はじめてのウィーン 旅(5)~王宮からアルベルティーナ美術館の方面へ
2014年の秋のウィーン旅行記です。
王宮へも行くつもりでした。
しかし、ウィーン滞在中、今後の予定を相談していくうちに、
「行かなくてもいいかも・・・」という話になりかけました。
シェーンブルン宮殿へ行ったあとだったので、
同じような部屋の見学になるだろうし、
皇妃エリザベートに特別思い入れがあるわけでもないし、
行かないで別のところをまわろうか、と考えましたが、
他の候補よりは、こちらにしよう、
やっぱり行っておくべきかなと思い直し行くことにしました。
ミヒャエル広場 Michaelerplatzには、ローマ時代の遺跡がありました。
フィアカーの乗り場になっていて、馬車がとまっていました。
ミヒャエル門 Michaeler をくぐると、右手にチケット売り場の小屋がありました。
チケット売り場が混雑しているようだったらやめようかと話していましたが、
三組ほど並んでいるだけでしたので、チケット(11.50ユーロ)を購入しました。
小屋から、右方向に王宮見学の入口がありました。
(見学入口の少し先の左側に、有料トイレがありました。
チケットで入った王宮の中、見学の途中の場所にもトイレはありました。)
ウィーン・ホーフブルク王宮 Hofburgは、
三つの部分に分けることができて、
まず、入ってすぐのフロアが、銀器コレクション/the Silver Collection/ Silberkammerで、
階段をあがると、シシィ・ミュージアム/Sisi Museum、
つづいて、皇帝の部屋見学コース/
The Imperial Apartments/ Kaiserappartements,(フランツ=ヨーゼフ皇帝とエリザベート皇后の生活空間) となっていました。
チケットの裏面
銀器コレクションへ行く手前の部分に、オーディオガイドの貸し出しコーナーがありました。
シェーンブルン宮殿の時と同じように、ここでも一人分は紙の案内パンフレットにしてもらいました。
銀器・食卓調度コレクションは、思っていたよりもたくさんあって、 歴史を感じるものでした。
階段をのぼると、団体客がいたため、通路が狭く感じられました。
追い抜いても前にも団体客がガイドさんの話を聞きながら見学中で、
じっくりゆっくり見学しづらかったです。
どうやら混雑している時間帯だったようでした。
しかし、展示物のせいか、シェーンブルン宮殿より部屋に生活感?のようなものがあって、
悩んだけれど王宮を見学してよかったと思いました。
1時間15分くらいの見学でした。
すいていたら、もっと長く見学していた気がします。
出口は、北西のBallhausplatzに面した通りでした。
正面の建物は、連邦首相府 Bundeskanzleramt
玄関上に監視カメラらしきものがありました。
Schauflergasseを通って、再びミヒャエル広場に出ました。
角の建物、ロースハウス LoosHaus(アドルフ・ロース/Adolf Loosの作品)を見上げて、
コールマルクト Kohlmarktに入り、
マンツ書店 Manzをみて、
デメル Demelのお土産売り場をのぞいて、
レッティ蝋燭店(Retti candle shop)の建物を外から見ました。
レッティ蝋燭店は、ハンス・ホライン/Hans Holleinの作品で、
今はろうそく屋ではなく、宝石店だそうです。
安藤忠雄さんの本に出てきて、ぜひ見たいと思っていました。
その後、ミヒャエル教会/Michaelerkirche /Katholische Kirche St. Michael/を見学しました。
それから、Reitschulgasseを、美術館/Albertinaの方へ歩いて向かいました。
通りの左側の歩道を進んでいくと、途中に屋根?がある部分のところあたりで、数人が立ち止まって左側をみていました。
何かなと近づいていくと、馬がいました。
スペイン乗馬学校/ Spanische Hofreitschule/Spanish Riding Schoolの近くであることに気が付きました。
Stallburg、馬の厩舎のようでした。
そこを抜けたところは、映画「第三の男/The Third Man」のロケ地でもある
パラヴィッチーニ宮/ Palais-Pallaviciniでした。
ハリー・ライムのアパートとして使われました。
旅行前に映画をみていたので、場所をチェックしておきました。
ヨーゼフ広場 Josefsplatzで、ヨーゼフ2世像の写真を撮りました。
像 の後ろ側に、オーストリア国立図書館プルンクザール(大広間)/Österreichische Nationalbibliothek Prunksaal/ Austrian National Library State Hall
(7ユーロ)の入口がありました。
「世界で最も美しいバロック様式の図書館、蔵書約20万冊・・・」
「世界一美しい図書館」、という魅力的でしたが、今回は行きませんでした。
広場の南側に団体客のかたまりがいくつかあって、
何かなと思ったら、アウグスティーナ教会/Augustinerkircheの入口でした。
人が集まってなかったら入口とわからなかったと思います。
観光客のあとについて中に入り見学しました。
無料で見学することができました。
Augustinerstraßeを南へ歩いたら、
アルベルティーナ美術館 Albertina Museum, Wien(11.90ユーロ)でした。
階段には、開催中のジョアン・ミロ/Joan Miróの広告がありました。
階段は素通りして進むと、エスカレーターがあったので、上へ。
美術館には入りませんでしたが、目的は、その場所でした。
ウィーン国立歌劇場(ウィーン国立オペラ座/シュターツオーパー/Wiener Staatsoper)の裏面を北西から眺めることができます。
ここは、映画「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)/BEFORE SUNRISE」に出てきた場所。
映画を見てどこだろう、と思って調べてきました。
王宮を見学してから、だらだらと歩いて、1時間くらいたっていました。
そのあと、バス2Aにのって、
ホーエルマルクト(ホーアーマルクト)広場/ Hoher Marktへ行きました。
アンカー時計/Ankeruhr を見にいきました。
毎正時ごとに動く仕掛け時計ということでしたが、その時間には行きませんでした。
リンク内を走るバス、1A,2A,3A, は、便利だと思ったので、
事前に路線図を印刷して持参しました。
停留所の名称と場所もチェックしておきました。
一方通行の通り。
6分おき、10分おき だったり。
平日夜は、19時前までや、20時前まで。
日曜日は運休。
三つの路線が交わるところあり。
便利だったので、何度か利用しました。