「説明はいらないんだ。説明はお客さんは見たくないんだ」(大蔵貢・新東宝)。「テレビに対抗して映画館でお客に見せる映画、お客として映画館まで足を運ばせる映画はテレビで見られないもの、即ち“不良性感度”の映画でなければならない」(岡田茂・東映)。そんな無茶をしまくった先人たちに影響を受けたイベント『MOBSPROOF VOL.10』のレポートなので、ごちゃごちゃ言わずサクッといきます。
思った以上の集客で、いい感じに埋まった会場に相応しく、景気のいい「帰ってきた藏六狂時代」の映像と共に乾杯でスタート。
最初のゲストはニュータウン御意見無用バンド(アラちゃんは残念ながら欠席)。
狂撃解散以降は“PROTEST AND SURVIVE”していたと語る純増くんと、シローくんによる特別編成ライブは『トラック野郎』の主題歌「一番星ブルース」を披露。
続いてTHE クルマが登場。御意見無用のメンバーは、楽屋でのフジワラくん引き抜き作戦をステージでも続行。
THE クルマは普段やらないカバー曲とアルバムから「Ray」を披露。
続いて小路くん(タイムボム)と、当日誕生日だったサザナミくん(PUNK AND DESTROY)が登壇し、おすすめのアルバムを紹介。小路くんはMIDNIGHT RESURRECTORとassembrageを紹介と、ゴリゴリです。一方、サザナミくんはlust for youthとSLEAFORD MODSを紹介。ミナミくんから“図書館系”と言われ、モゴモゴする一幕も(笑)。
映像タイムに移り、尾崎さん(テロファクトリー/ざ×こ×ば)とUE神さん(ハイスピードプロパガンダ/TheSWAG)による「V-ZONE 出張版」スタート。尾崎さん、UE神さん共に気を使ってくださり、『MOBSPROOF VOL.09』の大特集「パンクな映画」で紹介した作品からレアな映画をセレクトして上映。
再び「帰ってきた藏六狂時代」から映像を1本上映。候補作品はどれも上映不可能な凶悪な映像で、絞るのが難しかったのですがやっさんアーカイブスをセレクト(下の写真はギュウギュウで申し訳なかった物販コーナー。次回は善処します!!)。
休憩タイムを挟み、アイドルのライブがスタート。レジスタンスの初期衝動に溢れたステージは、パンク的に言うと初期南米ハードコアパンクのようです。
今回のイベントのオオトリを飾るのは精力的にステージを重ね、クオリティの高いパフォーマンスのMiniature Garden。多幸感溢れるステージと、庭師(Miniature Gardenのファンの総称)さんたちの高い熱量で開場は一気にヒートアップ。パンクスたちも巻き込んで会場は混沌の坩堝となりました。
予想通り時間が押し、最後は駆け足でプレゼント大会。商品を提供してくださったCYbER dYNEさんとCHERRYBOMBさん、ありがとうございます!! 色々と反省点はありますが、それは初夏に予定している『MOBSPROOF VOL.11』で改善できるように心がけるつもりです。色々と感想をいただいたのですが、「なんだか分からないけど楽しかった!」と言ってもらえたのは本当に嬉しかったです。
最後になりましたが、今回、僕の我がまま極まりない企画かつ、バタバタな進行にも関わらず快く出演・参加・協力してくださった関係者の皆様、ご来場くださったみなさまありがとうございました!!!!!! 特にミナミくんにはめちゃくちゃ感謝してます!! では、次回もよろしくお願いします!!
サザナミくん、誕生日おめでとう! 初アイドルとのチェキ、おめでとう(笑)!!
撮影:ナカノケンタ
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