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やまなし地域文化フォーラム

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レンガ橋脚と、フシギな石積み?~荒川河川敷を歩く~

2025年07月16日 | フォーラムについて
もう7月も折り返し。
みなさん、夏休みの予定は決まりましたか?
年々厳しくなる暑さと物価高……そんな世の中ですので、気軽に近所で文化財的なもの、探してみませんか?

今回は、一見なんでもないような河川敷をお散歩して見つけたものレポートです。

場所は甲府市と甲斐市の中間あたり。
テニスコートではしゃぐ若者を横目に河川敷をてくてく散歩していると、なにやら気になる橋が…?


近づいてみると…



煉瓦でできた橋脚がありました!

これは中央線の線路の橋梁。
橋梁名は“荒川橋りょう”で、甲府駅―竜王駅の間に位置します。

甲府―韮崎間で中央本線が開通したのは、明治36年の12月なので、この頃に造られたものと考えられます。
(中央本線の歴史については、こちらの記事をご覧ください。)



橋脚のカドは、安山岩の石をぐるりと巻き付けるように積んであります。



橋梁のはじっこまで行くと、頭の真上を電車が走っていきます。迫力満点。
橋脚はさらに下まで続いていそうでしたが、現在は埋められていました。

草をかき分けてたどり着いた場所ですが、良い収穫がありました。


さてさて、さらに河川敷を歩いていくと、忽然と現れた石積みの壁が…?



どこかで見たような形だな?と思い、対岸に渡ってみると、直線状に同じ形の石積み壁が。



おそらく、かつてこの場所に堰堤があったのでしょう。
河川敷の整備によって埋め殺されてしまったのだと思われます。
ただ、いつ造られたどのような堰堤で、いつ頃まで使われていたのかは不明です。

これは文化財…とは少し違うかもしれませんが、このような構造物が残っていることで、かつての河川の規模や、周囲の環境を想像するきっかけになると思います。

今回歩いたのは、山梨県立中央病院から音羽橋近くの河川敷。一見同じ風景が続いているように見える河川敷ですが、おもしろい発見をすることができました。

少し時間がある時には、河原をのんびり歩いてみるのもいいかもしれません。
もちろん、虫刺され対策はバッチリで!


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次回のフォーラムのお知らせ

第4回目は、2025年7月20日(日)に開催します。
会場は、山梨県立青少年センター 本館(2階)多目的室です。
※臨時駐車場は7月からはご利用いただけませんので、ご注意ください。本館前の駐車場に駐車をお願いいたします。

講義 「甲斐の古代①(古墳~平安時代)」 山梨県文化財保護審議会 末木 健氏
講座 「甲府城の築城技術」  法政大学大学院 特定課題研究所 宮里 学氏

第4~12回の参加お申し込みは、メールにて受付中→詳細
※フォーラム参加の際に口頭でも受け付けています。

夏の暑い日になりますが、ご参加お待ちしております!


また、宿題も随時大募集しております
少しでも、「気になるな?」というものがありましたら、ぜひご連絡ください!
お待ちしております






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