なんせ最近は浅田次郎にはまってる。分かりやすい大衆文学で誰にでも読めるし、難解で深いため息がでることのない文章を書いてる。
気持ちよくなりたい気持ちが強いのか、ページをめくるのが苦痛になるようないっこうに隣の行に進めないような話ではないからじゃんじゃんめくることができて爽快になる。
出来すぎたよいお話というか、おっさん特有のギャグなり言い回しがふんだんにとりいれられてるのは致し方がないけどそれを不愉快に感じる間もなく展開していくのでむしろ必要な要素ではないかと思うくらいだ。
多分若い人よりはある程度生きた人間には感じられる微弱な光、もしくは淡い温度が常時はっせられている気がする。
こういうのをありふれた表現では現代の社会に生きる人が忘れかけた何かを思い出させてくれるものがあるとかなんとか、みたいな表現になるんやろね。
なんせ涙もろい人、ちょっとした感情移入ですぐ涙が出る人にはもってこいというか、決して立ち入らない方がよろしい領域だと思われます