涙と笑いのHIV奮闘記Ⅳ

自分とは無関係と思っていた病気の闘病を続けるオヤジの日記。
日に日に進行する物忘れと下肢の筋力の衰えとも戦っています。

新発見!蕪村の「奥の細道図巻」

2022-06-19 11:00:15 | 博物館・美術館

今日の目的は

特集展示「新発見!蕪村の「奥の細道図巻」。

新聞の「与謝蕪村の『奥の細道図巻』みつかる」と言う記事をみたからです。

あ、丁度今、逸翁美術館で「蕪村 時を旅する」展が開催されていますね。

 

松尾芭蕉を深く敬愛していた与謝蕪村(1716~83)は、芭蕉の俳諧紀行『おくのほそ道』を主題とした作品を数多く制作しています。なかでも、『おくのほそ道』の全文を書写し、関連する絵を添えた作品は、これまで4件の現存が知られていましたが、このたび新たに5件目となる作品が発見されました。
この作品は、史料のみから知られるものも含め、諸本中もっとも早い時期に制作された作品であり、それらの起点となる重要作と位置付けられます。奇しくも、『おくのほそ道』が刊行されてから320年となる節目の年に発見された蕪村の図巻を、関連する当館所蔵品とともに初公開いたします。

 

蕪村の絵が所々に描かれていますね。

旅立ち 芭蕉と曾良。
「行春や鳥啼き魚の目は泪」

須賀川(栃木県) 当地の俳諧指導者である等窮宅。二人はここで逗留。
片隅には大きな栗の木。
「世の人の見付けぬ花や軒の栗」

佐藤庄司旧跡(福島市飯坂町)
源義経に従った佐藤忠信の父佐藤庄司の館跡を訪れた。
「笈も太刀も五月にかざれ帋幟」

市振(新潟県糸魚川市) 遊女が身の上を嘆いている声が聞こえてきた。
「一家に遊女も寝たり萩と月」

今回発見された図巻の絵。

京都国立博物館の所有していた図巻から

 

蕪村の画風を学んだ浄土宗の僧横井金谷が描いた、蕪村筆奥の細道図巻模本から

すばらしい展示でした。

他の作品も同時展示してくれればいいなぁ。


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