を失ったら、
ファーガスを死ぬまでジェイミーが支えていく。
『信じてくれ、約束は守る。』
頷く2人。
『俺は、いつでもミロードを信じている。』

『それに幸せ者だ。これで一生働かずに済むからね。』

笑みがこぼれる。


Outlander | Season 3, Episode 2 Clip: Fergus | STARZ

<STARZさんよりお借りしました>




**************





ディナーを楽しむクレアとフランク、そして、ミリー&ご主人。
会話を楽しみ4人。

ミリー達が帰った後にフランクに尋ねる。
『ミリーは何がすごいんだと思う?』
お上品ぶった返答をするフランクにクレアは誘う。

暖炉の前で欲望をさらけ出す。
抱かれながら、目を閉じて快感を身を投じるクレアに
『僕を見て、目を開けるんだ』
それでも目を開かない彼女に、フランクは動きを止める。
『前は愛し合う時、目を閉じなかった』
感じているだけよとねだる彼女だったが、
『僕を見ていない、相手は僕なのに、君は彼といる』
と確信を突かれてしまう。






**************





イアンは、自分の足を引き合いに出し、
ファーガス、そして何よりジェイミーを気遣う。
失ったのに痛みは残っている自分、
ファーガスも同じ思いをするだろう、
あの子は手、お前はクレアだと。





ジェイミーは姉に
懸賞金も出るし、王に忠誠を誓えば、兵士が来ない。
ルイス大尉に自分から手紙が届き、帰る日が分かったと伝え、
自分を逮捕させろと言い出す。
今では、縛り首はなくなり、投獄させられるだけになったゆえの
ラリーブロッホを守るための苦渋の判断だった。




食料を持って、洞窟へ向かうメアリー。

彼女は、ジェイミーの髪を切り、ヒゲを剃る。
銃を赤軍服に刺した出した行為を勇敢だと言う。

手間を掛けさせた感謝を述べ、
明日発つと告げ、洞窟の処理を依頼する。
顔を洗いに行き、戻って来ると
メアリーが下着姿で待っていた。
姉の強行策か?否定するメアリー。
誰に頼まれたわけでもなく、
ジェイミーの強い思い、クレアを思う気持ちも
全て理解している上で、
お互いが必要としているものを分かち合いたいと
前に進むためには欠けているものがる
そう言って、ジェイミーの頬に手を触れる
そっとぎこちなく2人はゆっくり近づいて
『もう長いことしていない』
ジェイミーが呟く
『私もです』
胸の紐を解きジェイミーの手を肩へ導く。
静かに唇を合わす。
『目を開けて私を見て』
そっと瞼を開き『君は美しい』そう言って、頬に涙が伝う。
『これは、癖なんだ』
メアリーはジェイミーの頬の涙を拭き、口付ける。



**************






ベビーカーを押しながら道を歩くクレア。
泣き出すブリー。
赤毛の可愛い娘は無邪気な顔でクレアを見つめる。

可愛い娘と夫と充実した生活をしているはずだが、
何か欠けているような気がしているクレア。
子供を産んで満たされるはずだと思っていた
男を愛し、子供を産み、病人を治療する
それが自分の望みと思っていたが
ジェイミーを愛したことで
自分は、もっと大きなものと関わりを持った。
忘れられなかった
いずれもっと何かがしたくなる そんな予感がした。

キッチンで洗い場で持っていたナイフがメスに変わる。



クレアは解剖学の教室にいた。
シムズ先生に挨拶する彼女、新入生のクレア・ランダルです。
新入生に女性と黒人がいると聞いていた。
なんとまぁ、進歩的なことだ。

次々と教室に生徒たちが入って来る。
そこに女性がいることに嫌悪感を示すものばかり。
露骨に態度に表す者もいて、居心地悪い様子。
そこへ黒人の生徒が入って来る。
生徒たちは、クレアから黒人へ目を移す。
好奇な眼差しで見つめる。
彼は、クレアの空いている隣の席にやって来る。
『ジョーです』握手を求める彼。
笑顔で手を差し出し、挨拶を交わすクレア。

『では、紳士諸君、始めよう』


寝室では、ブリーの話題が出ただけで、
すぐに寝床に入り、笑顔でお休みと言い寝てしまうクレア。
それを見つめるフランク。




**************




ラリーブロッホ

鶏に餌をやるジェニー

そこへジェミーがやって来て、しばし彼女の後ろ姿を見つめる。
意を決したように声を描ける。

振り返る姉に向かい、『俺だ』
『帰ったよ』手を広げジェニーに歩み寄る。

するとあちこちから現れた赤軍服に銃口が向けられる。
驚くジェイミー。
姉に向かい怒りをあらわにする。
名を告げられ、起訴状を命じられ、手枷をかけられる。
『なぜだ?!』
『あなたが悪いのよ』
労いの言葉と共に大尉から懸賞金を受け取るジェニー。
『金のためか?』
『そうさせたのはあなた』『絶対に許さないからね』
連行される弟を涙を堪えながら歯を食いしばり見つめる。

道には、帽子<ダンボネット>が落ちていた



**************




バグパイプの音が響き渡る

クレアは通学の途中の道端で吹くバグパイプ奏者の前で足を止め、
チップを入れる。

ーーーそして、また歩き始める。













次回予告編
↓↓↓
Outlander | Season 3, Episode 3 Preview | STARZ

<STARZさんよりお借りしました>







**************





今回もまたヘビーな回でした。
もう泣かされてばかり…。
鼻水まで垂れて来ちゃうから、ティッシュが手放せない
ジェイミーには、泣かされた〜


1話目でも感じましたが、サムさんの演技がとにかくイイ

なんだかもうリアルジェイミーハンパない!!!

原作のジェイミーがそこに居る本物感がハンパない!!

私が今回の物語の場面を原作を読んでいた時に脳内にいたジェイミーが
目の前の画面の中で動いている〜〜〜〜!!!
とふるふるして来ました。



クレアもジェイミーもお互いを想い、現実を生きていない感じでしたね。
なんだかそれぞれの場面でシクロしているようで、
暖炉の前で現在と過去が交差しているというか…


そして、2人は、クレアは医学へ、ジェイミーは刑務所へと
それぞれが先の道へと進んで行く。
でもこの空しさはなんだろう???



ラリー・ブロッホに戻ってからの話は、
端折られるとは思ってましたが、
巧くコンパクトにまとめたなぁ〜と凄いなぁと。

色々と工夫されていましたねぇ。
なるほどなるほど。
脚本も大変だなぁ〜といつも思いますが、
個人的には、想像していたよりも
原作より上を行く素晴らしい仕上がりと感じました。


カラスを撃つのは、
原作ではジェイミーでしたが、ファーガスにさせたり。
この拳銃のくだんもしっくり来ました。


それと、マクレガー伍長というキャラを登場させ
ファーガスの手が切れてしまうことをもっと明確にされていた。
これは、巧いなぁ〜と思った。

原作では、ファーガスがジェイミーの元へエールの樽を運ぼうとして
途中、イングランド兵に囲まれ、樽を奪われそうになるのを
必死で抵抗し、彼らを卑猥なフランス語で挑発して
事故のような形で手を切られてしまう。
屋敷へ運んだのも兵士たちで、詫びに1ポンドをジェニーに渡していく
という感じでした。

徐々にお互いのいがみ合いがエスカレートして行った感じが
非常に納得出来るエピソードへと導かましたね。



観たかったシーンは、そう、髭剃りの儀式のシーン。
原作では、ジェイミーが1ヶ月に1度、ヒゲを剃るために洞窟から屋敷へ
やって来る設定でした。
代わりにメアリーとの洞窟のシーンに持って来たのかなぁ???
自分では剃ってないけど。

子供達とのやり取りや食事のシーンとかは観たかったなぁ。



ジェイミーが産まれた赤ん坊(イアン)を抱く姿には泣けます。
きっと自分の子供のコトを思っていただろうし、
姉に『子供が欲しくないの?』って酷なこと聞かれるし
原作では、クレアが身籠っていたことを姉に話していましが
ドラマではなかったですね。



イアンが連行されるシーンで
ヤング・ジェイミーが母ジェニーにぴとと寄り添う姿が妙に可愛くって。
ダディーが行っちゃうよ〜って悲しいお顔。



本当は、ダンボネットはあんな活動的ではないです(笑)
見つかっちゃうからね。
6年間洞窟に隠れて居たんですもの。
狩りも夜やってたような。
洞窟の中も快適そうでしたね(笑)

夜の撮影は大変そうだもんなぁ〜。
色々な事情なんでしょうね。



ーーーそして、私の大好きな場面。
ファーガスが手を切られてしまった後の屋敷でのシーン。
ジェイミー&ファーガスの会話。
これもきっちり入れてくれて、良かった

ほぼ原作通りの会話で、
私は、原作で読んで本当に感動したシーンだったので、
嬉しかった〜
ファーガスとジェイミーの絆がより深くなり
今後の2人の行く末を示唆する場面でしたので、
ロマン君=ファーガス&サム=ジェイミーで観れて幸せ


それと、その前のシーン、
ファーガスを守ってやれなかった悔しさやら
生きていない自分の虚しさやらが一挙に爆発するあの
ガクッと膝を落とし涙する姿は、
涙しなしでは観られなかった

ジェイミーを抱きしめるジェニーの姿にも。


私は、ジェニー役の女優さんが好きで
容姿は、原作とは違うけれども
イントネーションとか表情とかサム=ジェイミーとの
似てないけれども相性抜群
本当にジェニーだし
そして、イアンもイアンだし

出来るだけ長く観ていた女優さんの一人です。
シーズン1のラリーブロッホで
父の墓に2人が会話するシーンが大好きで
何度繰り返し観たことか



メアリー役の女優さんも良かったですね〜
いい感じでした。
キャスティングは外れないですねぇ〜。
素晴らしいです


原作読んでない方はどう思ったかわかりませんが、
洞窟でのあのシーン。
どんな感想を持ったれたのでしょうか?
気になるところです。

私は、正直、ちょっぴりショックでしたが、
あぁ〜でもそうだよなと納得しました。

原作を読んでないで、いきなりドラマで観たら
相当ガツン!って来たかもしれない

でもとても美しいシーンだったと想います。
メアリーの知性と包容力に包まれたジェイミーの姿。

ジェイミーがあの癖なんだと涙を流すシーンにもヤラれた!!!
自然に静かに涙が伝って来て、ジェイミーの思いが
グッと心に突き刺さりました。

ううう…サムさん名演技




そして、クレアがジェイミーを思い自慰?!
原作では、さらっと2行くらいだったかな???
ビジュアルにするとなんだかなんと言うか切ない

彼に焦がれてしまっています。

そして、ファンが出血大サービスのジェイミー=サムさんのヌード(笑)

クレアは、ジェイミーの容姿も好きなんだもんねぇ。
ううう。

それで、我慢ならずにフランクを誘うのだが、
ん〜〜〜〜可哀想なフランク、ジェイミーの代わりってか?!
そう言えば、クレアは、
旦那をベットから離さないって言われてましたもんねぇ。
う〜〜〜〜ん、気の毒だ
フランク〜〜〜



クレア=キャット(アイルランド出身)
にアイルランドの記事を読ませたり、
スポック博士の医学書の話が出て来たりと
当時の歴史がチラホラと散りばめられ、
脚本家の遊び心?を感じさえられ思わずにやけます。




赤ちゃん、ブリーはめっさ可愛い。
ちゃんと赤毛なのねぇ〜
ぷっくりニコニコ


そして、楽しみにしていたアバナシー登場!!!

出会いを替えていましたねぇ。
でもいい感じ!!!
すごくいい感じ!!!
2人の相性も良さそうですねぇ。
もっと会話している所が観たいです。



確か原作では詳しくは描かれなかったあの時代の男尊女卑。
そして、人種差別。
どれだけクレアやアバナシーが苦労したことでしょう。
男子社会へ飛び込んで行ったクレアの勇気。
ジェイミーが惹かれた彼女の勇敢さ。
それがますます際立ちますね。


クレアは医学の道へ
目指すものが見つかり、夢中になる。

その道へと彼女を駆り立てたものはなんだったのか?
彼女の潜在(じゃないか?)意識の中に
ジェイミーが在るからなんだろうな?
彼の影響なんだろうなと言う気がします。

それ故に満たされつつあり、一見、円滑に見える夫婦生活も
より一層、
フランクとの見えない溝が深くなって行ってしまうのだろうな?と
思ったりしちゃいます。

今後ますます2人の仲は、
ブリーでの繋がりしかない
というのがまざまざと浮き彫りになってしまうのだろうな。


嫌いじゃないのに必要としているのに彼じゃないって、
なんだか悲しいなぁ。






あぁ〜でもロマン君=ファーガスともこれで観納めか…
寂しいよぉぉぉ







Outlander | Inside the World of Outlander: Season 3, Episode 2 | STARZ

<STARZさんよりお借りしました>











結局、打刻しながら寝てしまい、
変な時間帯に起きてしまいこれを仕上げてます
月曜日になっちゃったよ


今日の午後には台風は、首都圏を通過するみたいなので、
コンサートは大丈夫そうです!
良かった〜〜〜。

そして、後18時間?後くらいには、3話が観れる〜〜〜〜!!!












ドラマ:『Outlander ~アウトランダー~』season3:#1話

2017-10-14 | Outlander season3/story


ついについにシーズン3が始まりました!!!
待ちくたびれましたよ〜



10時からDlifeで再放送している
NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班を観て、
<なんだか余裕じゃないですか?自分(笑)>
それからお風呂に入ったりなんだりしていたら、
結構慌ただしくなってしまい、
配信0時ギリギリにPC前にスタンバイ。

ドキドキする。

例のごとく、
0時になってもページを再読み込みしないと始まらない。
そりゃ、そうなのだが、
1秒でも早く観たいので何故だか焦る。
2度と見れないわけじゃないのに何で何だ?
そんな自分が可笑しい。


突如、前のシーズンのあらすじから始まる。
まだ興奮

ーーーそして、
おなじみのオープニング、
The Skye Boat Song

あぁ〜〜〜〜これよ〜!!!
この感じを待っていたいたのよ〜〜〜!!!


楽しみにしていた、今シーズンのアレンジ。
どんなアレンジなんだろうか?とずっと気になってました。
シーズン2の時は、我慢出来ずに先に見ちゃったので
シーズン1の時のように初めて観る感を味わいたくて、
今回は、我慢しました(苦笑)


あぁ〜そうか、こう来たか〜とさすがだ!

なんて静かな曲奏なんだろう
哀愁漂うバージョン。
まるで離れ離れになってしまった2人の心のように…
静かに静かに心に染み入ります。


また、使用されている画像が泣ける
原作を読んでいる方は、ここはあのシーンね!という
場面がチラホラ。
最後の方で一人海を見ながら佇むジェイミーの背が
後ろ姿だけで悲しみが伝わってくるよ〜


ーーーオープニングですでに世界に引き込まれる。



Outlander Season 3 Opening Titles

<ItalianOutlander IlMondoDiJamie&Claireさんよりお借りしました>



このドラマにハマったの要因の一つにこのOPもあるのよねと改めて痛感。



ーーーそして、
クレアやジェイミーに会えるのが、嬉しくて嬉しくて…

新たな話を彼らを観れる喜びで震える…









* ネタばれ注意 *







episode301
THE BATTLE JOINED
戦闘






カローデンの戦いの終焉。

風にたなびくボロボロの青地に白のサルタイアーが倒れる。

そこには、スコットランド軍の屍の山。
執拗にとどめを刺して行くイングランド兵。



横たわる死体の中でジェイミーが目覚める。
覆いかぶさるイングランド兵の死体のせいで身動きが取れない。



フラッシュバックで戦いの記憶が呼び覚まされる。




<画像(以下全て)出典元:http://www.farfarawaysite.com/




大砲の嵐の中、チャールズと交わした会話。

スタンディングストーンの前、
クレアが去った後の彼女のキルトを手にし涙する己の姿。

死闘を繰り広げる両軍。

無事に領民達を領土に送り返して来たと告げるマータフ。




大砲が飛んでくる中、突き進むスコットランド軍。






ーーー血に染まる大地。




ーーー視界にブラック・ジャックの姿が…
向こうも気づき戦場で見つめ合う2人。
やっと自分の獲物を見つけたと。

脇目も振らずに互いの事だけ、
他の兵士を突き飛ばしながら、向かって来て剣を交える。






ーーー長い長い戦い…


ジェイミーは足の付け根をブラック・ジャックは脇腹を刺されながらも
倒れるまで戦い続けた。



自分に覆いかぶさっていたのは、ブラック・ジャックの亡骸だった。




大地を覆う屍に雪の降が降り注ぐ。


遠くから忍び足跡が聞こえる。

いるはずのない彼女が歩いて来る。
…あぁ、クレア。

彼女は、彼の頬に触れ『生きているの?』
が、それは、幻で、
声の主は、ルパートに替わるだった。

『死なせてくれ』と言うジェイミーを彼は、
『こんな所では死なせない。』と生き残った仲間と共に救い出す。


ーーーその時、ジェイミーは、
クレアからもらったトンボ入りの琥珀を落として行ってしまう。





*****************


1948年ボストン。

新居を見に来たクレアとフランク。
贅沢すぎる、2人には、広すぎると言う彼女に
彼は、落ち着きたいと言った彼女の希望といずれ3人になることを
考慮してだと言う。

どこにするかは、女主人次第と言う優しい彼。
ここにするわとクレア。






ーーー時が流れ、
お腹の大きくなったクレアは、
台所の火のつかないコンロにイラつき悪態をつく。

すっかり、定着した家は、調度品も揃い生活感が出ている。

居間のソファーに座り、どうしようかとため息をつく。
が、目の前の暖炉にふと思いつき微笑む。


車で出掛け、トランクいっぱいの薪を用意したクレア。
ご近所のミリーが身重の彼女を手伝ってくれる。

暖炉で火を起こし料理するクレアを彼女は、興味津々。
大抵の男は、妻に月並みなことしか望まない。
家事と育児と上司の前で可愛くいる事。
フランクみたいな進歩的で心の広いご主人が羨ましいと言われる。

複雑な顔のクレア。



*****************




逃げ込んだ小屋で、ルパートは、ジェイミーに水を与える。

生き残った満身創痍のスコットランド兵達が息も絶え絶え。
歩くのもやっとの者達ばかり。

イングランド兵はすぐそこまで迫って来ている。
ルパートは仲間に逃げろと言われるが、断る。

ジェイミーはそれを神妙な顔つきで聞いている。





*****************


鏡の中の自分を知らない人かのように見つめるクレア。




フランクと一緒に彼の上司に会いに出かける。

政治の話をしているフランクと上司
クレアが口を挟むと
周りの一瞬にして凍りつく。
女伊達らグローバル紙を読むとは
いずれハーバードに女学生をと言い出すと皮肉られる。

クレアは、負けじと医学部が女性を受け入れている事を言い返すと
進歩的な女性を否定される。
フランクは、彼女が従軍看護師だったとフォローするが
女性は、家庭の方が合っていると上司。
クレアは、フランクの手を取り、作り笑顔で答える。

ーーー帰り道、無口になるクレアだった。




*****************



夜が明けた小屋。
ジェイミーが『マータフはどうした?』と聞くが
ルパートは、『分からない』と答える。
一人は、『戦場で見失った。』『死んだだろう』と

ーーーそこへ英国兵がやって来る。

『私は、メルトン卿だ』
ルパートが堂々と素性を明かす。

『カンバーランド公の命により
反乱に加わった者はすべからく処刑する。』

無実を主張する者は誰もおらず、

彼らに科せられたのは、兵士らしく銃殺刑だった。




*****************




朝食の支度をするクレア。
窓の外の小鳥を見つめる。
ここではないどこかへ何かへ想いを馳せる。

クレアの体を気遣うフランク、アメリカ流とはの会話を楽しむ。
普通の仲睦まじい夫婦一コマ。

クレアは、『市民権を取得する』と言いだし、
いろんな所に住んだし、イギリスには思い入れがない、
自分たちの子供には故郷が必要と。

その<自分たちの子供>にフランクは喜びを感じる。
彼女の肩に置かれた手を膨らんだお腹に触れようとする
ーーーと彼女が拒絶した。

それに対して彼は、『簡単に国を捨てるのか?』
国のために戦ったのにと
それでも『取得する』と言う彼女に必要ないと反対する。





2人は、互いに問題の本質に迫る。
フランクは、身重を理由に自分を拒絶していると
更に殻に閉じこもっていないで話をしてと、
いつ過去を忘れるのか?と言い寄る。

それに対して、クレアは、
大切なものを全て捨てろと言っておいて、
自分は古き良き時代を懐かしんでいる。
過去を口にしないが条件よね。それを自分は、守って来た
と言い返す。

条件は赤ん坊の親になることだ僕たちの子供だ。
だけど君は、僕を父親と認めていない。
夫としてと

やれる女がいいのか?
とクレアは逆上してフランクへ灰皿を投げつける。


無理強いはしなかった
ボストンへ来ることも
君は自由だ
去っても止まってもいい
自分の本当に望む道を選べ

そう行ってフランクは仕事へ向かう。

堪えていた涙がクレアの頬を伝う。





*****************



小屋の前では、銃殺刑が行われている。
ルパートは、メルトン卿に少年たちを見逃してもらえないかと願い出るが、
年齢にかかわらず処刑の命令だと断られる。

横たわるジェイミーに
ゴードンが声をかける。
代わりに家族への手紙を書こうか?と『いい』とジェイミー。
『クレアは?』と『彼女は行ってしまった』『どこへ?』
そこで、銃声が

…次の志願者は?

ゴードンが『アイ』と声を上げる。
彼は、ジェイミーの手を握り『お別れだ』
『すぐ会える』
意を決して立ち上がる。

ゴードン・キリック
名を告げて外へ出て行く。


そっとルパートが隣にやって来る。
『目覚めてよかった
いびきを聞きながら別れを告げたくない。』
『誰よりも大きいいびきをかくくせに』とジェイミー。
あれはアンガスだと反論するルパート。
『あいつに会える』
『また2人がそろうんだな』

手を握り、
『ドゥーガルの件は許さない』『だがお前を恨んだまま死ねない。』
そう告げる。

次の志願者は?
『アイ!!!』ルパートが声を上げる。

ルパート・トーマス・アレグザンダー・マッケンジー



銃声の後、ジェイミーは、葬いのゲール語をつぶやく。




*****************


眠るクレアを見守るフランク。
AM3時半過ぎ。
ベットに横たわるも秒針や蛇口からこぼれ落ちる水滴の音などが
気になり寝付けない。

書斎へ行き、牧師へ向けた手紙を書き始める
[18世紀にカローデンで戦ったハイランド人について知りたいのです。
名前は、ジェイムズ・フレイザー…]

ーーーそこへクレアが破水したと起きて来た。




*****************


歩ける者は全員処刑された
横たわる者は、担架で運び出され処刑される。

メルトン卿が一番に行きたい者は?と問う
ジェイミーが志願する。

ジェイムズ・アレグザンダー・マルコム・マッケンジー・フレイザー

名前を聞いて、外へ向かう足を止めるメルトン卿。


振り返って、ジェイミーの所へ寄ってくる。
『赤毛のジェイミーか?』
確認して本人と分かると驚きを隠せない様子。


メルトン卿は、
コリヤラック近郊の森でジェイミーが用足ししていた時に
襲って来たスパイの少年、ジョン・ウイリアム・グレイの兄だったのだ。

ジェイミーに命を助けられ、弟がジェイミーと交わした約束、
<今度出会ったら、ジェイミーを殺す>
一族の大きな借り、弟の誓いを汚さぬ為、
メルトン卿は、彼を荷馬車に乗せ、逃すことを決心する。




*****************




陣痛に苦しむクレア。
それを心配そうに寄り添うフランク。
医者が来て、確認をする。
陣痛の間隔は?初産かな?
イエスと答えるフランクとかぶりノーと答えるクレア。
驚いて、彼女を見るフランク。
1年くらい前に流産したことがあると告げる。

分娩室に向かう彼女に向かってフランクは、

クレア、愛している


分娩室で、
麻酔を拒絶するクレアだったが、有無を言わさず、医者がチクリと刺す。

意識が遠のくクレア。



*****************



朦朧とし血だらけの手を眺める。

『ジェイミー!!!』懐かしい自分の名を呼ぶ声。

そこには、姉と義兄の顔が。

ーーー荷馬車はラリーブロッホに着いていた。






*****************




気がつくと病室に横たわるクレア。

『赤ちゃんはどこ?』寝言のようにつぶやく。
はっ!と目が覚めて、お腹に手を当てる。
凹んでいるお腹に『赤ちゃんは?!』

そう、フェイスのことがあったので、
不安で仕方ない。

彼女が目覚めたのに気づき、駆け寄る看護婦。
恐る恐る『死んだの?』と尋ねるクレア。

すると扉から赤ん坊を抱いたフランクが現れる。
大丈夫だと言って、赤ん坊をクレアに
『女の子だ』
赤ん坊を抱いてあやしながら、
無事に産まれたと安堵して喜びに満たされる。
クレアは、フランクに冷たくしたことを謝ろうとするが
彼は、大切なのはこの瞬間だと
そんな彼にクレアは、ここから再出発ねと私たち3人のと。

そこへ看護婦が、
『天使みたいね。赤毛は誰譲り?』

微笑みが消える2人。









ーーー続く。








次回予告
↓↓↓
Outlander | Season 3, Episode 2 Preview | STARZ

<STARZさんよりお借りしました>






*****************






なんて、なんてヘビーな回だったのだろう


原作を読んで分かっちゃいたのだが、
クレア側も描いてくれたおかげで、よりリアル感と
2人の離れたことが明確に示されたように思います。

ジェイミー&クレアのその後を交互で表現することによって
対比も楽しめたし…

原作では、ジェイミーの20年の方が詳しく描かれ、
クレアを失った苦悩がすごく伝わって来たけれども
クレア側は、ジェイミーほど詳しく描かれていなかったので、
こうやって、繊細に表現されてドラマならで、で余計辛い。
2倍辛い




カローデンの戦いの終わりから始まり、
ーーーそして、
ジェイミーとクレアのその後を交互に展開させる演出の巧さ!

見事にやられましたね〜〜〜〜。


カローデンの戦いでは、余計なセリフを一切排除して、
その戦いの激しさや残酷さを前面に出して、
ジェイミーの断片的な回想を散りばめながら話は進む。
戦いの悲惨さがクローズUPされていましたね。


そうだ!
ジェイミー=サムさんの息遣いをちゃんと聞いて欲しいので
是非、ヘッドホンでの視聴をお勧めします。
めっさリアルなんです、素晴らしい演技です



どんなに深い傷よりもクレアが行ってしまった方が痛い。
原作もそんな風に描かれていたのが
ーーー映像からもひしひしと伝わってくる。


もう死にたい。
でもそうさせないのは、クレアの強い願いか?
200年の時を経てまでも強い願いは叶うのか???
寝ている時に魂は時を超えるのか???


残酷なシーンでの唯一の救いは、
マータフ&ルパートの存在だった。
ユーモラスな彼らの語り。
そして、ルパートとの最後の会話。
大好きなシーン。
ルパートもアンガスもドラマの最強キャストなので
こうやって、うまい具合に演出されると参ります。

ルパートが銃殺される時のあのジェイミーの表情!!!
サムさん、巧いよぉぉぉぉぉぉ!!!!
涙も鼻水出まくりだよ〜〜〜〜〜


ルパ〜〜〜〜〜〜ト〜〜〜〜〜!!!!

アンガスの所へ行っちまいました(泣)
ここでまた、好きなキャラがいなくなってしまった。
しくしくしく。



悲しみもありましたが、新しいキャストも!

出ました!メルトン卿。
ジョン・グレイのお兄さん
いや〜〜〜、あの16歳の俳優さんに似た方ですね。
喋り方もそっくり、英国英語だから???
原作のイメージに近かったかも。
語る間とかイントネーションとか佇まいとか
お育ちの良さが自信が滲み出ていて、良かった
原作でも好きなシーンだったので、ドラマで再現されて
嬉しかった〜〜〜!

ドラマのスピンオフがあれば、また登場しますよねぇ。
ニヤニヤ。





クレアは、フランクとのボストンでの生活を始めているが
なんとなくまだ心ここに在らず。
幽霊みたいな感じです。
現実感がない。
キャットがよく表現している。
ジェイミーの横にいた時のクレアは存在感が
彼女が生きていると感じられるのが凄い。

当時は、フェミニズムは、蔑まされていたのでしょうか?
クレアのような性格の女性は肩身が狭かったですね。
世知辛い。
いまだにですものねぇ
当時はどんなだったのか?想像するとゾッとする。

暖炉で料理とか上司と政治論を交わしてしまうとか
いかにもって感じで。
随所にそうだったんだろうなぁ〜と
思わせるエピソードが散りばめられていて、
練るに練られて作られていると感じられました。


そして、フランクの愛が痛いほど深い。
本当になんて心の広い男だろう。
ジェイミーが彼にクレアを託したのも分かる。
そんなジェイミーも凄いのだが。

フランクは、何もかも全てを受け入れるんですねぇ。
彼女の過去もジェイミーごと全てを。
投げつけられた灰皿さえもジョークに替えて。

ハンサムで、教養があって、包容力もある彼。
男性としては、完璧じゃん!
段々、フランクが気の毒になって来ちゃいました

今回で、フランクの人気、急上昇じゃないかしら???


トバイアス氏の演技には、脱帽だ。
あのブラック・ジャックの表情と全く異なる。
フランクという優しい夫。
まるで一卵性の双子の俳優が演じているようだ。

フランクが牧師へ出した手紙は、
こうして書かれたのかと
そうか、ブリーが産まれた時は、涙したのかとか
そうだよな、赤毛だよなとか
色々とあぁ〜そうだよな、
あぁ〜あぁ〜あぁ〜と思いながら観ました。


何よりもそうだよなと思ったのは、
クレアが流産していたことを告げる所だ。
原作では、どうだったっけか?
クレアが告げたんだっけか?

実にうまく告げられているよなぁ〜と。
事実を知った時のフランクの表情!!!
ここでも巧いぞ、トバイアス氏。

そして、よし!これから3人で再出発だ!と
浮上したいた所へ爆弾を落とす看護婦。

『赤毛は誰譲り?』

お〜〜〜〜いっっって。
画面の前で突っ込み入れちゃいましたよ。
前途多難ですな。




クレアの服装も良かったですねぇ。
細部までいちいち大人可愛い。
ガウンとか下に来ているネグリジェ?とか

ボストンの内装も素敵でした。
舞台美術も今回も大注目ですね!!!
目の保養になる〜〜〜

クラシックカーも素敵








Outlander | Inside the World of Outlander: Season 3, Episode 1 | STARZ

<STARZさんよりお借りしました>


戦いのシーンは、メインの撮影に9日間、他に5日間?!
11,000人のエイキストラ!!!
剣術等の指導までされて
あの臨場感は、それだけ時間を掛けて製作されたからなんですねぇ。

そして、ブラック・ジャックとの戦闘シーン。
サムさんもトバイアス氏もスタントのトレーニンングを受けたようで。
彼ら自身が演じているみたいです。
シーズン2の決闘シーンもスタント無し?でしたものね。
 
トバイアス氏演じるブラック・ジャックがジェイミーに触れるシーン
あれは、彼が舞台のお膳立てもあり、ああなったと。
印象的な画面の色は、夕日のおかげだったのか〜と
全てが素晴らしくマッチングして仕上がったと思います。

本当に一つ一つのシーンが際立っているリアルな戦闘シーンでしたね。

間違えていたらごめんなさい







それにしても、重かったけれども期待以上の素晴らしい1話だったので、
2話目が楽しみでしょうがないです。

今度は、どんな展開で、どんな脚本&演出で驚かせてもらいえるのか?!

早く来い来い月曜日〜〜〜〜