夢みるpocoの昼と夜☆

不惑を過ぎても煩悩だらけ。
映画に音楽♪ドラマに舞台にスポーツetc...
自由気ままに感じた事を綴ったブログです。

ドラマ:『Outlander ~アウトランダー~』season3:#9話

2018-01-12 | Outlander season3/story

久しぶりのUPです!!!

本国では、すでに最終回を終え、
日本のhuluの配信終わり、いや〜早いよ〜〜〜〜
あっちゅう間
 

そして、本日深夜、
やっとAXNでの放映が開始されます!!!

首を長〜〜〜〜〜くしてお待ちになっていた方々、
ついについに観れますよ〜〜〜〜〜〜〜!!!!




私も昨日、再契約しました。
今晩大画面で満喫したいと思います!!!

皆様、またご一緒に楽しみましょう!!!







滞っていたシーズン3の感想も落ち着いてきたので再開です!


やっとやっと9話目UPです!!!!!








ついについに船旅へ



Outlander | The Voyage | STARZ

<STARZさんよりお借りしました>


そして、またまたシーズン2のように
舞台はガラッと変わりまして、西インド諸島ですよ!!!
びっくりですよね〜。


原作を読んでない方はこの物語が一体どこへ行くのか?!
さぞかしワクワクドキドキ
されているかと思いますが、
まだまだサプライズ!は続きました



シーズン2のようにまた途中でオープニングがリモデル!

予想通りのジャマイカとか南を彷彿させる曲調にアレンジされ
新しい映像が入って来ました。

これシーズン1と同じドラマってのが凄いですね


Outlander | NEW Season 3x09 Intro

<Outlander Americaさんよりお借りしました>











* ネタばれ注意 *


<誤字脱字、ご了承下さいませ









episode309
THE DOLDRUMS
海を行く






港で海を見つめるクレア。

停泊している船<アルテミス号>に積み荷を乗せ忙しなく働く人々。

ジャレドを頼り彼の計らいで、
ジェイミーはアルテミス号の積み荷監督人として船に乗ることになった。

怪しい雲行きで船酔いするジェイミーを心配するジャレドだが、
医者のクレアがいるから安心だなと彼に向かって微笑む。

ヤング・イアンを攫って乗せた船は、
ポルトガルの旗を掲げた3本のマスト。
姿形からブルージャ号と分かり、母港はジャマイカ。
積み荷の状態から母港へ向かうと判断する。

ジャマイカでは、健康な若者は人身売買される。
まだ間に合うだろうとジャレド。


ヤング・イアンを攫われたことを
ジェイミーは、クレアと復縁するために金を払い
リアリーと別れようとした欲理すぎた罰
と言う彼をクレアは、
幸せになろうとした罰に
甥を取り上げようとする神様はいないと慰める。

なれるか?幸せに?
君は俺にとって運命の相手だ
だが戻りたいなら止めないとジェイミー。
それにクレアは、
『今最も大切なのは、ヤング・イアンを捜すことよ。』
頷くジェイミー。

そこレズリーとヘイズの2人が出港の知らせにやってくる。
アーズミュアで知り合った仲間。
船に乗るのは嫌だがマック・デューのためなら行く2人。

他の仲間の事を聞くジェイミー。
ウィロビーはすでに乗船済み。
あとは、ファーガスだけかと言うジェイミーに
『もう載ってるファーガスと…』とヘイズが言いかけて
レズリーがヘイズの背をを突いて
『荷物ものね』とぎこちない様子。

ジェイミーは、ジェニーたちに手紙を書いて送った。




<画像(以下全て)出典元:http://www.farfarawaysite.com/








ーーー西インド諸島へ。
荒波の中、船が行く。




甲板では、青い顔のジェイミーが遠くを見つめている。
水平線を見ると吐き気が治るとクレアが心配そうに言うが
彼はそうではなくスコットランドを離れるのが辛い
と言う。
『必ずヤング・イアンを連れて帰るぞ』
見つかるとクレアは言う。
『アイ』そう言ってクレアの手の甲にキスをする。

乗組員達がジェイミーに挨拶をして柱の蹄鉄に触れていく。
その様子にクレア?という顔をする。
船室へ行こうとするクレアに
蹄鉄に触って行くようにジェイミーが言い
災いを防ぐと指にキスし蹄鉄に触れる。
クレアは呆れた風に笑い、
それで気が済むならとポンと軽く蹄鉄に触れる。

乗組員がまたジェイミーに挨拶していくが、
クレアの前を素通りする。
自分は無視?と納得いかない様子。
船に女がいると縁起が悪い、赤毛もだ
自分から挨拶するのは災いを防ぐ方法だと
ジェイミーが教えてくれる。
クレアは鼻から信じておらず『スコットランドは大変ね』
『俺たちだけじゃないスペイン人もオランダ人も
イギリス人も迷信深い』と
クレアの腰に手を回しながら
『フランスの軍隊ではバナナが災いを呼ぶんだ』
ジェイミーは言う。






『ミロード!』
ファーガスが現れる。
後ろからなんとマーサリが一緒にいた。
驚くジェイミー。

『私たち 結婚したの』
嬉しそうに言うマーサリ。

そんな仲じゃないだろう?とジェイミーは
動揺している。

今朝、立会人のもと手を握って結婚宣言した
と言うのだ。

ジェイミーはファーガス腕を掴み2人でこそこそと
『床入れは?』
『まだです。』
『では無効だ』とジェイミーは、
船長に向かって港に寄るようにお願いする。
次の港でマーサリを下ろすと言うのだ。

女には危険な旅だと言うジェイミーに
マーサリは『じゃぁ、彼女は?!』と
目を釣り上げてクレアを見る。
『クレアは関係ない』
『この娼婦のせいでかあさんは笑いものよ』
するとファーガスが
『奥様のことを悪く言うな』と窘める。

母には手紙で伝えたと言うマーサリ。
呟くように『俺が殺される』
マーサリに凄んで『家に送り返す』とジェイミー。
『じゃぁ、彼と寝たと言う』
ファーガスを見るジェイミー、
うんん?と否定と困った顔の彼。

『私がふしだらな女だと噂になってもいい?』
根負けしたジェイミーは、
折れてジャマイカまで行って、その後、家に連れて帰ると
だが床入りは許さない、船室は分けてクレアと相部屋だと言う。

『何ですって?!』
クレアとマーサリが同時に声を上げる。


クレアは、ジェイミーに向かって、
『気分が悪そうね』
何を言わんとするか分かっている彼は、
大丈夫だと言うが
クレアはジェイミーを強引に連れ
『20年ぶりに過ごすのに彼女と相部屋?』物申す。
あくまでもマーサリの貞操を守ろうとする父、ジェイミー。
『私の貞操は?』と皮肉り、一瞥して船内へ消えるクレア。

『気分が悪い』呟くジェイミー。






船内で船酔いで参っているジェイミー。
クレアがハンモックをすすめるがもっと揺れると拒否。
ショウガ茶を飲ませる。

ふとクレアの目に止まったトランク。
その中には彼女がパリで着ていた服が入っていた。
ファーガスとマーサリがラリーブロッホから持ってきたのだ。
クレアとの思い出を捨てられなかったジェイミー。
仕立て直してマーサリが来ていたのだ。



乗組員がクレアを呼びに来る。

頭に怪我を負った船員の
名前や場所などを聞いて、状態を見る。
『脳震盪はなさそうね。』
治療をしていると船長が現れる。
状況を聞くと負傷した船員が事故を伝える。
『蹄鉄に触ったか?』
全員触った
ウォーレンが『誰か触っていない 出航したばかりなのに不吉だ』
事故は起きるものだとクレアが言うと
船長は、
『海の上にいる限りは”この天と地の間になホレイショ”』
『”哲学の及ばぬことがある”』とクレア
『シェイクスピアは賢い』と船長。

船長は
『今晩、ご主人とあなたを夕飯に招待したい』
『ただ主人は、今食べ物のことは考えたくないかも』







ベットに座ってジェイミーは
『早すぎる』ファーガスに。
彼は、『奥様ともすぐ結婚したでしょ』と抵抗。
『あれは、仕方なくだった』
『2人の結婚が仕方なくなら
 俺は仕方なく息をしている 仕方なく心臓を動かしてる』

げっそりとしたジェイミー。

『一目見た時から 奥様に引かれたと言ってた
俺にも時間は関係なかった 喜んでくれると思ってたのに
最初はショックでもね』
寂しそうに肩を落としてファーガスが言う。

ジェイミーは立ち上がって『なぜ隠してた?』と睨む。
『ご主人様と同じ理由だよ 臆病者だから』
ジェイミーの目をまっすぐ見る。
『マーサリにも隠し事を?』
『俺たちには秘密はない』
生い立ちの話も娼館育ちもスリの話もしたとファーガス。
『女は?』
『してないけど…』
次々と彼の女性遍歴をあげるジェイミー。
ファーガスは、マーサリとは寝てないし、
出会ってからは、彼女一筋と
自分が本気だと言う証にならないか真剣な眼差。

ジェイミーは、納得せず『女の件を隠してて?』
お手上げというそぶりのファーガス。





クレアは、船長と夕食席に。
船長はジェイミーが同席せず残念がるが、
クレアは、蹄鉄のことで反論したので、自分に話があるのでは?と
すると船長は、忠告しただけだと話し始める。

船医は乗組員の尊敬を得なければ務まらない
クレアが船にいること自体災いだ
本来、婦人は胸をさらすべきだ
女の胸は荒れた海を鎮める
代わりに船首像が胸をさらして災をはねつける
 
だが、蹄鉄に代わりがない

クレアは、
鉄に触っただけで運が向くとでもと否定的な意見を言うが     

『船乗りは、迷信深い彼らが安心するならそれでいい
弊害もあると
災いの予兆があったら、皆 動揺する
問題は、私ではない、蹄鉄を触らなかったものだ』
と船長。
迷信を信じないクレアはうんざりしたように食事を続ける。





ジェイミーがバケツに吐き続けている。
その姿を扉の隙間から心配そうに見つめるウィロビー。
『いつまで馬鹿なマネを続ける気ですか?』
と墓へ入ってきて、彼の前にしゃがむ。
ジェイミーは顔を上げ、ぐったりして蒼白な顔
すぐにクレアが作ったお茶の効果が出ると言って、
カップを口にする。
『吐き続けると胃がやられる筋肉が裂ける
睾丸がよじれる これがキツい
治すには切断するしかなくなる』
そう言って、ウィロビーは、指えカットする仕草をする。
『だが仕方ない それが望みなら』
またバケツに吐き出すジェイミー。
顔を上げるとウィロビーが何かを促すようなポーズをとる。


マーサリが
『大きい方に寝て 頭をぶつけない』
とクレアに微笑んで言う。
『マーサリ ジェイミーへの口添えを期待しないで 私には関係ない』
『急に現れて人の家族をメチャクチャにしておいて 関係ないですって?』
はっっ?!ウェ〜ル、
『通算は賢いと言うけど ただの娼婦ね』呆れた風のマーサリ。
『娼婦には大きな寝台が必要ね』
クレアは早々に寝台へ。
ウ〜〜〜ン、とマーサリは手鏡を手に手ぐしをする。






船首の胸像を神妙な顔で見つめるクレア。

甲板から船の中へ下がるとジェイミーがモリモリと食事をしていた。
『気持ちのいい朝だな』頬張って、元気に挨拶する。
その姿を見て、具合が良くなったの?嬉しそうなクレア。

そこへマーサリとファーガスがやってきて
『全部聞いた 今まで女っ気がない方が変よ』とマーサリ。
『それに今は私だけ』
『祝福してください』とファーガス。
『認めてあげたら?』とクレア。
その言葉にマーサリの顔が何で?となる。

クレアはジェイミーの腕を組み少し離れたところで、
『これは作戦よ』とクレア。
2人でこそこそと
『放っておけば 愛は”シュワッ”とはじける』
『”シュワッ”とは初耳だが趣旨は分かった』
ジェイミーは2人を見て『弾けるのが一番 怖い』

マーサリとファーガスの所へ戻って、
ジェイミーは
『悪いが認められない』そう言って行ってしまう。
クレアにどう言うこと?といった風を
手でジェスチャーするマーサリ。
あ〜と息を吐き出し、2人を見つめ、
ジェイミーの後を追うクレア。




甲板で鐘を鳴らす、望遠鏡で水平線を見つめる船員。

のどかな中、ウィロビーが甲板の床に水に濡らした筆を走らせる。
『それは何?』クレアが尋ねる。

ウィロビーは、『これは詩です』と微笑む。
ポーチから紙を出す彼にそれも詩かと尋ねるクレア。
彼は中国にいた頃のことを忘れぬように書き留めていると言う。

甲板に書いた文字が乾いて消えていく…
『この物語は 私の半生』
聞かせてくれる?と言うクレアに彼は
『いずれね。語ったら手放すことになる』
その場を去っていくウィロビー。

クレアは、彼の書いた文字を見るが
文字は完全に消えてしまう。








単調な日々が続いた
私はケガ人の治療に励み
薬を作った
水平線に囲まれた生活は悪くなかった
難しいことを忘れられた




陽気に酒を飲み交わし、歌を歌う船員たち

クレアは、ジェイミーの所へ
『ジェイミー』
船室の扉を開くとそこにはウィロビーと
顔に針を刺したジェイミーが。


驚いて言葉を失うクレア。
ウィロビーが慌てて自分が悪いと
ジェイミーが嫌がるのに無理に勧めたと言う。
『何を嫌がったの?』
『治療』
『針ね』
『私のせいです』
気まずそうな ウェロビー。
いいんだと言って、ジェイミーは
彼を部屋から出す。
ジェイミーの姿に笑いを堪えながらクレアは、
『これで船酔いが治ったの?』
ふふふ『私のつくったお茶じゃなくて』
無言で下をむくジェイミー。
『なぜ秘密にしたの?』
『気を悪くするかと』
困った顔を表情をしてクレアは
『私がそんな気遣いを喜ぶと思った?』
『今 俺たちは微妙な関係だ』
ジェイミーは立上がって
『君が去る理由を作りたくなかった』
『ジェイミー』
クレアは彼に想いが伝わるように…
『確かに戻ってきて 混乱し苦しんだけど
あなたへの愛は揺らいでない』
ジェイミーは、ふっと息をもらし
クレアの持っていた麦わら帽子をベットに放って手をとる
『隠して悪かった』
う〜ん。
クレアは両手をジェイミーの首に回し
針の刺さった顔を笑う。『針山みたい』

『確かに針山の気分だが吐き気は消えた』
そう言ってクレアに口付ける。クレアから笑いが漏れる。
唇を離すとジェイミーが怪訝そうな顔をしている。
『何なの?』
『動いてない』




甲板では船員たちがざわついていた。
機具を使って針路を確認するが外れていない。

ジェイミーたちが甲板に出てきて
なんで船が動いていないか船長に聞く。
『風が やんだのだ』

『その顔は?』
ジェイミーの様子に船長が怪訝そうな顔をする。

『中国の治療法です 船酔いによく効く』
ウィロビーはジェイミーの針を抜く。

この季節には珍しく風がやんだが案ずることはないと
言う船長。
中国人では?との声。
針を抜く動きが止まるウィロビー。
『違う蹄鉄に触るのを見た』

今から順に蹄鉄に触ればとクレア。
が、航海の最初に触れるのが決まりらしい。
それを聞いてヘイズの顔色が変わる。
『恐るな 風は吹く』と船長。




夜、甲板にジェイミーが海を眺め胸で十字を切る。
そこへクレアがやってきて頬にキスをする。
彼の肩を抱き振り向いて人気がないのを確認して
『私たちだけね』と微笑む。
ふっ『俺たちと…』口づけてクレアの肩に腕を回す
『月にいる誰か』と夜空を見上げる。
クレアを抱きしめてキスをする。

月を見ながら、向きをかえ
ジェイミーの胸に背中を預けたクレアは、『聞いて』
『ボストンにいた時 人類は月に行った』

『どんな所なんだ あそこは』
2人で月を眺めている
『実際に見たわ 写真で
岩だらけの荒涼とした地 生物はいない 美しかった』
ジェイミーはクレアに目線を移す
『分かる?黒い部分がクレーターよ』
ふっと声を出してまた月を見上げる。
『あぁ 月の顔だ』とジェイミー。
微笑むクレア。
『話しかけたら声が届きそうだ』

クレアは寂しそうな顔になり
『”おやすみお月様” ”おやすみ 月を跳ぶ牛さん”
”おやすみ 光さん” ”赤い風船さん”』
ジェイミーがクレアを見つめている
『絵本よ ブリアナに読んでたの』

『あの子も そらんじるように 縫いぐるみに聞かせてた ウサギのよ』 
『会いたいか』
『とっても』
ジェイミーが後ろからクレアの頬にキスをしてギュッっと抱きしめる。


Outlander | Season 3, Episode 9 Clip: Goodnight Moon | STARZ

<STARZさんよりお借りしました>








ただ風を待つ日々が何週間も続いた
船は陸から数百キロの沖の所で 身動きが取れずにいた
熟練の船乗りも気をもみ始め 最悪の事態を懸念した



悪態をつく船員。
船内では浸水した海水でどの樽の水腐り悪臭を放っていた。
飲もうとする者をジェイミーは病気になると制する。
『クライスト』ヘイズが呟く。

『提案がある』
災いを招いた人物を見つけて海へ落とそう

『アイ』船員たちが頷く。
固まるヘイズ。


『無事だったたるは5本だ
風を待つにしても水や酒がなくては難しい』
と船長。
船長室で食事をとるジェイミーとクレア。
『誰を義勢に?』
浸水は事故で誰のせいでもないとクレア。
誰かを犠牲にしないと何週間も立ち往生だ

いけにえが必要だ
誰かを海に落とす話?
大きなタメ息をつく船長。

正気の沙汰とは思えないクレアは批判するが
船長は
船の秩序を守るためにには避けられない
海軍と違い船長に逆らっても罰則はない
彼らに味方しなければ反乱が起こるだろうと言う。
ジェイミーは
『俺の仲間には手を出させないぞ』と船長を睨む。



『女は蹄鉄を触ってた』
『フランス人もだ』
触ったのを見てないのは1人だけそう言って、
ヘイズの方を見る船員たち。
レズリー怒りを顕にするが
船員は、お前の命は長くないと彼を脅す。
ヘイズはそれを緊張して聞いていた。
『俺なのかも』とヘイズ。




『飛べよスコットランド野郎!!!』
『災いの元だ』
船員たちがヤードに向かって野次を飛ばしている。
『俺に構うな!』

ヘイズが酒瓶を片手にヤードに座っている。
『殺されるくらいなら自分で死ぬ!!!』

ジェイミーとクレアはヘイズリーに呼ばれて
蹄鉄に触ったか覚えていないらしいと説明する。
このままでは身を投げるかも
仲間が心配する。




『クライスト!』
ジェイミーは下からヘイズに叫ぶ『災いなどない!』
『どうせみずが尽きたら死ぬんだ』
『俺たちは死なない。俺を信じろ』
ジェイミーは、シュラウドを登っていく。
『来るな、マック・デュー』ヘイズが言う。
「ヤツの好きにさせろッ!」「いなくなれ!」「みんなのためだ!」
そこかしこで野次が飛ぶ。

見兼ねたクレアは、船長に向かって『止めるべきよ!』と言うが
彼は、反乱よりマシだと動じない。

「飛べ!!!」
『アーツミュアでも俺たちは屈しなかった』
ジェイミーはヘイズを説得しながら彼に近づいていく。
「飛べ!!!」

『無視するんだ 俺を見ろ』
ヘイズの高さまで登ってきたジェイミー。
「身を投げろ!!!」
ヘイズはジェイミーから逃げるようにヤードにまたがった状態で
先端へとジリジリ移動する。
ジェイミーはヤードに立ち上がり、ヘイズへ近づこうとする。
クレアは心配そうに見上げる。

懸命に説得するジェイミー
ヘイズを海に落とすなら自分が戦う
レズリーもファーガスもウィロビーも
震えるヘイズ。



その時、ウィロビーが水平線を飛ぶ鳥を見つめる。
そして、何かを思いついたようにハッとして
ヘイズとジェイミーを見上げる。

『もういいんだ』ヘイズがヤードから降りそうにする。
ジェイミーはヤードに跨り両手を離し
『俺も飛び込む そうなったら2人ともクレアに殺される』

見上げるクレア。




『必ず守ってやる』
『来い』ヘイズに片手を伸ばすジェイミー。『俺を信じろ』
頷い合うヘイズとジェイミー。
『分かった』とヘイズはジェイミーの手を取る。
がそのままバランスを崩してヤードから落ちてしましい
ジェイミーの手にぶら下がってしまう。
あたりからどよめきが
『大丈夫だ 離すな!』とジェイミー。
ヘイズはそのままシュラウドへジャンプして事なきを得た。
 
ホッとするジェイミーとクレア。

2人は一緒にシュラウドを降りて来る。


ウィロビーが甲板に筆を走らせる。
鳥を見て、書いた字を見てジェイミーたちを見る。

降りて来た2人に船員たちが囲む
「奴は災いの元だ 海に落とす」
「飛べ!飛び込め」
ヘイズに向かって 声を揃える。
『迷信よ!!!』クレアが叫ぶ。
ジェイミーが俺が相手になると食ってかかる。
船員たちと揉み合いになる。

カンカンカンカンッッ!

ウィロビーが鳴らす鐘の音に
皆動きが止まる。

『私はイー・ティエン・チョウ 生まれは広州
別名 羊城(ようじょう)だ

彼の声に、クレアも周り、静まり返り注目する。

ウィロビーは過去を語り始める。

文筆の才能を若くして認められ
頭の中で鶴のように舞うイメージを筆で表現できた
そして”火の鳥”として知られるようになった
やがて自分の詩が皇帝の第2夫人ウェン=メイの目に留まり
北京にある宮殿に招かれた帝都まで』

『ウィロビー そこまでだ!』と船長。
続けさせてくれとジェイミー。

誰も止めなかった

頷いてウィロビーは話を続ける。

『大変な名誉だった
功績を挙げた者として名が残る』

皆、ウィロビーの語りに引き込まれていく。

『皇帝の夫人に仕えるものに求められるのは
宦官(かんがん)であること
皇帝の意に背くことは最も不敬な行為だ
それは死を意味する
それでも自分は恋に落ちてしまった
全ての女性に
その美しさは咲き誇る蓮の花のよう
その乳房は杏のような味わい
冬に嗅ぐ ヘソの香り
そして温かい恥丘は熟した桃のように 
私の手を満たす

私は逃げた

提灯祭りの夜に

そしてたどり着いたのが
自分の黄金の言葉が雌鳥の鳴き声でしかない地
文字が落書きでしかない地
愛する価値のない女しかいない地』

声を荒げなながら続けるウィロビー。

『クマのようで優雅さのかけらもなく
自分を黄色い虫けらとさげすむ
娼婦でさえ私と寝ることを拒む!』

肩で息をして、一息つく。
周りは口鼻をうなだれる者、哀れみの顔で彼を見る者
誰もが彼から発せられる言葉に食い入っていた。

『男であることを捨てられず
全てを失った 名誉も 仕事も 祖国も
時折 思う 早まったと』

そう言って、ウィロビーは、船べり登る
彼の様子を皆が固唾を呑んで見守る。

ウィロビーは、持っていた紙を海へ放つ。
紙は風に舞った。






「風だ!!!!」

「穂を張れ!」

あたりが笑顔に包まれる。

ヘイズがウィロビーに
『あんたの話は 結構よかった』そう言う。

クレアは『なぜ風が吹くと?』尋ねる。

『アホウドリです。』
高く飛ぶ時は空気が乾いてて 雨は降らない
逆に低く飛ぶ時は

『湿気が多い』とジェイミー。
『雨が降る』クレアに微笑む。

『イー・ティエン・チョウ』
ウィロビーの背に声を掛けるクレア。
少し振り向く彼。
『ありがとう』
はにかんだようなウィロビー。

彼の書いた文字に雨粒が落ちる。


喜び合う船員たち。
舌を出して渇きを潤す。
雨水を溜めて樽へ注ぐ。


クレアとジェイミーはずぶ濡れのまま中へと
通路で船の揺れによろめいて笑顔を交わす。
互いの顔を見つめ合い欲望を抱いた2人は船室へ。
口付けを交わし早急に求め合う。


余韻に浸る2人。
クレアはジェイミーの胸に頭を寄せ幸せそうに瞑る。
ジェイミーは抱いたクレアの髪を撫でながら
『白髪が好きだ』
ん〜、クレアは、嬉しそうに微笑む。

俺の白い鳩…ジェイミーがゲール語で呟く。
『光が当たると銀色の月光のようになる』
クレアの髪を愛おしげに触れる。
『ふふ。そんなこと言うなんて女泣かせね』
ジェイミーの顔を見上げて
『20世紀でそれを言ったら王になれるわよ』
笑うジェイミー。

『戻ってこようと思った時 最初は距離を感じると思った』
ジェイミーはクレアの顔を覗き込むように
『周りでどんな問題が起きようと…』
2人は見つめ合い
『俺たちの間にあるものは変わらない』
『そうね』
ゆっくりと口づけを交わす。




船長が望遠鏡を覗く。
グレートブリテンが現れたのだ。

突然、大砲が放たれた。

驚くジェイミーたちに船長は、
人出が欲しくて、止まれと合図してきたのだと説明し、
船員に停泊を指示する。

英国の国民は、強制徴募される
その危険性をジェイミーは察して
クレアに自分がもし、徴募されたら
ジャマイカに行ってヤング・イアンを捜せと言う。
頷くクレア。


停泊する2艘の船。

アルテミス号にイングランドの軍艦ポーパス号
の艦長トマス・レナードが乗船してきた。

若すぎる艦長、いや艦長代理は、元少尉レナードは、
急を要したように船医を求めてきた。

ジェイミー振り返りがクレアを見る。



レナードを船長室へ招きいれ事情を聞くと
船で疫病<船舶熱>が発生したと言うのだ。
『私が船医です』進みでる。 
彼女は、病疫が蔓延する船からこの船へ?
ときつい語調で、レナードに
『仕方なくて』と
艦長と大尉、船医と助手が亡くなったと
さらに100人が病で倒れ、80人がこの世を去った。
驚く艦長始め、ジェイミーとクレア。

クレアがレナードの症状を聞くと
出ていないと答える。
ジェイミーが徴募を尋ねると
『とんでもない、治療の手助けをと』
つかさずクレアが
『力になります、病人の症状は?』

『激しい腹痛に ひどい嘔吐 高熱も出ます』
『お腹に湿疹は出てる?』
『ええーーー水のようなクソも 失礼、マダム』
クレアは、見当はついたが、診察をさせてと
『では、艦へ?』レナードが立ちあがる
と同時に
『ダメだ!』とジェイミー。『もちろん』とクレア。
顔を見合わ3人。



ジェイミーは、ちょっと失礼しますと部屋からクレアを連れ出す。

クレアはジェイミーが何を言うか分かっている風。
『正気か?疫病に侵されるぞ』
『腸チフスよ』
まだ未知の病気。
気が気じゃない様子のジェイミーに
クレアは、自分は予防接種済み病気の対処法を教えられる、
『医者になる時 病人を救うと誓いを立てた』
頷きフッと
『誓いなら自分も立てた』
とクレアの手を握り彼女の結婚指輪を親指で這わせる、
『簡単には破れない』
見つめ合う2人。
『説得しようとしてもムダなんだな、サセナッフ?』
クレアは、嬉しそうに微笑みながら、
『歳を取って賢くなったわね』
ジェイミーは、戻るまで艦を見張っている
と言ってクレアに口付ける。



小舟に乗って、艦へ移動するクレア。

それを甲板で心配そうに見守るジェイミー。




ポーパス号に迎え入れられるクレア、
病人のいる船内へ案内される。

階段の途中から、咳き込むほどの異臭と淀んだ空気。
クレアは耐えれずにクラバットをほどき鼻に当てる。
床にはネズミが這い回り不衛生極まりない。

ランタンを手渡され奥へ進むと
ハンモックから嘔吐する者、熱にうなされる者
病人達が大勢横たわっていた。

クレアは足を止めてと寝ている男を診察する。
するとお腹には、赤い発疹が…内臓の様子も触診をする。


『腸チフスです』
クレアがレナードに報告をする。
船舶熱と似ているが、感染の止め方が異なる。

そして、止め方を説明する。
飲み水不足を回避のため、できるだけ早く陸に向かうようにと
病人は、ほとんどが助からないだろうこと、
感染を防ぐのが大事と事態はさらに悪化することを伝える。

ため息をつくレナード。


治療体制が整うまで残って手伝いましょうか?
クレアが申し出る。
感謝して、レナードは、パウンドという少年を助手につけさせる。

船長と夫が待っているので急いで指示したいと
レナードは、そう伝えると言って調理室へ案内させる。

『大量のお湯が必要なの』
クレアは、堅物そうな調理長に交渉する。


すると船が突然、揺らぎ、動き出した。


甲板に出てきたクレアは、レナードに抗議する。
『今すぐ戻りなさい!こんなの誘拐と同じよ!』
『私も必死なんだ!あなたに望みを託すしかない』
クレアは、レナードの意志の強さに圧倒される
『自分たちもジャマイカへ行く
レインズ船長には、合流するまであなたをもてなすと伝えた』



クレアは、遠ざかるアルテミス号を見つめる。


パウンドが甲板の準備が出来ましたと声を掛けてきた。
彼を見て、そして、また、アルテミス号を見る。
















次回予告
↓↓↓
Outlander | Season 3, Episode 10 Preview | STARZ

<STARZさんよりお借りしました>







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ついに航海へと!

シーズン1をドラマを観た後、
原作を読んで航海へ出るとわかった時点で
同じSTARZで『ブラック・セイルズ』という海賊ドラマが
あったので、イケル!と思ったのは間違えなかったですねぇ。
素晴らしい

同じセットで撮影されたようで、CG技術の高さに驚くばかり。
本当に船旅をしているように見える。




すごいセットですねぇ〜。






何度も言ってますが帆船好きとしては、たまらん!!!
私は、ジェイミーと違って船酔いしませんので
喜んでどこへでも行きますよ〜〜〜〜。
憧れの帆船での船旅




ーーーしかし、
クレアじゃないけど、まさか航海とは思いもよらないかった!!!

彼女の中には、ジェイミーは船酔いが酷いから
海を行くことは予測していなかった。

原作にそんな台詞があったかと思うのだが、これまた探せなかった。






出港前の細かいエピソードがなかったですね。
ジェイミーがフリーメイソンだったとか
クレアがアーンジュ病院にマザー・イルデガルドに会いに行くエピ。

それと、
やはり原作で登場したペリカンは登場しませんでしたね。(笑)
このエピソードは無理だろうなぁと思っていたのでやっぱりなと。



今回も原作からずつマイナーチェンジをしていて、
ジェイミーがファーガスとマーサリの結婚を認めなかったり、
ジェイミーが命を狙われていたことがなかったり、
船乗りのジンクスやそれに絡めた新たに凪のシーン。
原作では事件みたいなものがなかったので、
話を盛り上げる為に入れたんでしょうねぇ?
これまた巧くコンパクトにまとめてありましたね〜。



お気に入りは、ジェイミーとマーサリのやり取り。
ファーガスとマーサリの雰囲気の良さ
お似合いですよね
それぞれが相性がいいので、これからの物語を考えると
想像して独りでニヤニヤしちゃいます。
いつものことですが(笑)







ウィロビー=イー・ティエン・チョウは、
とても異質ですね。
アウトランダーっぽくない(笑)
小説でもちょっとイメージがはっきりしなかったのですが、
ドラマは、また小説と趣きが異なるので更に異質な感じがします。
難しいエピをドラマチックになりましたねぇ。
ブラボー





そう言えば、ジェイミーが船酔いで苦しんでいる姿は初でしたね。
シーズン1から2にかけてのフランスへの船旅は端折られたので。

いや〜マジ苦しそうで、こっちまで気持ち悪くなりそうでした。
船酔いで思い出したのが、
ひとつ不満が、
ウィロビーがジェイミーに針治療してましたが、
原作では、針治療を嫌がる頑なジェイミーを
クレアがウィロビーと一緒になって、
食べないで吐き続ける…最終的に一物が壊疽が始まり切断…
と脅すシーンが好きだったのになぁ〜。
観れなかったのが、ちょっと残念。


爪楊枝みたいな針で痛そうしたね。
刺し方も奇妙な形していたし、皮膚に穴が残りそう(笑)



もう一つ残念だったのが、
私が好きだった、料理長のマーフィー登場なし。
クレアとのやり取り好きだったんですけどねぇ。




”この天と地の間になホレイショ”
”哲学が及ばぬことがあるのだ”
クレアと船長のやり取りは、
シェイクスピアの『ハムレット』からの引用。
こういう知的な文学的引用はグッときます。
原作にも数々登場しますが、
勉強になりますし、興味も湧きますね。
自分が分かったら、ニヤニヤします。
大抵は、わかりませんが(笑)




クレアとジェイミーのシーンで
ジェイミーがクレアにゲール語で呟きます。
聞いたことのある響きだったので
調べたら、やはり、シーズン2の11話<悪夢の真相>
原作者のガバルドンさんが脚本を担当した回。
眠っているクレアにジェイミーがゲール語で語りかけるシーンで
同じことを言っていた!
ゲール語の響が好きなので記憶に残っていたのですねぇ。


今回も2人のシーンは、うっとりします。
クレアがジェイミーに甘える風な姿が可愛い。
ジェイミー=サムさんがえらくカッコ良く見えちゃったり(笑)
とにかく2人が楽しそうなのが何よりです。
ユーモアと愉しさがないとね!





衣装のアイデアもイカしていました!
なんというリアルな設定。
現実的にも予算抑えられますものねぇ〜←モロ製作者サイド意見(笑)







9話解説
↓↓↓
Outlander | Inside the World of Outlander: Season 3, Episode 9 | STARZ

<STARZさんよりお借りしました>



















2018☆

2018-01-03 | つぶやき
2018
新年 明けまして おめでとうございます




ご覧頂いている皆様へ
昨年中は、ありがとうございました!!!
長い間、放置してしまい申し訳ございませんでした


仕事が忙しかったのと疲れてひたすら眠いのと
ブログの入力の調子が悪かったのと色々重なって
更新が先延ばしになってしまいました
すみません

風邪やインフルにもかからず、体調はまずまず良好です。



ドラマ『アウトランダー』は、
シーズン3がついに終わってしましました。
しくしくしく

忙しい中,モチベーションを上げてくれるドラマだったので、
楽しみがなくなってしまい(泣)
寂しくてしょうがない。

後は、またお決まりのリピートして観るって感じかな。

感想は5回分も溜めてしまい、トホホです。
AXNでの配信が始まる前までにはと思っていたのですが、
ちょっと無理そうなので、
仕事が落ち着いたら、ゆっくりUPしようと思っています。
楽しみにお待ち頂いている方々には申し訳有りませんが、
気長にお待ちいただけると幸いです

9話目はあと少しなので、近々UP予定です!!!

とり急ぎご報告まで!




今年もどうぞよろしくお願い致します


皆様にとって
幸多く愉しく笑顔の年となりますように
お祈り申し上げますワン