今日は映画
『ヤング≒アダルト』の試写でした。本日、メインパーソナリティーの小島慶子女史が降板すると話題になった
TBSラジオ「キラ☆キラ」で、僕の大好きな町山智浩氏（aka ウェイン町山、または熱心な「宝島」読者だった僕的には尊敬を込めて「バカの町山」）が昨年末に紹介して、気になっていた映画なんです。
内容は簡単に言うと、大人になれない過去の栄光を引きずっているイタイ女性の物語。なんですが、観る人それぞれに引っ掛かる映画で、ダレずに一気に観れる傑作です。カップルで観てもいいんではないでしょうか。詳細は下記で。
内容紹介や作品検証は、町山さんが話した
「キラ☆キラ」のポットキャストを聞いてもらえればいいです。完璧ですから。で、本誌の読者的に注目ポイントがいくつかご紹介。主人公の年齢が37歳、彼女の青春時代に流行った曲が流れるという事もあり、グランジやオルタナネタが随所に散りばめられています。オープニングに流れる、主人公と元カレと（付き合ってた頃に初フェラした際に流れていた）思い出の曲は、ティーンエイジファンクラブの名曲「The Concept」。そして、学生時代にホモ疑惑からリンチを受け下半身不随になった、主人公に憧れていた同級生マットのTシャツは登場時にはピクシーズ。しかも杖にはサークル・ジャークスのステッカーが。その次に着ていたシャツがNOFX。次は何がくるかなと観ていたら、次の登場シーンは普通の無地白Tでした! でも、主人公とベッドインした後、彼女に着せたTシャツがザ・リプレイスメンツ!! 渋い選択ですね。そして、主人公の元カレの奥さんが、子持ち主婦仲間で組んでいるバンドがNIPPLE ERECTORSならぬ、NIPPLE CONFUSION。最高のネーミング! さらに冷蔵庫に張ってあったNIPPLE CONFUSIONのフライヤーはレッド・ホット・チリペッパーズ『母乳』ジャケのパロディ。子持ちだけに『母乳』とは気が利いてます。ちなみに主人公が故郷を離れて暮らしている街は、リプレイスメンツ、ハスカー・ドゥ、MISERY、CODE13など数多くのバンドを排出し、Profane Existanceをも産み出したパンクシティ・ミネアポリス。
と、少し細かいネタばかりですがお薦めなのです。未だ、大人になれないパンクス諸君も多いだろうし、ギクッとする部分があるかもですよ!
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『ヤング≒アダルト』
『マイレージ、マイライフ』『JUNO/ジュノ』のジェイソン・ライトマン監督が、オスカー女優シャーリーズ・セロン主演で贈る棘があるけど心温まる感動のヒューマンドラマ。美しくて才能もあるのに、やることなすことが、とんでもない。とても30代の大人の女性とは思えない。そう、彼女のハートは10代の頃のまま──メイビス・ゲイリー、自称作家、実はゴーストライター。執筆中のヤングアダルト（少女向け）シリーズは人気が落ちて終了間近、新作の予定もない。見栄っ張りの彼女には、“自分が思う現実”と“他人から見た事実”の間に落差があった。そんなメイビスが、妻子のいる元カレとヨリを戻すために帰郷し、大騒動を巻き起こす。
監督：ジェイソン・ライトマン 脚本：ディアブロ・コディ／出演：シャーリーズ・セロン、パトリック・ウィルソン
2011/アメリカ/パラマウント/94分
【公式サイト】http://www.young-adult.jp/
2月25日よりTOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズなんば、TOHOシネマズ二条、OSシネマズミント神戸、TOHOシネマズ西宮OSほかにて公開
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