私たちの生活の中に溶け込み、当たり前のように通り過ぎている……
そんな石積みの中にも、意外と古いものが残っていることがあります。
前回の記事でご紹介した、山梨の石工集団である大久保家。
彼らが残した石積みのひとつと思われるものが、山梨市に残っています。


これは、県立日川高校の南側に残る石積みです。
大久保森造氏の父である善次郎氏が積んだという記録が残っており、造られた時期は高校が開校した明治34(1901)年と考えられます。
積み方は、ほぼ同じ大きさの石を整列させた状態に積み上げる、「布積み」を使用しています。
大久保森造氏が記した『石垣の秘法とその解説』では、布積みの石積みは橋梁のピア(基礎部分)、鉄道のホーム台、屋敷の周囲などに適していると書かれており、実際にこのような場所では布積みの石積みを見ることができます。

また、写真左側の石積みを見ると積み方が矢羽積に変わっており、後から積み直された、もしくは積み足されたものと考えられます。
このように、身近にあるちょっとした石積みでも、よく観察すると積み方や時代の違いを発見することができるかもしれません。
あなたの近所にも、100年以上の歴史を持つ石積があるかも…?
そんな石積みの中にも、意外と古いものが残っていることがあります。
前回の記事でご紹介した、山梨の石工集団である大久保家。
彼らが残した石積みのひとつと思われるものが、山梨市に残っています。


これは、県立日川高校の南側に残る石積みです。
大久保森造氏の父である善次郎氏が積んだという記録が残っており、造られた時期は高校が開校した明治34(1901)年と考えられます。
積み方は、ほぼ同じ大きさの石を整列させた状態に積み上げる、「布積み」を使用しています。
大久保森造氏が記した『石垣の秘法とその解説』では、布積みの石積みは橋梁のピア(基礎部分)、鉄道のホーム台、屋敷の周囲などに適していると書かれており、実際にこのような場所では布積みの石積みを見ることができます。

また、写真左側の石積みを見ると積み方が矢羽積に変わっており、後から積み直された、もしくは積み足されたものと考えられます。
このように、身近にあるちょっとした石積みでも、よく観察すると積み方や時代の違いを発見することができるかもしれません。
あなたの近所にも、100年以上の歴史を持つ石積があるかも…?
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